2020年7月 4日 (土)

久々の新作発表!

 久々の職人シリーズです。フィレンツェの椅子職人、アレッシオ・ペトラルキさん、35×35㎝です。Alessio-petrarchi  

ピッティ宮殿とサントスピリト広場の間にある工房で制作されてます。
1920年に彼のお爺さんであるブルーノさんが創業。お父さんのシルヴァーノさん、アレッシオさんと3代目ですね。ずっと同じ場所で活動されてます。

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椅子の制作・修復の他にもクッションなんかも作ってます。画像は彼のオリジナルでフィレンツェのドゥオーモとサントスピリト教会をデザインしたクッション。この前の旅行で買って帰りたかったなあ。時間無かったので工房には寄れなかった、残念。

2年ぐらいイタリアの職人シリーズから離れてましたが、やっぱり気分良いですね。また作って行こうかな♪

 

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2017年5月30日 (火)

イタリアの職人シリーズが100点目になりました。

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2001年から始めたイタリアの職人シリーズが、この作品で100点目になりました。まあ、100点と言っても、同じ職人さんを何度も切り絵にしたり、一つの作品に複数の職人さんが登場してる事もありましたけどね。とりあえず100点目。感慨深いもんですね。

100点目の作品は製本職人のパオロ・ブルスコリさん。サイズは40×60cm。1881年創業の4代目です。「製本職人」としましたが、革製の化粧箱や鞄など、革製品なら何でも作る。
作品にしたのも、近所の家具職人から頼まれた仕事です。家具の一部に緑色の革を貼って、金箔を押して装飾を入れている場面。この道具は先が回転するタイプで「ルォータ」と言います。
趣味がカヌーと言うだけあって、金箔押しをする腕はとても力強い。

イタリアの職人シリーズは100点目だけど、日本の職人シリーズはまだ15点。こちらももう少し作らないとね。

ちなみに、大きいサイズの風景画(50×100cm)は5点、A4サイズ以下の大きさの風景画は266点制作しました。
名画の模写は8点、図鑑シリーズは動物、花、楽器、イタリア関係を合わせて749点仕上がってます。

イタリアの職人シリーズ以外は2002年末にイタリアから引き揚げてから制作した作品ですね。
イタリアの職人シリーズも、イタリアに住んでた頃に作ったのは6点目までだしね。この15年で大小取り混ぜて1122点の作品を作った事になるのか。

な~んか、色んな物を作った気がするなあ。

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2016年6月24日 (金)

靴工房cagra

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久々に日本の職人シリーズの新作です。モデルは靴職人、樋口泰三さん。サイズは30×20cmです。

4月の北海道のイベントでFBで知り合った方が歓迎会を開いてくれました。(初対面なのに、何と果報な。)
その方も職人仕事が好きで、地元の職人さんに作ってもらってるそうです。
樋口さんもその一人で、私の歓迎会にも来てくれました。

イベントの会期中にFBの友人から注文が入ったので、イベント終了後に取材させてもらいました。

樋口さんは札幌市内でcagra(かぐら)という工房を運営されています。オーダー靴の他、靴作り教室もされてます。
取材中、色々と話をしてたら、まだ職人になる前にフィレンツェを旅行してたら、1軒の靴工房が目に止まり、それがきっかけとなって靴職人になったそうです。

多分・・・マンニーナ工房で働いてた、フィリッポ・グラナータさんですね。
最近、マンニーナさんの記事でちょっと書いたけど、凄腕の職人さんでしたね。(10年程前に亡くなられました。)

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左がフィリッポさん。久々に彼の事を思い出しました。寡黙だったけど良い人でした。

しかし、どこかでつながってるもんですね。

樋口さんの工房のHPです。札幌近郊にお住いの方は是非どうぞ。

http://cagra.net/

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2016年6月15日 (水)

マンニーナ工房

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フィレンツェのオーダー靴の第一人者、カロジェロ・マンニーナさんは2014年の秋に亡くなられましたが、お店はその後も続いているので挨拶に行って来ました。
マンニーナさんのお店の前に下宿してたので、彼の工房を見学させてもらった事が職人シリーズを始めるきっかけになりました。私にとっては最重要の職人さんでした。お世話になったなあ・・・。

私の下宿の窓を開けてると、時々外から「カロージェロ!!」とマンニーナさんを呼ぶ奥さんの声が聞こえてきました。
その奥さんも最近は膝を悪くされてるそうで、お店に出るのも少なくなってるそうです。でも顔出したら、すごく喜んでくれました。しばし話をして来ました。

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現在のマンニーナ工房は若手の職人さんが3人(イタリア人男性2人と日本人女性が1人)居ます。他に見習いの日本人の子が2人の合計5人でした。主力の3人はマンニーナさんの生前から働いてたので、私とも顔見知りでした。
画像はリーダーのジョバンニ・ロレンツォ氏。まだ30歳になったばかりと若いけど、「自分が工房を支えなきゃ。」って気概に溢れています。
実際にマンニーナさんが亡くなられた直後は、お客さんの注文の管理から実際の靴の製作とその後のケアに至るまで、分からない事が多くて大変だったらしいけど、そこはジョバンニ氏を中心にスタッフの皆が力を合わせて頑張ったので何とか工房の運営も軌道に乗って来た所だそうです。

久々にマンニーナ工房に行って、一つ変わったのはコーヒーの機械が入った事。彼らが靴作ってる横で、私はジョバンニ氏が淹れてくれたエスプレッソを飲んでます。で、私が見て来た工房の話やマンニーナさんの思い出を話してみたり。

マンニーナさんと知り合った頃は、他にもベテランの職人さんが2人いました。

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フィリッポさんとルチアーノさんの切り絵。2人とも腕の良い職人さんでした。特にフィリッポさんの方は動きに全く無駄が無く、癌で亡くなられた時は多くの同業者から惜しまれてました。しばらくは靴職人を目指して修行する若い子たちの間でも伝説のように語り継がれてました。今のマンニーナ工房で働く人たちも、名前ぐらいは聞いてるらしいですが・・・。

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マンニーナさんの切り絵は4回作ってますけど、これが最後に作った作品。2010年に制作。一番上の写真も、その時に撮った物。
実は同じ通りで工房の場所を移動してるんだけど、これは現在と同じ場所の工房。そしてマンニーナさんが使ってる机は、今はジョバンニ氏が使っています。

工房の雰囲気は、マンニーナさんが元気な頃と変わらなかったな。良い意味で緊張感があって、でも皆が和気あいあいと仕事に励んでました。何か、私が顔を出した時だけ、マンニーナさんは外出してたみたい。ちょっと待ってればいつもと同じように元気に帰って来そうな、そんな感じでした。
マンニーナさんは言葉で教える人ではなかったけど、日々の修行の中からエッセンスを受け継いでくれてたんでしょうね。頑張ってくれてるジョバンニ氏達に感謝してます。

というわけで、靴を1足注文して来ました。どんな靴に仕上がるのか楽しみですね。

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2015年7月 8日 (水)

新作です!

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金箔貼り職人、ジュゼッペ・カッチャーリさんの切り絵、完成です。
サイズは60×80cm。

悩みながら作りましたが、何とか完成に漕ぎつけました。疲れた~。

ジュゼッペさんの子供時代のあだ名はルビーノ。イタリア語でルビー君って意味。顔が赤いからそう呼ばれてたそうです。今でも顔色が良く、健康な感じなので、なるべく赤い顔に作りましたが、金箔を貼る前の下地の色と同じですね。職人さんと作ってる物がシンクロしてる感じです。

10月の名古屋の個展のDMに使う予定です。

さて、次は大作に取り組みます。10月の名古屋の個展に何としても間に合わせる!!
気合入れて頑張らなきゃね。

今日は昼過ぎから雨が降りました。すごい湿気です。ここ最近、ずっと天気が悪いので、体調を崩しそうですね。毎日一個の梅干を食べて、梅雨を乗り切りましょう!

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2014年11月15日 (土)

紙漉き職人、フランチェスコ・プロイエッティ

ウンブリア2日目の後半。葡萄の収穫風景を見学した後、近くのバベーニャという町で昼ご飯を食べました。鹿とかカタツムリとか、地元の名物だそうです。美味しかった。

昼食後、紙漉きの職人さんの工房を訪ねました。今回取材した10人目の職人さんです。職人取材はこれで最後です。

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まるで穴倉のような古色像然たる工房。しびれる!!
実演もやって貰えるので、期待感がマックス!!

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紙というと、木材とかコウゾやミツマタなどの植物から作ると思ってましたが、ここでは木綿の布から作ります。・・・考えてみたら木綿も元々は植物ですね。フランチェスコさんの手元にある鎌みたいな刃物で布を裂いて行く。

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一番上の写真で部屋の奥にある機械。ある程度割いた布をこちらに持って行きます。歯車が回って、餅つきのような動きで杵が布を叩いて磨り潰す。この機械は1200年代に発明されました。川が近くにあるので、当時は水車を使って歯車を回してたんでしょうね。この工房では20年前から使ってます。水力じゃなくて、電気で動かす。

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粉々になった布を樽に入れて、水と膠を加えて紙を漉く。昔、愛知県の足助町で紙漉きの体験をした事がありました。同じ作業でしたね。
これを洗濯物を干すように乾かします。

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一応、これで完成なのですが、このままの状態で絵を描いたりすると、絵の具の水分を吸収し過ぎて紙が分解してしまうので、仕上げにアラビアゴムで擦って滲み止めをします。

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紙漉き以外にも他分野の職人さんと組んで祭りの時は実演したりしてるそうです。フランチェスコさんの工房の奥には広い庭があって、鐘の鋳造をやってました。

ちょっとしたパーティーがやれるぐらいの広い庭。クジャクやガチョウがノンビリしてました。職人工房と言っても、田舎へ行くと土地がたくさんあるので優雅ですね。

と言う訳で、ウンブリア取材の2日目が終了です。案内してくれた粉川さんに感謝です!!

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2014年11月 4日 (火)

製本職人、パオロ・ブルスコリ

今回取材した職人さん、その9。

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前の記事で登場したかつら職人のゲラルドさん。彼は老舗の工房だけで組織された組合のリーダーをやってます。「彼の所に行ってごらんよ。」と勧めてくれたので取材させてもらいました。

ブルスコリさんの工房は1881年に創業。パオロさんで4代目です。現在73歳。15歳の頃から働いてるので、職歴は58年ですね。

画像は近くの家具修復職人から頼まれた仕事。家具に革を張って、金箔を押している場面。便宜上「製本職人」と書いたけど、革製品一般を作ってます。革製の化粧箱も作るし、鞄も作る。得意とするのは製本。ページを綴じて革で表紙を作って本にする。日本ではあまり馴染みの無い職業・・・だと思ったけど、最近は趣味でやってる人も多いみたい。私の友達にも何人か居たりします。

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この金箔を押す道具ですが、印鑑のように刻印を押す物をプンツォーネ、回転して同じ模様を押すものをルォータと言います。工房には19世紀に作られたこれらの道具が1500種あるそうです。一つの財産ですね。

イタリアの職人さんの多くがそうであるように、パオロさんの所も後継者がいません。技術や道具を受け継いでくれる人が出てくれば良いのですが・・・。










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2014年11月 3日 (月)

特殊メイク職人、ガブリエレ・フィリストゥルッキ 

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昨年、切り絵にしたかつらの職人、ゲラルド・フィリストゥルッキさん。サイズは45×45cm。衛兵が被る兜に付ける飾りを作っている場面です。

フィリストゥルッキ家はフィレンツェでは最も古い職人工房。すぐ近くにテアトロ・ヴェルディと言う劇場があるのですが、その劇場が出来きた頃から彼らの工房も始まりました。

彼らの工房では舞台用のかつらを作る事が多いので、頭の木型がタンスの上に置いてあります。
作品で奥の出入り口からノッソリ覗いてるのがガブリエレさん。容貌魁偉な傑物。そして、すごくおしゃれ。強烈な印象だったし、特殊メイクの作業も面白そうなので、ガブリエレさん主役の切り絵も作ろうと思ってたんです。

と言う訳で、今回取材した職人さん、その8。

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化粧をするようにゴム製のマスクにメイクを施していく。蛇の形やゾンビ、血まみれになったマスク等、色んな種類のマスクがあります。

昨年、初対面の時に「この顔は特殊メイクなんだよ。ボクは本当は20代・・・。」と言ってました。一瞬、ギョッとしちゃいますね。最近、テレビでこの工房が取り上げられてましたが、同じセリフを言ってました。どうやら必殺のジョークらしい。

写真を撮りながら色々質問をしてるんですね。仕事に関係ある話から、趣味とか子供の頃のあだ名とか。自分の中でその人のイメージを固める為に情報が必要なのです。

で、何歳なのか聞いてみたんです。「どのぐらいの期間、職人としたて働いてるのか」とか、そこから話を広げるのですけど、正確な歳を教えてくれなかった。

「いつも、こう答える事にしてるんだ。50歳以上100歳以下って。何でかって?あまり年寄りだと女にもてないだろうが!」

だそうです。ちなみに彼のスマートフォンに保存されてた画像で、この人と裸の女の人が絡み合った写真があった。・・・いや。写真家が撮ったそうで、エロ写真じゃなくて芸術的な写真でしたけどね。「これは俺の前の彼女だ。」と言ってた。

・・・その辺りの話も突っ込んで聞いてみたかったのですけど(と言うか、突っ込み所が多過ぎて、ひたすら感心するしかないね。)横に息子のゲラルドさんが居たので、聞けませんでした。

一口に「職人」と言っても、色んな人がいるなあと思った一日でした。

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2014年10月26日 (日)

ナイフ職人、ジャコモ・チェッキ

さて、木製メガネの工房を取材した日は、スカルぺリアの荒山君の家に泊めてもらいました。

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晩御飯はスカルぺリアの友人たちと一緒に。左から荒山君、ナイフ職人のジャコモさん、荒山君のボスのファビオさん、私で、一番右はフィレンツェの革職人のジュゼッペ・ファナーラさん。全員職人ですね。大いに盛り上がって、食後はスカルぺリアのヤンキーの溜まり場へ。

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夜に開いてる酒場がここしか無いからなあ。ってか、スカルぺリアのヤンキーってなあ・・・。あんな見るからに平和な町で。

で、ナイフ職人のジャコモ・チェッキさんですけど、実は前に切り絵にしてるんですね。

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この作品ですが、切り絵にした時点で工房は引っ越しちゃったんです。スカルぺリアには毎年行ってるんですが、新しい工房は郊外にあるので、しばらく会ってなかったんですね。(フェイスブックではつながってましたが)

ですが、中世祭りの時に久々に会ったんです。荒山君に「前にあったのはいつだったんですか?」と聞かれたので、「えーっと、知り合ったのは2004年のコルシーニの職人展だね。で、次の年に取材させてもらって、次の年に完成した切り絵を見せに行って、それ以来だから・・・8年ぶりですか。・・・えっ!?8年ぶり!?」

・・・自分で計算してみて驚いた。この8年、会ってない間にジャコモは結婚して離婚したんだって。だから「フィレンツェ女を嫁にもらうのは止めとけ。」と言われた。

それは兎も角、久々の再開にとても喜んでくれました。
最近、彼らの工房で開発したってワイン抜きを買ったら、ジャコモも私の作品を買ってくれる事になった。

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この2点です。ウスバシロチョウとコシアキトンボですね。サイズは各9×9cm。
イタリアでの空き時間の有効利用にパーツに着色した状態で持ち込んで、完成させた作品をファイルに入れて、食事してる時に見せたら気に入ってくれた。
まさか売れるとは思ってなかったので、とても嬉しかったな。買ってくれたのが職人なので、更に嬉しい。

と言う訳で、ジャコモの新しい工房はまだ見てないので見学させてもらいました。

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スカルぺリアはイタリアが統一される前はフィレンツェの国境だったんです。軍隊が駐屯していたので、武器を作る技術が発達して、それが現代まで刃物の生産として残ってるんですね。
ジャコモが所属している工房“サラディーニ”は刃物以外にも各種台所用品なんかも作っています。画像はオリーブのまな板にオリーブオイルを塗っている所。ちょっと寝かせて油を滲みこませる。
前の切り絵を作った時は金属製品しか見なかったけど、最近は木製品も手掛けるようになったんですね。

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刃物の柄の部分なんかには、木の他、動物の角や骨を加工して使ってましたけどね。大量の角のストックがありました。

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ジャコモの他、3人が働いてました。その中の一人は荒山君の同僚(私とも顔見知り)のお兄さんだったりします。世間は狭い。・・・じゃなくて、スカルぺリアが小さいのか。町の人は、ほとんど皆が知り合いだからね。

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刃物を磨いてます。日本みたいに焼いてハンマーで叩いて鍛えるのではなく、鋳型に溶けた鉄を流し込んでヤスリで磨いて仕上げる。切れ味は抜群です。

スカルぺリアでの中世祭りと晩御飯、職人さんの取材と非常に充実した滞在でした。今回の前半のハイライトといった感じですね。とても良い気分でフィレンツェに戻ったので、またジャコモを切り絵にしようと思ったのでした。

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2014年10月21日 (火)

メガネ職人、ヨハン・アンドレアス・ゼー

今回取材した職人さん、その6。

イタリアに出発前にフィレンツェ在住の友人が「木製メガネの職人さんがいますよ。」と教えてくれました。そういえばメガネの職人はまだ切り絵にしてない。フレームが木製のメガネって何だか素敵そうだ。私もメガネかけてるから、ちょっと欲しいかも・・・。

工房があるのはスカルぺリアのちょっと手前。スカルぺリアは前の記事で書いた中世祭りが行われた所ですね。とりあえず、スカルぺリア在住の革職人、荒山君に「メガネの工房があるそうだけど、ひょっとして知らない?」ってメールしてみました。丁度その直前に荒山君の勤めてる工房に職人さんが訪ねて来たそうです。何というグッドタイミング!!ついでに取材の許可と日時のセッティングもしてもらいました。

という訳で中世祭りの3日後、またスカルぺリアに行きました。“Woo Class”という名前の工房です。

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職人さんはヨハンさんというドイツ人ですが、27年前からイタリアに住んでるそうです。
メガネの仕事を始めたのは10年前から。以前は石やテラコッタの修復をしていたのですが、娘さんのメガネを作ったのがきっかけでこの道に入ったそうです。

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木目の方向を交差させて貼り合わせた板を機械でメガネの形に切り抜く。これをヤスリで磨いて行き、オリーブオイルに漬けて乾燥させてフレームが出来る。

全てお客さんに合わせたオーダーメイドです。

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私も注文してみました。顔写真を横と正面から撮ってコンピューターで正確な寸法を割り出す。
残念ながら、彼らは月末にパリで展示会があったので、滞在中に受け取る事は出来ませんでした。今、届くのを待ってます。楽しみですね。

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