2019年8月14日 (水)

久々の近況報告

すごーく久しぶりになっちゃいましたね。
6月中旬から鹿児島で生活してます。作業環境を整えて、7月下旬からやっと本格的に制作出来るようになりました。この間に一度、実家に戻ってます。

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終わってみると実に楽しいイベントだったTEDxNagoyaU(テデックス名古屋ユーと読みます。)。7月7日に名古屋大学にて開催されました。これまで展示会で少しづづ自分の意見を言ったりする事はあったけど、自分の考えを全部纏めて話をするって初めての経験でした。今後どこかで講演会をやる時に今回の経験は多いに役に立ちそうです。

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職人の紹介をしたのは一つ前の画像に写ってる5人。靴のマンニーナさん、彫金のペンコさん、ブロンズのバンキさん、革細工のファナーラさん、フィレンツェモザイクのマルッチさんでした。締めの言葉に使ったのはシャツ職人のレオナルド・ブジェッリさんが私に教えてくれた言葉。アッシジの聖フランチェスコの言葉だそうですが、ブジェッリさんの親友の靴職人、ステファノ・ベーメルさんが好きだった言葉を私に伝えてくれてたんでした。トークでは二人の名前は出さなかったので、こちらで感謝の意を表明したいと思います。

お二人だけでなく、関わってくれた全ての職人さんたちにありがとうございました!!

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終了後、ずっと担当をしてくれた上田さん(左)と徳井さん(右)と。最初1月末に上田さんからメールが来た時は「てぃーいーでぃーかける名古屋って何だ?」って感じでしたけど偶々田原迫さんから電話がかかって来て相談したら「是非出なさい!!」って言われました。「そうなの・・・。」って感じでしたが半年間会ったり電話で会議をしたりと積み重ねて行くと連帯感は出来るもんですね。この二人以外にも大勢のスタッフさんが関わってくれまして、終わった時には感謝の念で一杯になりました。

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後列に居るのがトークしたメンバー。皆それぞれ興味深いお話でした。真剣に生きてる人達の話って本当に面白い。すごく良い刺激になりました。私も立派な事を喋っちゃいましたから、気合入れて制作に励まないとね。(まあ、気合入れて制作してる状態が普通な訳ですけど。)

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華さんも鹿児島から聞きに来てくれました。
実は私の出番の時、壇上に上がって挨拶したらマイクのスイッチが切れてたんだよね。すぐにスタッフの人が来てスイッチを入れてくれたので、そのまま話をしました。喋り終わって控室に戻ったら徳井さんが平謝りでしたが、「普段、私が奥さんから受けている精神的な圧力に比べてたら、あんなのトラブルでも何でも無いですよ。」と。
華さんは客席でハラハラしてたそうなんですけど、いや。トークを失敗するよりも貴女の方が怖いんだけどなあ・・・。
まあでも、いろいろ陰で支えてくれてありがとうだったけど。

TEDxNagoyaUの様子は近い内にyoutubeで公開されますので、またお知らせしますね。

そう言えば、鹿児島に来てすぐに大雨が酷かったので、大勢の友人たちに心配をおかけしました。何もここまで降らなくても良いだろうってぐらいの降り方だったしなあ。TEDxに参加する時も国道が通行止めになるぐらいの大雨で、鹿児島市内から空港までのバスが何時間かかるのかって感じでした。ここで飛行機に乗り損ねては、また皆に笑われるので(至近距離で笑う人も居るわけだしな。)かなり早めにバスに乗って空港に行ったのですけどね。

このブログ書いてる今も台風接近中です。こんな日は食料を買い込んで作業部屋に籠城。ビルの3階なので、ここに居るのが一番安全かな。

という訳で、今はこれを作ってます。

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毎年制作している、50×100㎝の大型の風景切り絵。今年はフィレンツェのミケランジェロ広場からの眺めでございます。フィレンツェと言えば、この風景ですね。これまでA4サイズぐらいのは作りましたけど、これだけ大きいサイズでは初めて。何でこれまでやらなかったかと言うと、あまりにもメジャー過ぎて気恥ずかしかったから。普通、他人が注目しない所に視点を持って行ってこその作家活動かなあって・・・。でも、フィレンツェ通の人からすればメジャー過ぎる題材、あるいは見飽きたような題材なればこそ、「切り絵師・俊寛が本気度100パーセントで取り組んだ最高のミケランジェロ広場からの眺めを見せてやる!!」って事ですね。

現在、切り終えたところまで進んでいます。次の展示は10月の鹿児島。頑張って仕上げますのでお楽しみに!!

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2010年9月12日 (日)

シニョーリア広場の切り絵

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フィレンツェで私が愛してやまない場所、シニョーリア広場の切り絵が完成です。サイズは25×50cmです。いやー、やっぱり良いですねえ。長らく放置してましたが、完成させる事が出来て良かった!作り始めたのは2009年の2月ですからね。一年半も放りっぱなしでした。

この作品は11月の大阪の展示会に出します。大阪に出す風景画の中では一番大きいサイズですかね。

で、2009年の5月に完成させたのはこちら。

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こちらは50×100cmです。こちらは10月後半から始まる京都の個展に出します。

見比べてみると面白いですねえ。面積は下の方が大きくて上の作品の4倍です。その分、線も増えてます。人物の来ている服装が違うのに注目。上は冬服で下は夏服です。季節に合わせて色調も変えてみました。

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2010年9月10日 (金)

石積み終了

Seisaku_totyuu_033_2  シニョーリア広場25×50cm、ヴェッキオ宮殿の壁面で石積みの部分を貼り終えました。

石のパーツがいくつあるか数えながら貼りました。(我ながら馬鹿だと思うよ。そんな事やってさ。)1508パーツありました。昨年に制作した50×100cmのシニョーリア広場では、2677パーツあった。面積1/4だけど、石積みの部分に関してはパーツ数が半分以上あるので、それだけ密度が高いって事かな。

今回は石の色を変えてみました。前回は夏のシニョーリア広場だったから黄色を強くして暑い雰囲気を出したのに対し、今回は春先の寒い季節なので淡い色使いでまとめました。それに合わせて全体の雰囲気も変えて行かなきゃいけませんね。同じ場所の作品だけど、少しは変えて行かないと作ってて面白くないしね。

石積みの部分を作るのは楽しい。シニョーリア広場って、作品にするには理想的な風景なんですね。石積みがあって、人がうじゃうじゃいて、格好良い彫刻があって、アーチがあって・・・。私の好きなモチーフが全部詰まってる感じです。

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2010年9月 9日 (木)

日々是精進

ボッティチェリが完成してからは、大阪の展示会用の作品をやってます。今やってるのはこちら。

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・・・どっかで見た事があると思う人も多いと思います。昨年、銀座と名古屋の展示会に出した作品、フィレンツェのシニョーリア広場、50×100cmですね。今回のこれは、あの時に出してたものじゃないんです。

この作品、サイズは25×50cmで、作り始めたのは昨年の春でした。シニョーリア広場は私がフィレンツェで一番好きな場所なんです。だから、けっこう気合入れて着手したんですけど、このサイズでは小さいなと思ったんですね。どうも物足らない・・・。じゃあ、いっそ大きいサイズでバーンと作るかって事で、50×100cmでやり直したんです。

当時は職人シリーズだけに集中してたんで、風景画というと10×15cm~20×30cmと、小さいものばかり。だから風景画を大きいサイズで作ったのは久しぶりだったんですね。

結果的には自分でもお気に入りの作品になって、銀座の個展のDMに使いました。

25×50cmの方は、作りかけのまま放置してあったんですが、改めて見てみると、これも良い作品に成りそうな雰囲気・・・。昨年完成させた作品の1/4の面積しかないけど、気合入れて作り始めただけあって、隅々まで気を使ってる形跡がある。こりゃ、捨てるのは勿体ないなという事で。人物も50×100cmの方は夏服を着てるけど、こちらは冬服を来ている。シニョーリア広場・冬バージョンという事で発表する事にしました。

てなわけで、制作再開です。面積が1/4とはいうものの、出来る限り細かく作ろうとした作品なので、パーツ数は多い。

とりあえず、ヴェッキオ宮殿の石積みから始めるかという事で、パーツの切り出しを行いました。

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画像の小さくて白いのが壁面の石のパーツ。・・・まあ、昨年はこんなもんじゃなかったですけどね。今回はパーツの切り出しだけで丸一日かかったけど、昨年は3日か4日ぐらいかかったわけだし。この程度じゃ、どうってことない。昨年は石積みのパーツが2677パーツあったから、今回は・・・1/3ぐらいとして900パーツぐらいあるかなあ・・・。いずれにせよ、前にやった物よりも少ないからな。楽勝!

忍者は庭に木を植えて、毎朝飛び越えるのだが、その内に木はどんどん育って行き、その木を飛び越える忍者もいずれ高く伸びた木も飛び越えられるようになると言う・・・。日々是精進ですな。11月の展示会ラッシュが終るまでは、難しい作品は出来ないけど、(数を揃えなきゃいけない。)落ち着いたら超難しい作品にチャレンジしよう。

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2008年10月 7日 (火)

ミケランジェロのダビデ像。

Photo 先日の東海テレビのスタイルプラスで紹介された作品です。番組ではこれを下絵から初めて切ってパーツを作って着色、貼り付けという一連の作業を繰り返して完成するまでが放送されました。

サイズは20×15cm。フィレンツェのヴェッキオ宮殿前に立つダビデ像です。黒枠で囲まれた部分は1パーツというルールにしてあるので、細かい部分でもよく見ると色や影の付いてる方向が微妙に違います。この作品で800パーツぐらいですね。建物のレンガの部分なんかは一枚の紙にグラデーションを付けて貼ってもいいんだけど、やはり微妙な色の違いを楽しみたいのです。「細かければ細かいほど燃える。」がモットーですから。

このダビデ像はルネサンスの三大巨匠の一人、ミケランジェロの作です。実はこの像はレプリカです。本物はフィレンツェ市内のアカデミア美術館に所蔵されています。

この像が完成した時にはレオナルド・ダ・ヴィンチやボッティチェッリなど、当時のフィレンツェを代表するそうそうたる芸術家達が委員会を結成して、どこに設置すべきかの会議が行われました。大理石の劣化を防ぐ為にヴェッキオ宮殿の横にあるランツィのロッジア(屋根が付いてます。)に設置するという意見が大勢を占めたのですが、結局は作者であるミケランジェロの意見「広場の光が必要」が尊重されてこの場所に置かれました。その後、風雨にさらされて痛んで来たので、本物は美術館に所蔵し、同じ場所にレプリカを設置したのです。でもレプリカとは言え、やはりミケランジェロの言うとおり、陽光に照らされたダビデ像は美しいですね。かねてからこのアングルは切り絵にしたかったのです。

昨年から制作している「フィレンツェの風景シリーズ」の一環として制作しました。いつもは1シリーズ15点ぐらいなんですけど、フィレンツェは長年住んでいた町なので、この作品で22点目です。まだまだ良い風景はたくさんある町ですね。「町全体が美術館」という形容は伊達じゃないですな。

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2008年3月27日 (木)

フィレンツェの風景2点。

Firenze017  イタリアフェアの期間中にフィレンツの風景シリーズを3点仕上げましたが、公開した3点、No19,20,21の前に制作した2点を公開するのを忘れてました。てっきり公開したもんだと思い込んでたんですけどね。友達にはメールで画像を送った覚えはあるんだがなあ・・・。2点共、昨年の6月頃の作品です。

と言うわけで遅ればせながらですけどお楽しみ下さい。

No17はサンティッシマ・アンヌンツィアータ広場に立つ騎馬像から見たドゥオーモ。20×15cmです。この通りには画材屋さんがあるので、時々通ってました。帰り道ではドゥオーモを見ながら歩く事になるので、けっこう好きな道でしたね。贅沢な気分。

No18はヴェッキオ橋上の一場面。橋の真ん中にあるスペースで式典を終えた後、町を行進する。作品では描いてないけど、男たちの後には古式ゆかしいドレスを着た女性も行進に続く。槍を持った騎士の他にもドラムを叩く係りもいるので、にぎやかな行進です。時々なんの式典か知らないけどフィレンツェの町で見ることが出来ます。見ていてとても面白いですね。Firenze018ちなみに彼らは最終的にどこに引き上げるかと言うと、共和国広場の近くのカルチョ・ストリコの建物。カルチョ・ストリコってのは時代衣装を着て行うサッカーの事です。一度出入りする所を目撃して「ここが彼らのアジトだったのか。」と思った事がありました。

さて次はどこを切り絵にするかな。とりあえず秋の個展ではトリノの風景を15点作るんだけど、それとは別にフィレンツェの風景ももう少し作りたいですね。サンマルコ、共和国広場、ピッティ宮殿、ダビデ像、シナゴーグ、ロシア教会・・・。どれを先にやろうか迷っちゃいますね。

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2008年3月26日 (水)

イタリアフェア終了。

Firenze021 一週間続いたイタリアフェアも昨日で終了。お忙しい中、見に来てくれた方々、どうもありがとうございました。

画像は月・火曜日で下絵から初めて完成までこぎつけた新作。会場では完成しなかったけどね。片づけを終えて家に戻ってから仕上げました。フィレンツェの風景シリーズNo21、ミケランジェロ広場のダビデ像。サイズは15×15cm。ミケランジェロのダビデのコピーですね。ただしオリジナルは大理石です。こちらはブロンズ製。ミケランジェロ広場からはフィレンツェの町を一望出来るので、この像に気が付かない人も多いです。・・・ヴェッキオ宮殿の前に立つダビデも切り絵にしなきゃいかんなあ。これじゃ小さいよね。

今回のイタリアフェアではいわゆる作家さんの参加は少なくて、イタリアからの輸入雑貨が多かったですね。だから商売の話もいろいろ聞けてすごく勉強になりました。もちろん私のやってる事とは違うのですが、彼らから得たものを応用していく事は出来そうです。その意味では今回のイベント、デパートでの展示は初めてという事もあったけど、過去に参加したどの展示会よりも勉強になりましたな。

心残りが一つ。会期中に三越の社員食堂で昼ごはんを食べてたんですが、なかなか美味しかった。カツ丼なんか衣がサクサクでおつゆの味も良い。だから最後の日に2度目のカツ丼を食べたのです。美味しかったけど、私が食べ終わる頃に目の前に座った人のトレイに乗ってたのが日替わりランチ、イワシの蒲焼丼でした。見た瞬間に「あっちの方が美味そうだ!」と後悔しました。後ろ髪を引かれつつ、食堂を出る時にイタリアフェアの参加者の一人と遭遇。「今日の日替わり、美味しそうですよ。イワシの蒲焼丼!」と教えてあげた。後でその人に何を食べたのか聞いたら、イワシの蒲焼丼にしたんだそうです。「美味しかったですよ~。あんな風に言われたら注文するしかないじゃないですか。」だそうです。あああああ、頼めばよかった。カツ丼の食券を買う前にちゃんとメニューを確認すべきだった。最後の日に大失敗だったなあ。・・・イワシの蒲焼丼。もう2度と三越の社員食堂で食べる事もないだろうに!

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2008年3月24日 (月)

新作2点。

Firenze019 三越・星ヶ丘店のイタリアフェアでの実演用の切り絵、2点制作してましたが、両方とも完成しました。

1点目は20×15cm。フィレンツェのシニョーリア広場にあるペルセウスの像。以前正面からの構図で作りましたが、今回は後方から見た構図。このブロンズ像はどこから見てもカッコイイですな。

2点目は10×15cm。新市場というみやげ物の屋台が立ち並ぶ場所にある猪のブロンズ像。鼻の部分を触ると幸せになれるとかで、観光客になでられて、鼻面だけが金色になるまで磨かれてます。

この2点でフィレンツェの風景シリーズも19、20番目ですね。パソコンのスライドショーにこのシリーズを使っているので、数が増えるほど楽しいのです。

ええっと、イタリアフェアで実演してたんですが、うっかり完成させちゃいました。まだ月・火曜日と2日あるのですが、やる事何も無いや。どうしよう・・・。

今日の終わり近くに完成したんですけど、完成した10分ぐらい後に友達が登場。私のブログで切り絵の実演をやるという事を知ったので来てくれたんだそうです。Firenze020 ちょっと前に終わっちゃったので、だいぶがっかりしてました。・・・罪の意識がして来た。

うーん、明日からはもう一点やろうか。でも何も無いので下絵から始めるしかないなあ。でも下絵の段階は普通の絵と同じだから、見てもつまらないかも。

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2007年6月 6日 (水)

ネプチューンの噴水。

そろそろ時差ボケが治りつつあるので、久しぶりにジムへ行きました。筋トレと有酸素運動のマシンが全部新しいのに変わっててビックリ。ちょっとした浦島気分である。

で、体重を計ってみたら2kg減ってました。体脂肪率も20前後だったのが17にまで減っていた。まあ、考えてみれば当たり前の話で、日本にいる時は部屋にこもって制作、移動は車に頼っている。それに対してイタリア滞在中は日が沈むまでは歩いてましたから。・・・この体重・体脂肪率をなんとか保持できないもんですかねえ。

さて、トリノ旅行を終えて5月11日にフィレンツェに戻ったわけですが、La_traccia016 今年はミニシリーズで「フィレンツェの風景シリーズ」をやってたせいか、目に入る風景全てが思い入れのあるものに変わってました。 今年ほどフィレンツェの風景を美しく感じた事は無いかもしれない。

これはもうフィレンツェの風景シリーズを先日制作した分で終わりにするには勿体無い!これからも時間を作ってどんどん制作しようと心に決めた。

というわけで、フィレンツェの町を歩き回って写真をガンガン撮って来ました。あれだけ歩けば体重減るわな、そりゃ。

画像はフィレンツェの風景シリーズ16番目「ネプチューンの噴水」。サイズは15×20cmです。イタリアに出発前に完成させたので、コルシーニの職人展ではこれも展示しました。

この噴水はベッキオ宮殿の横にあります。バルトロメオ・アンマンナーティ作。この角度からは見えないけど、この像の左手は昨年酔っぱらいがよじ登って折れてしまっている。(今年見てみたら、ちゃんと修復されてました。)この大理石像、あまり格好良くないよなあ。なんか風呂上りのおとーさんのような体型だ。おまけにネプチューンの足元にサチュロス(ギリシア神話に出てくる下半身が山羊の怪物。)がいるんだけど、何故か顔をネプチューンの股下に入れているという嫌な構成・・・。切り絵の題材としては面白いんだけどね。

どうも私は彫刻を切り絵にするのが好きみたいですね。で、フィレンツェにある数多くの彫刻の中でも一番有名なミケランジェロのダビデ像はまだ切り絵にしてない・・・。いずれ作りますけどね、必ず。今回の滞在でメジャーな物からマイナーな物まで、いろんな写真を撮って来たので「次は何をやろうかな♪」なんて、写真を眺めているのが楽しかったりします。

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2007年4月19日 (木)

フィレンツェの風景シリーズ完結!!

Img_1940 ここ最近4時間睡眠が続いていたので、今日はたっぷり寝ました。一日のんびり過ごすかと思い、丁度近くの美術館でやってるヴェネツィア絵画の展覧会に行ってきました。ヴェネツィアには3回ぐらいしか行ったことがないし、見た覚えのある絵がなかったのでかなり楽しめました。人体がからみあう構成なんか、とても私には描けないなあなんてね。

あとは図書館に行って資料を集めたり、次の作品の為に写真の整理をしてました。

さて、昨日完成したフィレンツェの風景シリーズを全部並べて撮ってみました。1点1点はたいした事がない作品ですが、全部一緒に並べると良い作品に見えてくる。

ブログで公開しなかった4点の作品についてはHPの方に公開してあります。

http://homepage2.nifty.com/shunkan/firenze.html

今回、作っててものすごく楽しかったのですが、手を抜かずにきっちり作っても所詮は小品だからなあ。やはり自分の命を燃やし尽くすような思いで大作を作って行かないと自分のレベルアップにはつながらないでしょうね。でも今回みたいに「作ってて楽しい思い」は忘れないで行こう。

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