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2012年1月24日 (火)

その他の生き物

Photo_2

今回が新作の図鑑シリーズの最終回です。エビ・カニ・クモなどの節足動物や軟体動物などを一まとめにしました。

上段、左から

ダンゴムシ 世界中にいる。危険を感じると、腹を内側にして丸くなる習性がある。哺乳類のセンザンコウ(1月17日に公開した、哺乳類その1に出てます。)と同じ習性ですね。こういった明らかに異なった種類だけど、似たような方向に進化することを平行進化と言います。他には哺乳類のモグラと昆虫のケラの前足とか。ダンゴムシは丸くなってしまえば、アリなどの攻撃から身を守る事が出来るが、鳥なんかにはそのまま食べられてしまう。努力しても無駄な事はあるのだ。

タランチュラ やっぱり毒虫ってのは作ってても怖いんです。もし今、部屋の隅にいたらどうしよう・・・って。そんなわけで、このタランチュラも長年、敬遠してきたモチーフですが、調べてみたら人が死ぬ程の毒は持ってないそうです。で、タランチュラと言う語源も、南イタリアのターラントという港町で(この辺でエッと思った。)毒グモの伝説があって、この伝説を知っていたヨーロッパ人が、新大陸であるアメリカに移民した時に、このクモのあまりにも恐ろしい姿を見てタランチュラと呼んだためだそうだ。成程なあ・・・って、やっぱり私の部屋の隅に居たりするのは困るぞ。タランチュラはオオツチグモ科のクモの事で、脚を広げた幅が30cmを超える事もあるぐらい大型。鳥の雛やカエル、ネズミなども食べてしまうそうだ。

クリオネ 最近、テレビで紹介される事も多くて、知名度の高い生き物。和名をハダカカメガイと言う。これでも貝の仲間ですね。幼体の時は貝殻があるんだそうだ。南極・北極を囲む寒流域に生息し、北海道沿岸にも居る。体長は1~3cmで、透明な体。手をヒコヒコ動かして遊泳する姿は、とても愛らしく「流氷の天使」と呼ばれる。・・・しかし獲物を捕食する時は、頭の部分がバカッと6つに割れ、触手のように伸ばして餌となる小動物を捕かまえる。この映像はちょっとしたスプラッタで、初めて見る人には普段の愛らしさとのギャップも相まってショックが大きいかもしれない。

ホンヤドカリ 蟹の仲間ですが腹部を貝殻の中に収める為に体型が変わっている。ハサミは左右で大きさが違うのだが、大きい方のハサミは貝殻に全身を入れた際に蓋の役目をする。成長するにしたがい、より大きい貝殻へ引っ越しをするのだが、ハサミで大きさを測るそうだ。・・・何か、行動が可愛いですね。子供の頃、家を背負って動き回るこの動物にあこがれてて、キャンピングカーが欲しいと思いました。プリントの裏に落書きをして遊んでましたが、理想のキャンピングカーなんてのを描いてた。地中に潜る為にドリルが付いてたり。(最早、キャンピングカーじゃないだろう・・・。)

中段、左から

コメツキガニ 砂浜に住む、体長1cmぐらいの小さな蟹。砂の中にいるプランクトンや有機物をハサミですくって食べ、余分な砂を口元で丸く固めて捨てるので、周りに食べた分の小さな砂団子がどんどん出来上がる。春から夏にかけて、オスが背伸びをしてハサミを振り下ろす求愛活動が見られる。(これをウェービングと言います。)この姿が、お米をつく動作に見えるのでコメツキガニと呼ばれる。何故かムツゴロウが飛んでる足元で(足じゃないけど)この蟹がウェービングをしている姿が一緒に写真に写ってる事が多い。まるで応援してるようだ。海岸のチアガール。実際には両者はお互いに無関心で、偶々一緒の場所にいるだけみたいだが・・・。

アカクラゲ クラゲを切り絵にしたのは、今回が初めてです。日本近海の北海道以南に生息する。傘の部分に16本の赤い筋が入るのだが、上から見ると旧日本軍の連隊旗みたいに見えるので「レンタイキクラゲ」とも呼ばれる。また、乾燥して粉上になった物が風で舞い上がって、人の鼻の穴に入るとくしゃみが止まらなくなることから「ハクションクラゲ」とも言う。触手に毒を持っていて、刺されると痛いそうだ。・・・食べれないみたいね。

ホッカイエビ やれやれ。やっと食べれる生き物が出て来た。(別に、そういう趣旨で制作しているわけではないけど・・・。)ホッカイシマエビ、又は単にシマエビとも言う。北海道オホーツク地方に生息する。生後1年半まではオスとして成長し、生殖活動に参加した後で性転換してメスになって産卵する。(凄い人生だこと・・・。)鮮度が落ちるのが速いのと刺身で食べても甘みが薄い事から、漁獲された直後に塩茹でされる。茹でた方が甘みが増すそうだ。

ミズダコ 最大のタコなので「オオダコ」とも呼ばれる。体長は足を広げると3~5m、体重は50kgにも及ぶ。滅茶苦茶に力が強いので、絡みつかれたら人の力で振りほどくことは不可能。溺死したダイバーもいるそうだ。大型の個体だと、サメに襲いかかられたが反撃して逆にサメを食い殺す事もあるらしい。マダコに比べると肉質が軟らかいので食感では勝るが、味自体は水っぽい。(だからミズダコと呼ばれる。)

下段、左から

セアカゴケグモ オーストラリア原産で体長はメスが1cmぐらい。1995年に大阪府で発見されて以来、全国に広まってしまった。メスのみ強い神経毒を持っているので(オーストラリアでは死亡例がある)噛まれたらすぐに病院に行きましょう。名前を漢字で書くと「背赤後家蜘蛛」背中の赤い後家さんなんて色っぽいですが、何故後家かと言うと、交尾の後にメスがオスを食べるからだそうだ。日本では大阪で発見された時に大騒ぎになったけど、近縁種のクロゴケグモの方が世界的には有名です。イタリア語だとベドバ・ネーラ。直訳すると「黒い未亡人」妖艶さの漂う良いネーミング。

ケンミジンコ 10年来の友人が私の家に泊まった時に、フッと思い出したように告白した自分の過去の話。彼は学生の頃、この生物に電磁波を当てる実験をしていたそうだ。その実験室は無機質で、非常に嫌な雰囲気の漂う所で、壁面と天井から先を丸めた無数の針が出ていて、真ん中にケンミジンコの入った水槽が置かれていた。電磁波が生物に及ぼす影響を調べる為だったが、異様に早く動く個体が現れたり、奇形が生まれて来たり・・・。そんな事を毎日繰り返しているのが嫌になって、フィレンツェで新たな道を探すようになったそうだ。人に歴史有り。

シオマネキ オスは片方のハサミが異様に大きくなる事で有名。このハサミを振り下ろして求愛活動を行う。やがて満ちて来る潮を招いているように見えるので、この名前が付いた。デザインしてみると「よう!」って挨拶してるみたいに見える。元気ですねえ。実際は環境汚染の為に絶滅危惧種になっている。

ホウネンエビ 水田などにすむ小型の甲殻類。体長は1~2cm。これが大量発生すると、お米が豊作の年と伝承されていたので「豊年エビ」の名前が付いた。稲に害を与えるわけではないが、害虫駆除や雑草を食べるわけでもない。寿命が短いので飼育してもつまらない。人間にとっては、居てもあまり意味が無い生き物ですが、まあ良いじゃないの。こいつらも一生懸命、生きてるんだしさ。

明日はリメイクした作品を公開しますね。

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コメント

こんにちは。
カマキリ大好きです。

って、今日はそう言うお話しでは無くて、
先日、イルチプレッソへランチに行きました。
と、もう有るだろうと思っていた、俊寛さんの切り絵がまだ無かったのです(+o+)
残念で……… で、マダムにまだなんですねぇって聞いたら、そうなんですよ!!って。
で、シェフは2月にかぼちゃを彫るそうでして、その時に、鹿児島で直接対決はどうなんだ?!?!
ってお話しになって!!!!
絶対見に行きますよ!! その時は!(^^)!
是非実現させてください!!
よろしくお願いいたしますm(__)m

投稿: rie24 | 2012年1月24日 (火) 13時34分

rie24さん、ありがとうございます。私もカマキリは大好きです。

で、例の件については・・・ああ、駄目だ。何も言えない。もうちょっと待って下さいね。

投稿: 俊寛 | 2012年1月24日 (火) 14時26分

good分りました。
首を長ーくして待ってます♪

投稿: rie24 | 2012年1月26日 (木) 11時54分

rie24さん、クリスマスには間に合わすつもりが・・・1ヶ月以上も経ってしまいました。正月から休み無しで制作してるんですけどね。余計な事ばかりやってるので、どんどん遅れてます。

投稿: 俊寛 | 2012年1月26日 (木) 18時36分

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