2017年12月11日 (月)

切り絵漫画「ピノッキオの冒険」

昨年の切り絵漫画「西遊記」に続く第2弾。西遊記缶スプレーで着色したグラデーションの無い紙で作りましたが、今回はエアブラシで着色。こっちの方が私の作品らしいかな。
サイズは全て15×15cmです。

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ピノッキオ誕生の場面。

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脚が出来た時点でゼペット爺さんを蹴飛ばし逃げ出すピノッキオ。
まだ耳の部分を作ってなかったので、ゼペット爺さんが止めてもピノッキオには聞こえない。

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人形芝居の小屋に遊びに行ったピノッキオでしたが、火喰い親方に捕まって、危うく焚き木にされそうになる。しかし、この人は実は良い人で、ピノッキオが身の上話をしたら同情して、小遣いまでくれて放してくれたそうな。・・・外見で損してる人だな。

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悪いキツネとネコに騙されて晩御飯を集られる場面。

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トルコ石の色の髪の毛の仙女様に助けられたピノッキオ。薬を飲むのを嫌がったら、部屋の扉が開いて棺桶を担いだ真っ黒なウサギ達が入って来た。
「お薬を飲まないと死んじゃいますよ。」慌てて飲み干すピノッキオであった。

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未だに2人組に騙されてる事に気が付かないピノッキオ。金貨を埋めると1000倍に増えるという野原に連れて行かれました。

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葡萄畑に入り込んだら罠にはまってしまいました。畑の主人に怒られて、しばらく番犬の代わりをする事になったピノッキオ。

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真面目に学校に行ってましたが、友達と喧嘩になり怪我人まで出してしまいました。警察に連行されるピノッキオ。

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「ロウソクの芯」と言うあだ名の友達から子供の国に行こうと誘われるピノッキオ。

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子供の国で遊んでる内にロバの耳が生えて来ました。

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サーカスに売られるピノッキオ。

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海に浸かってる内にロバの皮が剥がれて元に戻りましたが、海の怪物に飲まれてしまいました。

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胃袋の中でゼペット爺さんと再会。

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海の怪物から脱出しました。一緒に出て来たマグロさんに岸まで運んでもらいました。

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ゼペット爺さんを助けて真面目に働いてたら、ある朝、目が覚めたら人間の子供になっていました。めでたし、めでたし。

前回のイタリア滞在でピノッキオの原本を買って来まして、日本語版と照らし合わせながら一通り読んでみました。(流石に原本だけで全部読むのは時間無かったので。)読んで行く内に疑問が出て来たり誤訳を見つけたりで、制作するよりも調べ物をしてる時間の方が多かったりして。

一つ疑問に思った事があります。
ピノッキオが悪い2人組と食事する場面ですが、店の名前を「ガンベロ・ロッソ」と言います。赤い海老という意味ですね。
ガンベロ・ロッソというと、イタリアで一番権威のあるレストランガイドの名前なのですけど、ピノッキオの話から取ったんでしょうかね?
調べても出て来なかったので、知ってらっしゃる方が居ましたら教えて下さいませ。

ピノッキオの翻訳本、かなり面白いですよ。今回は15点、名場面を選びましたが、まだまだ絵になる場面や面白い話はたくさんあります。(重要な登場人物である、お話しするコオロギが作れなかった・・・。)
訳注も多いので、当時のイタリア文化の勉強にもなります。(140年前に書かれてます。)興味がありましたら本屋さんで探してみて下さい。

http://www.kotensinyaku.jp/books/book242.html

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2017年12月 7日 (木)

イタリア料理シリーズ

個展に出した作品を公開して行きます。

まずはイタリア料理シリーズから。サイズは全て15×15cm。昨年開発した技法、「切り絵ヌード」で作ってあります。輪郭線の無い切り絵ですね。

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ピッツァ・マルゲリータ
モッツァレッラチースとトマト、バジリコで作る一番シンプルかつ一番美味しいピッツァ。

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ビステッカ・フィオレンティーナ
フィレンツェ風Tボーンステーキ。付け合せはトスカーナ名物の白インゲンです。

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赤ワインとサラミ盛り合わせ。
エノテカにて。赤ワインに合うつまみを頼んだら出された一品です。

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ホウボウのアクア・パッツァ
魚介類とトマトを塩水で煮る料理。ナポリ名物です。

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ペポーゾとウサギのロースト
ペポーゾ(手前)は牛肉を黒胡椒で煮込んだシチュー。ウサギは香草を詰めてポルケッタ風に。付け合せはジャガイモのロースト。

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ラザニア
ナポリ名物。板状のパスタをベシャメルソース、ミートソース、チーズと重ねてオーブンで焼く。ランチの定番ですね。

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リボッリータ
くず野菜と固くなったパンで作るスープ。ケチなフィレンツェ人の性格が良く出た料理です。
寒い時には暖まります。

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スパゲッティ・ナポリタン
「こんなのイタリア料理じゃな~い!!」とイタリア人が激怒する料理です。
私は好きですよ。

ちなみに、鉄板に卵を敷くのは名古屋式なんだそうです。何ですと!?
・・・子供の時から喫茶店で出るのはこんなのだから、これが普通だと思ってました。

以上です。
来年も料理シリーズをやるかどうか考え中です。名古屋メシシリーズなんてどうかなあと思ってたら、東京の個展のお客さんに「全部茶色いじゃん。」と言われて、そういやそうだなと思った。どうしましょうかねえ。

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2017年9月26日 (火)

ピッツァマルゲリータ

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風景画を制作中ですが中断してこちらを仕上げました。11月の名古屋の個展の宣伝用の資料に使わなきゃならんので。

ピッツァマルゲリータ、15×15cmです。
今年はイタリア料理シリーズを発表するので、その第一弾ですね。

ピッツァマルゲリータはトマトとモッツァレッラチーズとバジリコが乗ったシンプルなピッツァ。ナポリで食べるマルゲリータは絶品。(しかも安い!)
試しにに他の具が入ったピッツァも食べたりするけど、最終的にはマルゲリータが一番って感じですか。

ピッツァはマルゲリータに始まりマルゲリータに終わる by俊寛

個展までに後7点、イタリア料理を切り絵にしなきゃね。

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2017年9月16日 (土)

チヴィタ・ディ・バーニョレージョ

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怒涛の個展前制作ラッシュでしたが、締切ギリギリで完成させた作品です。

チヴィタ・ディ・バーニョレージョ、20×30cmです。魚料理シリーズで完成させた新技法「切り絵・ヌード」で仕上げてあります。黒い線による切り絵から脱却して、部品だけを組みあわせる技法ですね。

あの技法も開発して1年が経ったので、そろそろ「新技法」でもないよなあ・・・って訳で、今回の個展で一通り作って、以後は「新技法」と言うのは止めるかって事で。

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12月に作った「イッソスの戦い」。これが名画の模写代表。

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個展のDMに使っちゃったフィレンツェモザイクのリトアナ。職人シリーズ代表ですね。
ちなみに、今回の個展では大人気でした。大勢のお客さんが「印象的です。」と褒めてくれました。それを聞いた本人が喜ぶかどうかは知らんけど。お子は本気で怖がってたしな。
・・・罪の意識がして来たので、今年中には可愛いリトアナを作ろう。

ともあれ、この技法でそれぞれのモチーフを仕上げるとどうなるか分かりました。どっちが良いかなんてのは、お客さんの好み。従来型の切り絵の方が良いってお客さんも多かったですね。

将来的にはこの技法をどんどん発展させて、更に新しい表現が出来たらなと思っています。

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チヴィタ・ディ・バーニョレージョはオルビエートからバスで40~50分ぐらい。17世紀に地震で町の周囲が陥没して孤立してしまったので、長い間無人の町でした。1920年代に橋が作られて、今は観光地化に成功したのでホテルやレストランなんかもあります。住んでるのは数世帯らしいですけどね。
霧が立つと雲の上に浮かんでるように見えるので「天空の城ラピュタ」のモデルになったそうです。

雲に浮かぶチヴィタも見てみたいけど、私は切り絵にした写真のようなのが好きだな。荒々しく削り取られた地面が自然の猛威を感じさせる。それでもなお、そこに在り続ける町の姿に人と人が作り出した物の尊厳も感じる。

最近は日本のメディアにも取り上げられる事が多い町です。機会があれば一度行ってみると良いですよ。一見の価値有り。

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2017年9月15日 (金)

アラカブの煮つけ

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鹿児島の個展に展示した作品です。昨年の名古屋、今年の豊田市の個展で発表した魚料理シリーズの新作。アラカブの煮つけ。15×15cmです。

毎年、鹿児島では月曜日の夜は古畑夫妻と魚料理の「ごえん」ってお店に行ってまして、これは昨年ごえんさんで食べた料理。アラカブって私は聞いた事が無いので、調べてみたらカサゴの事を九州ではアラカブと言うそうですね。

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こちらは図鑑シリーズで制作したカサゴ。料理される前はこんな感じです。

個展では他の魚料理シリーズと一緒に展示しました。
「美味しそう!」と嬉しい反応が多かったけど、この技法には欠点があって、ちょっと離れると写真に見えちゃうんだよなあ。3月に豊田市のホテルフォレスタヒルズで個展をやった時にも、皆切り絵だと気が付かずに通り過ぎちゃうし。近くで見れば面白いと思うんですけどね。

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これは個展前にFBにアップした写真。「次々と新作が出来てますよ。」って感じで。奥にアラカブの煮つけがあるけど、こうして見ると本物が置いてあるように見えちゃうなあ。もうちょっとデフォルメした方が面白いかもしれませんね。

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鹿児島じゃ、ご馳走ばかり食べてたなあ。ごえんさんや、チプレッソさんを始め、美味しい物ばかりでございました。8泊じゃ足りなかったなあ。他にも行きたいお店が何軒か・・・。

アラカブの煮つけ、ごえんさんがお買い上げになりました。近い内にお店に飾っていただけるそうです。
次回、行くのが楽しみだな♪

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2017年9月14日 (木)

ポルト・ヴェネレ

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毎年1点、大きい切り絵を作ってまして、今年はリグーリア州のポルト・ヴェネレにしました。サイズは50×100cmです。総パーツ数は5799でした。

フィレンツェからポルト・ヴェネレに行くには、ラ・スペツィアまで電車。町中からバスで20分ぐらいで行けます。岸壁の狭い道をクネクネ曲がりながら行くんだけど、この景色が見えた時は興奮しましたね。とても絵になる風景です。

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こちらは2年前に制作したポルト・ヴェネレ。サイズは10×20cmです。このサイズの作品も好きですけど、大きいサイズにも充分耐えれるモチーフですね。

ちなみにポルト・ヴェネレはラ・スペツィアからチンクエテッレ行きの船でも行けます。チンクエテッレのリオマジョーレの前がポルト・ヴェネレ。今年制作した方は船からの眺め。2年前の作品は陸からの眺めです。・・・そんなに変わらないね。

さて、今回の作品には新技法を使いました。波の部分です。オレンジ色を吹いた後、シルバーを吹いて、波の形に型紙を切って貼り付け、上から水色を吹き、型紙を外すと波が出来る。(ちなみに、872個の型紙を切って使いました。)

メタリックの絵の具って、下地の色が透けるんです。だから、波の上の方はほんのりオレンジ色。しかし、この部分に光が当たると銀色に輝く。
見る位置によって色が変わるんですね。

まあ、こんなのは小細工なんですけど、インパクトは大きい。お客さんも色んな位置から眺めてくれてたので、楽しんでもらったのではないでしょうか。

この技法を応用して作ったのがこちら。

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10×10cm、イタリアフェアシリーズの新作。リュートの天使像ですね。左側は普通に作ったのですけど、右は黒にゴールドを吹いた紙を切ってます。こちらも光に当てると金色に輝く。

いろんな技法を考えるのは楽しい。ビックリ箱的ではあるけど、基礎的な部分を疎かにしなければ、見た人を感動させる事は出来るのではないかと思っています。

今回のポルト・ヴェネレ、名古屋と東京の個展に出しますので、近辺にお住いの方々、見に来て下さいませ!

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2017年8月20日 (日)

もうじき鹿児島の個展です!

毎年恒例になりつつある鹿児島での個展が近付いてまいりました。

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画像は今回の作品のDMに使った職人シリーズの新作。フィレンツェモザイク職人のリトアナ・ディ・サバティーニさん。40×30cm。

アルコと言う栗の木で作った弓に針金を貼って、ダイヤモンドの粉と水を付けて、石板を切り抜く場面です。

・・・あまりに集中し過ぎて、険しい顔になってますけど、普段は賑やかで良い人なんですよ。制作途中で見せたら怒ったけど、実際にこういう顔で写真に写ってたので文句も言えなかったらしい。・・・悪い事しちゃったかなあ。いや、いつも真剣に取り組んでるので、この人のそういうストイックな部分を表現したら、こうなっちゃったって事なんですけどね。完成したら多少雰囲気が和らいだので、「挑戦」というタイトルも含めて気に入ってくれましたが。

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こちらはお盆に完成させた大きいサイズの風景画の一部。リグーリア州のポルト・ヴェーネレ(ビーナスの港の意味)という場所です。サイズは50×100cm。何気に新技法も使ってます。見応えのある作品に仕上がったかと思います。

今回の風景画はリグーリア州のシリーズです。上のポルト・ヴェーネレに加えて、チンクエテッレやジェノヴァの風景も展示します。

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こちらは図鑑シリーズのバラ。左の赤い方は前から出してたやつですけど、右の黒い方は新作。黒い花、一度やってみたかったんですよね。花のシリーズ、花びらの部分だけエアブラシで明るく吹いて柔らかさを出してるんですけど、黒い花に関してはエアブラシを吹かずに作ってます。
・・・赤い花と並べると良い感じなんだけどね。黒い花単体だと、人気無さそうですね。
・・・まあ、いいや。作りたいものを作る。これでOK。個展の主要な作品は終わってるから、残された時間で好き放題やるかな。必要無い物、いらん物を作って行こう。

と言う訳で、今回も面白い個展になるかと思いますので、近くにお住いの方は是非お立ち寄り下さい。

9月5日(火)~10日(日)

AM11:00~PM7:00 (最終日はPM5:00閉廊)

レトロフトmuseo
鹿児島市名山町2-1 レトロフト千歳ビル2F

℡ 099-223-5066
DMをご希望の方はこちら からメールにて、ご住所とお名前をお願いします。
あと会期中、天文館のイタリアンレストラン「イル・チプレッソ」さんの方にも作品を展示させていただきます。(友人の古畑夫妻のお店です。)
こちらにも職人シリーズを展示します。
朝11時から13時までと、16時から18時まではフリーでお店に入れます。
個展とも合わせて、是非ご高覧賜りますよう、よろしくお願いいたします。

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2017年5月30日 (火)

イタリアの職人シリーズが100点目になりました。

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2001年から始めたイタリアの職人シリーズが、この作品で100点目になりました。まあ、100点と言っても、同じ職人さんを何度も切り絵にしたり、一つの作品に複数の職人さんが登場してる事もありましたけどね。とりあえず100点目。感慨深いもんですね。

100点目の作品は製本職人のパオロ・ブルスコリさん。サイズは40×60cm。1881年創業の4代目です。「製本職人」としましたが、革製の化粧箱や鞄など、革製品なら何でも作る。
作品にしたのも、近所の家具職人から頼まれた仕事です。家具の一部に緑色の革を貼って、金箔を押して装飾を入れている場面。この道具は先が回転するタイプで「ルォータ」と言います。
趣味がカヌーと言うだけあって、金箔押しをする腕はとても力強い。

イタリアの職人シリーズは100点目だけど、日本の職人シリーズはまだ15点。こちらももう少し作らないとね。

ちなみに、大きいサイズの風景画(50×100cm)は5点、A4サイズ以下の大きさの風景画は266点制作しました。
名画の模写は8点、図鑑シリーズは動物、花、楽器、イタリア関係を合わせて749点仕上がってます。

イタリアの職人シリーズ以外は2002年末にイタリアから引き揚げてから制作した作品ですね。
イタリアの職人シリーズも、イタリアに住んでた頃に作ったのは6点目までだしね。この15年で大小取り混ぜて1122点の作品を作った事になるのか。

な~んか、色んな物を作った気がするなあ。

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2017年3月19日 (日)

明日から豊田で個展です!

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画像は今回の展示会場であるホテルフォレスタヒルズの和食、「花の里」のディナー。魚料理シリーズの一環として制作しました。鯛の唐揚げです。

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こちらは洋食「フォンターナ」のディナー。オニオンのタルトに乗った帆立貝と鰆のローストです。

2点ともサイズは20×30cm。これまでの魚料理シリーズ倍以上の大きさです。

新技法「切り絵ヌード」もだいぶ慣れて来ましたねえ。料理とポンペイのモザイクの模写しか作ってませんが、色々と可能性は広がりますね。

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で、この2点の切り絵がフォレスタヒルズさんのご好意でポストカードになりました。個展を見に来たお客さんにプレゼントします!

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と言う訳で、明日から個展でございます。

20日(月)~26日(日)
11:00~18:00
ホテルフォレスタ2階ロビー

どうぞよろしくお願いいたします。

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2017年3月18日 (土)

干支シリーズ、おまけ

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昨日のブログで発表した干支シリーズMK-Ⅱの補足です。

丑年のみデザインがオス・メスがあります。最初、おっぱいがあるメスを作ったんですけど、このシリーズは自分用、ご家族用に買われるお客さんが多いでしょうから、ならば男性用・女性用と両方を作っておくべきかなと思いまして。

続いて、没デザインも公開。失敗したコピー用紙の裏側に描いてるいてるので、いずれ捨てますが、デザインが決まるまでの過程も面白いのでスキャンしました。

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左上がネズミ、右上がウサギ、左下がヒツジ、右下がトラです。

スケッチの段階ではなるべく可愛く、漫画チックに作ろうとしてます。

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トラの第2案。干支シリーズ12種全て同じ金額にしたいので、デザインによって複雑さに差が出さないようにしないといけない。このスケッチだと線が多過ぎる。
ポーズは体を斜めに、顔をこっちに向ける構図はこの段階で決定してます。

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ウマとタツ。ウマは体を跳ね上げて動きのあるデザインにする事はこの段階から決まってます。
タツはタツノオトシゴですね。図鑑シリーズと共用する事も考えていたので。架空の動物のタツを使いたくなかったんです。

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イヌとウマの第2案。イヌは走らせて躍動感を出そうとしたんだけど、正方形の中に入れる事を考えると、どうしても小さくなっちゃうので。

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ヘビの第1案。これが一番苦手。あまり不気味な感じにしたくないので。なるべくシンプルに、しかしシンプル過ぎると他のデザインとのバランスが崩れるので、適度に複雑に。模様を入れて調整しようとしてます。

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失敗したコピー用紙の裏に描いてるので、見にくいですけど・・・。
左側にトリ。右上にウシ、右下にイノシシですね。第1段階からトリはニワトリ、ウシはホルスタインを使う事が決まってました。

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ヘビとイノシシの第2案。正方形の枠に入れた場合の事を考えてデザインしてます。ヘビはスペース全体を使うように配置。イノシシは全体的に丸っこく。いずれも子供のヘビ、子供のイノシシってイメージで描いています。

以上はだいたい昨年の夏ぐらいに描いてました。年末にこの方向で下絵を描こうとしたんですけど、どうも安っぽくなりそうなので断念。1ヶ月ほど悩んだ末、いつもの図鑑シリーズみたいな感じでまとめました。

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で、ここから10cm四方の紙に直接下絵を描いて行く。満足出来るデザインが出来たら、直接切って行くので、失敗した下絵しか残ってなかったりします。
上の画像は巳。なるべく単純な形にしようって事で、円形に描いてみたけど気に入らなかった。結局図鑑シリーズのマムシの模様をコーンスネークの模様に変更する事でデザイン完了。

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左が図鑑シリーズのマムシ、右が干支シリーズの巳。向きも左右反転させてます。

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辰の下絵。下の方にOKと書いてあるけど、切った後で尻尾が気に入らなかったので修正。落款を押すスペースが無かったので更に修正と、決定するまで手間取った。

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寅の完成品。これと色調を統一したヴァージンを6点仕上げたんだけど、ちょっと顔がきついのと、縞模様が複雑すぎて、他の干支とのバランスが悪いので、顔を優しくして縞をちょっと減らしました。背景の色も完成版では黄緑色ですけど、こちらはオレンジ強めで作ったので、スカイブルーになってます。

完成させた後なので、勿体ない気もしますけど、お客さんに出す前に出来る限り良い物に仕上げないとね。

と言う訳で、もうじき豊田市の個展です。
お近くにお住いの方々、見に来て下さいませ。

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