2016年6月23日 (木)

暑中見舞いを作りましょう!

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3月に個展をさせていただきました、豊田市のホテルフォレスタヒルズで1回だけ限定の切り絵教室を開きます。

Iromihon

暑中見舞い葉書を作ります。9種類のデザインを用意しました。
予備の分も含めて17枚分の葉書が出来るようにキットを用意します。

お申し込みはこちらから。

http://www.forestahills.jp/?p=15471

2016年7月2日(土) 14時~16時
授業料は¥3,000です。どうぞよろしくお願いします。


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2012年12月 9日 (日)

切り絵教室便り

今日は今年最後の切り絵教室でした。

勘違いしてる人も多いようだけど、4月から始めた教室は半年で終わらずに、ずっと続いているのです。半年間は私の用意した下絵をやってもらいましたが、今はオリジナルの作品をやってます。

そろそろ完成した作品も出て来たので発表します。

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辻さん、帆船の切り絵の下絵をやってます。手前に置かれているのは歌麿の美人画の模写切り絵。オリジナルをほぼ完璧に切り絵にしました。細かい上に超丁寧です。

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星さん、風景画の下絵を進めています。かなり難しいモチーフですが、完成すれば素晴らしい作品になるかも。

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小瀬木さん、着物の柄をどうするか考え中。次回の教室は1月13日で間が空くから仕上げて来て欲しいなあ。(冬休みの宿題みたい。)

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加藤さん、絵本調の作品を既に2点仕上げてくれました。今は、ヨーロッパの田舎の建物の風景の下絵をやっています。1点仕上がる毎に課題点も見えて来ているので、どんどん上達しています。

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伊藤さん、花の切り絵を1点仕上げて、今は絵本調の切り絵をやっています。この作品も花がいっぱい。色画用紙を切って貼る段階ですね。2作目は色使いもより複雑になっています。

今回紹介した5人の生徒さんは4月からずっと続けてくれています。半年かけて徹底的に基礎をやったので、どの作品も丁寧で見ていて気持ちが良い。他の生徒さんもどんどん上達しているので、これからどうなって行くのか楽しみですね。

生徒さんは随時、募集中です。毎月第1・第3日曜日の午前中、NHK名古屋文化センターでやってます。興味ある方は一度見学に来て下さいね。

NHK文化センター名古屋

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2012年7月 1日 (日)

暑中見舞い2・3・4

  昨日のブログで公開した暑中見舞いその2・3・4です。 

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1と同様に金魚と涼の字の組み合わせですが、金魚も文字も大きめに作ってあります。

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朝顔です。最初奥の1本だけだったんですけど、寂しかったのでもう1本増やして色も変えました。青い色も清楚で良い。

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風鈴と蚊取り線香。文字は暑中御伺(しょちゅうおうかがい)と書いてあります。「暑中見舞い申し上げます」だと11文字もあって、切るのは大変だなあ・・・と思って、図書館で調べてたら、この言葉を発見。これなら4文字で済む。書体は勘亭流と言って歌舞伎で使われている江戸文字。ちょっと幅を広げて太らせてやった。こうすると、見た目に暑苦しくなる。文字が汗をかいているようだ。対して、風鈴はガラス製で涼しげにデザインしました。豚の蚊取り線香は、家にもあります。学生時代にスーパーマーケットでバイトしてたんですけど、在庫処分でタダになったので貰って来ました。この形が何だか好きでねえ・・・。

Shotyuu

こちらは下絵。3つに切り分けて裏側をスプレーで黒・赤・青に塗った物を教材として用意しました。切り抜いて葉書に貼り付けるけど、完成時には左右が反転する。昔は左右反転する事を前提に文字なんかをレタリングしてましたが、最近はパソコンを使って画像処理出来るので楽ですね。

今回の教室では、この下絵のデザインを自分の好みで組み合わせて作ってもらいました。一応4種類手本として出したんだけどね。作った私でも「その組み合わせで来るか。」ってのも出て来たりするので、なかなか面白い。皆、楽しそうに作ってくれましたねえ。そういうのを見てる私も楽しかったりします。

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2012年6月30日 (土)

暑中お見舞い申し上げます。

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まだちょっと早いですけどね。画像は出来たてホヤホヤの暑中見舞いハガキ。金魚すくいのイメージで、真ん中に「涼」の文字。

・・・暑中見舞いなんて出した事が無いんだけどね。明日の切り絵教室で生徒さんに同じ物を作ってもらうのでデザインしました。(だから実際に出すわけではないのです。)他にも3種類あります。

こういうシンプルなデザインもなかなか楽しい。図鑑シリーズよりも更にシンプル。まあ、複数の人に出さなきゃならないので、凝ったデザインで作ると大変だしな。

今日は作業中すごく暑かった・・・。こんな時もあろうかと、ガリガリ君を買っておいて良かったよ。これから夏本番ですけど先が思いやられますね。

皆様も暑さには注意してお過ごし下さい。

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2012年6月21日 (木)

基礎練習

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NHK名古屋の切り絵教室で使ってる教材です。今月からは2色の画用紙を使って作ってもらってます。画像では動物がグレーで背景が白色ですが、これは生徒さんの為の見本。生徒さんには12種類の色を自由に組み合わせて作ってもらってます。私が色を使っちゃうとイメージが固まっちゃう人もいるでしょうから、見本はモノクロで。左が6月の1週目、右が2週目で使用しました。2週目は目の部分だけ色を変えたパーツを作ってます。徐々に難しい課題を出しています。

この作業、パーツを黒い線からはみ出さないように、しかし欠けてる部分がないようにと、正確に収めなければいけない。言葉にすると簡単だけど、実際はかなり難しい作業。欠けていると作品に穴が開いてしまうし、はみ出すとみっともない。(下着がはみ出してるように見えて、だらしなく感じるんだよね。)私はずっと前からこのスタイルで作ってるから当たり前の仕上がりだけど、生徒さんはようやく3ヶ月目。果たして上手くやれるだろうかと心配してましたが、皆けっこう頑張ってくれてます。教室でやれなかった分は宿題として家で作ってもらってるけど、2週間で仕上げて持って来るんだよね。こうなると教えてて張り合いがあります。次はもっと難しいのを用意してあげなきゃと思ったりします。

と言う訳で、私も見本を作りながら基礎を一緒に学んでるような感じです。見落としがちな事に気が付いたりして、勉強になりますね。まあ、展示会用の作品のノルマが厳しいので、基礎練習ばかりやってても駄目なんですけどね。

しかし、久々に2色の作品を作ってみて楽しかった。いつもはエアブラシでパーツにグラデーションを付けたフルカラーの作品だけど、こういうのも意外と良いな。かえって新鮮に感じる。いろいろと遊びたくなっちゃいますね。・・・っと、制作が忙しかったんでした。作業に戻りましょうかね。

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2012年5月19日 (土)

教材作り

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画像は前回の切り絵教室で使った教材。1回目と2回目はシルエットの切り絵でしたが、前回からはペン画のように線で表現したデザインの切り絵を作ってもらってます。教材の下絵のデザイン、これまでに作った図鑑シリーズ320点の中から使ってますけど、新規に描き起こしたデザインもあります。

12点中、この4点が新規デザイン。シベリアンハスキー、ケープペンギン、アカゲラ、葡萄。他の下絵も多少アレンジしてます。

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明日は4回目の切り絵教室の日です。教材は準備完了。3点、新規デザインしました。・・・けっこう大変なんだよね。自分が作る物じゃないから、クリアすべき課題が多い。だから図鑑シリーズも320点もあるから、課題には困らないだろうと思ってたけど、そのままじゃ使えないデザインも多いんです。次回の教室では使えるけど、今回の教室には使えないとか。まあ、ある程度慣れたら自分たちで下絵をデザインしてもらう事になるから、半年も経てば下絵を用意する事もないのですが。・・・その頃には別の課題も出て来そうですけどね。

一番上の画像で右側に写ってるのはテキスト。イラスト入りで私の切り絵の作り方を解説してあります。これまで普通にやって来た作業を言葉で説明しようと思うと非常に難しい。前回の授業で、テキストを使って説明したんだけど、一通り話した後で「今の話、分かりました?」と生徒の皆さんに聞いてみたら「いやあ・・・。」とか「えー・・・。」って感じの反応だったので、説明が下手過ぎたと狼狽した。仕方ないので実際に作ってもらって、その都度説明して行ったので、何とか分かってもらえたと思う。まあ文章だけで理解しちゃうと教室をやる意味が無いので、それで良いとは思うけど、やっぱり文章力も鍛えなきゃ駄目だなあと思った。

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2012年4月15日 (日)

教室2回目~。

名古屋栄のNHK文化センターでの切り絵教室、本日第2回目でした。まずは黒い紙を切って裏から一枚の台紙を貼るという、一番シンプルな技法から。教材はこれまでもイベントで使って来た干支シリーズを使いました。

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先週は切って真っ黒に塗りつぶして台紙に貼るという、一連の作業の説明。

今週は、美しい線を切り出すためにはどうすれば良いかという事を中心にやりました。ちなみに今週は教材を変えて星座シリーズで。12×2で24枚作れば、生徒さん達もだいたい慣れて来たかな。

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この2点をデザインしたのは、もう10年以上前ですね。フィレンツェに住んでた頃に日本文化祭に参加する事になって、干支シリーズをデザインしたんでした。デザインが固まるまでは、かなり大変で最初から作り直したり、いろんな所をいじくったりしましたね。私も次の制作に迷いが出てスタート出来ない時なんかは、これを作って感を取り戻したりしてました。未だに何かのイベントで使う事もあるので、我ながら良いデザインをしたなあと思います。  細かい部分があったり、直線も曲線もあるし細い線もあるので、最初の教材にピッタリですね。

で、今回の「いかに美しい線を出すか」という事で、生徒さんにもわかるように言葉で説明しなければいけない。ここ数日、自分の作品を作ってる時も、どう説明しようか考えながら作業を進めてました。今までは誰かに教える事を前提に作って来たわけじゃないから、特に意識した事はなかったんですけどね。改めて考えてみると、自分でも気が付かなかった事を発見したり・・・。教えるのも面白いもんですね。

次回は、また違う教材を用意しなきゃね。

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2012年4月 8日 (日)

初授業

名古屋栄のNHK文化センターの切り絵教室、今日から始まりました。例によって夜遅くまで(と言うよりも明け方まで)制作してましたが、頑張って早起きして30分前に教室に到着。

第一回目なので、基礎からという事で、干支シリーズを作らせてみました。デザインは私が用意したものなので、切る作業、黒く塗る作業、貼る作業をやってもらいました。けっこう授業時間、足りないもんですね。気が付いたら終わりそうになってたので、慌てて貼る作業の説明だけして、後は家でやってもらう事にしました。ちゃんと時計みながらやらないと駄目ですね。

授業後、次回の打ち合わせの為に受付に行ったら、同じNHKで教えてる水墨画の先生とすれ違った。

実は20年前、まだ学生だった頃に1年間その先生に習ってた事があったんです。当時は豊田のカルチャーセンターで教えていらっしゃったのですけど、生徒さんのほとんどがご老人の中で(そりゃ水墨画だから学生が趣味でやるにしては渋過ぎるよね。)私が20歳、先生が28歳だったかな。「先輩の後を受け継いで講師になったので、先生を始めたばかりです。」と言っておられました。

流石に私の事は覚えてないと思うけど、次にお会いしたら挨拶しようと思っています。私は切り絵はほとんど独学でやってますけど、未だにその先生に習った事はいろんな部分で役に立ってるんです。1年間習っただけだから基礎の基礎でしょうけど、その基礎を20年間ずっと踏まえてやってますからね。私にとっては凄く大切な経験です。

これからやって行く授業がこの先に生徒さんの役に立つかどうかはわからないけど(なにしろ、他に応用のしにくい技術だからな。)あの先生のように、長い年月が経っても生徒さんにとって大切な思い出になるような、そんな授業をやって行こうと思っています。

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2012年2月29日 (水)

切り絵教室のお知らせ

以前、ブログでお知らせしましたが、4月より名古屋で切り絵教室をやる事になりました。NHK文化センター名古屋で、月に2回、第1・第3日曜日の午前10:00~12:00まで行います。(ただし、初回は4月8日です。)

詳細はこちらから。お申し込みもページの下の方に「今すぐ受講したい方」と表示があるので、クリックして進んでください。

基礎から応用まで、私が持っている技術については全て教えるつもりです。(特に秘密にするような技術なんて無いのです。)根気さえあれば、良い作品は出来るという考え方でやって行こうと思います。

受講を希望される方にお願いですが、お申込みや何か質問がある場合はNHK文化センターに問い合わせて下さい。教室の運営は文化センターが行いますので。(明後日からイタリア行きで、滞在中はパソコンを使わないので、私の方にメールされて対処出来ませんので。)

どうぞよろしくお願いします。

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