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2010年5月 4日 (火)

家具修復職人、レナート・オリバストリ。

051 家具修復の修行をしている友人、望月貴文さんの師匠です。家具の修復職人の切り絵は今までも何人か作って来ましたが、レナートさんは修復と同時にインタルシオと呼ばれる木製象嵌細工もされています。この技術、南イタリアの方では盛んなのですが、フィレンツェではあまり見た事がなく(家具の一部に使われてるのを見た事はあるけど。) 一つの作品としてインタルシオをやってる職人さんは初めて聞きました。2番目の画像が作りかけの作品ですね。

上の画像はインタルシオの技術を使って小さい机の天板を作っている所。幾何学模様で構成されているので、箱根細工とも似てるけど、角材を組み合わせて切断した断面が絵になる(早い話が金太郎飴と同じですね。)箱根細工に対して、インタルシオの場合は厚紙ぐらいの薄さの木の板を切り抜いて貼り合せて表現する。フィレンツェモザイクとも似ているのですが、切り抜いた後の板も、そのまま使って別の作品を作ることも出来るので、同じデザインで色違いの作品を同時に作ることも出来ます。

自然の木の色合いを利用した作品は暖かみがありますね。

レナートさんの息子のダビデ君も最近、インタルシオに興味を持って修行を始めたんだそうです。彼はまだ10代。実は2番目の画像の作品はダビデ君の作。将来が楽しみですね。イタリアでも若手の職人さんが少なくなりつつある状況なので、頑張ってほしいものです。

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コメント

直す技術もすごいけど、直して使える家具を
買えるほどの、成功を納めたいものです。

投稿: N.kojima | 2010年5月 5日 (水) 00時25分

N.kojimaさん、現地で実物を目の当たりにしている私としては、毎回同じ事を感じています。
良い物に囲まれて生活をしていると、自分の感性も磨かれていくはず・・・。ちょっとだけ背伸びして、職人さんの作品を買って行こうと思ってますよ。

投稿: 俊寛 | 2010年5月 5日 (水) 01時30分

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