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2010年6月21日 (月)

漆道場

漆職人の武藤久由さんの切り絵です。ちょっと前に完成しました。サイズは45×35cmです。

Muto_001

制作過程の写真をまとめてアニメーションにしてみました。2番目の画像をクリックすると、パラパラ漫画のように動きます。(高校の授業の時に教科書の隅に描き込んでましたなあ。そんな事やってるから成績が悪かったのです。)

制作過程の写真はモデルになった職人さんに、完成した作品の写真と一緒にあげると喜ぶだろうという事で撮るようになったのですけどね。後で自分で見てもなかなか面白い。制作過程を自分で振り返るのも勉強になります。

Mutosan_2

武藤久由さんは名古屋仏壇の漆塗りをやっている職人さんです。今回の作品では仏壇の扉を塗っている場面です。

漆に埃が入ると仕上がりが台無しになるので、工房は塵一つないほど片付いてます。私なんかが取材して申し訳なかったぐらいです。なにしろ、衣服に付着した繊維さえも気を使わなきゃいけないぐらいなので。武藤さん自身もなるべく軽装で作業をしてて、真冬でも靴下を履かずに素足で生活されてます。ストイックですよねえ。生真面目な方なので、工房と言うよりは道場って感じでした。そういえば正座して作業する職人さんも初めて見ました。・・・いや、それは私は日本の職人さんの事をほとんど知らないからなのですけどね。他にも正座して作業する職人さんはいるかもしれませんが。

余分な物が置いてあると仕事に集中出来なくなるので、きっちり整理整頓されてるのですが、ただ一つ休憩中に食べるチョコレートの入った丼を見つけたので、それも描き込んであります。下の画像で、武藤さんの右手と一升瓶(酒が入ってるんじゃなくて、ラッカーシンナーが入ってます。)の間に置いてある小さい丼です。こういうのもあると生真面目な人がフッと肩の力を抜く瞬間が見えるようで、私としては親しみが持てますねえ。

Muto_001a

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コメント

いいですねえ、私はこれ好きです。

この間、日本で和裁をやってる友達のモストラに行きましたが、やはりテーブルの上を作業場に見立ててそこに正座などしてやってました。
そのときの写真がおもしろいと思ってすぐジュリアーノに見せたところ、彼のほうがさすが職人に対する視線が早く、いわゆる日本のデパート催し物会場で日本の包丁職人や木彫り職人などは、歩く人の高さくらい(つまりテーブルやひな壇などを使ってそのうえで)正座および胡坐などで作業していたそうで、9年前にもこんな光景をいくつか見たと言いました。

まあ、床の高さだと座り込んで作業してるのは見難いからでしょうね。

投稿: mari | 2010年6月21日 (月) 17時10分

mariさん、テーブルの上に正座して作業ですか。それは面白いですね。やっぱり、もっといろんな職人さんを見ないといけませんね。私もあまりにでかい作品だと、床の上に置いてやってますが・・・。
ジュリアーノも鋭いですね。流石はグランデ・マエストロ。他の業種にも興味持ってるので、私なんかでも気軽に話しやすいですねえ。

投稿: 俊寛 | 2010年6月21日 (月) 18時27分

ありがとうございます~
素晴らしい作品で、何度も見ては、一人ニンマリしています。
このサイトを見るようにと、さっそく、知り合いにも宣伝しておきましたよ~

正座をして塗るのは、同業者の中でも珍しいほうだと思います。(立って塗る人が多い)
どの親方から仕事を教わったかで、違いがあるんですよ。
面白いでしょ^^

チョコ。
ちょこっと体重が気になりだし控えていたんだけど、また昨日から手を出してしまった(笑)

投稿: チーズ | 2010年6月24日 (木) 12時51分

チーズさん、こちらこそありがとうございます!
パラパラ漫画も良いでしょう?
座り方一つでもいろいろ話が膨らみますねえ。成る程。と言う事は「武藤流」の特徴でもありますね。今後は座り方にも気を付けて見ないと。

チョコ・・・私も昨年の今頃はダイエットしてたんですけどね。最近は誘惑にかられて、つい手が出てしまいます。太りたくないですねえ。お互い気を付けましょう。

投稿: 俊寛 | 2010年6月24日 (木) 13時26分

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