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2014年6月27日 (金)

incastonare

タイトルの“incastonare”とはイタリア語で宝石を嵌め込むという意味。

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画像は着色中のパーツ。2体のピノキオ。基本的には一つのマスに一つのパーツなので、同じような色でも一つずつパーツを作ってます。画像の左側にタブレットが置いてありますが、最近はタブレットで元資料の写真の色を確認して着色してます。拡大して細かい部分も見れるので便利。

丁寧に色を塗ってると宝石を磨いているような気分になります。

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画面の右下にincastonareしたピノキオがあります。大きいピノキオの頭の左に小さいピノキオがいます。

作品の左半分は大体仕上がったんですけどね。このペースで行けば、何とか間に合うかな。

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主役のアンドレアさん。良い色のパーツがincastonare出来た。まあ紙代と絵の具代だけで随分お安い宝石ですけどね。でも一つ一つのパーツが宝石のように輝いてます。宝石を扱うような気持ちで丁寧に丁寧に仕上げよう。

・・・これまでイタリア人に説明する時にmettere(貼る)って言ってましたけどね。incastonareって使っちゃ駄目かなあ?

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2014年6月 3日 (火)

小休止

さて、アンドレア・ラッビさんの切り絵、真っ黒に塗りつぶした後に全体的に重しを乗せてます。一日置いておくと、全ての線が真っ直ぐになる。その間は何も出来ないので、やりかけで放置してた図鑑シリーズをやってました。

とりあえず3点完成。

Serie_di_encicropedia2_431

ジョウビタキです。従兄から写真を貰いました。家の庭に来てたんだそうです。
オレンジ色が鮮やかで可愛い鳥ですね。メスは茶色なので、全然可愛くないらしい。

Serie_di_encicropedia2_451


続いてはダックスフンドです。フィレンツェ仲間の(と言っても知り合ったのは名古屋ですが・・・。)N野さんが愛犬の写真をFBでアップしてくれてたので、お願いして使わせてもらいました。昔、フィレンツェで下宿してた家の大家さんが犬好きで、知人のダックスフンドを預かって来たんだけど、ものすごく人懐っこい子で、私の顔を見ると飛びついて嘗め回して来た。ちょっと人懐っこ過ぎるなあと思った。

Serie_della_encicropedia_di_fiori04


最後は動物じゃなくて、花です。イングリッシュローズ。高校の同級生のM島さんからのリクエストです。お庭で栽培してらっしゃるそうです。セレブ。

スキャナで取り込んだら色が上手く出ませんでした。もうちょっと鮮やかな色なんですけどね。画像処理ソフトでいじってみましたが、これが限界かな。

たまには息抜きも必要って事で、良い気分転換でした。明日からはアンドレアさんに戻ろう。

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2014年6月 2日 (月)

目指すは超絶技巧

Img_6956

家具修復職人のアンドレア・ラッビさん、60×180cm、やっと切り終えました。画像は作品の裏側。全部切り終えた後に裏返して撮影。白い画用紙に下絵を描いて切るので、裏から見ると白い切り絵。

これまでの作品の中で一番切るのに時間かかったなあ。ナイフ握ってた指が限界です。

Img_6958

表面をエアブラシで真っ黒に塗りつぶしました。画像は主役のアンドレアさんの部分。

このまま画用紙一枚貼り付ければ作品として完成・・・いやいや。正直、切っている時に上手な手の抜き方を考えていたのです。あまりにも大きくて細かいので。「画用紙一枚貼り付けて・・・」ってのは流石にやりませんけど、どうせ皆は気が付かないんだから時間と手間を短縮しつつ、質を落とさずに仕上げる方法は何か無いかなあと。

でも結局いつもの方法になっちゃうんですね。

今回の作品で私が目指しているのは「超絶技巧」なんです。

切り絵の場合、超絶技巧とは何か?

私以上に細かいデザインを切っている作家さんはたくさんいます。切り絵とはちょっと違うんだけど、伊勢型紙で正確に切る事によって陰影すら線で表現出来る(鉛筆デッサンの線を切るような感じ)作家さんもいます。

そういう方向には行けない。私の作品には合わない。

じゃあ、どうするかと言うと、「出来る限り手を入れる」という事なんです。

私の技法って、技術的には大した事がないのです。全て基礎的な事の積み重ね。でも徹底的に作り込めば「超絶技巧」の領域になれる。

この作品で私が目指している方向を示そうと思っています。

・・・やっと全体の1/3が終わったとこなんですよね。個展まであと1ヶ月半。果たして間に合うだろうか?

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