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2015年12月31日 (木)

一年間ありがとうございました。

今年最後の作品です。

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10×10cm、ラオコーン像です。
ラオコーンは中央の男の名前。ギリシア神話の登場人物で、トロイアの神官。トロイア戦争末期にトロイの木馬に敵兵が潜んでいる事を見破るのだが、敵側に着いた女神アテネが遣わした蛇に二人の息子と供に殺されてしまった。

この大理石像は紀元前42年から20年頃に作られ、ローマのドムス・アウレア近くに埋もれていたのを1506年に発見されました。以後はバチカンの至宝として現在でも展示されています。

かのミケランジェロに影響を与えたと言われる程の極上の逸品。素晴らしい彫刻ですね。

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こちらは2009年に制作しました。サイズは7×7cm。透明アクリル板2枚で挟んで額装し、個展の時に「裏側はこうなっているんですよ。」とサッとスーツのポケットから取り出して見せる為に制作しました。
以前から「その作品は売らないんですか?」って方が何人か居まして、先日の東京の個展でも希望される方が居たので、どうせなら10×10cmで作ってイタリアフェアシリーズに加えるかなっ事で。

今年最後の作品が男の裸になっちゃいました。ちなみに昨年はこんな作品でした。2年続けて男の裸かよ!古畑圭一朗さん、期待に沿えなくてゴメン!!

ここ数年、ずっと閉塞感を感じていたのですが、今年は何かが動いてる、前進してるって実感が持てました。これまでの積み重ねも大事ですけど、大勢の人との良い出会いに恵まれたというのもあるかな。
来年は更なる飛躍をと思っています。
一年間、どうもありがとうございました。良いお年をお迎え下さい。

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2015年12月30日 (水)

今年最後のお仕事♪

図鑑シリーズで切り終えた時点の物があったので、それを終わらせてから新作に取り掛かろうと思ってましたが、一昨日仕事の依頼が来ました。
と言っても、図鑑シリーズと同サイズ、同じテーマ。ついでに作っちゃえるんですな。全部完成したので、お披露目です。

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まずはその他の生物と昆虫類。
上段左 マテガイ 全然形は違うけど、アサリなどと同じ二枚貝の仲間。私はまだ食べた事無いです。ちなみに資料写真は鹿児島のイタリアン、イル・チプレッソさんより。どんな風に調理したんでしょうねえ。

上段右 カミクラゲ 一番美しいクラゲと言われる。これは横浜八景島のシーパラダイスで撮影したんだっけ。暗い水槽の中で泳いでました。光って見えたな。髪の毛のように長く伸びた触手が美しいんだか不気味なんだか・・・。

下段左 ハキリアリ 葉を切り取って巣に運び、この葉にキノコを植え付け栽培し、それを食べる。農業をするアリとして有名です。作品では葉の上に小型のアリが乗ってますけど、同じ働きアリです。小さいのは葉を切り落としたり、細かい作業を行う。大きい方は運搬専門と、分業されてるそうです。

下段右 タランドゥスオオツヤクワガタ ハキリアリ同様、多摩動物園で見ました。ツヤツヤに光るボディは漆を塗ったようで、武藤久由先生が見たら大喜びしそう。アフリカ最大のクワガタだそうで、凄い迫力でした。ちなみにタランドゥスとはトナカイ座を意味するそうです。・・・トナカイ座って今は使われてないんだよね。

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魚類です。
上段左 ハリセンボン 近藤春菜さん、最高です。怒るとトゲの付いた体を膨らませる。フグの仲間だけど毒は無いので(卵は毒がある)調理師免許が無くても料理する事は出来る。・・・下処理するのが大変そうですね。指を怪我しそう。

上段右 ブラウントラウト これはイタリアの友人のクリスチャンが釣った時の写真。FBであげてたのを使わせてもらった。兎に角、もの凄い模様。何がどうしてこんな模様になったんだろう?おかげで、切り絵でどう表現すれば良いのか随分悩んだ。

下段左 カマス 多くの魚は細長いので、正方形の画面に入れてしまうと余白の部分が大きくなってしまう。その問題を解決するために、複数の魚を入れる事があります。上のハリセンボンとかね。それだけではマンネリになりがちなので、生き物以外も描き込む事があります。上のブラウントラウトなんかは、初めての試みで、釣れた時の情景を切り絵にした。更に、このカマスでは市場に並んでる姿を切り絵にしました。これが有りなら、焼き魚にした状態とか、刺身にした状態のも図鑑シリーズとして作れるかも・・・。いやいや。やはりその生き物本来の姿を変えた状態では作っちゃダメでしょう。何事にも限度があるのだ。カマスは干物にしたのが好きです。

下段右 イワシ これも図鑑シリーズとしては珍しく、群れ泳ぐ姿を切り絵にしました。ただ、こういう風に描いちゃうと、イワシなのか何なのか分かり難い欠点もあります。
イワシ、どう料理しても美味しいよね。

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両生類と爬虫類です。
上段左 キオビヤドクガエル 真っ黒の体に所々黄色い模様が入る感じ。顔なんか真っ黒だから写真で見ても口や鼻が認識出来ないぞ。
南米の熱帯雨林に生息する。ヤドクガエルはオスが孵化した幼生を背中に乗せて水辺まで運ぶ事で知られる。立派なイクメンですね。

上段右 インドシナウォータードラゴン 格好良い名前!!樹上で生活するけど、驚くと水に飛び込んで逃げるんだそうだ。グリーンイグアナのそっくりさんです。

中段左 ミズオオトカゲ 東山動物園で見た瞬間に背筋がゾワッとしました。な~んか不吉な感じ。こんなのが家の中に居たら泣き出す自信がある。
体長250cm。インド、フィリピン、インドネシアに生息する。

中段右 ハルマヘラホカケトカゲ インドネシアのハルマヘラ諸島に生息する。成熟したオスは尾の付け根から帆のようなヒレ(これをクレストと呼ぶ。)が広がる。なかなか恐竜みたいで格好良いぞ。

下段 ウミベイワバトカゲ 何か説明的な名前だなあ。分かり易いけど、もうちょっとこう・・・。英名は格好良いです。バハブルーロックリザード。バハって何だろうと思ったら、生息地のメキシコのバハカリフォルニア半島から取られたようです。カリフォルニア半島はどこ行った?

青い体が美しく、かなり前に切り絵にしようと思ってたのですけど、撮って来た写真があまり良くない。

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左は一番最初に描いた物。下絵の段階で気に入らなかったので進めなかった。右はこの後で撮った写真を元に枝につかまってる姿でデザインして切る段階まで進めた。このまま行こうかと思ってたけど、先日のIzooで良い写真が撮れたので、最初からやり直した。うん。やっぱり今のデザインが一番良いですね。生き物だから、こちらの思う通りのポーズは取ってくれませんから、気長に良い写真が撮れるのを待ちましょう。

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鳥類と哺乳類です。

左 コガネメキシコインコ 掛川花鳥園で見ました。赤、黄、オレンジ、緑、青と派手な色使い。たくさんのインコが飛ぶのを見てると楽しくなっちゃいますね。

右 シェトランドシープドック スコットランドのシェトランド諸島原産。コリーに似た外観ですが、大きさは半分ぐらいだって。
この作品を注文で制作しました。図鑑シリーズもこれで571点目。一年に50点作るのが目標ですが、今年は20点多く作れました。この調子で来年も頑張るぞ!!

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こちらは前に完成した作品をデザイン変更した物。左側が新デザイン。前のはネットや本に載ってた写真・図版をアレンジした物ので、自分で実物を見た上でデザインしたんじゃないんだよね。

上 コウイカ イカ墨パスタの材料。このイカが吐き出す墨をセピアと言い、またこのイカ自身もそう呼ばれる。作品の背景も勿論セピア色をグラデーションしてあります。

中 モルモット 人間が起こると、モルモットが死んでしまう程の毒素が生じるんだって。だから怒れて来た時は「モルモットを殺してはいけない!」と思って気を静めましょうとギャラリー彩のスタッフさんが言ってました。

下 ラーテル 中央アジアからアフリカまで広く分布する。体長1m未満の遺体の仲間。その皮膚は厚くゴムのように伸び、特に背中側は衝撃を吸収するのでライオンに咬まれても平気という、漫画の北斗の拳に出て来たハート様みたいなやつ。更に毒蛇に咬まれても平気と言うから、ほとんど無敵である。「世界一怖いもの知らずの動物」としてギネスに認定されたんだそうだ。おめでとう!

さて、明日は大晦日。新作を始めるのもんだから、もう1点小品を作りましょうか。どっちみち作らなきゃいかん作品だしな。明日、発表します。乞うご期待!

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2015年12月21日 (月)

Izooに行って来ました!

さて今年の展示会も終わった事だし、堂々と遊びに行こうかって事で、東京から戻るついでに伊豆の河津にあるIzoo(イズー)という爬虫類の動物園に行って来ました。伊豆と動物園のZooをかけてるんですね。上手い。

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丁度、お昼に着いたのでIzooのレストランで食事。ランチプレートを頼みました。シャムワニの肉を使った料理です。ワニカレーとワニの唐揚げとワニのスペアリブとサラダにも茹でて細切りにしたワニ肉が使われています。フライドポテトのみ普通。
ワニ肉は全くクセは無いし柔らかいんだけど、弾力有り過ぎて噛み切るのに手間でした。どの料理もまあまあ美味しかったかな。人生初の爬虫類料理でした。

腹ごしらえをして、いざ見学に!!

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これ、一番見たかったウミイグアナ。ガラパゴス諸島の固有種です。グリーンイグアナはけっこう色んな所で見るけど、ウミイグアナはIzooでしか飼育されてないんです。格好良い~。

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かの有名なエリマキトカゲ。オーストラリア、ニュージーランドに生息。これも飼育してる動物園は少ないそうで、実物を見るのは初めて。威嚇するときにエリマキを広げる姿は良く知られてますけど、エリマキを畳んでいる時はこんな風なんですね。

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ヒロオビフィジーイグアナ。南太平洋のフィジー諸島・トンガ諸島に生息。「世界一美しいイグアナ」と呼ばれる。成程。言われてみれば優雅で気品があるな。

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ツノスナクサリヘビ。エジプト原産。よく見ると目の上に小さい角がある。角のある蛇なんてのがいたんですね。面白い。他にもたくさんの種類の蛇が飼育されてましたが、私はこれが一番気に入りました。

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ブラックマンバ。アフリカ東部と南部に生息する。毒の強さではキングコブラをも上回るそうだ。写真が暗いので分かりづらいけど、体の色は灰色や褐色が多いみたいで、名前がブラックなのは口の中が黒いからなんだと。ちょっと口を半開きにして見せてくれてますけど、攻撃されそうで怖いなあ。

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レースオオトカゲ。オーストラリアの固有種。ちょっと前にネットのニュースで見たけど、民家の壁に全長2mもあるのが、へばり付いてたんだって。その家の80歳ぐらいのご主人がそれを見つけて騒ぎになった。その内、どこかへ消えちゃったって話です。・・・お年寄りにはショックが強いよなあ。私だったら気絶はしないまでも、後ずさりは確実にするな。
ニュースを見て検索したら、Izooで飼育してると出て来たので、これも見たかったやつです。

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ハナブトオオトカゲ。インドネシア、パプアニューギニアに生息する。最大全長が475cmに達するという、トカゲでは最長の種類。トカゲとしては、なかなか個性的な顔ですね。名札には「鋭いトゲを持ち、性格は攻撃的」とあります。飼育するのも大変だ。

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コビトカイマンの子供。飼育員さんの手に乗ってます。頭が大きくて可愛いねえ。ワニの中では最小の種類だけど、成長すれば170cmぐらいにはなるって。

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一番ビックリしたのがこれ。アオマルメヤモリ。タンザニア東部に生息する。体長は10cmぐらい。目が丸いのでマルメヤモリね。こんなに綺麗な青色のヤモリがいるなんて知りませんでした。お腹の方はオレンジイエローで青色とのコントラストも美しい。

爬虫類も面白いですね。また時間作って切り絵にしなきゃ。

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2015年12月20日 (日)

東京の個展、終了しました。

昨日、東京・馬喰町のギャラリーUGさんの個展が終了しました。
年末で忙しい中、見に来ていただいた方、、作品・グッズを購入していただいた方、差し入れをしてくれた方、宣伝してくれた方、遠くから応援してくれた方、そしてギャラリーのスタッフの皆様方、どうもありがとうございました。

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今回は準備・後片付けと全部スタッフの方がやってくれたので楽でした。展示の仕方とかも含めて、まだまだ学ぶ事は多いなと思いました。

これにて私の今年の活動は終了です。3月に豊田市、9月に鹿児島、10月名古屋、11月大阪、12月東京と、大きな展示会は5つ。どの展示会でも何かしら得る物はありました。来年も頑張ります!!

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というわけで、昨日は友達のお店に行って打ち上げ。画像はペポーゾという牛肉の黒胡椒煮。こういう料理は赤ワインが進むんだよね~。

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今回、私の作品を買っていただきまして、お店に飾ってもらいました♪
10×10cmの作品。先日の阪急のイタリアフェアでお披露目したイタリアフェアシリーズの一つ。プルチネッラです。

良い気分だったので、つい飲み過ぎちゃいまして、電車から降り損ねて気が付いたら終点でした。

友達のお店、ヴィノテカ・アッカと言います。多摩センター駅の近くです。

http://tabelog.com/tokyo/A1327/A132702/13174536/

サッカー好きのオーナー、小林隼人さんが迎えてくれますよ。

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2015年12月13日 (日)

明日から個展です。

明日から東京、馬喰町のギャラリーUGさんでの個展が始まります。

職人シリーズ5点、風景は大作のフォロロマーノと小品が2点、収穫と祭りのシリーズが8点、リグーリア州のシリーズが7点です。他にもラファエロのアテネの学堂の模写と、図鑑シリーズを24点展示します。

お近くまでお越しの際には是非お立ち寄りください。


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2015年12月 7日 (月)

Kさんの写真より

学生の時に一緒に絵を描いてたKさんって友達がいます。卒業後は絵を描く事も無かったんだけど、最近になって写真に目覚めたようで、時々ミクシィで公開してる。絵と写真、方法は違うけどを再び自己表現を始めたって事ですね。同年代で何か活動してる友達ってのも減って来てますので、Kさんが写真に打ち込んでる事を嬉しく思っています。

時々、鳥や虫の写真が出て来るので、お願いして図鑑シリーズを作らせてもらってます。

と言う訳でKさんコレクションです。いつも通りサイズは9×9cmです。

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ユリカモメ。この鳥は既に作ってあったんだけど、いかにも図鑑的で面白味が無かったので、変更。こちらの方がドラマチックですからね。名古屋港で撮影されたんだって。
ちなみに変更前のデザインはこれです。

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やっぱりKさんの写真の方が良いよね。これからも既に作った物があっても、良いネタが手に入ればどんどん作り直して行こうと思います。・・・そんな事をやってるから500点作るのに10年もかかるんだよな。でも、最近は作り直すような事態が発生する事を喜ばしく思えてしまうんだよね。より良い物を目指すって楽しいと思う。

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シロハラ。中国・ロシアで繁殖し、冬になると日本に飛んで来る。体長20cmと小さい鳥だけど、海を渡って来るのだから健気だ。
どうでもいいけど、もうちょっと良い名前は無かったんだろうか?腹が白いのでシロハラって、そんな鳥は他にもいるだろうによ。何か特徴は無かったのかねえ・・・。

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コゲラ。今年の初めに伊勢神宮へ行った時に見ました。スズメぐらいの大きさと、日本のキツツキの中では最小サイズ。でも嘴で木をコツコツ突いてる姿は紛れもなくキツツキ!
写真を撮ったんだけど、木の上の方に居たので作品には出来ないなあと思ってたら、その直後にK田さんもコゲラを撮ったそうなので大喜びで切り絵にさせていただきました。自分でも実物を見てるので思い入れあるなあ。

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タマムシ。福音館書店から出てる「昆虫-ちいさななかまたち-」って絵本があります。子供のころから大好きな絵本で、今でも時々見てるんですけど、作者の得田之久さんがタマムシについて「虹を着たようなこの虫を描くのはつらい。」と書かれています。Kさんがタマムシの写真をアップした時に、どうしようか悩みました。一度作って見たけど、どうも色が汚くてタマムシに見えない!仕方ないので、パーツを外してやり直しましたがいかがでしょうか?

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ウスバキトンボ。もう一歩で「赤とんぼ」って感じですね。お盆の頃に成虫が発生するので「精霊トンボ」とか「盆トンボ」とも言われるんだって。良いなあ。日本昔話的な俗名。
体を軽量化してるので長時間・長距離を飛ぶ事が出来るけど、その分だけ体と翅の構造が弱い。同じような大きさのシオカラトンボにも食べられてしまう(泣)んだって。頑張れ!

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ツグミ。シロハラの近縁種なので、同じように冬に日本に大陸から飛来する。日本に居る時は繁殖しないために、さえずり(オスがメスの気を引くために鳴く事)をしない。「口をつぐむ」という事からツグミの名が付いたそうです。
・・・シロハラだって、そうだと思うんだけどなあ。似たようなもんなのに、このネーミングの違いって一体。

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シジュウカラ。先週、K田さんが撮って来た写真を早速切り絵にしました。
ネクタイを締めたようですけど、この幅が太いとオス、細いとメスなんだって。これはメスでしょうね。多分。
シジュウカラを漢字で書くと四十雀。スズメ40羽分の価値があるとか、数十羽で群れるからとか、色々と説が有ります。平安時代では「シジウカラメ」と呼ばれていたそうで、古くから日本でも馴染みのある鳥なんですね。

いやはや、楽しく制作出来ました。Kさん、また良い写真撮って来てくれないかなあ。コモドオオトカゲとか。

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