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2011年7月24日 (日)

何で元に戻ってるんだよ!?

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制作中の画像です。ミケランジェロの「最後の審判」の模写切り絵、一番下の部分から作っています。画面右側が地獄行きの人々、左側が墓から蘇る人々です。左側は地面を残すのみ。今日、寝る前には仕上がるだろう。全体の1/5ぐらいが完成した事になる。まだまだ先は長いね。

徐々に完成しつつある状況なので、作ってて楽しい時期ですが、疲れも溜まって来たみたいで、昼食の後で1時間ほど眠ってしまいました。30分だけ寝る予定だったんだけどね。夢の中で作業の続きをやってたりして。目が覚めてからガッカリします。確かにやった記憶がある部分が元に戻っている・・・。すっごい理不尽な話だなあ。まあ、よく見る夢ですけどね。集中力が上がって来ると、寝る時もその後の制作の手順を考えながら眠りに入るので。

台風の影響で、割と涼しい日が続いてましたが、そろそろ本格的に暑くなる頃ですね。皆様も熱中症には気を付けてお過ごし下さい。

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2011年7月21日 (木)

ROUND 3 FIGHT

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色を付けて貼る作業の開始です。今回は下から仕上げて行きます。地獄に運ばれる人々の部分。画像は右下にいる地獄の審判ミーノスのパーツ。黒枠で囲まれたん部分は1つのパーツを作って貼ります。ミーノスだけで25パーツ使っています。

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ミーノスを貼り終えたところ。手前にある物から先に貼るので、ミーノスの足元にいる男をまず貼ってからミーノスを貼る。手前の男で10パーツ、ミーノスで25パーツで、これだけで35パーツ使ってます。

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これだけ貼りました。これ以降はパーツ数は数えませんよ。そこまで暇じゃないし。(気が向けば数えながら作る事もあるけど・・・。)

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全体では、こんな感じです。でかくて細かいので、作らない部分は新聞紙で保護しておく。何度も引っ繰り返して作業するので、これをやっておかないと千切れてしまうので。

まだまだ先は長い。

ちなみにミーノスのモデルになったのは、ミケランジェロが最後の審判を作っている時に意地悪をしたビアージョ・ダ・チェゼーナの顔になっているんだそうな。当然、激怒してミケランジェロの抗議したんだけど、全く取り合わず。結果的にこの人はこのエピソードで歴史に名前が残っちゃったという事で・・・。

人に意地悪をしてはいけませんな。

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2011年7月19日 (火)

切り終えました

ミケランジェロの「最後の審判」の模写切り絵、全て切りました。けっこう時間かかっちゃったなあ。

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で、これをエアブラシでアクリル絵の具の黒を吹いて塗りつぶしてやります。これで黒い紙を切ったのと同じ状態になります。アクリル絵の具を吹き付けるというのは、表面をアクリル樹脂でコーティングするという意味もあるので、ある程度の経年変化を防ぐという事も出来ます。

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これで第2ラウンド終了。もー、これで完成って事にしちゃいたいけど、元々色を付ける事を前提に下絵を描いてるので、そういうわけにも行かない。

明日からは色が付いて行きます。ここからが大変な作業です。

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2011年7月18日 (月)

おめでとう~!!

なでしこジャパン、優勝おめでとうございます!

ああ、リアルタイムで見てて良かった。お互い一歩も譲らず、素晴らしい試合でした。しかし、PK戦ってのは心臓に悪いですな。最後の熊谷選手が蹴る寸前が一番ドキドキしました。

女子がこれだ頑張ってるんだから、男子も気合入れて頑張らないとね。いや、別にサッカーだけじゃなくて。自分も。出来る限りの事はやらなきゃ!

ところでさ、ちょっと後にテレビ見てたら「おいでん祭り」のコマーシャルが出て来て、私のポスターも出て来ました。ビックリした。しかし、何の前触れも無く自分の作品が出て来るのって笑えるね。

あのポスター、けっこういろんな所に貼られてて、見つけるのが楽しいです。「おや、こんな所に・・・。」って感じで。紫色ベースだから、我ながら変な色彩感覚だと思うけど、目立つし元気が出るって事で評判良いです。

もうじき、おいでん祭りだなあ。それまでは集中して制作に励もう。

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2011年7月15日 (金)

ROUND 2 FIGHT

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今日から切り始めました。細かくて大きいので切り甲斐があるなあ。

最近の切り方、下絵の線より太めに切ってたんですけど、今回は部分的に細く切ってみました。まあ、細くと言ってもCanson紙の厚さよりは太いのですけどね。紙の厚み以下になると裏からパーツを貼る事が出来ないし、これ以後の作業を続けるうちに千切れてしまうので。

まあ、そんなわけで太い線と細い線を切り分けてみましたが、これがメリハリが効いてて良い感じ。これから意識してこの切り方でやって行こう。マイブームだな。

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2011年7月14日 (木)

下絵終了!

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予定通り、下絵終了です。いや~、細かいな。これを切るのには骨が折れそうです。

なでしこジャパン、凄かったですねえ。昨日、下絵を進めながら見てました。こういう時、夜型の生活をしてると便利だ。この勢いで優勝してほしいものです。

私も頑張ろおっと。

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2011年7月13日 (水)

まだ下絵は続く

下絵続行中です。上の画像が昼過ぎの段階、下の画像は現在。何とか明日には終わらせたい物だ。

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Canson紙の白にジェッソの黒で下絵を描く。それを切り抜いて、アクリル絵の具の黒で全体を塗りつぶして黒い紙を切った状態と同じにする。全てのマス目ごとにCanson紙を切り抜いて、着色して、裏側から貼って行く。

・・・今では当たり前のように行っている作業だけど、この方法に至るまでは長くかかったな。

伝統的な技法を受け継いでる職人さんの仕事なんか聞いてると、とても一人の人間が一生かけても思いつかないような技法・道具を使ってったりする。伝統の重みと言うのかな・・・。

年月をかけて培われて来た伝統技術。それに裏打ちされているからこそ、職人仕事は美しく価値がある。

翻って考えてみると、切り絵を初めて15年、これからも続けるが・・・さて、私の人生全部使って、伝統に負けないだけの価値を作る事が出来るだろうか?

ミケランジェロの「最後の審判」ですが、これも600年生き抜いてきた人類の財産ですね。描きあげたミケランジェロが偉大なのは勿論ですが、その後の保存、修復に携わって来た人達の色んな想いも込められている。

自分の作品を「伝統」のレベルまで引き上げるには、どうすべきなのか。それは自分の作品を、どこまで、どのように生き残らせるか・・・という事かな。早い話、それだけ素晴らしい作品に仕上げろという事だ。

・・・と、こんな事を考えつつ、制作をしております。

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2011年7月12日 (火)

下絵続行中

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ミケランジェロの「最後の審判」の模写、下絵を続けています。昨日、人物群の大まかな形は鉛筆で描いたので、今日からはキッチリした線を引いて行く作業です。

ジェッソという下地用の黒絵の具を筆でなぞって描いて行きます。ジェッソが乾いたら、消しゴムをかける。この辺の作業は漫画を描くのと同じですね。

模写だと構図で悩む事が無いので(オリジナルと同じに描けば良いので)このサイズの作品としては、かなりのハイスピードですね。

いつもの職人シリーズで、このサイズの下絵をやるとすると、ここまで持ってくるのに5日ぐらいかかるかもしれない。で、この後も悩みながら進めて、気に入らなければ一度描いた部分を消して描き直すって事にもなる。下絵を全て描くには2週間ぐらいかかるかな。

模写の場合は修正する手間が無いので、サクサク進みます。今回の目標は5日間かな。今日は3日目。本当は今日の時点で半分ぐらい行きたかったんだけど、やっぱり細かいから無理みたい。まあ、じっくり楽しみつつやろう。

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2011年7月11日 (月)

ROUND1 FIGHT

Miche

と言う訳で、第一ラウンド開始です。サイズは75×65cmです。

まずは鉛筆描きから。マス目を区切って、人物を同じ位置に描き込んで行く。一日かけて、全ての人物を大まかな形に描き終えた。まあ、見落としもあるだろうけど、現時点では問題無し。

明日からは細かい部分を描き込みつつ、絵の具でなぞって線を確定して行く。

ん~・・・やっぱり楽しいねえ。細かくて。この夏の暑さに負けないぐらい燃えて来たぞ!

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2011年7月10日 (日)

勝負だ!!

毎年、秋になると、この人との対決をしていますが、現在、彼はイタリアから日本に引き上げて来て、自分の店を開こうと頑張っているところなので、私と勝負する余裕など無いでしょうね。

仕方ないので今年はエア・サスライシェフとの対決をしようと思います。

まだ夏だけど、創作意欲が湧き上がって来たので、前倒ししてこれから始めます。

今年のネタはこれで行きます。ジャジャン!!

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ヴァチカンのシスティナ礼拝堂にあるミケランジェロの「最後の審判」です。4月のイタリア滞在で母達と見て来たので、実物の持つ空気を覚えている内に取り組んでみましょう。

昨年のボッティチェリの「春」もかなり難しかったですが、こちらもかなり複雑ですね。「春」と違って木の葉や草花など、細かい部分は無いけど、何よりも登場人物が多い。

そういえば昨年、サスライシェフは「最後の審判をカボチャに彫刻する!」と宣言してましたが、あまりの複雑さにギブアップして、代わりに同じシスティナ礼拝堂の天井画の一部分「アダムの創造」をやってました。(まあ、それでコンテストに優勝してるから大したものですが・・・。)

いくら彼が数々の賞を総なめにして来た天才料理人だからって、これをカボチャに彫り込むのは無理であろうな。まあ、カボチャと言わず、なんらかの食材を使って表現するという事も出来るかもしれないけど・・・たとえばデコレーションケーキにしてみるとか。果物や野菜の彫刻だけでなく、飴細工なんかもやっちゃう人だから、やってやれない事はないでしょうね。

・・・いやいや。やはり無理だろう。いくら何でも。時間も手間もかかり過ぎる。もし彼が何らかの方法で、食材で、この名画を再現する事が出来たならば・・・

僕は鼻でスパゲッティ食べてみせる!!

・・・結局、挑発してるような締めになってしまいました。とりあえず、お店のオープンを楽しみにしてます。頑張って下さい!

※ 初めてこのブログを読んだ人は、話が見えないでしょうから、以下に経緯を貼っておきますね。

これまでのあらすじ

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2011年7月 9日 (土)

今日のお仕事

さて、前回のブログのフィレンツェのお惣菜屋さんの切り絵は一時中止にしておいて、現在はこの作品の下絵を描いてます。

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シエナのドゥオーモです。サイズは20×20cm。

11月に名古屋のギャラリー彩さんの個展に出す予定の「トスカーナの風景シリーズ」の1点ですね。

シエナの風景はこれまでも切り絵にしてますが、ほとんど同じものばかり作ってます。ドゥオーモとカンポ広場。この2つをいろんな角度から切り絵にしてるんですね。ただドゥオーモの場合は遠くから眺めた構図ばかりです。シエナの町並みとセットになってますね。

ドゥオーモの正面はまだ切り絵にしてなかったので、どうしようかなと考えましたが、正方形の画面に目一杯ドゥオーモを入れてみました。何だか元気な構図になったなあ。よしよし。

しかし、今回も細かいデザインだな。・・・う~ん、まあ、これは良いか。前回のお惣菜屋さんはやり直せば確実に良くなるけど、今回のはむしろこのサイズがベストだと思う。細かさも芸の内だしな。

・・・しかし、そろそろ大きい作品をやりたいなあ。自分の限界をぶち壊すぐらいの勢いで。こういう小サイズの作品も楽しく作ってるけど、一方で不満もあるんだよね。取り組めるとしたら来月からかな。今月は自分の中に湧き上がる衝動を抑えつつ、制作を続けることになりそうだ。

理想の作品の姿を思い浮かべつつ、熟成させて行こう。

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2011年7月 6日 (水)

・・・失敗。

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画像は制作途中の作品。全て切り終えたところです。私は白い紙に下絵を描いて、全部切り抜いた後で裏も表もアクリル絵の具の黒を吹いて、黒い紙を切った状態と同じにしています。

フィレンツェの中央市場にあるお惣菜屋さんです。ガラスケースの中にチーズやハム類やオリーブの実、生パスタやパスタソース、お惣菜なんかが入ってます。天井からは生ハムが吊られています。今年はイタリアの食文化にも注目して制作します。5点か6点制作予定です。

で、この作品25×35cmなんですが・・・これじゃ小さい。サイズが小さいくせに、デザインが複雑過ぎるんです。最近の私の作品の傾向として、小さめのサイズに細かく描き込んでいるのですけど、ちょっとやり過ぎたようです。

問題点は2つあります。一つは線が出ていない事。切り絵の魅力というと、紙を刃物で切る事によって得られる線の個性ですね。ほとんど穴を開けるような作業になってて、ある程度長めの線を引かないと切り絵っぽさが出ないんです。

もう一つは、この後で裏側から貼って行くパーツの部分にグラデーションが入らない事。エアブラシで全てのパーツに絵の具を吹き付けて着色しているのですが、小さ過ぎて陰影が入らない。

どんな作品にも小さ過ぎる部分はありますけど、全体からするとごく一部なんです。この作品の場合は、ほとんど全てがそんな感じになっています。合格点を上げれるのは、天井から吊ってある生ハムの部分ぐらいですね。

と言う訳で、この作品は失敗です。あ~あ。ここまでの積み重ねがパーになった。

・・・と丸一日、落ち込んでましたが、デザイン自体は良いのです。何度見ても、ほとんど直す所が無し。という事は、大きいサイズでやり直せば確実に良い作品に仕上がる!

と、気を取り直しましたが、ある程度まで進めたくせに放棄する作品、今年は2回目なんですね。先月も1点やり直しをしてます。下絵の段階で気に入らなかったのに進めちゃって、完成直前まで行ったんだけど、やっぱり気に入らない作品を出すのは良そうよって事で放棄しました。おかげで満足する作品が出来たけど、あまり時間が無いんだよなあ。制作ノルマが、どんどん遅れる。

ある意味、贅沢な時間の使い方かもしれないな。

急ぐのは良いけど、焦らないで行こう。

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2011年7月 2日 (土)

犬特集

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順調ではないですが、制作は続けています。画像は最近仕上げた図鑑シリーズです。左上のトイプードル以外は長岡京の個展で実演で作りました。

左上 トイプードル    右上 コリー

左中 ボストンテリア   右中 狆

左下 アカウシアブ    右下 スナメリ

トイプードルは友達からの注文で制作しました。

制作が行き詰まって来ると、ついこっちに手を出してしまう・・・。気楽に作れるので、気分転換には良いのですけどね。気分転換だけで一日が終わりそうになるので、程々で止めないといけないんですけどね。

まあ、これも私には重要なシリーズですけどね。昨年秋の合同展で発表したけど、他の職人さんにデザインを提供して作ってもらうのも頼みやすいし。

今、名古屋仏壇の漆職人さんが私の作ったテントウムシの切り絵を使って蕎麦猪口を塗ってくれてるらしい。仕上がりがどうなるか楽しみにしてます。そういう風に使ってくれると、可能性はどんどん広がって楽しい活動が出来る。・・・と、こんな事を考えるのも気分転換ですね。

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