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2013年1月31日 (木)

切り、終了。

Dscf3322

ろくろ師・ロランドさんの切り絵、続行中。切り終えて真っ黒に塗りつぶしました。

このまま裏側に白い紙を貼って、モノクロの切り絵としても良いのですけどね。これはこれで美しい。が、「職人シリーズ」として作ってるので、出来る限りの手間をかけて仕上げたいんですな。むしろやらなくても良い事すらやってみたい。早く完成させてしまいたいという気持ちもあるのですが、少しでも長くこの作品と付き合いたいという気持ちもあるのです。

まあ、結局はいつも通りのやり方になるわけですけどね。

イタリアに行って切り絵を始めたのは今から17年前。試行錯誤の末に今の作り方になったのは7年ぐらい前かな。以後はずっと同じやり方で作って・・・るわけでもないのか。

切り終えた後、アクリルガッシュのジェットブラックをエアブラシで吹いて真っ黒にしてます。裏側も真っ黒にしているのですが、最近は裏だけ市販のスプレー塗料に切り替えました。何故かというと、スプレー塗料だと表面を完全に樹脂コーティング出来るので、糊付けする際に糊の水分を紙が吸収して伸びるのを防ぐ事が出来る。アクリルガッシュだと、樹脂コーティングが不十分みたいで、細い線を糊付けすると歪んでしまう事が多かったんです。スプレー塗料に切り替えてからは、それ以前よりも細くて長い線を綺麗に仕上げる事が出来るようになりました。

スプレー塗料を使ったのは、教室で使ってましたからね。やってみたら上手く行った。

変わってないようで徐々に変わっていくみたい。日々の積み重ねがあってこそですね。

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2013年1月30日 (水)

下絵終了

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ろくろ師・ロランドさんの下絵終了です。この後、白い部分をデザインナイフで切って行く。

白っぽい画面ですが、色が付く事を前提にデザインしてるので。モノクロで仕上げるんだったら、また違う下絵になるんですけどね。

閑話休題 おでんにタコ焼きを入れたら美味しかったです。寒い季節におでんは良いですねえ。皆様も試してみて下さい。

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2013年1月28日 (月)

鉛筆描き

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さて、新作を始めてます。30×30cmで、銀工房フォリアで働くロランドさん。ろくろ師ですね。

ろくろ師と言うのは回転する円盤状の木型に金属の板を押し付けて、半円上に加工する職人さんです。パラボラアンテナとか優勝カップみたな物が出来る。ベルトで体を固定して作業するので、機械と格闘しているような感じ。慣れない人がやると筋を痛める事もあるそうです。ロランドさんはベテランなので、作業するのを見ていても無理・無駄が無い動きですね。

画像は下絵の鉛筆描きの段階で、この後ジェッソという下地用の絵の具を筆でなぞって下絵を仕上げて行きます。

鉛筆の線もけっこう好きですね。切り絵のシャープな線と違って、ボボボっとした曖昧な所が(ああ、上手く言いたい事を言えん・・・。)

いっそ、このまま額に入れて作品として個展に出だしちゃおうか。・・・いやいや、自分は切り絵師として活動してるんだから、鉛筆画なんか混ぜたら、個展に来るお客さんに文句言われちゃうしな。余計な事をしてはいかん。

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2013年1月24日 (木)

新作完成!!

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革細工職人、ファビオ・カパンニさんの切り絵、完成です。サイズは40×60㎝。

主役のファビオさんを貼って以後、1回ぐらいはブログの更新をしようと思ってたけど、そんな余裕も無く制作してました。やれやれ。まあ、ちょっと色々やる事もあったしね。思ったよりも時間かかっちゃった。

手前の机のコインケースや化粧箱は、筆でアクリル絵の具の白を置いた後、エアブラシで影を入れてハイライトを入れてあります。小技だけど新技法。エアブラシのグラデーションだけで革のツヤを表現するのは無理なのでやってみました。けっこう効果あるなあと思った。

中央にいるのが工房主のファビオさんです。工房の構成員は左からベテランのロベルトさん、友人の荒山尚久君、紅一点のテレーザさん、ボスのファビオさん、一番右は若手のファビオ君。・・・社長と同じ名前だから、ちょっと変えてファビオーネと呼ばれてます。(語尾がオーネになると、大きいという意味になります。でっかいファビオって事ですね。)この他にも午前中だけ働いてる職人さんが一人いて、その人もファビオという名前なんだそうです。・・・ファビオ率が多いなあ。

この他にもファビオさんのお父さんのヴァスコさんも働いてます。ヴァスコさんの切り絵は昨年制作しました。

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こちらは今回よりもちょっと小さくて40×50cmです。注目して欲しいのは額縁。白木を革で包んで箔押しをしてあります。カパンニ工房製。裏板まで革張りで、工房の刻印まで押してある、超豪華仕様。昨年の名古屋三越の展示会に出したら、すごく評判良かったですね。

と言う訳だから、今年も額縁を頼もう。あ~楽しみ!

カパンニ工房には2回ほど見学に行ってますけど、皆仲が良くてちょっと羨ましいですね。こういう所で働けたら楽しいだろうなと。私の作品でも、そういう雰囲気を大切にして制作したつもりだけどモデルになった皆にも伝わってると良いな。

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2013年1月12日 (土)

貼ってます。

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革細工職人、ファビオ・カパンニさんの切り絵続行中です。手前にある物から貼って行きますが、主役が決まれば全体のイメージも固まるので、主役のファビオさんも貼りました。ただし、お腹の部分はその手前の作業机が終わらないと貼れないので、そのままにしてあります。

昨年は日本の職人シリーズを多く作ったけど、イタリアのと比べてみるとどうも地味ですね。イタリアの工房の方が絵になる。何故かと言うと、日本の職人工房だとお客さんとの間に問屋さんが入ってるので、お客さんが直接工房に行く事は稀なんです。イタリアの工房だとお客さんが来るので、ショールームとしても機能するように、ある程度見栄え良くしてるんですね。だからイタリアの工房の方が絵になる。

今回の工房、フィレンツェから離れた山の中も町にあるんです。工房というよりも、「工場」又は「中小企業」って感じです。この作品の画面右側に小品を展示してある社長室兼応接間みたいな部屋があって、そこがショールームにもなってる。だから実際に制作をする場所は余計な物は一つも無い機能最優先の仕事場になっています。

そういった工房は普通は絵にならないんだけど、色が入ってみると良い感じになって来ました。今日貼った部分、手前に置かれてる革張りの箱がカラフルです。明日以降に貼って行く多数のコインケースも赤い派手な色です。賑やかな色使いになるので、見栄えの良い作品になるかも。

徐々に完成に近づいて行くこの段階は一番好きな時間ですね。

さて、明日は今年初めての切り絵教室だった。早めに寝ようかな。(集中モードになると寝たくなくなるかも・・・。)

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2013年1月 9日 (水)

切り終えました。

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革細工職人、ファビオ・カパンニさんの切り絵続行中。全部切りました。

これからパーツを作って着色して裏側から貼って行く作業ですが、毎回この作業を始める時は手が止まります。微妙な色使いで作品の雰囲気が変わっちゃうので、色のイメージが固まるまで進めないんです。だいたい丸一日ぐらい間が空いちゃいますね。だからその時間に雑事をしてます。今回はパーツ切りのみやってました。パーツを切るだけなので機械的な作業です。でも時間はかかるので。

立ち止まって考える時間は必要ですけどね。

・・・って言うかさ、毎回この時点では「この切り絵の全部のマスにパーツを作って入れるのか・・・。」と思うんです。大作の場合だと、本当に完成するのか不安になる事もあります。まあ、これまでもっと複雑な切り絵を仕上げて来たので、このサイズなら楽勝ですけどね。

適度に緊張しているせいかもしれない。毎回、新鮮な気分で取り組めるというのは良い事だ。ファビオさん達も良い作品が仕上がる事を楽しみにしてるんだし、喜ぶ顔を思い浮かべながら(それが一番気合いが入る。)頑張って行くさ。

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2013年1月 5日 (土)

ヘビ特集

Hebi_006

実は私は毎年、3種類の年賀状を作っています。まずは元旦にブログで公開したデザイン1。11cm四方のサイズでできるだけ凝った切り絵に仕上げて印刷しました。

そして上の画像がデザイン2。これは印刷じゃなくて、その年に私の作品を買っていただいたお客様にだけ出している手作り年賀状。下絵のみコピーです。こういうデザインは私としては珍しいですね。決まるまでかなり悩みました。

そして下の画像がデザイン3。両親の分ですね。親の関係者で私のお客さんでもある方には別に出しているので、デザインがかぶらないようにしてるんですね。

Nengajou3

こちらは図鑑シリーズとして作ったものを9点使っています。この内3点は新作です。

上段、左から
マムシ 夏の暑い日、自転車で移動していた私は喉の渇きに耐え兼ね、自販機でポカリスエットを飲もうとした。ボタンを押したらマムシドリンクが出て来た。 余計に暑苦しくなったじゃないか・・・。
エメラルドツリーボア 新作その1です。夏に東山動物園で実物の写真を撮って来ました。図鑑ではこういう形で木に巻き付いたイラストが載ってるけど、本当にそんな感じでした。ちょっと感動・・・。
アオダイショウ 高校卒業まで住んでた家が古い木造でさ、時々この蛇が台所の勝手口とか風呂場にとぐろを巻いてたりした。無毒で大人しい蛇なんだけどね。白い個体は神の使いとされているし。・・・しかし、それでも早く出て行ってくれないかと思った。

中段、左から
インドコブラ Mr毒蛇といった感じですね。おお、怖い。大道芸で笛に合わせてコブラが踊るってのがあるけど、体を揺らすのは威嚇行動なんだそうだ。(コブラは笛の音を感知出来ない。)だから噛まれたらどうすんのよ?
ヤマカガシ 好物はカエルで足の方から飲み込むので、ヤマカガシの口の前にカエルの頭だけ出てるという光景を見かける事もあるそうだ。・・・変な光景だろうな。最近はカエルが減っているので、ヤマカガシも減ってるんだって。
ミルクスネーク 新作その2。牛小屋に忍び込んでミルクを盗み飲みすると云われていたので、この名前になった。実際は牛小屋に出没するネズミが目当てだった訳だが・・・。これを「濡れ衣」と言う。それにしても派手な色ですね。

下段、左から 
ハブ 日本で最強の毒蛇。「ハブ空港」って言葉があるけど、自転車の車輪のスポークが集まる部分を「ハブ」と言うので、路線が集中する空港を「ハブ空港」と言うのだそうです。つまり蛇のハブとは関係無いわけですね。
シマヘビ 日本三大蛇の一つ。他の二つはアオダイショウとヤマカガシ。実物はアオダイショウよりも縞が濃いけど、切り絵にすると区別つかないぞ。無毒だが性質が荒いので噛まれると痛い。傷口からばい菌が入る事もあるので、噛まれたら消毒をしましょう。
アナコンダ 新作その3。全長9mの世界最大の蛇。毒は無いけど、その巨体で獲物に巻き付いて絞め殺す。間違っても出会いたくないタイプ。こんなのをペットにする人の気がしれんなあ。(地方自治体の許可がいるそうです。)私は犬か猫でいいです。

郵便局の昨年のCMだったか「年賀状は年の一番初めに届くプレゼントです。」ってコピーがあったけど、正にその通り!郵便局は良い事を言う!!受け取った人が喜んでくれるように、毎年気合いを入れて年賀状を作っているのです。

私に年賀状を出した人で「まだ届かんじゃないか!!」って方、ちゃんと出してますので少々お待ちを。

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2013年1月 4日 (金)

正月から絶好調!!

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革細工職人、ファビオ・カパンニさんの切り絵の下絵終了。

お正月は特に正月らしいイベントも無かったので(寂しいねえ。)ひたすら下絵をやってました。まあ、好きでやってる事なので、これで良いのだよ。フン。

サクサク進んでるので、テンション高いぞ!絶好調だ!ちなみに今日はジムで初泳ぎだ!三が日も終わったのでエンジン全開だ!(三が日中からだけど。)このまま3月のイタリア行きまで突っ走るぞ!!

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2013年1月 1日 (火)

謹賀新年

Hebi1

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。今年もよろしくお願いいたします。

展示会予定は、9月に名古屋のギャラリー彩で個展。11月に三越名古屋栄店で2人展(期日は未定ですけど多分この時期になります。)、12月に東京で個展です。後、関西でもやりたいので近々画廊探しに出かけようかと思っています。

精一杯、頑張ります。

2013年が皆様にも良い年でありますように。

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