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2014年4月30日 (水)

サン・フランチェスカ・ロマーナ教会

フォロ・ロマーノ、50×100cm、あとちょっとで完成。サトゥルヌス神殿の柱の間から見えるローマの町とコロッセオのみ残してます。

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コロッセオも右の半分は貼りました。

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コロッセオの手前にある教会は10世紀後半に建てられた、サン・フランチェスカ・ロマーナ教会です。教会内部には2つの岩があり、その上に座って聖ピエトロが祈りを捧げていたと伝えられています。・・・中には入らなかったなあ。

フォロ・ロマーナの終点にあるので、教会横の広場で休憩してる人が多かったですね。

明日には完成するかな。

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2014年4月28日 (月)

カストルとポルックスの神殿、他

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フォロ・ロマーノ、50×100cm、制作続行中です。段々と完成に近づいてます。

一番右にある柱はカストルとポルックスの神殿。元々8本あった柱は現在は3本だけ残っています。実はこの角度からだと画面に入らないんだけど、そこは写真じゃなくて絵画なので、若干のアレンジは許されるだろうという事で2本だけ画面に入れました。
カストルとポルックスはギリシア神話の登場人物。ゼウスの息子で双子の兄弟です。死後に天に引き上げられ、双子座となったそうです。
この神殿は戦争の勝利を記念して建てられたのですが、戦争中にこの双子が姿を変えてローマ側に加勢したという伝説があるそうです。

カストルとポルックスの神殿の左側にある小さい神殿はウェスタの神殿。ウェスタはかまどの火を司る女神。ギリシア神話でいうヘスティアですね。ゼウスの姉にあたる。血なまぐさいギリシア神話の神々の中でも、この人だけは穏やかで平和的な感じ。
フォロ・ロマーノの中では唯一の円形の神殿です。(この作品ではわかりづらいですが・・・)神殿には常に火が焚かれていたそうです。

左側にある建物はアントニヌス・ピウスとファウスティナの神殿です。
アントニヌス・ピウスは五賢帝の一人です。ファウスティナは奥さんですね。自由恋愛で結婚した仲睦まじい夫婦だったそうです。ファウスティナに先立たれたアントニヌス・ピウスが建造しました。

・・・実は、神殿は柱の部分だけで、他の部分は17世紀に建てられたサン・ロレンツォ・イン・ミランダ教会です。柱が印象的なので目を奪われがちですが、柱に隠れた部分は、ごく普通の教会の建物です。こういう、昔からあった物を組み合わせて新しい物を作るセンスって素晴らしいね。現役のイタリアの職人さん達も骨董市で買って来たがらくたを利用して面白い作品を作ってます。彼らの話を聞いてると面白いですよ。

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現在はここまで進んでます。あともう一息!!

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2014年4月26日 (土)

ユリウスのバジリカ

夕方のニュースでやってたんですが、最近は振り込め詐欺が国際的になったそうで、海外から知人を装ったメールが届く事があるんだそうです。

こんにちは。○○です。
実は大変な事が起こってしまいました。
現在ローマに滞在中なのですが、盗難にあってしまいました。
幸いパスポートは無事なのですが、ほとんどすべての現金とカードをやられてしまいました。
20万円ほど送金してもらえると助かります。
帰国後すぐにお返ししますので、下記の銀行まで振り込みをお願いします。

・・・てな感じで。
ウイルスソフトなんかを使って、個人のメールアドレスと知人のアドレスを盗み出すらしいですね。英文の場合もあるけど、最近は翻訳ソフトなんかも精度が上がって来ているので、上手な日本語の文章で届く事もあるらしい。

自分のメルアドを悪用されてしまうわけです。対策としては、本人に電話して確認するのが一番だそうですが、「現在海外に滞在中」という設定でメールが来るので、国際電話をかけるのもためらってしまうんでしょうね。

・・・何で、こんな事を書いてるかと言うと、もし私から「飛行機に乗り遅れてしまい、現金が必要なんです。」なんてメールが来たら、皆は信じてしまうんじゃないかなと・・・。

まあ、堀米さんあたりは面白がるだけでお金を貸してくれないでしょうけど、義に厚い古畑さんなんかは「俊寛が困ってるなら・・・。」と送金してくれそうだ。

え~っとですね。まず、そういう事態に陥るという事は大いにありますけど、真っ先に頼るのは親なので、私から友人・知人に借金を申し込む事は絶対にありません!!
もし私からそういうメールが来たらご連絡をお願いします。

さて、本題。50×100cmのフォロ・ロマーノの制作続行中です。画面右手の開けた部分を貼りました。中央に観光客が通る道ありまして。右側がユリウスのバジリカです。

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バジリカと言うのは ローマ時代の公会堂の事ですね。 ユリウス・カエサルが着工したので名前が冠されています。現在は柱の基部と床が残っているだけですね。第3代皇帝のカリグラはこの建物の屋根に上って金貨をばらまき、拾い集める民衆の姿を見て楽しんだんだそうだ。(変な人だったらしい。)

観光客が通る道にも名前があって「聖なる道」と言います。「宗教上の行進に使われた為」とか「神聖な協約が結ばれた伝説があるから」とか諸説あるそうです。

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現在はここまで進んでます。

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2014年4月20日 (日)

凱旋門、元老院・・・

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フォロ・ロマーノ、50×100cm、制作中。画面の左半分が完成。けっこう長くかかっちゃったなあ。

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前回のブログの時に終わらせた、サトゥルヌスの神殿の向こうにある建物を貼りました。

神殿の柱の陰になっている建物がセヴェルス帝の凱旋門。凱旋門と言うと、パリにあるナポレオンの凱旋門が有名ですが、古代ローマの風習に倣ったものです。戦争に勝った記念のパレードで、この門をくぐるという儀式を行います。
日本でも日露戦争の時は凱旋門を作る事が流行ったそうで、多くは一定期間後に取り壊されるんだけど、静岡の浜松や鹿児島の姶良市には残ってるんだそうだ。・・・姶良市って鹿児島市のすぐ隣なんですね。「山田の凱旋門」と言うらしい。この場合は山田さんの勝利の記念じゃなくて、山田村から出征した人たちが無事に帰って来た事を祝って作られたんだって。

凱旋門の右に見えるレンガ色の建物が元老院ですね。当時の国会議事堂。ユリウス・カエサルが起工し、初代皇帝アウグストゥスが完成させた。300人から500人収容出来るそうです。

凱旋門の左に見えるのはフォロ・ロマーノとは関係無い建物。古代ローマ時代の建物じゃない事は見りゃわかる。ファザードがあって、クーポラがあって、十字架まで付いてる。どう見たって教会ですね。でもこの建物が無かったら、この風景って殺風景だと思います。良いアクセントになってます。存在感あります。作ってて楽しかったです。

・・・はて?そういえば何て名前の教会だったっけ?

気になったので調べてみましたら、正式名称はマメルティヌスの牢獄と言うんだそうです。
えええ!?教会じゃないのか?
と思って、更にwikipediaを読んでみましたら、古代ローマ時代から牢獄として使われ続けて、中世期に教会部分の建物を増築したんだそうです。何だ。やっぱり教会で良かったんだ。ややこしい事に、 上の階はサン・ジュゼッペ・ディ・ファレニャーミ教会、下の階はサン・ピエトロ・イン・カルチェレ教会と言うんだって。一つの建物に二つの教会が入ってるのか。

さて、実は前にも小さいサイズでフォロ・ロマーノは切り絵にしてるのです。

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15×15cm。2009年に制作しています。
左から、ヴェスパシアヌスとティトゥスの神殿、マメルティヌスの牢獄、セヴェルスの凱旋門、元老院、 サトゥルヌス神殿と、今回の作品で終わった部分は全部入っています。

と言うわけで、これから未知の領域に進む事になりますね。さあ、盛り上がって来た!

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2014年4月15日 (火)

サトゥルヌス神殿

フォロ・ロマーノ50×100cm、制作中です。

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この作品の主役とも言うべき、サトゥルヌス神殿の部分を貼り終えました。

サトゥルヌスは英語読みするとサターン。ギリシア神話ではクロノスですね。農耕と時の神。・・・あまり関係無い属性ですが、元々は同じ名前の神が2人居まして、それぞれ農耕と時を司っていたので、同一人物にされてしまったらしい。

サトゥルヌスはジュピターの父親ですが、勢力争いに敗れてオリンポスを追放。その後、カピトリヌスの丘に一市を建設してイタリアの王となった。その当時、未開の野蛮人だったイタリア人に農耕を教えたとされています。

で、サトゥルヌス神殿ですが、建設されたのが紀元前501年とローマ帝国になる以前と言うからとても古い。

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2度、戦乱で破壊されたので建て替えられています。現在は8本の柱が残っているのみです。ローマ帝国になる前の共和制だった500年間は宝物庫として使われていた程、重要な建物だったそうです。

ま、それは兎も角・・・こういう壊れた建物って凄くロマンを感じるなあ。「廃墟美」とでも言うのでしょうか。

そういえばフィレンツェに住んでいた頃、近郊の町に日帰りで写真を撮りに行ったけど、教会の廃墟があったな。丁度、今ぐらいの季節で真っ赤なひなげしが咲き誇っていた。大喜びで写真を撮りまくったっけ・・・。廃墟って美しいなあ。何がこんなに心を惹かれるのだろう。いつか、その名前も知らない(私が知らないだけだが)廃墟も作品にしたいものだ。

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さて、次は神殿の土台の部分。煉瓦が積まれています。煉瓦の一つ一つをパーツを作って着色して貼る。写真に写っているのは着色前の煉瓦のパーツ。これで全体の3分の1です。この部分だけでも時間はかかるけど、作るのは楽しいのだ。

・・・「これの何が楽しいの?」って聞かれても答えにくいんだけどね。

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2014年4月 7日 (月)

ウェスパシアヌスとティトゥス神殿

色のイメージを固めるのに時間がかかりましたが、ようやくこれだけ進みました。

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貼らない部分は保護の為に新聞紙で包んでおきます。手前にある物から貼って行きますが、この作品では左側から右へ行くほど奥へ行く構図なので、最初に貼るのは一番左にあるウェスパシアヌスとティトゥス神殿から。

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神殿と言っても柱が3本残っているだけですけどね。フォロ・ロマーノに残る神殿はこんなのばかり。こちらから見るとLの字を上下逆にした感じなので、中央の柱は手前の柱に重なっています。

ウェスパシアヌスはローマ帝国の皇帝です。公衆便所に税金をかける事を考え出した事で有名です。死ぬ間際でさえユーモアを忘れなかった人物です。そういう人は私の知り合いでもいそうですね。親近感が持てます。ティトゥスはこの人の長男。皇帝に在位したのは2年でしたが、とても有能かつ善良な人だったと評価が高い。ただし、在位が短かったから欠点が目立たなかっただけだという評も当時からあったそうです。

この神殿はティトゥスの弟のドミティアヌスによって紀元79年に建設されました。父と兄を神格化する事によって、政権を安定させるという意味があったんですね。

ちなみに、今回の作品ではデザインの関係で左下に私のサインが入ってます。普通は右下にサインを入れるんでしょうけどね。で、サインの部分を貼るのは最後にしてるんだけど、今回は一番最初に貼りました。珍しいねえ。

フォロ・ロマーノの風景画の決定版にするつもりですからね。焦らずにじっくり進めよう。 

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2014年4月 4日 (金)

フォロ・ロマーノの切り

フォロ・ロマーノ、50×100cm、切り終えました。以下、切ってる過程です。

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私は画面の左上から切って行きます。今回は空の面積が大きいので、空を切るのは一番最後です。

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必ず隣接した部分から切って行く。切る手順を間違えると、切る時の刃の力で細かい部分が千切れる事もある。基本中の基本ですね。

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どう切れば線が生きるかを考えて切って行きます。だから下絵の線通りに切るわけではない。たまに私の作品を見て「線が均一だ。」と言う人も居るのですが、均一ではないのです。

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拡大図です。どの線も白い部分が残っています。本当に下絵の線通りに切るのなら、白い部分はもっと少ないんですね。1mm以下の単位で線からずらして切っているのです。私が大事にしたいのは線の勢い。ズパズパ切ってます。下絵は目安程度。

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無駄な線はいらない。大幅に線をゆがめて切るのが切り絵の味と言う訳ではない。
だから均一な線しか切れないと言う訳ではない。こういう線が好きで切ってるんです。で、実際に均一じゃないんだけど、そう見えるんだったら、そりゃもう仕方ないよね。

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最後に空を切って終了。

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裏側です。白い画用紙だから裏側は真っ白。この後、裏側の枠の部分に補強用の紙を貼る。

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裏表をエアブラシで真っ黒に塗りつぶした。これで黒い紙を切った状態と同じになります。このままでも奇麗ですけど、色が付くと更に良くなります。って言うか、元々は色が付く事を前提でデザインしてますからね。

・・・疲れた。これからの作業の方が長いんだけどね。地味に毎日、生きて行くさ。

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