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2011年6月 8日 (水)

ジャンニーニ & クワタ

しばらくバタバタしてて中断してたけど、イタリア滞在記を再開します。こういうのは早めに書いておかないと駄目ですね。後で読み返して役に立つ事も多いので、自分の覚書としてもその時に感じた事なんかを忘れないうちに・・・。

さて、今年の滞在で取材した工房の紹介は終わりましたが、番外でもう1軒紹介します。

最近はフィレンツェでも職人仕事をバックアップしようとしてるみたいで、いくつかの組織がパンフレットを出して職人さんの工房を紹介してるんですね。で、今回の滞在でも知り合いの工房に置いてあったパンフレットを貰って来て、下宿で目を通してたら

Giannini e kuwata

という工房がありました。Gianniniってピッティ宮殿の前に店がある、あの老舗のジャンニーニ家の人かな?それにしても、クワタって明らかに日本人の姓だよな。だとしたら異国で工房をオープンするなんて大したものだ。気になるから見に行ってみようか・・・。

てな事を考えまして。住所を調べたら川の向こうで、近くに靴のステファノ・ベーメルさんとか、フォルテピアノのドナテッラさんの工房がある区域でした。てくてく歩いて行きまして、「ああ、ここか・・・。」と中をのぞいてたら、日本人らしい女性と目が合った。

「ははあ、この人がクワタさんか・・・。」と思ってたら、窓ガラスの向こうで、その女性は私の顔を見て驚いた表情をしてたので、一瞬後で私も思い出した「クワタって、桑田美智子さん!!」

・・・昔、コルシーニの職人展で知り合った人でした。桑田さんは当時は紙の修復家の下で働いてて、後で工房の見学もさせてもらってました。その修復家の工房は切り絵にはしなかったのですが、桑田さんは大変に聡明かつ優秀な人なので印象深かったんですね。

しかし、まだフィレンツェに居るとは思わなかった。桑田さんは日・英・伊・仏・独・露を喋れる人なので(この時点で凄さが分かるというものだ。)実際に私と知り合った時も「ここには仕事無いし、ロシアにでも行って探そうかと思ってます。」なんて事を言ってたので。

パートナーのラポ・ジャンニーニさんは、思った通りピッティの前のジャンニーニ家の出身で、当主のマリアさんとは従兄弟になるんだそうです。

革と紙を使った製本と文房具の店ですね。既製品も置いてますけど、彼らが本当にやりたいのはお客さん一人一人に合わせたオーダーメイド。

1766

写真は裁縫道具入れ。革張りで金で装飾がしてあります。模様はモザイクになってて、異なる色の革を嵌めこんであります。縁取りは金箔を押し付けて表現ししています。こういった作品をコンテストに出品しているんだそうです。

1768

こちらが工房の様子。手前がラポさん、奥が桑田さん。お店がオープンしたのは昨年の8月なので、まだ一年未満。壁なんかも全部自分たちで塗った手作りの店。「これでもだいぶ汚れて来たのよ。」と言ってましたが、まだまだ綺麗です。整理整頓されてるからかな。もうちょっと年月が経って風格が出て来た時に切り絵にしてみたいですね。

次回、フィレンツェに行くのが楽しみになって来ました。頑張れ、桑田さん!!

ATELIER GIANNINI & KUWATA

Borgo S. Frediano 133/R  50124 Firenze
Tel: +39 0552 399 305

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コメント

Perbaccoというサイトで
偶然この方々が紹介されているのを見ていました。

とっても素敵なお店ですよね。
お裁縫箱なども作られているのですか。
緑の色合いが私好み・・・。
グリーンが大好きなんです。
次回Firenzeに行ったら訪ねてしまうな~。

そうそうGianniniさんとお名前があったので、
きっとMariaさんの親戚ではないかと思っていました。
お写真のお顔も似ていましたし。
俊寛さんのお陰で疑問が解決されました(笑)
ありがとうございます。

投稿: kanabo | 2011年6月 8日 (水) 21時55分

kanaboさん、そうそう。私もペルバッコのブログに書いてあったからコメントを付けました。偶々似たような時期に遭遇したんですね。まあ、昨年の8月に開店したばかりなので、徐々にいろんな媒体で取り上げられてる時期なんでしょうね。

ジャンニーニ家、フィレンツェの文具・製本の世界では名家(こういう言い方が正しいかどうか・・・)みたいで他にも有名な店があるんだけど、そこもジャンニーニから分かれた店なんだそうです。そういったルーツも知ってると面白いですね。・・・マニアック過ぎる楽しみ方かもしれませんけど。

しかし顔は似てるかなあ。私は似てないと思うけど・・・。

投稿: 俊寛 | 2011年6月 8日 (水) 23時55分

似ているかどうかもう一度見てみました(笑)。
この方がGiannini家の人というのは、なんだろう、直感的にわかったのです。おでこの辺りかな~(笑)。
多分の目の位置と目の表情かしら。
ちょっと寄っているところとか。
もしかしたらMariaさんのおじさんにもお会いしたことがあるので、Giannini家の男性の顔を記憶していたのかもしれません。
似てないといわれたら、似てない気もするけれど、何故かわかりました(笑)

投稿: kanabo | 2011年6月 9日 (木) 00時21分

kanaboさん、・・・そんなもんですかねえ。
そこまで言われると似てるような気がしないでもないような・・・。すみません、優柔不断で。

投稿: 俊寛 | 2011年6月 9日 (木) 00時25分

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