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2011年6月26日 (日)

友達の個展のお知らせです

フィレンツェモザイク職人の清水優子さんが愛知県の一宮市で個展を行います。

Shimizu

清水さんとは、名古屋ギャラリー彩で一昨年の2人展、昨年の合同展と2年連続で一緒に展示をしています。

フィレンツェモザイクというのは、板状にスライスした様々な色・模様の石を切り抜き、寄木細工の要領で組み合わせて一枚の絵にする技法です。髪の毛1本入る隙もないぐらい正確に切らないと組みあがらないので、フィレンツェに数ある職人仕事の中でも最高に難しい技術です。

清水さんの師匠のロベルト・マルッチさんは、昔から知ってまして、切り絵にもしています。腕の良い職人さんですが、自分の仕事もこなしながら教室もやっています。清水さんの他にも多くの作家さんを育てています。

昨年のフィレンツェ滞在で習いに行って、1点作りました。だから私も清水さんと同門って事になりますかね・・・。

清水さんとは2006年にマルッチさんの工房で知り合いました。以来、どんどん腕を上げています。昨年の合同展から半年足らずですが、着実に制作されているようなので、どんな新作が出て来るか・・・。見に行くのが楽しみですね。

清水優子 天然石に彩られた世界展~フィレンツェモザイクの魅力~

2011年6月29日(水)~7月8日(金) 7月3日(日)・4日(金)は定休日です。

10:00~18:00

ファッションの泉 Molly 

〒491-0859 愛知県一宮市本町1-3-22

TEL 0588-72-2732

JR尾張一宮駅又は名鉄一宮駅より徒歩8分

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ブティックの店舗内です。展示コーナーはお店の奥です。(入口からは見えにくいそうです。)

作家来店日は6月29日(水)、30日(木)、7月2日(土)、7日(木)、8日(金)です。

東海地方在住の方は、是非見に行ってみて下さい。

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2011年6月25日 (土)

ジョットの鐘楼に上る

帰国の前日です。ジョットの鐘楼に上って来ました。

・・・って帰国前にここに上るって、どこかの誰かさんと同じ事をやってるよ。

実はここに上るのは初めてなんです。ドゥオーモのクーポラ(丸屋根)の展望台は何度かあるんですけどね。隣の鐘楼の方は上った事がなくて、一度は上らなきゃなと思ってまして。何だかんだで色々と忙しかったので、この日しか時間が無かったんです。

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成程。ここから見るドゥオーモと町並みも良い。いつか切り絵にしよう。これで風景の取材も終わり・・・じゃなくて、この後は中央市場に行きました。土産を買ったついでに取材。

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お惣菜屋さんです。なかなか絵になりますね。今年はイタリアの食にもスポットを当てるので、これも近いうちに切り絵にします。

というわけで。今回で2011年のイタリア滞在記は終了です。内容の濃かった、しかし、まだまだ追求すべきテーマは一杯ある事を感じさせた滞在でした。帰国して2か月が経ちますが、成果は秋以降の展示会で発表します。気合い入れて頑張ります!

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2011年6月24日 (金)

挨拶回り

職人シリーズをやっているおかげで、年々知り合いは増えて行ってます。それっきりで終わる事もあるけど、多くの職人さんたちとはその後も付き合いがあって、友達になる事が多いです。一緒にお茶を飲んだり、お酒を飲みに行ったり、食事に行ったり・・・って感じで。

その結果、フィレンツェに到着して最初にやる事は挨拶回りなんです。これに3日ぐらいかかって、帰る時にも挨拶回りに行くので、やっぱり3日ぐらいかかります。つまり合計6日間は挨拶回りだけに使ってるので、果たして「旅行」って言えるのかなあと・・・。

ここで今回の滞在で会った職人さんのリストを書いてみようと思ったが、あまりに多過ぎるのでやめます。(実際に書いてみて、途中で挫折しました。)

前の記事に書いたけど、今回の滞在は日程が厳しかったんです。到着して次の週に母達が来て、その後にマンチェスターに行って、帰って来たら復活祭が始まったので店も工房も閉まってるし。

そういう訳なので、今まではほとんどの職人さんの所に、到着後と帰国前の2回も挨拶に行ってたんですけど、今回は1回しか行けなかった所が多かったです。

それでも、なかなか会えなかった職人さんもいて、最後の挨拶回りが終わったのが帰国2日前でした。「お久しぶりです。明日、帰ります。」って感じで。先方にしてみれば、「来て、もう帰るのか?」って事になるのでしょうね。日程を調整して、何とか回りきったというだけで勘弁してもらおう。

逆に頻繁に顔を出してる所も多いですね。靴のマンニーナさんとか、彫金のペンコさん、革細工のファナーラさん、フィレンツェモザイクのマルッチさん、ブロンズのバンキさん、銀のフォリアさん、木彫のプッチーニさん・・・まあ、挨拶回り自体が楽しいからやってるんですけどね。

来年は更に大変だ。

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2011年6月23日 (木)

ピストイア

11月の名古屋の個展では、以下の風景を切り絵にして展示する予定です。

シエナピササン・ジミミャーノルッカフィェーゾレ、グレーヴェ・イン・キャンティ、ヴォルテッラ、モンテリッジョーニ、サン・ガルガーノ

太字は今回の滞在で取材した場所。それ以外は今までに取材した写真を使います。

で、最後にもう一都市取材をしようという事で、ピストイアに行って来ました。モンタルチーノとかモンテプルチャーノ、ピエンツァなんかも行きたかったんですけど、フィレンツェから行くとなるとバスの本数が少な過ぎて、上手く乗り換えが出来るか不安だったので今回はパス。

ピストイアは

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これがドゥオーモです。一時期は小国として独立してたので、ドゥオーモも立派なのが立ってますね。

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こちらは洗礼堂です。こちらも堂々とした気品のある佇まい。ドゥオーモの正面にある上に横の建物が邪魔をして両方同時に見れないのが残念。

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この日はイタリア建国の日だったので、広場で警察の音楽隊が式典をやってました。こういうのも良いものです。

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これはドゥオーモ広場の近くにあるチェッポ病院という所、ここには地下ツアーというのがありました。詳しい事はわからないけど、中世の時代の地下の迷宮があるとか・・・。面白そうだったけど、ガイドさんの来る時間がだいぶ後だったし、切り絵用の取材は十分だったので止めときました。

高い所ばかり上ってたから、最後ぐらい地下に潜っても良かったかなあ。ともあれ、トスカーナ巡りもこれで終了です。

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2011年6月20日 (月)

フィエーゾレ

この日は日曜日だったので、電車・バスなどは本数が少ないから遠出は難しいし、疲れも溜まっていたので午前中は下宿でノンビリと過ごしてました。午後から行動開始。

近場で絵になりそうな所は・・・という事で、フィエーゾレに行って来ました。フィレンツェの市バスで20分ぐらいで行けちゃうんですけど、ここも前に行った時から10年以上経ってますね。

今年のテーマはトスカーナ州の風景ですが。フィェーゾレはトスカーナには違いないけど、むしろフィレンツェの風景シリーズに入れる方が良いのかも・・・。いやいや。その辺は気にしないで行こう。

ここは標高295mの丘上に位置しているので、フィレンツェの街が一望出来るんだけど、ちょっと遠すぎて絵にするのは向かないかな。

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遠くにドゥオーモが写ってるんだけどね。これじゃ、わかんないよねえ・・・。

それよりも、何と言っても魅力的なのは、古代ローマ時代の劇場や浴場の遺跡ですね。糸杉やオリーブの木々が調和してて、静かなので、散策して飽きない。

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劇場跡です。すぐ近くにあるドゥオーモの鐘楼が見えます。異なる時代の建築物が一緒にある風景ってのも面白い。ローマなんかだと多いんだけど、フィレンツェではこういうのは無いなあ。

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こちらは浴場の跡。アーチ越しに鐘楼をのぞいてみる。そんなに大きい街でもないので、見学自体はすぐに終わっちゃうけど、絵になる風景はけっこうありました。

ただ、遺跡と博物館の入場料12ユーロ(1500円ぐらい)って、高過ぎるよなあ。

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2011年6月18日 (土)

サン・ジミニャーノ

トスカーナ巡り、続く。ルッカに行った翌日はサン・ジミニャーノへ。塔が林立する事で有名な街ですね。フィレンツェからシエナ行のバスに乗って、ポッジボンシィで乗り換え。1時間半ぐらいかかるかな。

ここは前に行った時は10年以上前ですね。フィレンツェに住んでた頃。当時はサン・ジミニャーノの町は観光に力を入れて外観を整備してたみたいで、石畳がやけにきれい過ぎて・・・。一緒に行った友人曰く「ディズニーランド的なのが気に食わない・・・。」

大いに同意しまして「せっかく住んでるのだから、普通の観光客が行かないような通好みの場所に行こう!」てなわけで、フィレンツェに住んでるイタリア人でも「どこ、それ?」って言うような場所にバスを乗り継いで行ったりしてました。それはそれで良いのですけど、メジャーな町ももう少し押さえておいても良かったかもしれませんね。

で、今回行ってみたのですが、10年も経てば全体的な雰囲気も落ち着いてきて、良い感じの町でした。

サン・ジミニャーノは前に2点の作品を仕上げています。塔が林立している風景と、街の中心部にあるチステルナ広場。他に良いモチーフはないかなと、歩き回りました。

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やっぱりサン・ジミニャーノと言うと、こんな感じですね。この風景は切り絵にしようと思うけど、雰囲気の違う風景も欲しいので・・・。

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と言う訳で、塔に上って来ました。ドゥオーモの横にある塔です。高い所は嫌いなんだけど、塔とか鐘楼がある度に上ってるな。取材の為だと言い聞かせて恐る恐る・・・。ピサの斜塔だけは怖過ぎて、この先も上る事はないでしょうけどね。画像は塔から見たチステルナ広場です。チステルナって井戸の事ですね。左側に小さくチステルナが見えてます。

この日の晩はパーネ・エ・ヴィーノっていうレストランに食べに行きました。昔から名前だけは知ってたレストランで、知人が働いてるので一度食べに行きたかったのですけどね。・・・と言うか、毎年「今年は食べに行かなきゃ。」と思うんだけど、忘れてばかりで。

復活祭の期間だったので、羊を食べて来ました。自分、クリスチャンじゃないんで縁起をかつがなくてもいいんだけどね・・・。

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2011年6月17日 (金)

ルッカ

という訳で、やっとトスカーナの小都市巡りです。この時点で帰国6日前です。大急ぎで取材を進める。

まずは行きやすい所でルッカから。フィレンツェから電車化バスで1時間ぐらいで行けます。

周囲を城壁で囲まれた町。城壁の上は遊歩道になってて、ぐるっと歩くと一時間以上はかかるかな。(途中で降りたので一回りすると、どれぐらいの時間がかかるのかわからない。と言うよりも、歩いているうちに、どこから出発したのかわからなくなったから、適当な所で降りたんです。)レンタル自転車もやってるので、それで一回りするのも気持ち良い。

この町も語学学校の遠足で訪れたの事がありました。その後は通訳のアルバイトで寄った事はあったけど、ちゃんと見学した事はなかったな。

語学学校の遠足で覚えてるのは、レンタル自転車で城壁の周りを走った事と、塔に上ったことですね。確か塔の上に木が生えていたな。ウロウロしてたら・・・ありました。てっぺんに木が生えてるグイニージの塔。何だかゲゲゲの鬼太郎を連想するなあ。切り絵にしたら面白そうだ。

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で、こちらが塔からの眺め。

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真ん中に見えるの塔の横の灰色の屋根は中央市場。以前、通訳のバイトでこの近くの農家に泊まった事があったけど、ここに皆で買い出しに来た事があったっけ・・・。中央市場の右上に建物が変な形で密集してる部分があるけど、ここを上から見ると円形になってる。ローマ時代には円形劇場だった場所なんですね。今は跡形もないんですけど、円の形に建物が立っています。

地図で見ると、この塔が街の中心になるみたいで、眺めも良かったけど、この塔全体の姿も見たかったので(下から見上げるのは切り絵の構図としてはちょっとね。)塔の管理人さんに聞いてみました。近くにあるオーレの塔から見るのが良さそうとの事。早速そちらにも行ってみました。

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これがオーレの塔。グイニージの塔よりは低いそうです。しかし、高い所に上ってばかりだなあ。

で、ここでわかったけど、二つの塔の共通チケットってのがあったそうです。さっきの塔で教えてくれれば良かったのに・・・。「あ~あ。」と思ってたら、こちらの管理人の女の子に「学生料金で入れてあげるわよ。」と言われました。だいぶトウが立ってますけど、お言葉に甘えて学生料金で登らせてもらいました。

あっ!今、「トウが立った学生が塔に上る。」なんて事を、思い付いちゃいました。・・・いかんなあ。最近、つまんないギャグばかり考えてしまって。

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オーレの塔から撮ったグイニージの塔。うん。やっぱり面白い構図ですね。上って良かった。

その後はルッカのドゥオーモまで行きました。

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正式名称をカテドラーレ・ディ・サン・マルティーノと言います。これだけでも絵になるけど、ドゥオーモの手前にサン・ジョバンニ教会ってのがあって、その教会もなかなか良い。2つ一緒に同じ画面に入れてしまいたいけど、実際には間に建物があって、奥のドゥオーモが見づらくなってるんです。・・・うーん。良い構図の作品になりそうなんだけどなあ。現実を無視して、強引に入れちゃおうか。まあ、それはそれでファンタジーだから許されるかな。

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2011年6月14日 (火)

アッシジとペルージャ

さて、職人さんの工房の取材の話は終わったので、後は風景画の為の取材の話。毎年15点ぐらい小サイズでイタリアの風景の切り絵をやってます。小さいので葉書サイズ、大きいので葉書を2枚並べたサイズですね。大作の合間の気分転換(かなり本気で作ってるので、あまり気分転換になってないけど・・・。)として楽しく作ってます。私がイタリアから引き揚げた翌年から始めました。

2003年 サンセポルクロで見たミッレミリアの風景

2004年 アレッツォの骨董市の風景

2005年 シエナで見たミッレミリアの風景

2006年 ナポリの風景

2007年 フィレンツェの風景

2008年 トリノの風景

2009年 ローマの風景

2010年 ヴェネツィアの風景

という事になってます。2006年からイタリアの主要都市のシリーズを始めました。所謂、観光名所を取り上げているので、絵葉書的な風景画ではあるけど、自分の視点で個性を出して行けば良い作品になる。

で、今年のテーマをどこにするか。最初はミラノにしようかと思ってたんですが、いろいろ問題があったので今年はパス。代わりにトスカーナ州の小都市の風景を切り絵にする事にしました。

今回の滞在、スケジュールの組み方を失敗してます。イタリアに到着して次の週に母達が来て、その後はマンチェスターに行って、イタリアに戻ったら復活祭の休みが始まったので。だから近場しか行けなかったというのもありますけどね。

というわけでマンチェスターから戻った翌日、トスカーナ巡り開始!最初に行ったのはアッシジとペルージャだ。

・・・って、この2都市、トスカーナ州じゃないじゃないか。ウンブリア州だよ。初っ端からつまづいている。まあ、いいか。来年のネタにしよう。今、行きたいという気持ちを大切にしよう。

2都市ともフィレンツェの南。1本の電車で行けるので午前中にアッシジ、午後からペルージャで撮影しました。しかし電車の本数が少ないから、けっこうタイトなスケジュールでしたね。

アッシジはキリスト教のフランチェスコ派を創設した聖フランチェスコの出身地です。観光地だけど、巡礼地でもあるので、静謐な空気が流れているようでした。

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画像は聖フランチェスコ聖堂。後で切り絵にするために来ているので外観だけ撮って、駆け足で進む。でも、きれいな教会ですねえ。

ペルージャは昔、中田選手が所属してたので一気に有名になった街ですね。エトルリア時代から歴史があり、現在でも中世の町並みが残っていて絵になる所です。

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こちらはペルージャの市庁舎、プリオリ宮殿です。こちらも駆け足で回ってます。いろいろ興味深い美術館・博物館もあるんだけどねえ。なかなか、ゆっくり過ごせませんねえ・・・。

2都市とも丘の上にある街ですね。前に訪れたのは語学学校の遠足だったから、15年ぶりぐらいですか。

そうそう。語学学校と言えば、最近フェイスブックで当時の同級生を発見しました。イスラエル人の女の子とドイツ人の男の子です。「覚えてるかなあ・・・。」と恐る恐るメールしてみたら返事が来ました!彼らがフィレンツェにいたのは4ヶ月間だったので、英語交じりのイタリア語のメールでした。イスラエルの女の子は薬剤師、ドイツの男の子は建築家になってるそうです。元気そうで良かった!こういう思わぬ再会があるから、インターネットも面白いですね。

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2011年6月12日 (日)

俊寛、マンチェスターを喰らう!!!

何だかどこかで聞いたようなタイトルで、怒られちゃいそうですが気にしないで行きましょう。

私は好き嫌い無いので、何でも楽しんで食べちゃいます。ちゃんとした料理であれば、虫だろうがトカゲだろうが大喜びで食べます。まあ、イギリスの場合はそこまで過激な食材を使うわけではないし、T君が良さそうな店に連れて行ってくれたので、美味しい料理ばかり食べて来ました。

初日はブラック・プディング。付け合せにお米と豆を煮た物。T君はフィッシュ&チップスを頼んだので、そちらも食べさせてもらいました。これだけ料理の写真を撮るのを忘れてました。ブラックプディングってのは、血を混ぜたソーセージ。血の色で黒くなるんだけど、つなぎの小麦粉が多めですね。肉っぽくはないけど、これはこれで面白い。フィッシュ&チップスもカラッと揚がってて良い感じでした。

2日目のお昼はトマトとハムのサンドウィッチ。チップス付き。パブの横が野原になってて、最初は昼間からビール飲むつもりは無かったけど、お天気良くて気持ち良さそうだから結局頼んじゃった。チップスにはケチャップかマヨネーズかマスタードを付けて食べる。

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夕食はローストビーフを頼みました。付け合せはヨークシャープディング。プディングって言うと、どうしてもプリンみたいなデザートに思えるんだけど、イギリスでは小麦粉やお米、肉、野菜、果物なんかの料理を混ぜて、蒸したり焼いたり煮たりして固めた物をプディングって言うみたいです。・・・なんか、範囲が広すぎて、こういうのが「プディング」って説明がしにくいですね。前日に食べたブラックプディングも小麦粉に牛ひき肉と血を混ぜて焼いた物だったし、この日に食べたヨークシャープディングってのは、パンみたいなシュー生地みたいな感じの料理でした。グレービーソースをかけて食べるんですけどね。ローストビーフの付け合せとしては定番みたいです。

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こういう料理にはビールが良く合うよね。凝った料理ではないけど、しっかりした味の良い料理。楽しい夕ご飯でした。T君に感謝ですね。

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最終日は昼にマンチェスターから出発だったので、朝が最後の食事。イングリッシュ・ブレックファストにスコーン、ミルクティーでした。トーストと目玉焼きとベーコン、ソーセージ、マッシュルームのグリル、白いんげんのトマト煮、トマトペーストでした。流石に食べでがありますねえ。名古屋のモーニングもコーヒーの他にピーナツとトーストとゆで卵と野菜サラダが付いてたりしますが、イギリスの朝ごはんもかなりのボリュームだ。デザートのスコーンは甘いのでジャムよりはバターを付けて食べる方が好きですが、バターが少々古そうだったのが残念だったかな。

ともあれ、普段食べ慣れない事もあって、物珍しさもありましたが、美味しくいただいて来ました。

まだ食べてない名物料理、アイリッシュシチューとかハギスとかキドニーパイなんて物もあるので、次回にイギリスに行く時は探してみようと思ってます。美味いものを探せ!

そうそう。イギリスってのは個人経営の店がほとんど無くて、チェーン店ばかりなんだそうです。食べ物に限らず。だからどこに行っても同じ物しかなくて、ご当地メニューってのが無いんだそうですね。その辺がちょっと不満とT君が言ってました。そういう話を聞くと、やっぱりイギリス人は食に対する興味が薄いのかもと思いました。

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2011年6月11日 (土)

マンチェスター旅行

今回のイタリア滞在ではイギリスのマンチェスターにも行って来ました。何で?って感じですね。

私のHPを偶々見つけてメールをくれたT君って人がいまして、豊田市出身でお姉さんが前にフィレンツェで靴の学校に行ってたそうです。彼は今、マンチェスターで人形アニメに使う人形の原型を制作してるそうです。

T君とは何度かメールのやり取りをしてて、作品の写真も見せてもらたりしてました。で、今回のイタリア滞在で「良かったら遊びに来ませんか?」って誘ってもらったので。彼の働いてる工房の見学もさせてもらえるって事で、こりゃ是非とも行かなきゃというわけで、フィレンツェの旅行会社に行ってマンチェスター行の航空券を購入。

ちょっとミスったのがフィレンツェからチューリッヒ経由でマンチェスター行の切符を買ったんだけど、ピサから出た方が安かったそうです。ピサは国際便がたくさん入ってるんですね。ピサ発だとフィレンツェから電車で1時間かかるけど、飛行機代はフィレンツェ発の1/4ぐらいの値段だったみたい。まあ、今後フィレンツェを起点にヨーロッパを旅行する時はフィレンツェ発にこだわらずに切符を探そう。

で、マンチェスター、イタリア以外は久々の海外旅行。10年ぐらい前にオーストリアとハンガリーを旅行した時以来ですね。マンチェスター空港から電車でピカデリー駅へ。改札を出た所にベンチが並んでるので、わかりやすいように手に「地球の歩き方」を持って立ってたら、すぐにT君が見つけてくれました。

イギリスはさぞ寒かろうと思ってセーターを持って行ったのですが、むしろフィレンツェよりも暑いぐらいでした。到着したのは夕方だったけど、お天気も良いようでした。マンチェスターの町の周辺は緑も多くて花も咲いてて、きれいな場所だなと思いました。

「そうか、イギリスってこんなに美しい場所なんだ。」と思ってたら、それは偶々良い季節だからそう思うだけなんだそうです。私が行く前の週までは天気も悪くて陰鬱な雰囲気。樹にも葉っぱなんか無くて、痩せ細った老人が何かをつかもうとしてるような手みたいで、おどろおどろしい感じだったって。冬は兎に角寒いんだそうで、あの寒さを経験したら、とてもよい土地とは思えないと言ってました。・・・私は余程、運が良かったんですかねえ。

翌日はT君の働いてる工房の見学。企業秘密になるから写真は撮れないし、あまり詳しくは書けないけど、すごく面白い場所でした。人形アニメってのは、ちょっとずつ人形を動かす度に撮影して、それをパラパラ漫画の要領で連続して見せると動いてるように見えるって技法。手間もお金もかかるんだけど、これでしか出来ない独特の味わいがあります。

この人形、中に関節が仕込まれてて、自由に動くようになってるんだけど、この中身の関節が超精密!要は人形の骨組みなんだけど「メカ」って呼ばれてました。別にモーターとか入ってるわけじゃないけど、まさにメカと呼ぶにふさわしい感じでした。1個欲しくなっちゃいましたね。

T君は原型製作を担当してますが、いろんな工程でたくさんの人が働いてました。絵になる場面が多かったなあ。切り絵にしたかったですねえ。残念・・・。

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この人がT君。ネットで知り合った人を訪ねるって初めての経験でした。・・・って向こうもそうだったみたいですけどね。良い出会いでした。

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工房見学の後はマンチェスターの町を見学。ハリーポッターに出て来そうな古くて立派な図書館を見学したり、市庁舎や大聖堂(上の画像)を見たり、美術館に入ったり・・・。マンチェスターってサッカーでは有名だけど、町自体は小さくて一日あれば見学出来ちゃうみたいですね。でも楽しかった。来年もまた行きたいな。T君も年末には一時帰国するそうだし、こっちでも会うのが楽しみです。

フィレンツェに帰ってから、友達にマンチェスターの話をしたら「余程、楽しかったのねえ!」と言われました。たまには異文化に触れるのも良いものです。同じヨーロッパでも建物なんか全然、雰囲気が違いますからね。イギリスの風景を切り絵にするのも良いかも。・・・って、やる事あり過ぎで手が回らないよなあ。

次回はマンチェスターで食べた料理についてです。不味いと評判のイギリス料理ですが、さて・・・。

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2011年6月10日 (金)

「ラパッ」って何?

フィレンツェに滞在中に住んでた下宿の事をまだ書いてなかったですね。毎回、イタリアに行く度に現地に住んでる友達に頼んで、月初めから終わりまで住める家を探してもらってます。シングルルームでキッチンとトイレ共同。だいたい1ヶ月で5万円程度になるかな。

だからほぼ毎回、下宿は変わってるんです。2004年と2005年、2006年と2007年は同じ下宿を借りれましたけどね。04年・05年はゲイの大家さんと同居、06年・07年は昔のバイト仲間と同居でした。前に住んだ家で居心地が良かった場合は、翌年も聞いてみて空いてれば入らせてもらえます。

今回の下宿も友達の紹介。いろいろ探して見つけてくれました。場所はサンタ・クローチェ教会の近くです。04年・05年に借りた部屋の隣の通りなので、よく知ってる地区ですね。

大家さんは別に家を持っているそうなので、滅多に会いませんでしたが、フィリピン人のハウスキーパーと同居でした。元々は看護師としてイタリアに来たんですけど、大家さんのお母さんか、お婆さんの世話をしたのが縁で、大家さんの持家の管理を任されたんだそうです。

だからピカピカの家でした。あまりピカピカ過ぎて「友達を連れて来ちゃダメ!」なんだそうで、若干気を使いましたが、設備は整ってるので住みよい家でした。もうちょっと自炊したかったけど、今回の滞在は外食が多かったからね。(母が来た時は一週間外食だったのが大きい。)友達の家でご馳走になった事も多かったし。

で、同居人のフィリピン人のロリさんですけど、食事してた時にお喋りをしてたら、通貨の話になった。今の日本円のレートとかを話してたんだけど、一通り話した後で

「ところで、何で円ばっかでラパッを使わないんだ?」

と聞かれました。

・・・ラパッって何?どうも何のことかよくわからないので、聞いてみたら円と同じように使われる日本の通貨だと言われた。私の前に住んでた日本人の男の子が持ってたんだそうだ。

・・・どう考えてもそんなものは無いよなあ。株券の事かと思って聞いてみたら、違うと言うし。ならばトラベラーズチェックの事かと思って「それは金額が書いてあって、使う時にサインをするようなものじゃ・・・」と言ったら

「それはチェックだろ!そんなの知ってるよ。そうじゃなくてラパッだって、ラパッ!アルファベットだとLAPAD・・・ああ、もう何でラパッを知らないかなあ・・・。」

とここまで強気だと、私が無知なんだろうかと不安になって来た。前に住んでた日本人の子は、私が到着した2日後に帰国したので、挨拶はしたんですけどね。とても、そんな他人をからかうような悪い子には見えなかったが・・・。

誰かラパッを知ってる方がいたら教えて下さい。気になる。

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2011年6月 9日 (木)

母、来る

今回のイタリア滞在中に、母が友達4人と一緒にフィレンツェに旅行に来ました。

私がフィレンツェに住んでた頃は、両親とも仕事が忙しかったのでイタリアに来た事は無く、今回が初めてでした。(ちなみに父はお留守番です。いろいろやる事があるし。)

愛知県からだとルフトハンザ航空を使ってフランクフルトで乗り換えでフィレンツェですけど、母も海外旅行慣れしてないから、上手く乗り換えられるかどうか不安でしたが、母の友達(以後、おば様方と呼ぶ)も一緒なので無事にフィレンツェに着く事が出来ました。(と言ってもおば様方も海外旅行慣れしてるわけじゃなくて、悪くすると全員迷子って事になってたかもしれないけど・・・。まあ母一人よりは本人も私も安心って程度で。)

というわけで私と母とおば様方4人の合計6人のツアー。私の下宿の近くに5人まとめて泊まれる部屋を見つけたので、そこにお泊りいただきました。

一週間いたけど、到着翌日は日曜日だったので、フィレンツェの町中もお店は休みなのでピサとシエナに行きました。・・・ってフィレンツェからは遠くないけど、方向が全然違いますね。午前中にピサに行って、午後からシエナってハードスケジュール。ピサで斜塔を見てシエナでドゥオーモ博物館のテラスから町を眺めて・・・私としては見せたい物が全部見せれて満足でしたが、皆はヘトヘトに疲れてました。母もいい歳だからなあ。少しは考えてあげるべきでした。

フィレンツェではミケランジェロ広場に行って、ウッフィッツィ美術館を見学して、中央市場とスーパーマーケットでお買い物をして職人さんの店・工房を見学しました。手袋のマドヴァと靴のマンニーナとブロンズのバンキとマーブルペーパーのジャンニーニと革細工のイル・ブッセット。母は息子がお世話になっているので恐縮していました。本当はもっとたくさんの工房に連れて行きたかったんだけどね。イタリア初めてだから普通の観光コースを見て、中心地の工房もついでに見学って感じでしたね。

1泊でローマも行って来ました。ヴァチカンのサンピエトロでピエタを見て、博物館で最後の審判を見てコロッセオに行きました。

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ローマのレストランにて。一番左が母です。左から2番目が私。まだ髪の毛があります。

なにしろ母を案内するのも、大人数を率いるのも初めてなので、至らぬ所もありましたが、楽しんで帰って行かれました。たまには親孝行もしないとね。

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2011年6月 8日 (水)

ジャンニーニ & クワタ

しばらくバタバタしてて中断してたけど、イタリア滞在記を再開します。こういうのは早めに書いておかないと駄目ですね。後で読み返して役に立つ事も多いので、自分の覚書としてもその時に感じた事なんかを忘れないうちに・・・。

さて、今年の滞在で取材した工房の紹介は終わりましたが、番外でもう1軒紹介します。

最近はフィレンツェでも職人仕事をバックアップしようとしてるみたいで、いくつかの組織がパンフレットを出して職人さんの工房を紹介してるんですね。で、今回の滞在でも知り合いの工房に置いてあったパンフレットを貰って来て、下宿で目を通してたら

Giannini e kuwata

という工房がありました。Gianniniってピッティ宮殿の前に店がある、あの老舗のジャンニーニ家の人かな?それにしても、クワタって明らかに日本人の姓だよな。だとしたら異国で工房をオープンするなんて大したものだ。気になるから見に行ってみようか・・・。

てな事を考えまして。住所を調べたら川の向こうで、近くに靴のステファノ・ベーメルさんとか、フォルテピアノのドナテッラさんの工房がある区域でした。てくてく歩いて行きまして、「ああ、ここか・・・。」と中をのぞいてたら、日本人らしい女性と目が合った。

「ははあ、この人がクワタさんか・・・。」と思ってたら、窓ガラスの向こうで、その女性は私の顔を見て驚いた表情をしてたので、一瞬後で私も思い出した「クワタって、桑田美智子さん!!」

・・・昔、コルシーニの職人展で知り合った人でした。桑田さんは当時は紙の修復家の下で働いてて、後で工房の見学もさせてもらってました。その修復家の工房は切り絵にはしなかったのですが、桑田さんは大変に聡明かつ優秀な人なので印象深かったんですね。

しかし、まだフィレンツェに居るとは思わなかった。桑田さんは日・英・伊・仏・独・露を喋れる人なので(この時点で凄さが分かるというものだ。)実際に私と知り合った時も「ここには仕事無いし、ロシアにでも行って探そうかと思ってます。」なんて事を言ってたので。

パートナーのラポ・ジャンニーニさんは、思った通りピッティの前のジャンニーニ家の出身で、当主のマリアさんとは従兄弟になるんだそうです。

革と紙を使った製本と文房具の店ですね。既製品も置いてますけど、彼らが本当にやりたいのはお客さん一人一人に合わせたオーダーメイド。

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写真は裁縫道具入れ。革張りで金で装飾がしてあります。模様はモザイクになってて、異なる色の革を嵌めこんであります。縁取りは金箔を押し付けて表現ししています。こういった作品をコンテストに出品しているんだそうです。

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こちらが工房の様子。手前がラポさん、奥が桑田さん。お店がオープンしたのは昨年の8月なので、まだ一年未満。壁なんかも全部自分たちで塗った手作りの店。「これでもだいぶ汚れて来たのよ。」と言ってましたが、まだまだ綺麗です。整理整頓されてるからかな。もうちょっと年月が経って風格が出て来た時に切り絵にしてみたいですね。

次回、フィレンツェに行くのが楽しみになって来ました。頑張れ、桑田さん!!

ATELIER GIANNINI & KUWATA

Borgo S. Frediano 133/R  50124 Firenze
Tel: +39 0552 399 305

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2011年6月 7日 (火)

スーパークールビズ

こういう頭になってます。

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別にこの人を笑わせようと体を張ってギャグをやってるわけではないのです。ふと思いついてやってみました。これからの季節には涼しくてけっこう。しかし剃刀負け気味で少々ヒリヒリするなあ。まあ、数日の辛抱だ。

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2011年6月 6日 (月)

フィレンツェのエノテカ

Enoteca

長岡京の個展の期間中に作ってた作品です。フィレンツェのエノテカ(ワインバー)の風景。サイズは20×30cmです。

今年からイタリアの食文化をテーマに切り絵を制作して行こうと思っております。

この作品の他にサンドウィッチ屋さんとバールを切り絵にしてるんですけど、サンドウィッチ屋さんの方は出来が気に入らんので作り直し。友達に見せたら「別に良いんじゃない?」と言われたので、迷ったけど自分で気に入らない物を出すのもねえって事で。ここ数年、失敗作って珍しいな。まあ、いずれより良い物にして披露しよう。

モデルになったエノテカ、レ・ヴォルピ・エ・ルーヴァ(キツネと葡萄の意味)という店です。フィレンツェに住んでた頃、最後に3年間住んだ下宿のすぐそばにあるんだけど、その頃は行った事がなかったですね。

この店には私の友達がソムリエとして働いています。宮崎さんっていう女性。作品中で真ん中でチーズを切ってる女性ですね。この方と職人展で知り合ったので、以後はたまに飲みに行ったり、お土産にワインを買って帰ったりしてます。

ちなみに作品中で左隅にある赤ワインは今年の滞在で私が飲んだものです。モンテクォーコってワイン。日本じゃあまり手に入らないそうです。かなり美味しかったなあ。肴はペコリーノチーズとモスタルダ。ペコリーノチーズは羊の乳で作ったチーズ。熟成が進んで癖のある方が好きかな。ワインに良く合う。モスタルダはワイングラスとボトルの間にある器の中に入ってるんだけど、ジャムにマスタード液を加えた物。甘いけどピリッとします。これをチーズに付けて食べる。

・・・私は甘党ですけどね。たまには飲みに行く事もあるのです。

Piazza Rossi,1-50125, Firenze 
TEL : +39 055-2398132
営業時間 : 11:00 - 21:00
定休日 : 日曜日
ヴェッキオ橋の近くにあります。フィレンツェにご旅行の際には是非、どうぞ。

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2011年6月 3日 (金)

本日、テレビに出ます!

地域限定(東海地方)ですけどテレビに出ます。

23:24から中京テレビ夢Chubuという番組です。2分間のミニ番組で、夢を持って活躍して来た人達の仕事を紹介しつつ、若い人へエールを送るという趣旨なんだそうです。

この撮影、長岡京の個展の準備してる時だったんですね。自分の作品の制作スケジュールをやりくりして何とか撮影したって感じでした。まあ放送時間が2分間なので、撮影の時間も3時間程度で終わりましたけど。(今、思い出してもハードなスケジュールだった・・・。しかし、そんな時でもダジャレを考えてて、この人のブログに書き込んだら呆れられるし。自分でも何やってるんだろうって1ヶ月でした。)

どんな感じの番組に仕上がっているのか、楽しみですね。

と言う訳なので、東海地方にお住いの方はどうぞよろしく。

本当のエコを考える地球紀行 嵐・相葉、秘境ブータン・・・世界一平和な秘密はエコに

って番組の後に放送されますので。

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