2018年4月13日 (金)

パドヴァ

イタリア滞在6日目の2月6日(火)、パドヴァに行きました。ヴェローナからは1時間弱で行けちゃいます。ここも初めて訪れる町ですね。

まずはインフォメーションに行き、パドヴァカードを買う。48時間で16ユーロ。これでパドヴァの美術館とバスや路面電車は自由に使える。・・・て、48時間は長いよなあ。

最初にスクロヴェーニ礼拝堂に行きました。ジョットが描いたフレスコ画で飾られてます。作品を保存するために見学の時間は決まってるので、何時に始まるか聞いてみました。1時間半ほどあったので、それまで町をブラブラする事にしました。

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エルベ広場。午前中は市場が立ってます。絵になるんだけど、ヴェローナのエルベ広場とテーマが被るんだよね。広場の名前も同じだし。
ちなみにエルベって草の意味なので、野菜中心の市場が立ってる事が多いんです。

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エルベ広場。ちょっと離れてみました。広場の向こうにあるのはラッジョーネ宮殿。通称をサローネ(サロン)と言います。この中にも入れるんだけど、後回しにして近くのシニョーリ広場に行きます。

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シニョーリ広場では衣類とか雑貨が売られてます。広場にある目立つ建物は時計塔と呼ばれています。ヴェネツィアにも似てるのがあるんだけど、こちらの方が古くて1437年に完成しています。(ヴェネツィアのは1499年です。)イタリア最古の時計塔なんだそうな。

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パドヴァのドゥオーモです。1754年完成とあります。地味な外見ですね。地球の歩き方にも写真が出てないと、散々な扱い。パドヴァにはサンタントニオ聖堂という超有名な教会があるので、割りを喰ってるような感じですね。

時間になったのでスクロヴェーニ礼拝堂へ向かう。20人ぐらいのグループになって、前のグループが見学を終わって出て来たら入れてもらうという方式。
パドヴァでは人気の観光スポットなので、事前にウェブか電話で予約を入れる方が良いでしょうね。(私は午前中に行って、空いてる時間に入れてもらったので。)

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スクロヴェーニ礼拝堂のジョットのフレスコ画、最後の審判です。
ルネサンスの原型と言った感じですね。とても美しい。両脇にもマリアとイエスの生涯を描いたフレスコ画が描かれています。

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15分程度の見学時間でしたが堪能しました。見に来て良かった。
ちなみにスクロヴェーニってのはこの礼拝堂を寄進した人で、高利貸しをやってボロ儲けした事で有名だったそうな。ダンテの神曲では罪人として登場してるので、この程度ではダメだったって事ですかね。
おかげで私たちには素晴らしい芸術品が残されてる訳ですけど・・・。

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さて礼拝堂の後はサローネの中を見学します。ここ、非常に気に入りました。ドナテッロのガッタメラータという騎馬像(後述します。)の馬の部分のみのコピーが置いてあるんですけど、壁面が全てフレスコが描かれています。この色の感じが好きです。天井も船の竜骨みたいで面白い。
・・・ここも大型の風景画にしようか考え中。面白いんだけど作品としてどうなのかなと。

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馬の像。ガッタメラータの像はブロンズ製だけど、こちらは木製。
何で馬だけコピーしたんでしょうね。
係りの人に聞いて来れば良かったなあ・・・。

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パドヴァにはトラムビアが走ってました。路面電車の事なんだけど揺れが少なく本数が多いので気に入ってます。次のサンタントニオ聖堂まで、ちょっと距離が有るのでトラムビアを使う。

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サンタントニオ聖堂です。パドヴァではスクロヴェーニ礼拝堂と並ぶ最重要ポイント。聖堂手前にガッタメラータ騎馬像があります。
・・・うん。迫力ある教会ですね。いっその事、こっちがドゥオーモでも良いのではと思いますが、そうも行かないんでしょうねえ。

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ガッタメラータってのは15世紀の傭兵隊長、エラズモ・ダ・ナルニのあだ名。トラ猫って意味なんだけど、老獪って意味もあるそうです。
騎馬像はドナテッラ作。ドナテッラの彫刻の中でも最重要な作品ですね。
聖堂の中にはガッタメラータの墓もあるそうです。

サンタントニオってパドヴァの守護聖人です。彼の遺骨も祀られているので、イタリアでは重要な聖地なんですね。

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サンタントニオ聖堂近くの屋台。この白くて長いのは何かと言うと、ローソクです。他にも宗教用具なんかも売られてます。こういう屋台ってのも聖地ならではですね。

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プラート・デッラ・バッレという円形の公園。水の流れる堀に囲まれてて、なかなか優雅な公園です。奥に見えるのはサンタ・ジュスティーナ聖堂。サンタントニオ聖堂と似てますね。

と言う訳でパドヴァでした。見所も多いし、楽しかったです。宿泊すれば、もっと好きになったかも。

さて前日に買ったカメラの充電器ですが、変換器としての機能も備えているので、という事はコードさえつなげばタブレットの充電も出来るんじゃないかっって事で、ヴェローナに戻ってから前日のカメラ屋さんに行って来ました。
「じゃ、ちょっと試してみようか。」と言って、コードを出してくれて繋いでみたら、充電出来ました!!
コード買おうとしたら「いいよ、これぐらい。」ってプレゼントしてくれました。
ありがとう、カメラ屋さん!!

と言う訳で、やっと自由にネットが使える環境になりました。2日後にフィレンツェに行くので、必ず会う人だけメールしました。

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気分良くなったとこで、夜の散歩。サンピエトロ城まで歩いてヴェローナの町夜景を撮って来ました。・・・作品にするのなら昼の方が良いかな。

帰りに切り売りのピッツァを買って食べました。そこそこ美味でした。

だいたい不自由が無くなって来たとこで次回へ!

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2018年4月10日 (火)

マントヴァ

さて、カメラのバッテリーが切れかかってるという重大な問題を抱えたまま、今日ぐらいは何とかなるだろうと楽天的に予想して、イタリア滞在5日目。2月5日(月)はマントヴァに行きました。ここも初めて行く町です。

ここでちょっと困った事が発生。

晩御飯を食べるとやる事が無いので、夜の9時には寝てました。ひどい時だと夜7時に寝てた。で、起きるのは朝の6時前。こんだけ長時間ベッドに寝た状態だと腰が悪くなるみたいなんです。
この日も睡眠時間だけは取ってるから元気良く「さあ、出かけるぞ!!」って感じで歩き出すんだけど、どうも腰の具合がおかしい。

私はぎっくり腰になった事は無いんだけど、これはその前兆なんじゃないかと・・・。
だから、歩道から車道に下りたりすると

「はっ!?」

って感じで固まっちゃったり。(あの程度の段差で!?)

他にも、くしゃみが出そうになると、しゃがみこんで体勢を整えてからくしゃみしたりしてました。

この腰の違和感はフィレンツェに着くまで続きました。フィレンツェでは友達と夜遅くまで食事してお酒飲んだりしたから、生活が乱れたのが腰には良かったみたいです。ただ、やはり腰は悪くしてたみたいで、京都・豊田の個展後に整体に行ったら「腰、悪くなってるよ。」と言われました。

ともあれ、マントヴァ。月曜日に訪れたのは失敗だったみたいで、美術館とかは休みなんですよね。町中に人影はまばらで、随分と寂しい町だなあと思いました。

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町の中心であるエルベ広場。市なんかが立つと聞いてたんだけどね。月曜日は無かったようで残念。

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マントヴァのドゥオーモ。なかなか気品のある佇まい。
ドゥオーモの右にはドゥカーレ宮殿。内部は博物館。この日は休み・・・。

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ドゥカーレ宮殿の裏側にサンジョルジョ城。
…と、まあこんな感じ。

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これはネットで拾った画像。こういうのを期待してたんですね。マントヴァってのは湖で囲まれてる町なんです。遊覧船が有るというので、是非乗って写真を撮ろうと思ってたんですよね。
ですが、遊覧船が出るのは夏季だったみたいです。残念。

ガッカリしましたけど、こういう時こそ美味いもんでも食うかってんで、ドゥオーモ付近のお店に入りました。

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プリモに鴨肉のタリアテッレ。ワインが欲しくなった。

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馬肉の煮込みとポレンタです。この辺ではウマとかロバの料理が名物なんですね。馬肉を食べるのは初めてですけど、癖も無く美味でした。ただ、プリモもセコンドも同じような味付けの料理を頼んじゃったので、ちょっと失敗したかな。

マントヴァからはサッビオネータという町にもバスで行けて、そこも面白そうなんだけど時間的に厳しそうなので断念してヴェローナに戻りました。
マントヴァの遊覧船とサッビオネータは次に行く時の楽しみに取っておきましょう。

さてヴェローナの宿に帰ると、大家さんが来てました。スーツケースの事について話し合った後、カメラのバッテリーの事も相談したら、近くのカメラ屋さんを紹介してくれました。とりあえず相談してみて、ダメならダメで別の手を考えようって事で行ってみました。

カメラ屋さんで状況を説明したら「心配無い。全世界対応の充電器があるから。」と出してくれました。

ジャ~ン!!

充電器と変換器が一緒になってました。しかもバッテリーとの接続部分がスライドするので、他のカメラのバッテリーにも対応出来る優れ物。これからは、これ一つ持って行けば済むんですよ!

これはとても良い買い物でした。スーツケースが届かなかったおかげで、良い物が手に入りました。
ともあれ、これでこの後の取材も好きなだけ写真が撮れます。

気分良くなったとこで次回へ!

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2018年4月 9日 (月)

ヴェネツィアのカーニバル

イタリア滞在4日目の2月4日(日)、せっかく2月にイタリアにいるのだからヴェネツィアのカーニバルを見に行きました。
ヴェローナからヴェネツィアは電車で1時間ちょっと。日帰り遠足には丁度良い距離ですね。(フィレンツェからも日帰り出来ますけどね。)

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ヴェネツィアに行く前に、前の日に買ったヴェローナカードがまだ使えるので、アレーナを見学しました。
古代ローマ時代に建造されました。現在でも現役の劇場で16000人の観客が収容できるそうです。

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アレーナがあるブラ広場も活気があって好きですけどね。作品にするのはどうかな~って・・・。

さてヴェネツィア。今回初めて駅からヴァポレット(水上バス)に乗りました。終点のサンマルコ広場まで乗ります。サンマルコまで歩くと迷路の中にいるようで、楽しいんだけど結構時間かかるんだよね。運河をヴァポレットで行くのは快適です。

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ヴァポレットに乗っててビックリしたのがこれ。(写真を撮れなかったので、後で友達が撮った写真を借りました。宮本君、ありがとう!)ヴェネツィアには何度も来てて、最後に来たのは2010年だけど、こんなのあったっけ?
調べてみたら、ロレンツォ・クィンさんって彫刻家の作品だそうです。2017年のヴェネツィア・ヴィエンナーレの時に作られたそうですね。
凄いインパクト。手の表情が官能的で素晴らしいです。

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アカデミア橋を抜けたらサルーテ聖堂が見えました。以前、アカデミア橋から撮った写真を切り絵にしてるんですけどね。

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横長の構図も良いなあ。機会があれば、また切り絵にしたいですね。
この聖堂、やっぱり素敵だ・・・。

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サンマルコ広場に到着。いや、もう兎に角、大勢の人!!
ため息橋の方に行ったら、人多過ぎで窒息しそうでした。

ともあれ、お目当ての仮装してる人はサンマルコ広場に集まってるので、目に止まった人を写真に撮ってみました。

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ペアで居た白クジャクと緑クジャク。こういうの好きです。

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仮面を被ってない人も居ます。

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年配の方たちも仮装を楽しんでらっしゃいます。

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ヴェネツィアのカーニバルを見るのは20年ぶりぐらいなんだけど、こういうのは初めて見ました。着ぐるみ。この二人の他にも着ぐるみ着てる人が結構居ました。日本のコスプレ文化から来てるんじゃないかなあ。でもまあ、可愛いよね。カメラ向けると「あら、あたしたち撮ってくれるんだ!」って感じで嬉しそうにしてました。

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そろそろ帰るかってんで、サンマルコ広場から駅まで歩く。
ゴンドラにも仮装してる人たちが乗ってたり・・・。

さて、4日目にして少々まずい事が発生。
カメラのバッテリーが少なくなって来たんだよね。
充電器と変換器はスーツケースの中。
日本で買ったカメラなので、こっちのカメラの充電器を買っても電圧が違うので使えないんですよ。「どうすっかなあ・・・。」と考えつつ次回へ。

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2018年4月 8日 (日)

ヴェローナ

イタリア滞在3日目の2月3日(土)は宿泊地を移動しました。ミラノから電車で1時間半程、ヴェローナに行きました。ヴェローナのB&Bに5泊。そこから日帰りで近くの町に行こうという事ですけど、この日はヴェローナ観光。

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駅からちょっと歩いて町の中心地へ。
画像はアレーナ(円形劇場)。ヴェローナに来るのは2回目です。友達がブレーシャっていう近くの町に住んでたので、一緒に遊びに来た事がありました。あの時はエロス・ラマゾッティのコンサートやってたっけな。

アレーナの近くにあるツーリストインフォメーションでヴェローナカードと言うのを買いました。ヴェローナの名所旧跡の入場料と市内のバスが無料になります。24時間有効で18ユーロ。上手に使えばとても便利です。

まずはカステルヴェッキオ博物館へ行きました。

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これがカステルヴェッキオ城。この中が博物館になってます。
展示品も面白かったけど、テラスからの眺めも良い。

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城に隣接してるカステルヴェッキオ橋。ギザギザが可愛らしいね。とても個性的な橋です。ヴェローナはフィレンツェと同じように町の真ん中に川が流れてるんです。(ヴェローナのはアディジェ川と言います。)見所も歩いて回れる範囲に集中してるので、非常に感じ良い町ですね。

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カステルヴェッキオ城を出て東へしばらく歩くと、エルベ広場があります。
ここ、大好き!
今年の秋の個展に向けて大きいサイズの風景画を作りたいんですけど、ここが候補の一つ。この写真じゃなくて、もうちょっと別の角度ですけどね。
この塔はランベルティの塔と言います。ヴェローナカードが使えるので、ここにも上ってみる。

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塔の上からの眺め。中央にある白い教会と鐘楼がヴェローナのドゥオーモ。近くで見ると簡素なんだけどね。ここから見る方が目立ってて美しいな。
塔からの眺め、素晴らしいんだけどね。アディジェ川がほとんど見えないのが残念。

さて、昼食も終わってB&Bにチェックインの時間が近付いたので、観光を中断してB&Bに向かいました。
川を渡って、住宅街の方へ。ちょっと迷ったけど、だいたい予約の時間に着いたら、丁度オーナーさんが外に出て来ました。

このB&Bには5泊の予定なんで、いくら何でもスーツケースは届くだろうけど、届かなかったら荷物配達センターに電話してくれと頼みました。
結果は既に書いたようにヴェローナには届かず、しかしオーナーさんは頑張ってくれたので(1日に14回も電話してくれたって。しかし、この電話番号にどうしても繋がらなかったんだよね。何だってんだ。)非常に感謝してます。
旅先で親切にしてもらうと、町全体の印象も良くなるもんですね。
荷物の中から着替えだけB&Bに置いて、後半の観光を開始。

まずは町全体を見れるというサンピエトロ城へ。
ここはケーブルカーがあるんだけどヴェローナカードは対象外でした。

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素晴らしい眺めです。町の中央を流れるアディジェ川も美しい。ただ、残念なのが手前にある糸杉。何本もでかいのが生えてて、.これが視界を遮ってて邪魔なんだよなあ。
ここからの眺めも大型の切り絵の候補の一つなんですけど、作品にする時は糸杉を消した状態で作ろうかな。ちょっと角度をずらして何枚か写真を撮ったので、やろうと思えばやれる。

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サンピエトロ城のふもとにあるローマ劇場です。考古学博物館も付属してます。ここもなかなか絵になる場所ですね。

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さて、シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」はヴェローナを舞台にした物語なんです。こちらが今もヴェローナに残るジュリエットの家。
エルベ広場の近くにあるので、ランベルティの塔に上る前にちょっと行ってみたんだけど、観光客が行列を作っててさ。夕方に出直して来たけど、まだまだ凄い人だかり。

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この場所のお約束。庭にあるジュリエッタの像の胸に触ると幸せな結婚が出来るんだそうです。こういうのは若い女の子がやると可愛らしいんだけどねえ・・・。

と言う訳で、ヴェローナの観光終了。
早くも「大きいサイズの風景切り絵の為のネタ探し」が2つも見つかったので、気分良かったです。
ヴェローナは見所も多いし、お勧めの観光地ですよ。
また機会があれば再訪したいですね。

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2018年4月 7日 (土)

ベルガモ

毎年、1ヶ月間フィレンツェに滞在してましたが、最後の方には「早く帰って仕事してえなあ・・・。」って感じでグダグダになる事も多いので、今回の滞在は2週間にしました。
職人工房の取材も今回は止めました。取材したけど切り絵にしてない職人さんって結構あるんですよね。これ以上取材すると宿題が溜まって行く一方なので、今回は職人工房の取材は止め。風景のみの取材にしようって事で、そうなるとフィレンツェ以外の所に宿を借りて、そこを中心に日帰りで取材に行くという事にしました。

と言う訳で、ミラノ到着直後にスーツケースが届いてないというアクシデントに見舞われましたが、気分を切り替えてイタリア滞在2日目の2月2日(金)はベルガモに行って来ました。ミラノから電車で50分弱。初めて訪れる地ですね。

傘を差す程でも無い微妙な天気でした。駅から町の中心までちょっと距離が有るのでバスを使います。ベルガモの町自体は高い丘の上にあるので、ふもとからはケーブルカーを使う。

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ケーブルカーの駅を出てすぐの所にあるお菓子屋さんにて。ベルガモの名物お菓子で、ポレンタ・エ・オゼイといいます。ポレンタってトウモロコシの粉、オゼイはベルガモ弁で小鳥の事。実際はポレンタは使ってないそうです。色が黄色いでポレンタに見えるから、そう呼ばれるんでしょうかね。何となく銘菓ひよこを思い出すなあ。帰りに小さいのを1個買って食べたけど、フワッとしたスポンジにチョコレートのクリームが入ってて美味。

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しばらく歩くと広場があります。ここが町の中心、ヴェッキア広場。
左がベルガモの歴史博物館、右がラッジョーネ宮殿で、その向こうにドゥオーモがあります。
歴史博物館の中にある塔は上れるんだけど、昼休みの時間が迫ってたんで、午後に改めて上る事にしました。

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ラッジョーネ宮殿の向こうにあるドゥオーモ。(その町で一番大きい教会と考えて下さい。)悪くない建物なんだけど、至近距離にあるのがなあ・・・。

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コッレオーニ礼拝堂。15世紀に活躍した傭兵隊長でベルガモの領主、バルトロメオ・コッレオーニが自分と娘の為に作った礼拝堂です。
独特の形してて、非常に興味深いですね。

昼御飯はピアディーニを食べました。ピアディーニって薄く焼いた生地でチーズとか肉とか野菜を巻いた料理。北イタリアでよく食べられてます。

昼食後、町全体が見える高台に向けて歩く。ここもケーブルカーがあるんだけど、大した距離はなさそうなので歩いてみました。

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なかなかの風景ですね。良い眺め。

再び町の中心部に戻って、博物館の中にある塔に上りました。

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コッレオーニ礼拝堂が素晴らしいね!!この角度からの眺めはベスト!!
いつか、しっかりと切り絵にしたいと思います。これを見れただけでも来た甲斐がありました。
コッレオーニ礼拝堂、昼前に中に入ったんだけど(中は撮影禁止でした。)意外と狭いなあと感じました。上から見ると成程、奥行きもあまり無い。くっついてる教会のせいで大きく見えてた訳ですね。

この後も色々歩きましたけど、塔からのコルレオーネ礼拝堂ほどのインパクトは無かったかな。
満足して、日没前にミラノに戻りました。

宿で簡単な仕事したかったんだけどね。道具はスーツケースの中。(刃物だしなあ。)晩御飯食べてシャワー浴びて洗濯したら、やる事無いので午後9時ぐらいに寝ました。1泊分の着替えは持ってたし、そんなに不自由は無かったんだけどね。夜は退屈だったなあ・・・。

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2018年4月 5日 (木)

実はですね・・・。

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実は2月1日から16日までイタリアに行ってました。何でそれをブログに書かなかったかと言うと、初日にトラブル発生したからです。

いや、もう、ひっで~目に遭った。

今回、セントレアからフィンエアでヘルシンキ経由でミラノに入ったんだけど、空港に着いたら私のスーツケースが届いてないんです。乗り継ぎのヘルシンキに置きっぱなしになってたみたいです。
結論を先に言うと、イタリア滞在中は私の所にスーツケースは届かず、日本に帰って3日後に戻って来た。・・・って、全然意味無い!!

2月前半の滞在なので、さぞ寒かろうと思ってセーターとかヒートテックとかスーツケースに入れてたのですけど、行ってみたら全然寒くなく、考えようによっては身軽に旅行出来て良かったかもしれないんだけど(リュック1個で2週間過ごした。)問題は充電器とか変換器をスーツケースに入れっぱなしだったんだよね。だからタブレットも朝夕にメールの確認をする程度で、ほとんど使わなかったんですわ。

この状況で

また飛行機トラブルだよ。スーツケース無くなったって!!

なんて書こうものなら、あの人とか、あの人とか、あの人なんかから一気にコメントが付くから、そんなのに一々レスなんてしてられるか邪魔くさい。・・・って事になるので、結果的にお忍びで旅行してたんです。

「何でイタリアに来るって言わないんだよ!」

と何人かから怒られましたけど、仕方ないよね。

ロストバゲージって今回が初めてじゃないんです。フィレンツェに住んでた頃に1回遭ってます。大韓航空でしたね。あの時もなかなか届かなくて、いい加減ウンザリして電話で問い合わせたら、その日に届いたっけ。

そんな訳なので慣れたもんでして、慌てる事無く手続きをしました。
ついでに、ロストしたのは私だけじゃなくて、同じように名古屋からヘルシンキ経由で来た日本人の子たちが10人ほど居たので、彼らの手続きも手伝ってあげた。ほとんど引率の先生みたいになってましたな。

ちなみに、その子たちは8日間の卒業旅行だったみたいで、荷物が届くのは4日目って話をしたら「うえ~。」って顔をしてた。そりゃ日程の半分がスーツケース無しって、きついわな。
その1週間程後でフィレンツェの知人から聞いたんですけど「そういえばフィンエアで来たって子たちがスーツケース届かなかったって言ってましたよ。」だって。
・・・多分、彼らだ。彼らもスーツケース無しで旅行したって事か。まあ、私はさほど不自由は無かったんだけどさ。(1泊分の着替えはリュックに入れてたしね。)
初めてのイタリア旅行で全日程スーツケース無しってのは可哀そうよな。
しかし・・・私が1時間も余分に手続きカウンターのとこに留まって手続きを手伝ったというのに、それが無駄になったか。
フィンエアもせめて、空港で生活用品のセットを配ったり、日用品を買う為のお金をくれたりとかがあれば良かったんだけどね。そういうのは全く無し。しかもフィンエアの人の立ち会いも無かったので、トラブル発生したのに無責任だなと思った。

と言う訳で、現地で使った生活用品の金額を請求中です。フィンエアの場合は70ユーロまでしか出ないそうですけど、私はもうちょっと多く使っちゃったんだよね。審査には2ヶ月かかる事もあるそうです。全額出ないかな。

画像は夜のミラノのドゥオーモ。
旅行そのものは楽しかったんだけどね。

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