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2014年10月30日 (木)

ロンドン観光、前半

イギリス3日目。ようやく本格的にロンドン市内観光です。前にロンドンに来たのは卒業旅行の時だから、「だいぶ町の様子が変わってると思うよ。」と友人たちに言われましたが、私はほとんど覚えてないのだ。

と言う訳で、いずれロンドンの風景シリーズをやる時の為に、観光名所の写真を撮りまくろうって事で、早起きして大急ぎで回る。・・・結局、いつもの取材旅行になっちゃうんだよなあ。

まず最初に行ったのはタワーブリッジ。

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やっぱり絵になりますねえ。

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上の画像、良く見ると2階建てバスが走ってます。ロンドンの町並みと真っ赤なバスは良く似合う。

タワーブリッジを渡った所にあるロンドン塔。牢獄・拷問・処刑場とマイナスイメージの方が大きいけど、ロンドンの人はそういう話が好きなんだろうな。

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ちなみに、城壁の下が赤くなってるけど、これは陶製のヒナゲシ。第一次大戦で戦死した兵士の血を象徴しているそうです。まだ未完成で11月に88万本のヒナゲシを植わる予定だそうです。

川沿いを地下鉄で移動して、水族館へ行く。ロンドンまで来て図鑑シリーズ用の取材かよって感じですね。動物園にも行きたかったが、水族館よりも時間がかかりそうなので、今回はパス。

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水族館の裏側に置かれてた金鯱。どこからどう見ても名古屋のアレだ。何故こんな所に鯱が?誰か知ってる人が居たら教えて下さい。

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水族館で一番驚いたのがこれ。何なのか想像もつかなかった。エイの卵だって。こんな形してるとはねえ。調べてみたら、エイはサメと同様に子供を産むんだけど、卵を産む種類もあるんだって。

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多分、ガンギエイ。斜め上にカレイが居る。(何て名前だろう?)このプールは泳いでる魚にタッチ出来る。

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ノコギリウニ。なかなか攻撃的な姿だな。

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日本産の鯉も居ました!遠く離れた土地で頑張ってますね!

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タカアシガニ。英名をジャパニーズ・スパイダー・クラブって言うんだって。日本近海に生息してるからだそうな。知らなかったなあ。

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水族館終了。対岸にはビッグ・ベンが!国会議事堂ですね。いやあ、豪壮だね。

これにて3日目の午前の部が終了。後半へ続く。

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2014年10月29日 (水)

コーニッシュ・パスティ

さて、今回のイギリスで非常に美味しい食べ物を発見しました!

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その名も「コーニッシュ・パスティ」と言います。
2日目、バーミンガムに行く前にユーストン駅に早く着き過ぎたので、朝食を取ろうと思って、駅のスタンドを物色してた時に見つけた。地球の歩き方によると、コーンウォールの名物とある。丸いパイ生地を二つ折りして、具を入れて焼いてあるようだ。パッと見、でっかい揚げ餃子のようだぞ。
「名物なら食べてみないとあかんな。」と思い、いろいろと具がある中から「トラディショナル・ステーキ」と言うのを選んだ。初めて食べるんだから、「トラディショナル」とある以上はこれが基本なんでしょう。ベーシックでオーソドックスでフォーマルな筈だ。

早速、空いているベンチを見つけて、何気なく一口。

「うまいっ!!」

ガーンと舌を直撃しました。何という美味しさ!!
まず、パイ生地の塩加減が良い。そしてパイ生地なのに油っぽくなく軽い!
そして、具は塩と胡椒で味付けした肉じゃがのようでした。肉とジャガイモの他にも何か入ってるなと、味わってみると玉ねぎとカブの煮たのも入っている。
夢中で食べました。サックリしたパイ生地の中にトロリとした肉じゃが・・・。イギリスにこれ程、美味い物があるとは!!

大いに感動して、その後バーミンガムで舘岡君と再会したので、いかにコーニッシュ・パスティが美味しいか力説したんです。

「いや、そりゃ食えるけどさあ・・・。そこまで美味いかなあ・・・。」

と首をかしげてました。

まあ、イギリスに住んでると有り難味が分からなくなってるのかも。料理のバリエーションが少ない土地だから、食べ飽きてるんだろうな。そもそも、この方は私が大好きなフィッシュ&チップスさえ「もう食べ飽きた。」と言ってるぐらいだから。

理解してもらえなくて残念である。

さて、話はちょっと飛ぶけど、イギリスからイタリアに戻る日。私が乗ったイージージェットって飛行機は機内食のサービスが無いんですね。欲しい人は、お金出して買わなきゃならない。高いし、美味しいかどうか分からない。ならばパスティを買って機内に持ち込めば良い。

と言う訳で、ヴィクトリア駅でもパスティショップを見つけたので買いました。
ユーストン駅にあったお店、チェーン店らしいので街中で探してみたけど見つからなかった。どうやら駅で売ってるらしい。

ユーストン駅ではトラディショナル・ステーキの他に、チキンとマッシュルームとかチーズとオニオンとか野菜なんてのもあったので、どれにしようかと思って見てみたら、何と!何と何と!!

2日目に食べ損ねたバルティのがあるではないか!!

こりゃもう、買うしかないでしょう。大喜びで買って、飛行機に持ち込んで頃合を見計らってかぶりついた。

こっちも、うまいっ!!

スパイシーなカレーが入ってる!生地が油っぽくない分、日本のカレーパンよりも旨い!!(日本のカレーパンも好きですけどね。)

夢中で食べた後、しばし呆然としてしまいました。

・・・どうして、もう1種類買わなかったんだろう?

いや、2,3種類買って、フィレンツェの下宿で食べても良かったのに!

しばらくの間、包み紙を眺めてました。本当に美味しかったなあ。

後で調べてみましたら、ロンドンの主要駅の他、バーミンガム、マンチェスター、リバプールと私が旅した所ばかり。何か不思議な縁を感じる。

と言う訳で、イギリスを鉄道旅行する人にお勧めです。旅のお供にコーニッシュ・パスティを是非どうぞ!

http://www.thepastyshop.com/

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2014年10月28日 (火)

バーミンガム

イギリス2日目はバーミンガムへ行きました。マンチェスター在住の友人、舘岡君と待ち合わせて昼ご飯。

地球の歩き方によると、バーミンガムには「バルティ」なるカレー料理が名物だそうだ。イギリスに移住したパキスタン人が広めた鉄鍋で作るカレー。

・・・ほお。それはそれは旨そうでないの。これは是非、食べなければ。

と言う訳で舘岡君と一緒に1時間ほど探してみましたが、全く見つからない。1軒だけ見つけたけど、その日は休みでした。(日曜日だったからかもしれない。)
やむなく予定変更でローストビーフにしました。

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まあ、「サンデー・ローストビーフ」と言って、日曜日にローストビーフというのは定番だそうなので、これはこれで良い昼食。

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舘岡君です。ローストビーフそっちのけで私の作品を見ている。イギリスにも図鑑シリーズを持って行きました。実物を見せた事が無かったんだよね。

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町の中心、ヴィクトリアスクエア。美術館に隣接しています。

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バーミンガム大聖堂です。


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運河を歩くのも楽しい。

夕方、舘岡君と別れてロンドンに戻りました。夜9時過ぎに到着。食事出来る店がほとんど開いてないの。前日に行ったパブも休業。仕方ないので、ハンバーガーショップに入ったら閉店間際だったみたいで、ハンバーガーしか頼めなかった。(つまり、ポテトも頼んだんだけど、売り切れか機械を止めちゃったかで買えなかった。)

日曜の夜は気を付けよう。

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2014年10月27日 (月)

そうだ、ロンドンに行こう!

3年前からイタリア滞在のついでに、ちょっとだけイギリスにも行ってます。マンチェスターに友達が住んでるんですね。今年はどうしようか迷いました。マンチェスターは小さい町だから、3年連続で遊びに行って見尽くしたような感じなので。

だから今年はロンドンに行く事にしました。友達とはロンドンとマンチェスターの中間にあるバーミンガムで会ってお昼を食べようって事で。
ロンドンは卒業旅行以来なので、久しぶりです。一年前から英語の勉強もしてる事だし、どこまで通用するか試してみよう!!

・・・実際には、ほとんど英語を使う機会も無かったんだけどね。ホテルとレストランと鉄道と・・・旅慣れてれば、どうって事はないもんですな。

マンチェスターは、いつもは2泊3日で行ってたので、今回はちょっと増やして3泊4日で。作品用の取材なんて放っておいて、純然たるバカンスで行こう♪

9月13日(土)、ピサからロンドンへの飛行機に乗りました。イージージェットという航空会社の便です。機内食も飲み物も出ないんですね。(欲しい物を買うシステムです。)

飛行機の座席、3つ並んだ座席の廊下側だったのですが、私が座った直後に窓側に座ってたイタリア人の男の人が、隣に座ってた女の子に「こんにちは!!ロンドンまでよろしく!僕、○○って言うんだ!」と、いきなり自己紹介を始めた。私も挨拶すべきかと思ったけど、何となく会話に入りそびれてしまった。ま、いっかと思ってたら、「そこは私の席です。」って人が現れた。窓側のイタリア男、席を間違えたらしい。「あら、せっかく話が弾んでたのに。残念でしたね。」と思ったが、結局後から来た人がイタリア男の本来の席に座る事で話が付いたみたいだけど、全然違う席に座ってた。
・・・え~っと、このイタリア男は、その女の子目当てだったのだろうか。鮮やかなナンパっぷりでした。

ロンドンの空港に到着して、市内のヴィクトリア駅へ電車で。その後はホテルまで歩いて移動。途中にバッキンガム宮殿があるのです。

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英国王室の宮殿です。内部見学も出来るんだけど今回はパス。

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超有名な衛兵。このコスチューム見ると「イギリスに来た!!」って気になりますね。
ホテルにチェックインして荷物置いて市内散策へ。

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ナショナルギャラリーです。やっぱりイタリア絵画に目が行っちゃいます。Botticelli_marte00

一番見たかったボッティチェリのヴィーナスとマルス。これだけで、お腹一杯な感じ。

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ナショナルギャラリーはトラファルガー広場に面しています。
中央の柱はネルソン提督の像が据えられています。ネルソン提督はナポレオン1世がイギリスに侵攻した時にトラファルガー岬の沖でフランス海軍を破った将。

夕食はホテル近くのパブへ。

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こういう雰囲気って良いなあ。いつかイギリスシリーズを切り絵にする時は、この風景もやろう。

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初日なので当然、フィッシュ&チップスですよ!
フィッシュがドーン!チップスがガーン!ビールでイエーイ!!ってのが好きです。

せっかくだからイギリスらしく、ビールじゃなくてエールを頼んだんです。エールもビールの一種なんだけど、醸造の方法が違うんですね。日本で飲まれるのは、ほとんどがラガーと呼ばれるビール。ラガーがすっきりして苦味があるのに対して、エールはフルーティで香ばしいそうです。

私は美味しく飲みましたが、エールはアジア人の半分がアレルギーが出るそうです。翌日、マンチェスターの友人と会ったのですが、彼は最近エールを飲んで蕁麻疹が出たそうです。全く気にせずに飲んじゃった。まあ、何も出なかったんですけどね。

この日は早く寝ました。

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2014年10月26日 (日)

ナイフ職人、ジャコモ・チェッキ

さて、木製メガネの工房を取材した日は、スカルぺリアの荒山君の家に泊めてもらいました。

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晩御飯はスカルぺリアの友人たちと一緒に。左から荒山君、ナイフ職人のジャコモさん、荒山君のボスのファビオさん、私で、一番右はフィレンツェの革職人のジュゼッペ・ファナーラさん。全員職人ですね。大いに盛り上がって、食後はスカルぺリアのヤンキーの溜まり場へ。

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夜に開いてる酒場がここしか無いからなあ。ってか、スカルぺリアのヤンキーってなあ・・・。あんな見るからに平和な町で。

で、ナイフ職人のジャコモ・チェッキさんですけど、実は前に切り絵にしてるんですね。

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この作品ですが、切り絵にした時点で工房は引っ越しちゃったんです。スカルぺリアには毎年行ってるんですが、新しい工房は郊外にあるので、しばらく会ってなかったんですね。(フェイスブックではつながってましたが)

ですが、中世祭りの時に久々に会ったんです。荒山君に「前にあったのはいつだったんですか?」と聞かれたので、「えーっと、知り合ったのは2004年のコルシーニの職人展だね。で、次の年に取材させてもらって、次の年に完成した切り絵を見せに行って、それ以来だから・・・8年ぶりですか。・・・えっ!?8年ぶり!?」

・・・自分で計算してみて驚いた。この8年、会ってない間にジャコモは結婚して離婚したんだって。だから「フィレンツェ女を嫁にもらうのは止めとけ。」と言われた。

それは兎も角、久々の再開にとても喜んでくれました。
最近、彼らの工房で開発したってワイン抜きを買ったら、ジャコモも私の作品を買ってくれる事になった。

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この2点です。ウスバシロチョウとコシアキトンボですね。サイズは各9×9cm。
イタリアでの空き時間の有効利用にパーツに着色した状態で持ち込んで、完成させた作品をファイルに入れて、食事してる時に見せたら気に入ってくれた。
まさか売れるとは思ってなかったので、とても嬉しかったな。買ってくれたのが職人なので、更に嬉しい。

と言う訳で、ジャコモの新しい工房はまだ見てないので見学させてもらいました。

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スカルぺリアはイタリアが統一される前はフィレンツェの国境だったんです。軍隊が駐屯していたので、武器を作る技術が発達して、それが現代まで刃物の生産として残ってるんですね。
ジャコモが所属している工房“サラディーニ”は刃物以外にも各種台所用品なんかも作っています。画像はオリーブのまな板にオリーブオイルを塗っている所。ちょっと寝かせて油を滲みこませる。
前の切り絵を作った時は金属製品しか見なかったけど、最近は木製品も手掛けるようになったんですね。

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刃物の柄の部分なんかには、木の他、動物の角や骨を加工して使ってましたけどね。大量の角のストックがありました。

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ジャコモの他、3人が働いてました。その中の一人は荒山君の同僚(私とも顔見知り)のお兄さんだったりします。世間は狭い。・・・じゃなくて、スカルぺリアが小さいのか。町の人は、ほとんど皆が知り合いだからね。

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刃物を磨いてます。日本みたいに焼いてハンマーで叩いて鍛えるのではなく、鋳型に溶けた鉄を流し込んでヤスリで磨いて仕上げる。切れ味は抜群です。

スカルぺリアでの中世祭りと晩御飯、職人さんの取材と非常に充実した滞在でした。今回の前半のハイライトといった感じですね。とても良い気分でフィレンツェに戻ったので、またジャコモを切り絵にしようと思ったのでした。

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2014年10月21日 (火)

メガネ職人、ヨハン・アンドレアス・ゼー

今回取材した職人さん、その6。

イタリアに出発前にフィレンツェ在住の友人が「木製メガネの職人さんがいますよ。」と教えてくれました。そういえばメガネの職人はまだ切り絵にしてない。フレームが木製のメガネって何だか素敵そうだ。私もメガネかけてるから、ちょっと欲しいかも・・・。

工房があるのはスカルぺリアのちょっと手前。スカルぺリアは前の記事で書いた中世祭りが行われた所ですね。とりあえず、スカルぺリア在住の革職人、荒山君に「メガネの工房があるそうだけど、ひょっとして知らない?」ってメールしてみました。丁度その直前に荒山君の勤めてる工房に職人さんが訪ねて来たそうです。何というグッドタイミング!!ついでに取材の許可と日時のセッティングもしてもらいました。

という訳で中世祭りの3日後、またスカルぺリアに行きました。“Woo Class”という名前の工房です。

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職人さんはヨハンさんというドイツ人ですが、27年前からイタリアに住んでるそうです。
メガネの仕事を始めたのは10年前から。以前は石やテラコッタの修復をしていたのですが、娘さんのメガネを作ったのがきっかけでこの道に入ったそうです。

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木目の方向を交差させて貼り合わせた板を機械でメガネの形に切り抜く。これをヤスリで磨いて行き、オリーブオイルに漬けて乾燥させてフレームが出来る。

全てお客さんに合わせたオーダーメイドです。

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私も注文してみました。顔写真を横と正面から撮ってコンピューターで正確な寸法を割り出す。
残念ながら、彼らは月末にパリで展示会があったので、滞在中に受け取る事は出来ませんでした。今、届くのを待ってます。楽しみですね。

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2014年10月19日 (日)

中世祭り

取材させてもらった職人さんの紹介はまだ終わってませんが、気分を変えて他の話を。

イタリアに秋に行くのは12年ぶりなのですが、この時期に行って良かったと思うのは、各地で祭りが行われている事です。
スカルぺリアというフィレンツェから北へバスで1時間程の小さい町があります。革製品の工房があって、前に切り絵にさせてもらってます。日本人の友達、荒山君もそこで働いているので、毎年遊びに行ってるんですね。

「今度、中世祭りが開かれるんですよ。」と、木製象嵌職人の望月君が教えてくれました。町の人が中世のコスチュームを着てお祭りをするとの事。望月君もコスプレして参加するそうです。それは是非、行ってみなきゃという事で、銀細工職人の中村君を誘って行って来ました。

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スカルぺリアの町中。奥に見えるのが市庁舎。ちょっと早く行き過ぎちゃったみたい。朝の10時に到着したら、まだ始まってなかったりして。荒山君の家にお邪魔してお茶を飲ませていただきました。

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昼前から賑やかになって来たので、散策開始。写真は市庁舎内の望月君のブースです。奥さんの綾子さんと。二人とも中世のコスチュームを着てます。私もコスプレしたかったけど、貸衣装が定員オーバーだったそうです。残念!!

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この方たちは中世っぽい音楽をやってるそうです。望月君に自分たちのCDをプレゼントしたんだけど、前の日にフェイスブックでイイネを押したのが2人ぐらいで、その内の一人が望月君だったんだって。嬉しかったんでしょうねえ。って言うか、イイネが2人だけって、余程不人気なバンドみたいだ。
気が向いた時に町の所々で演奏してました。しばし聞かせてもらいましたが、バグパイプが中心のなかなか楽しい音楽でした。不人気な訳がないと思うけどなあ。

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市庁舎で待機する人たち。いよいよ本格的に祭りが始まる。

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市庁舎前の広場の周囲に観客席を作って、15時より色々なパフォーマンスが行われます。絵になりますねえ。こういうのを見たかったんですよ。

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定番の旗振りパフォーマンス。同時に旗を投げたりします。大きい旗を器用に揺りまわすのは見応えありますね。

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中世ダンス。3組しか踊らなかったので、ちょっと寂しかったかな。

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踊ってた女の子は可愛かったけど・・・。あれは、きっと市長の娘だろうと勝手に思った。

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ナイフ投げ競技。投げているのは、革工房の荒山君の同僚のファビオーネ。私の切り絵にも登場してるので、「頑張れ~!!」と本気で応援しました。

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今一、盛り上がらなかった綱引き。

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始まる前から期待度が高かった鷹狩の実演。最初に放した鷹が逃げてしまって、会場も気まずい雰囲気に包まれた。2羽目はちゃんという事を聞いたけど、広場の中央の鷹匠から、会場のいくつかの場所に待機してる仲間の腕から腕へと飛び移るというもので、見ていてそこまで面白いわけじゃないよなあと思った。

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格好良いんだけどね~。

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ジャグリングなんかもやってました。彼らだけじゃなくて、何人か居ましたね。

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町中で女の子が踊ってたり。健康的ですね~。

と言うわけで、久々のイタリアのお祭りでした。ああ、楽しかった。

考えてみれば、フィレンツェに住んでた頃にも、こういうイベントは見ていたんだけど、有難みを感じてなかったんだよね。あまりに身近過ぎたんでしょうね。実際、スカルぺリア在住の知人に後で「中世祭り、行かなかったの?」と聞いたら「だって毎年、同じ事をやってんだもん。いいよ、もう。」って返事でした。
離れてから魅力が分かるという事はあるものだ。まあ、いずれ切り絵にしようという前提で写真を撮っているので、物の見方が当時と違うのでしょうけどね。

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2014年10月17日 (金)

家具職人、リッカルド・パスクイネッリ

今回取材した職人さん、その5。
この方の事もだいぶ昔から知ってました。ブロンズの職人、バンキさんの所で時々顔を合わせてたんです。一度、工房を見せてもらった事があって、なかなか風格のある場所だったので、来年にでも・・・と思ってたんですね。ところが、彼の事を忘れてたんです。何しろ、大勢の職人さんがいるから。
今年、バンキさんの工房でお喋りしてたら、偶々彼が顔を出して、私の事も覚えてくれてたので、「あっ!そうだ、写真を撮らせてもらおう!!」と思ったのでした。

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フィレンツェでは珍しい家具の職人さんです。家具の修復職人は多いけど、家具そのものを作る職人さんって少ないんですね。本屋さんから注文された棚を作ってる所です。工房はお父さんの代から使ってるそうです。この奥にも部屋があるので、広くて天井も高い。(7mぐらいの高さがあります。)
跡継ぎは居ないので、彼の代で工房は終了予定。勿体ないですね。

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一見、コワモテですけど、この顔で冗談がポンポン出る。変な日本語も出て来るので、普通に会話をしててギョッとする事もあったりして・・・。まあ、兎に角、面白い人です。

後日、この方の苗字の綴りがわからなかったので、工房の呼び鈴の所に書いてあるのをメモ帳に書き写してたんです。シャッターが閉まってたから、不在だろうと思ってたら、いきなりシャッターが開いてリッカルドさんが出て来た。

「何やってんだ。お前?」

って聞かれました。そりゃ不審に思うわな。私はこういうエピソードが出来ると嬉しいのですが・・・。


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2014年10月16日 (木)

フィレンツェモザイク職人、リトアナ・ディ・サバティーノ

今回取材した職人さん、その4。
昨年の6月に亡くなられた、“マエストロ”ことロベルト・マルッチさんのお弟子さんです。フィレンツェモザイクを始めた頃から、私はマエストロの工房に遊びに行ってたので、彼女と知り合って8年になります。

ちょっと前に独立して、フィレンツェの南、電車で30分程の距離にあるフィリーネ・バルダルノと言う所に工房をオープンされました。一度、行かなきゃなと思ってたんですが、マエストロ絡みでちょくちょく会う機会が多かったので・・・。

マエストロも亡くなられて、工房も閉鎖。その後、時々はフェイスブックでメッセージのやり取りをしてたので、そろそろ切り絵にしようって事で取材させてもらいました。
下宿の近くまで車で迎えに来てもらいました。フィリーネ・バルダルノの工業団地にあるので、電車・バスを使って一人で行くのは、ちょっと難しいかもね。

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土地代が安いらしいので、とても広い工房でギャラリースペースまでありました。彼女の作品と、マエストロの工房で場所を借りて作ってたカシーニさんって職人さんの作品が飾られています。

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ギャラリーの横に作業場。マエストロの工房の片づけは彼女がやったんだけど、その時に石や機械の部品など、使える物は引き取って来たんだそうです。職人以外にとっては、全く使いようの無い物ばかりだからね。運び出す時は人夫さん2人雇ったりして大変だったそうです。重いからねえ。そういえば、昔マエストロと山に石を掘り出しに行った事があったけど、重かったなあ・・・。

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下側にあるのは、現在制作中のモザイクです。マエストロの作品の模作。自分なりのアレンジを入れるそうです。

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こちらは元になるマエストロの作品。一生懸命に師匠に追いつこうって気概が感じられますね。頑張れ!!

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教室も運営しています。なかなか堂に入った先生っぷり。思えば、鹿児島のYossyさん が現役の頃は、工房の黄金時代だったんだなあ。いつも誰かが好きな物を作ってて活気があった。居心地良かったなあ。リトアナの工房・教室もあのようになってほしいものです。

後日、互いに話したい事がたくさんあったので、家に呼んでいただき、晩御飯をご馳走になりました。(昨年もご馳走になったけど、とても料理上手。)
優しく、エネルギッシュで志の高い人。(たまに暴走気味になる事もあるけど。)いつか一緒に何かやれると良いなと思ってます。

リトアナ・ディ・サバティーノさんの工房はこちらです。

http://www.lanuovamusiva.com/

フィレンツェモザイクをやってみたいな~って方は連絡してみて下さい。

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2014年10月13日 (月)

木彫職人、ルイジ・メコッチ

今回取材した職人さん、その3。木彫と修復の職人さんです。

フィレンツェの川向う、ピッティ宮殿の近くにヴェルッティ通りという道があります。この通りには職人さんの工房が軒を連ねてまして、その内5軒を既に切り絵にしています。

ヴァイオリン職人、アルド・ソフォ・サンティーニ
製本職人、エンリコ・ジャンニーニ
木製象嵌職人、レナート・オリヴァストゥリ
家具修復、ジュゼッペ・ゴッツィ
家具修復、アンドレア・ラッビ

で、今回のルイジ・メコッチさんと、もう一軒紙の修復の工房があるらしいので、徐々にヴェルッティ通り制覇に近づいています。

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こちらがメコッチさんの工房。実に良いですねえ。物が溢れている。これを切り絵にすると物凄く手間と時間はかかりそうでゾクゾクする。

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この時は柱の修復をやってました。かけてる部分を彫刻して継ぎ足して、違和感の無いように仕上げる作業。

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木彫するメコッチさんです。360度、どの方向も絵になるので、どういう構図にしようか考え中。多分、今期(次のイタリア行までに)制作する切り絵では一番てのかかる作品になりそうです。こういう工房に行けた事に幸せを感じますね。

さて。ベルッティ通りにはちょくちょく通ってまして、木製象嵌のレナートさんとよくお喋りしたんですけど、面白いなと思った話が一つ。

家具修復のアンドレアさんは叔父のアルベルトさんの工房を引き継いだんですが、そのアルベルトさんは、ベルッティ通りの他の工房も使ってたんだそうです。つまりレナートさんやメコッチさんの工房は、元々はアルベルトさんが使っていた工房だったそうです。

「その扉もアルベルト塗ったんだよ。」

とレナートさんは入口の扉を指して説明してくれた。

こういう話を聞くと嬉しくなっちゃいますね。アルベルトさんはだいぶ前に亡くなっているので、当然お会いした事はないのですけど、どんな顔してるのか知っているんです。

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画像は7月に完成させたアンドレアさんの切り絵の一部分。左上にアンドレアの叔父さんのアルベルト・ウリベッリさんの肖像画がかかってます。

フィレンツェの職人工房の世界って狭いんですよね。工房の取材をしてる時に、別の工房の職人さんの作品が置いてある事ってよくあるんです。それが亡くなられた職人さんの作品であったりする場合、「思わぬ所で、また会えた!!」って気がするんですよ。

レナートさんの話を聞いてて、昔の職人さんの残り香のようなものが感じられました。話してくれなければ誰も知らないままなんですが、ふとした拍子に過去の人物と邂逅する事が出来る。そういう経験をさせてくれる物が残り続けるって職人仕事と、大切に覚えている人間関係とは素晴らしいなと思いました。

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2014年10月12日 (日)

鞄職人、ディミトリ・ビロレージ

友人の木製象嵌職人、望月貴文君がフィレンツェで工房を開けたので、ちょくちょく遊びに行ってました。彼も顔が広いので「誰か面白そうな職人さん、居ないかしら?」と聞いてみたら、ディミトリさんを紹介してもらいました。

実は既にフェイスブックでつながってました。SMSは便利だけどちゃんと把握しておかないと、誰が誰やらわかんなくなっちゃうんだよね。

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鞄職人のディミトリさんです。革製の鞄を塗っている所。よーく見ると鞄に規則正しく穴が開いてますが、これは全て手で開けてあります。手間をかける事を楽しんでやる人みたいですね。

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工房はこんな感じ。古色蒼然たる感じですが、この場所はオープンしてまだ一年も経ってないです。アンティークな雰囲気を出す為にわざとこんな感じにしたそうです。・・・只者じゃない感性の持ち主と見た!
「職人」と言っても色んな性格の人がいますからね。ディミトリさんは明らかに“Pazzo”と言われるタイプ。イタリア語で「いかれてる」って意味ですね。
お会いするのは初対面で、フェイスブックでもほとんど絡んだ事はなかったのでしたが、話してみるととても面白い。

元々、手先が器用だったのですが、職人を目指したのは32歳の時。海へ遊びに行ったら鞄の職人さんが屋台を出して実演してたんだそうです。ナイフとパンチ(穴を開ける機械)と梁と糸。少ない道具だけで器用に鞄を仕上げる技に魅せられて、以後は独学で腕を磨いたんだそうです。

料理を食べるのも作るのも好きで、音楽が好き。旅行も骨董市も好きと、好奇心旺盛な方で、それらが仕事にフィードバックされて行くのでしょうね。

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そして、意外と几帳面だったりします。作業机の上には道具が整然と並べられてる。これまで見て来た職人さんは、道具は自分が取りやすい位置に適当に置いてました。道具の数が多ければ雑然として見えるし、数が少なければ片付いて見えるけど、ディミトリさんのように結構な数の道具がきちんと揃えて置いてあるのは初めてみました。

「いや、引き出しの中は散らかってるけどね。」

と言ってましたが、これだけでも充分個性的ですね。

常に新しい事を求めてるような人なので、次にフィレンツェに行く時に何が見れるのか楽しみです。

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2014年10月11日 (土)

金箔貼り職人、ジュゼッペ・カッチァーリ

と言うわけで、今年のイタリア滞在のレポート開始です。
フィレンツェに到着した翌日から挨拶回りを始めました。昔からの友人・知人、切り絵にした職人さん達と、一通り回って、世間話をしながら情報収集。面白そうな職人さんが居れば紹介してもらう。

金箔貼り職人のジュゼッペさんも、紹介してもらって取材しました。木で作られた品物に下地を塗って、金箔や銀箔、洋金箔を貼るのが彼の仕事。

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ちなみに洋金箔とは真鍮製で金にみせかけた物。時間が経つと黒ずんで来るので、ニスを塗るそうです。

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画像は銀箔を貼っている所。銀箔も渋くて、中々良い感じです。

貼り終えたら6~7時間寝かして乾燥させます。その後、瑪瑙のヘラで磨いてツヤ出しをします。

ジュゼッペさんは現在60歳。3歳の頃より孤児院で過ごして、15歳からこの道に入りました。この工房には90年から。だいたい同じ地区で働いてたんだそうです。

とても温厚で感じ良い方でした。切り絵にするのが楽しみです。

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2014年10月 1日 (水)

帰国しました!

イタリアから帰って参りました!!

今回、帰国の便でトラブル発生!
フィレンツェからドイツのフランクフルト経由で中部国際空港というルートなのですが、ルフトハンザ航空がストライキで私の乗る予定だった便が無くなっちゃいました!

えええええええええええええええええ!?

私のせいではないので金銭的なダメージは無いですけどね。じゃあ、いつ帰れるんだ?

結局、ドイツからは日航機で成田へ。成田から全日空で中部国際空港へというルートに変更になりました。10時間程余分にかかりました。

幸か不幸か、私はこういうトラブルに慣れているので、この程度では全く動じる事はありませんけど、フランクフルトで8時間待つのは暇でした。前の晩、あまり寝てなかったせいもあって、うっかりビールでも飲もうものなら、爆睡して飛行機に乗り遅れるんじゃないかと。そんな事になったら目も当てられないよね。堀米恵子も大笑いだぜ。まったくよ。

そういう訳で、クタクタに疲れて帰って来ました。お風呂入って、晩御飯食べて、お茶飲んでやっと落ち着いた。

今回の滞在も良い取材が出来ました。徐々に記事にして行くので、お楽しみに。

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