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2011年2月 7日 (月)

獅子頭職人、早川高師さん

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さて、「パラスとケンタウルス」の仕上げを行った後は、フィレンツェの修復職人さんの切り絵をやってますが、今日は制作を休んで愛知県刈谷市の獅子頭を作る職人さんの工房に取材に行って来ました。まだまだ「日本の職人シリーズ」も続けますからね。

獅子頭を専門に作る職人さんは全国でも、この早川高師さんしかいないんだそうです。前にテレビで紹介されてるのを見て、ずーっと訪問したかった方なんです。

いざ行って見たら、これがもう素晴らしく絵になる工房!!早川さんに丁寧に説明してもらって、大変勉強になりました。

画像は獅子頭のおでこの部分を彫っているところ。一つの木材から1個の獅子頭を彫る「丸彫り」ではなく、木材を膠で貼り合わせて彫って行く「名古屋彫り」という技法です。何故、木材を組み合わせるかと言うと、一つの木材から作ると、場所によっては木目が割れやすい方向に入ってる事があるから、その部分を厚く作る必要があるからです。名古屋彫りの場合、木目を割れにくい方向に組むので、薄く作っても大丈夫なんです。という事は、軽く仕上がるわけですね。だから激しい動きをする獅子舞にも使える。

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早川さんが彫ってたのは右の獅子頭のおでこ。獅子頭には男・女があって、右のいかついのが男。左のは女で顔つきが優しくて、ちょっと小ぶりなんだそうです。知らなかったなあ。

道具や道具を入れる家具なんか、古いけど大切に使ってるようで、この部屋だけすごく綺麗な空気が流れてるような気がしました。気分良かったなあ。何気なく、削られた木片に触ってみたら、手触りが優しかった。・・・何だろうねえ。早川さんの人柄が工房全体に溢れてるんだろうか。

やっぱ、職人さんって良いなと再確認した一日でした。

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コメント

色んな職人さんが居るもんだなあーと
感心しました。
家具や道具の感じ、写真からも伝わります。
雑然としているように見えて整理されている、
感じが堪りません。

投稿: テノコ | 2011年2月 8日 (火) 21時55分

テノコさん、ちょっと前はテレビでも職人さんの事が取り上げられる番組が多かったんですけどね。普通に生活してると知り合うきっかけは無いですが・・・。

職人さんの工房は絵になりますよ。早川さんの工房は私にとってはド真ん中のストライクでした。切り絵にするのはもうちょっと後だけど、今から楽しみにしてます。

投稿: 俊寛 | 2011年2月 8日 (火) 22時52分

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