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2013年12月10日 (火)

最新作です!

084_andrea_pinchi

先日のギャラリー銀座さんでの個展で発表した最新作です。
パイプオルガン職人、アンドレア・ピンキさん。サイズは60×80cm。
タイトルは「食べられた鍵盤はそのままで」

300年間使われたから、鍵盤が指の形にすり減ってるんだけど、これをアンドレアさんは「指が鍵盤を食べる」と表現してました。鍵盤は200年かかって成長した黄楊の木です。木を育てる所から数えると200+300で500年・・・。すり減った部分はそのまま残して修復して行きます。

ウンブリア州、フォリーニョという町の郊外の工業団地に彼らの工房があります。創業は1930年代。アンドレアさんは3代目で先代と弟さん、妹さん、パイプを調整する職人さんと働いています。

084_andrea_pinchi2

現代アートの作家としても売出し中だそうです。

さて、画面に配置された楽譜ですが、これが新技法。コピー用紙にコピーした楽譜を切り抜き、切り絵(黒い線の部分の事ね)と着色したパーツの間に挟んで貼ってあります。
しかも色がパーツごとに切り替えてあるので、あたかも半透明な楽譜が貼られているように見える。作品をよく見れば、どういう順番で重なっているかは分かるけど、どうやって作業を進めるかは分からないはず。

制作時間は2か月半ですが、あまりの難しさに一度中断してました。
楽譜を着色する前は黒い色だったから、切り絵の線と重なってしまって・・・

Img_5792

・・・何が描いてあるのか分からない。楽譜を抜いた状態で写真を撮って、プリントした物を見ながら作業しました。半泣きになったけど、何とか完成。

基礎的な技法の組み合わせではあるんだけど、久々に新技法(新表現でもある)完成なので、良い気分ですね。まだまだ私は成長を続ける!!

ちなみに曲は取材の時に貰ったCDに入ってた、ムツィオ・クレメンティのピアノソナタ3番です。
制作中に聞いてましたけど良いですね。パイプオルガンの音色。2枚貰って、1枚はパイプオルガンだけ。もう1枚はフルートとチェロの伴奏。私はパイプオルガンだけの方が好きかな。荘厳な雰囲気が心地良い。

個展の片づけも終わったし、新作に取り掛かりますか。

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