ミケランジェロのダビデ像。
先日の東海テレビのスタイルプラスで紹介された作品です。番組ではこれを下絵から初めて切ってパーツを作って着色、貼り付けという一連の作業を繰り返して完成するまでが放送されました。
サイズは20×15cm。フィレンツェのヴェッキオ宮殿前に立つダビデ像です。黒枠で囲まれた部分は1パーツというルールにしてあるので、細かい部分でもよく見ると色や影の付いてる方向が微妙に違います。この作品で800パーツぐらいですね。建物のレンガの部分なんかは一枚の紙にグラデーションを付けて貼ってもいいんだけど、やはり微妙な色の違いを楽しみたいのです。「細かければ細かいほど燃える。」がモットーですから。
このダビデ像はルネサンスの三大巨匠の一人、ミケランジェロの作です。実はこの像はレプリカです。本物はフィレンツェ市内のアカデミア美術館に所蔵されています。
この像が完成した時にはレオナルド・ダ・ヴィンチやボッティチェッリなど、当時のフィレンツェを代表するそうそうたる芸術家達が委員会を結成して、どこに設置すべきかの会議が行われました。大理石の劣化を防ぐ為にヴェッキオ宮殿の横にあるランツィのロッジア(屋根が付いてます。)に設置するという意見が大勢を占めたのですが、結局は作者であるミケランジェロの意見「広場の光が必要」が尊重されてこの場所に置かれました。その後、風雨にさらされて痛んで来たので、本物は美術館に所蔵し、同じ場所にレプリカを設置したのです。でもレプリカとは言え、やはりミケランジェロの言うとおり、陽光に照らされたダビデ像は美しいですね。かねてからこのアングルは切り絵にしたかったのです。
昨年から制作している「フィレンツェの風景シリーズ」の一環として制作しました。いつもは1シリーズ15点ぐらいなんですけど、フィレンツェは長年住んでいた町なので、この作品で22点目です。まだまだ良い風景はたくさんある町ですね。「町全体が美術館」という形容は伊達じゃないですな。

ちなみに彼らは最終的にどこに引き上げるかと言うと、共和国広場の近くのカルチョ・ストリコの建物。カルチョ・ストリコってのは時代衣装を着て行うサッカーの事です。一度出入りする所を目撃して「ここが彼らのアジトだったのか。」と思った事がありました。
















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