久々の近況報告
すごーく久しぶりになっちゃいましたね。
6月中旬から鹿児島で生活してます。作業環境を整えて、7月下旬からやっと本格的に制作出来るようになりました。この間に一度、実家に戻ってます。
終わってみると実に楽しいイベントだったTEDxNagoyaU(テデックス名古屋ユーと読みます。)。7月7日に名古屋大学にて開催されました。これまで展示会で少しづづ自分の意見を言ったりする事はあったけど、自分の考えを全部纏めて話をするって初めての経験でした。今後どこかで講演会をやる時に今回の経験は多いに役に立ちそうです。
職人の紹介をしたのは一つ前の画像に写ってる5人。靴のマンニーナさん、彫金のペンコさん、ブロンズのバンキさん、革細工のファナーラさん、フィレンツェモザイクのマルッチさんでした。締めの言葉に使ったのはシャツ職人のレオナルド・ブジェッリさんが私に教えてくれた言葉。アッシジの聖フランチェスコの言葉だそうですが、ブジェッリさんの親友の靴職人、ステファノ・ベーメルさんが好きだった言葉を私に伝えてくれてたんでした。トークでは二人の名前は出さなかったので、こちらで感謝の意を表明したいと思います。
お二人だけでなく、関わってくれた全ての職人さんたちにありがとうございました!!
終了後、ずっと担当をしてくれた上田さん(左)と徳井さん(右)と。最初1月末に上田さんからメールが来た時は「てぃーいーでぃーかける名古屋って何だ?」って感じでしたけど偶々田原迫さんから電話がかかって来て相談したら「是非出なさい!!」って言われました。「そうなの・・・。」って感じでしたが半年間会ったり電話で会議をしたりと積み重ねて行くと連帯感は出来るもんですね。この二人以外にも大勢のスタッフさんが関わってくれまして、終わった時には感謝の念で一杯になりました。
後列に居るのがトークしたメンバー。皆それぞれ興味深いお話でした。真剣に生きてる人達の話って本当に面白い。すごく良い刺激になりました。私も立派な事を喋っちゃいましたから、気合入れて制作に励まないとね。(まあ、気合入れて制作してる状態が普通な訳ですけど。)
華さんも鹿児島から聞きに来てくれました。
実は私の出番の時、壇上に上がって挨拶したらマイクのスイッチが切れてたんだよね。すぐにスタッフの人が来てスイッチを入れてくれたので、そのまま話をしました。喋り終わって控室に戻ったら徳井さんが平謝りでしたが、「普段、私が奥さんから受けている精神的な圧力に比べてたら、あんなのトラブルでも何でも無いですよ。」と。
華さんは客席でハラハラしてたそうなんですけど、いや。トークを失敗するよりも貴女の方が怖いんだけどなあ・・・。
まあでも、いろいろ陰で支えてくれてありがとうだったけど。
TEDxNagoyaUの様子は近い内にyoutubeで公開されますので、またお知らせしますね。
そう言えば、鹿児島に来てすぐに大雨が酷かったので、大勢の友人たちに心配をおかけしました。何もここまで降らなくても良いだろうってぐらいの降り方だったしなあ。TEDxに参加する時も国道が通行止めになるぐらいの大雨で、鹿児島市内から空港までのバスが何時間かかるのかって感じでした。ここで飛行機に乗り損ねては、また皆に笑われるので(至近距離で笑う人も居るわけだしな。)かなり早めにバスに乗って空港に行ったのですけどね。
このブログ書いてる今も台風接近中です。こんな日は食料を買い込んで作業部屋に籠城。ビルの3階なので、ここに居るのが一番安全かな。
という訳で、今はこれを作ってます。
毎年制作している、50×100㎝の大型の風景切り絵。今年はフィレンツェのミケランジェロ広場からの眺めでございます。フィレンツェと言えば、この風景ですね。これまでA4サイズぐらいのは作りましたけど、これだけ大きいサイズでは初めて。何でこれまでやらなかったかと言うと、あまりにもメジャー過ぎて気恥ずかしかったから。普通、他人が注目しない所に視点を持って行ってこその作家活動かなあって・・・。でも、フィレンツェ通の人からすればメジャー過ぎる題材、あるいは見飽きたような題材なればこそ、「切り絵師・俊寛が本気度100パーセントで取り組んだ最高のミケランジェロ広場からの眺めを見せてやる!!」って事ですね。
現在、切り終えたところまで進んでいます。次の展示は10月の鹿児島。頑張って仕上げますのでお楽しみに!!
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