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2012年1月23日 (月)

昆虫類

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実際の制作でも、ブログで発表しているように、哺乳類、鳥類、爬虫類・・・という風に作ってましたけど、昆虫類はパーツが多くて作るのが大変でした。虫好きなので作ってて楽しかったですけどね。

上段、左から

コカマキリ 小型のカマキリで薄茶色が多いけど、たまに緑色のもいるらしい。子供の頃住んでた家の庭はけっこう広かったんだけど、手入れをほとんどしてなかったので草が伸び放題で色んな虫がいました。コカマキリもよく見かけたな。華奢で可愛いよね。

スズムシ 秋に鳴く虫の代表格で、リーンリーンと小さい鈴のような音を出す。背中に立てた2枚の羽根を擦り合わす事で音を出す。鳴くのはオスのみでメスに対する求愛行動ですね。背中にハート形の楽器を背負ってるみたいで健気でないの。(それ以外は地味な姿だが・・・。)ところで、小学生の時に読んだ学研の科学(そういう雑誌が昔あったんだよ。)で、外国人は虫の鳴き声を音楽としてとらえる事が出来ず、雑音として認識するという話があったけど、あれは日本人以外の全ての外国人がそうなのだろうか?まあ、イタリア人なんかは虫に興味無さそうなので、雑音と思ってそうだがなあ・・・。秋の虫の声、良いものなんだがなあ。

ヨナクニサン ヤママユガの1種で前翅の幅が14cmにも及ぶと言う、日本最大の蛾。沖縄県八重山諸島のみに生息する。最初に発見されたのが与那国島なので、この名前がついた。成虫になると食事をしないそうだ。だから口が存在しない。ちょっと悲しいですね。沖縄に行った事が無いので、当然この蛾も見た事がないけど、こんな物凄いのを見つけたら興奮するだろうな。翅の先が蛇の顔みたいで、素晴らし過ぎる模様だ。

ノミ 太宰治の「女生徒」という小説に、主人公の女の子が理科室に飾ってあったノミの模型を粉々に破壊したい衝動にかられる場面があったっけ。精密に拡大再現されてるような物だと、確かに不気味だろうな。フィレンツェでの最初の下宿で初めてこの虫を見た。足が何かの虫に噛まれたようで、所々赤いブツブツが出来るので、何だろうと思ってたら、ある日ベッドの上を小さいのがピョンって・・・。虫好きなので、これが噂に聞くノミかと感動したが、この下宿は出ようと決めた。

中段、左から

オオムラサキ 日本の国蝶。国蝶!!(飛びついた)日本以外にも国蝶を定めている国があるのかと、検索してみましたが、アメリカ合衆国がオオカバマダラ、マレーシアがアカエリトリバネアゲハとある以外は無いみたい。まあ虫に興味を持つ国民なんて、そうそう無いんだろうな。その意味では小さな虫にも「もののあはれ」を感じる日本人の国民性って素晴らしいと思う。オオムラサキの成虫は樹液を吸うので、カブトムシやクワガタムシと同じ場所で見つかる。・・・見た事が無いんだがなあ。

キイロショウジョウバエ 目が赤く、アルコール類や酢に集まって来る事から、酒好きで顔が赤い猩々という妖怪の名前を付けられた。自然界では果物や樹液等を餌にする。糞便など、不潔な物には近寄らないので、病原菌を運ぶ事は無い。飼育が容易な事から、様々な分野での生物学の役に立つ。

ギンヤンマ 日本のトンボの中でも「主役!!」ってぐらい迫力のある優美なトンボ。こいつも最近まで見た事が無かったが、3年ほど前にフィレンツェで捕まえた。大雨が降った後で弱ってるのを捕まえた。(かなり嬉しかった。)正確にはヨーロッパに生息するコウテイギンヤンマというらしい。

オオゾウムシ ゾウムシの仲間は口先が長く伸びているので「象虫」と呼ばれる。この口を錐のように使って米や栗、豆などの穀類に穴を開け、卵を生みつける。幼虫は穀類を食べて成長する。オオゾウムシというから、この仲間では大きいのだが、それでも体長は25mmぐらい。穀類ではなく樹に穴を開け産卵するそうだ。(生活史はカミキリムシのようだな。)ところで、昔イタリア語の辞書で「マメゾウムシが穴を開ける」という動詞を見つけた事がある。動詞と言うのは「走る」とか「話す」とか、行動を表す言葉だけど、こんな言葉を誰が使うのか?そもそもゴキブリとクワガタの区別もつかないようなイタリア人が(実際にそういう知人がいました。)マメゾウムシを認識出来るとは思えぬ。また、そんな単語を収録した編集者もどうかと思うが・・・。

下段、左から

ツクツクボウシ 日本以外でも朝鮮半島、中国、台湾まで分布する。このセミは8月下旬から鳴き出すので、夏の終わりを感じる人も多いが、実は7月から出始めるらしい。その頃はクマゼミやアブラゼミなど、他のセミの声があまりにうるさいので目立たないだけなんだそうだ。小学校1年生の夏だったかな。このセミの羽化を見た事がある。アブラゼミの羽化は頻繁に見かけたけど、ツクツクホウシは珍しかった。(後にも先にも、それ1度。)興奮して夏休みの宿題の絵日記にも書いたっけ。 

グラントシロカブト アメリカ合衆国に生息するカブトムシ。日本のカブトムシよりも、若干小さめだが、カブトムシ類には珍しい白い体が優美ですね。グラントとは南北戦争で活躍した北軍の司令官ユリシーズ・グラント将軍の事。この人、第18代大統領でもあるのだが、カブトムシの本なんかでは将軍と紹介される事の方が多い。何でだろうと思ったら、スキャンダルと汚職で、大統領としては最悪の評判なんだと。だったら、何もカブトムシに名前を付けなくても良かろう。ワシントンシロカブトでも、リンカーンシロカブトでも良いじゃないか。

カマドウマ 古い木造家屋の台所等で、ピョンピョンと馬のように跳ねるのでカマドウマと呼ばれる。竈馬・・・古式ゆかしい良い名前ではないですか。虫の和名は良い響きの物が多いが、この虫の名前は傑作だと思います。何やら万葉集なんかで山上憶良あたりが歌に詠でても不思議ではないと思わんかね?・・・嗚呼、それなのに、特に害をなすわけでもないのに、家に出没するという理由から不快害虫として駆除され、更には「ベンジョコオロギ」や「オカマコオロギ」などという屈辱的な俗称を付けられるとは、あまりにも哀しい。「もののあはれ」を全く理解していない。だいたい「オカマコオロギ」に到っては、何の根拠があってそのように呼ぶのだ!?私はカマドウマを愛好する。ちなみに切り絵にしたのは、正確にはマダラカマドウマと言います。

カノコガ 全くそうは見えないけど、これでも蛾の1種です。蜂に擬態してると言われるが、似てるとは思えんなあ。こいつは、子供の頃に住んでた家の庭でよく見かけたな。なかなか可愛い模様をしている。ちなみに「カノコ」とは漢字で書くと「鹿の子」。鹿の子模様とは小鹿の白い斑紋のように白い斑点のある模様の事。この名前も可愛らしくて好きですね。

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