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2016年10月31日 (月)

イタリアの地震

最近、イタリアでも地震が頻発しているそうです。昨日もまた地震があって、ノルチァという町が被害を受けたそうです。
2013年のイタリア滞在で、近くに住んでた粉川妙さんに案内をしてもらったんだった。
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画像はその年に制作したノルチァの風景。小さいけど美しい町でした。画面の中央がドゥオーモ(司教座がある教会の事)で、左側の時計のある建物は市庁舎ですね。
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昨日の地震で、教会は正面のファザードを残して崩壊してしまいました。
不幸中の幸いと言うか、亡くなられた方はいないようなのですが、この教会の無残な姿を見ると何とも心が痛みます。
ノルチァはソーセージとトリュフが有名な町です。この町を案内してもらったのも、ソーセージの工房を取材させてもらうためでした。
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ソーセージ工房の様子。カポ・コッロという、豚肉の首の部分で作るソーセージ。豚肉に塩と黒胡椒、ウイキョウを混ぜて(オレンジの皮を入れる事もあるそうです。)乳牛の腸に詰めていく。一頭の豚から2つのカポ・コッロが出来るんだそうです。
この方たちも無事だと良いけど・・・。
これ以上の被害が出ない事を祈ります。ノルチァのドゥオーモも、いつかきっと再建される事を願いつつ・・・。(ノルチァはローマ皇帝の時代から商売上手だと言われて来た土地柄ですから、きっと再建出来る!!)
さて、ちょっと話はずれます。
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画像は鹿児島銀行本店の別館。大正6年に建てられた、日本でも最古の洋風建築物で、国の登録無形文化財にもなっているそうです。
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趣のあるエンブレムですね。
来月、この建物を取り壊すそうです。
・・・って、文化財にもなってる建物をただ単に取り壊す!?
他に方法は無かったんでしょうかね?
最近、FBで鹿児島の友人たちが、この事を問題視して色々と活動しているのですが、ほとんど効果も無く、取り壊す事は決定されているそうで・・・。
先月、鹿児島で個展をやってて思ったのですけど、鹿児島の人って地元に誇りを持ってる人が多いよなあって。だから貴重な文化財を保存しないって感覚が鹿児島の人達と結びつかない。私が個展をやってたのは、市役所の前辺りで、この建物とも近いのです。散歩してても気持ちの良い町並みでしたがねえ・・・。後で高層ビルが建つそうですけど、どう考えても町の景観はぶっ壊れると思います。
ノルチァの地震みたいに災害で破壊される建物と、経済性・利便性を追求した結果として破壊される建物。比較の対象にするには条件が違いますけど、残念なニュースです。
長い年月を経て生き残って来た建物には、ある程度の敬意は払うべきだと思いますがねえ。って言うか、頭の良い人なら、この建物を生かして、その地域の活性化にもつながる方法を考え出したでしょうよ。安易に新しい建物を作り続けたとして、それで魅力のある土地になるのか?


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