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2010年5月29日 (土)

日帰り東京バカンス。

日帰りで東京へ行って来ました。先日のブログでお知らせした彫金家の友達の合同展です。参加者の内、4人が私の友達なので見に行かねばと思いまして。

魚をモチーフにしたアクセサリー等、生き物大好きなので楽しめました。作家本人に丁寧に説明してもらったので、それぞれの個性もより強く感じました。

2010年5月28日(金)~6月1日(火)

12:00~20:00(最終日16:00迄)

ART・IN・GALLERY アートインギャラリー

最寄り駅 地下鉄-表参道・明治神宮前 JR-原宿

来週の火曜日までやってますので、興味のある方は是非見に行って下さいね。

後、昼ごはんは友達とトンカツの老舗「まい泉」でカツ丼を食べて来ました。美味かったなあ。久々のカツ丼!

ついでに上野まで出て、国立科学博物館で開催している大哺乳類展も見て来ました。哺乳類の剥製と骨格の標本の展示が中心でした。大型の哺乳類の剥製も迫力あったけど、骨格の標本が面白かったな。ライオンやチーターなんかは同じネコ科の動物だけど、骨の形の違いで生態が何となく想像出来てしまうようで・・・。「動物の骨シリーズ」で切り絵にすると面白そうだけど、これ以上メニューは増やせませんね。

良い息抜きになったし、友達から刺激も貰ったので、明日から頑張ろう。職人シリーズをどんどん作らなきゃ。

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2010年5月27日 (木)

最近やってる事。

Tsuchihira_sitae 最近、気が付いた時に制作中 の写真を撮るようにしてます。並べるとパラパラ漫画みたいで面白いですね。画像は今年の1月に作った常滑焼の職人、土平栄一さんの作品が出来上がる過程。1番上が本当のラフスケッチ状態の下絵から、下地用の絵の具ジェッソで徐々に清書をしていく所。

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2番目の画像は切って行く作業。私は作業中に紙を押さえる手がじゃまにならないように左上から切って行きます。2番目の下から2番目の画像は裏側。白い紙を切っているので、裏返すとレース編みみたいですね。一番下の画像はアクリル絵の具の黒で塗りつぶした所。

Tsuchihira_hari

3番目の画像は色付けしたパーツを貼って行く作業。手前にある物から貼って行きます。モデルになってくれた職人さんに、完成した作品の写真と一緒に制作過程の写真も渡すと喜んでもらえる。と言う訳なので、現在制作中の作品もなるべく写真を撮るようにしてます。(うっかり撮り忘れる事もあるけどね。)

ついでに全部の画像を使ってアニメを作ってみました。クリックすると動き出しますので。

本当にパラパラ漫画だわ、これ・・・。しかし、今回のブログ、長細いなあ・・・。

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2010年5月25日 (火)

メジロ君。

Serie_di_encicropedia2_211_3 海の生き物を作ったついでに、メジロも作ってました。 サイズはいつもと同じ9×9cmです。この作品の元になったのは、2月に京都で個展をやった時に、叔母の家に泊めてもらったのですが、朝ご飯を食べてたら叔母が「メジロが来てるわよ。」と言うので見てみるとベランダに置いてある植木にオレンジが刺してあって、メジロが止まってたのでデジカメでパチリと。それが下の写真です。生き物の切り絵、いつもは図鑑とかネットで拾った画像をアレンジしてデザインしてるので、こうして自分で撮った写真を元に作るのは珍しいですね。

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同じ時期にフィレンツェ在住のyossyさんが一時帰国した時に、庭の木の枝にオレンジを刺しておいたらメジロがやって来たって記事を書いてたので、鳥が好きな家では、そういう事をやるのは普通なのかと思った。

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2010年5月24日 (月)

海の生き物。

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さて、東京で彫金家の友達が魚をテーマに合同展を開くので、私も負けじと海の生き物の切り絵を作ってみました。サイズは各9×9cmです。(ちゃんと制作もしてますので、ご心配なく。一日のノルマを終らせて、眠る前の少しの時間を使って作ってますので。)

今回発表する物の内、マカジキは上述の合同展の参加者である縁さんがカジキマグロのブローチを展示予定なので、対抗して。

カブトガニもミクシィで知り合った大阪のzotさんが粘土でカブトガニを作ってたので対抗して。

ミノカサゴとクダゴンベとホウボウは、やはりマイミクのにゃんこさんが消しゴムで判子を作ってたので対抗して。(ただしミノカサゴは偶々にゃんこさんが作る前に私も作ってたけど。)

・・・何か人に対抗してばかりですね。私の人生は闘争で成り立っている。そういえばフィレンツェのサスライシェフさんも野菜の彫刻コンクールで裸体を彫るって言ってたので、私も対抗して何か・・・(以下、自粛。)

上段 左から

イセエビ 昔、バイト先の中国人シェフの親戚が中華料理屋を開けたので食べに行った事があったけど、その時に出てきたイセエビの唐揚げが美味しかったなあ。友達と喋りながら何気なく手に取ったハサミの部分から中身を引き抜いたら、抜いた瞬間にモコッと弾けるようにたっぷりの身が出て来たので、そこで話題が中断するほど驚いた事がある。

ミノカサゴ 背びれに毒を持っていて刺されると激しく痛む。唐揚げにすると美味しいそうだ。この魚、前々から作りたかったんだけど、縞の部分を切り絵で表現するのが難しいので断念してたのです。黒い線の中に着色したパーツを嵌め込む従来のやり方では9×9cmサイズでは無理なので。ですが最近開発したステンシルの技法を使えば出来る事に気が付いて何とか完成しました。型紙を作って、紙の上に置いて、エアブラシで絵の具を吹き付ける。型紙作るのが大変でしたけどねえ・・・。今回の作品でもマカジキ、クダゴンベ、ホウボウ、ウミウシにステンシル技法を使ってます。

カブトガニ マイミクのzotさんが「裏が気持ち悪い・・・。」と書いてたので、裏側も切り絵にしました。エイリアンみたいだね。信じがたいけど、こいつも食えるんだそうだ。台湾なんかだと屋台で売ってるってさ。不味そうだなあ。

マカジキ 縁さんの作ったブローチと似たようなポーズになっちゃいました。正方形の中に入れようとすると、同じような構図になっちゃうんですね。メカジキの照り焼きなんぞは私も好物ですが、、マカジキってのは更に美味しいようで、高級料亭なんかでも出て来るらしいですぞ。どんだけ美味しいんだろう。いや、単にメカジキとマカジキの区別を付けてなかっただけで実際には食べてたのかもしれないけどさ。

中段 左から 

リュウグウノツカイ 深海魚。タチウオの仲間らしいですね。体長5mぐらいになるんだそうだ。深海魚って面白い形のが多いよね。ちなみに脂っぽくて食用にはならないそうだ。

オオワレカラとホソワレカラ 大きい方は体長6cm、細い方は1cmで昆布なんかにくっついて生活してるらしい。ワレカラについて検索してみたらyahoo!知恵袋で「テレビでこの生き物見たのですが、どうやったら手に入るのでしょうか?ペットショップには売ってますか?知ってる方がいたら教えて下さい!!」って投稿を見つけた。投稿者はこの地味な虫のどこに魅力を感じたんだろう・・・。(私は可愛いと思うけど。)

クダゴンベ マイミクのにゃんこさんの消しゴム判子で存在を知った魚。「管権兵衛」と書くらしいですね。珊瑚礁なんかにいるそうです。派手な格子模様ですが、さんご礁ではむしろカモフラージュになるかな。何かウルトラセブンに見えてしまうんだけど、変かなあ・・・。

シャコ 寿司ネタにしたり茹でて食べたり・・・意外に危険な生き物みたいで、前足で水槽を叩き割ったりした話もあるんだって。尻尾の棘も硬くて鋭い。生きたシャコを触るのは注意しなきゃいけないんだそうで、うっかり触って指を切り飛ばされる等、まさに「全身が武器」と言える。(何だか格好良いぞ。)

下段 左から

タラバガニ 私は好き嫌いなく何でも食べるんですけど、蟹だけは苦手で。何でかと言うと、蟹の身をほじるのが嫌だからです。「日頃、細かい作業ばかりなのに、何だってメシの時まで細かい作業をしなきゃならんのだ!」って感じで。そういうわけなので、私に蟹をご馳走してくれるのでしたら、代わりに身もほじってもらいたい。

ラッコ 魚・貝・ウニなんかを食べる。貝類などは、腹の上に置いた石に叩きつけて殻を割ってから食べる。寝る時は流されないように海草を体に巻きつけて寝る。・・・何か平和な生き物ですねえ。でもサメなんかに食べら事もあるのそうなので、色々生きて行くのは大変なんだろうなと。

ホウボウ 一体、どんな進化の道筋をたどれば、こんな魚が出来るのだろう?鰭が蝶のような羽に変化して、別の部分の鰭は脚のようになっている。魚に見えないよ、あんた・・・。この脚で海底を方々歩き回るから「ホウボウ」なんだそうな。旬は冬で刺身、煮付け、唐揚げ、鍋物、塩焼き、干物と調理法は多岐に渡る。

アオウミウシとシロウミウシ 貝殻が退化して消失してしまった貝類。私は実物を見た事が無いけど、捕まえるのは簡単なんだそうだ。ただ飼育は困難で、死んだら鮮やかな色も消えて行くので標本にする事も出来ないそうです。

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2010年5月22日 (土)

友達の合同展のお知らせ。

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5月28日(金)から6月1日(火)まで、東京の表参道で友人がジュエリーのグループ展を行ないます。詳細はこちらまで。

10人の参加者の内、藤森隆さん、内藤圭美さん、フォリア吉田真理さん、佐田由佳利さんが私の友達です。

毎回テーマを決めて展示会をやってるそうで、4回目となる今年のテーマはPESCE(イタリア語で魚の意味です。)なんだそうです。生き物好きの私としては見逃せないですね。東京まで見に行こうかな・・・。

参加者は全員、イタリアで修行された方々なので、イタリアに興味のある方も見に行ってみて下さい。

2010年5月28日(金)~6月1日(火)

12:00~20:00(最終日16:00迄)

ART・IN・GALLERY アートインギャラリー

http://homepage3.nifty.com/art-in-gallery/

最寄り駅 地下鉄-表参道・明治神宮前 JR-原宿

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2010年5月20日 (木)

イタリアの職人シリーズの新作!

Giannini001_3 イタリアからの帰国が4日間遅れたので、帰国後はそれこそ馬車馬のように制作しております。4月から今日までの間に3点完成。月末までにはもう1点完成予定です。今年のイタリア滞在記も書き終ったし、公開したいのですが、ちょっとわけありで現在見せる事が出来るのはこの1点のみです。残りの作品についてはまたの機会に。

マーブルペーパー職人のマリア・ジャンニーニさんです。サイズは35×60cm。

マーブルペーパーというのは、海草で作った糊を混ぜた水に絵の具を落として、針や櫛で水面を混ぜて模様を描き、紙をあてて模様を写し取る技法です。出来上がったマーブルペーパーを使って文房具が作られます。手帳やアルバムの表紙に使ったり、筆箱や鉛筆を包んだり、レターセットやクリップなんかも作られています。手ごろな値段なので、お土産にも最適ですね。ジャンニーニさんの店はピッティ宮殿の前にあるので、ひょっとしたらここで買い物をされた方もいるかもしれませんね。

お店の2階は工房になってまして、頼めば日を改めてマーブルペーパー作りの実演もやってくれるみたいです。フィレンツェに長めに滞在される方は見学するのも良いかもしれません。6代続いた老舗なので、工房には古い機械も保存されていて、博物館のようでもあります。

今回の作品、マーブルペーパーの部分は型紙を作って上から絵の具を吹きつけて、また型紙を作って上から絵の具を吹きつけて・・・の繰り返しで表現しています。100枚近くも型紙を作ったので大変でした。一体、いつ終るんだ、これ?って感じでしたね。きれいに仕上がったけど、なんか筆で描いたのとあまり変らないようにも見えます。ちょっとショック。・・・まあ、本当に筆で描いてたら、もう少し見劣りがする仕上がりになってたと思っておこう。

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2010年5月19日 (水)

ビーニ家の人たちと。

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画像の写真は2003年にフィレンツェのコルシーニ庭園の職人展で撮りました。職人展はこの年が初めての参加でした。私の横にいるのは帽子の木型職人のロベルト・ビーニさん。ロベルトさんの横に、彼をモデルに作った切り絵が置かれています。

帽子の木型職人のロベルト・ビーニさんは2005年の夏に亡くなられたのですが、お葬式の後にこの写真が遺品の中から出て来て、興味を持ったロベルトの娘さんが作品を買ってくれました。

その時はロベルトさんの兄のルチアーノさんを通じて話をしたので、ロベルトさんの家族とは会ってなかったんです。

今回の滞在でやっと会うことが出来ました。フィレンツェの隣の市プラートに住んでいるのでルチアーノさんに連れて行ってもらいました。

ロベルトさんの娘のカルロッタさんの家に私の作品が置かれてました。作品と一緒にこの写真も飾られてました。ひょっとしてカルロッタさんに毎朝拝まれてたんじゃないかと思った。いや、拝んでるとしても拝まれてるのは父親のロベルトさんであって、私は無関係なんだけど、何か居心地が悪いですねえ。私、ここにいて良いのでしょうか?って感じで・・・。

その後、近所に住んでるカルロッタさんのお姉さん一家とお母さんも加わって夕御飯をご馳走になり、カルロッタさんのお姉さんの子供達(つまりロベルトさんの孫ですね。)とトランプして帰って来ました。何か、法事に親戚が集まってて、私も同席させてもらったような、そんな感じでしたねえ。

3代続いたビーニ工房も後継者がいないので歴史に幕を閉じました。ルチアーノさんも職人を辞めてしまったので、道具類はアフリカの恵まれない人たちの為にボランティアの団体に寄付されたんだそうです。

工房の終焉に立ち会って寂しい気持ちもありましたが、ビーニ家の歴史はまだ続いていくきます。ロベルトさんの孫は一番大きい子でまだ5歳なので、工房が元気だった頃は覚えてないだろうけど、もっと大きくなった時に私の作品を見て自分の家のルーツを感じてくれるかもしれない。「あんた達のお爺ちゃんは凄い職人だったのよ。」ってカルロッタさんが誇らしげに語ってるんでしょうね。一つの家の歴史に関わる事になっちゃいましたね。

考えてみれば不思議な縁で、今回初めて会ったロベルトさんの家族はおろか、ルチアーノさんとさえも、ロベルトさんの亡くなられた後に知り合ってるんですよね。あの作品を作った頃は、こういう場所まで運んでもらえるって想像もしなかったなあ。

多分、これからも多くの人たちが私の前を通り過ぎていく事でしょうね。そして、その度に私は人の想いの深さも背負っていく事になる。切り絵職人として、これほど幸せな事ってあるだろうか?

さて今回で2010年のイタリア滞在記も終わりです。レポート書くのに1ヶ月半もかかっちゃいました。いろんな経験を積んで来たので、ますます頑張って制作して行きます。今後とも切り絵師・俊寛をどうぞよろしく!

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2010年5月12日 (水)

リストランテ・ベルコーレ。

やれやれ、また間が空いちゃいましたね。皆様、ゴールデン・ウィークはいかがお過ごしだったでしょうか?私の方は相変わらず制作していましたが、4月末で1点完成したので、5月に入ってからは新作に取り掛かり、比較的ノンビリと下絵をやってました。(そうは言っても一日10時間以上は制作に費やしてましたが。)世間が祝日だと、なんとなく気分的に余裕が出るものですな。

それは兎も角、未だに今年のイタリア滞在記が終ってないので、いい加減まとめなきゃいけませんねえ。

さて、イタリア滞在ではいろんな職人さん以外にもいろんな人と会いました。それぞれに良い思い出が出来て、私としても励みになったのですが、出発前から会うのを楽しみにしてた人というとこの人ですかね。

このブログをいつも読んでくれてる方にはおなじみの人で、今更紹介するのも何ですけど、実は会うのは初めてだったりするのです。

サスライシェフこと古畑圭一郎さんは以前働いていたレストランでミシュランの星を取ったほどの腕前。現在はフィレンツェのベルコーレという店で料理長をやってます。

このベルコーレには友人のフィレンツェモザイク作家、北原好恵さんがウエイトレスをやっているので、その流れで私と古畑さんは互いのブログにコメントを付け合う間柄になったのです。段々エスカレートしていって、対決をするようになりましたが。(古畑さんがカボチャでミケランジェロのピエタを彫刻したのに張り合って、私が切り絵でピエタを作ったなんて事もあったのです。)

と言う訳で、フィレンツェに着いて早々、ベルコーレに食べに行きまして、やっと古畑さんとご対面でした。挨拶をして握手をしていたら、横で北原さんが笑い転げていた。彼女にしてみれば珍獣が2匹顔を合わせているように見えたんだろうなと。

実際に会う前から友達兼ライバルのようなもんでしたが、一時休戦で古畑さんの料理を堪能して来ました。画像は北原さんのブログから勝手に。(すみませんね!)拝借したものです。上がプリモです。

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左上「リードボーとアスパラガスのリゾット」、右上「リバレーゼ風マグロのラザーニャ、レタスとアンチョビソース」 左下「キタッラスパゲティ、エイヒレとフェンネルにトーストしたパン粉を散らして」右下「全粒粉のマルタリアーティ、チキンのラグーとちりめんキャベツ」

下の画像がセコンドです。

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左上が「ミント風味のオマール海老のソテー、スイートガーリックのソースと白ワインでソテーしたトリッパ」右上が「鳩のローストとパンペパートソース、フレッシュタイムとアーティチョークのソテー」左下が「花椒をまぶしたラムチョップ、野菜のマリネ」右下が「本日のお魚の蒸し焼き、ソラマメとトマトのマリネ」でした。

・・・ああ。んまそう!何か書いてて思い出して来たな。常日頃、イタリア在住の友達が「こんなのを食べました!」って類の記事を読まされる度に悔しい思いを味わってたので、日頃の鬱憤を晴らさんばかりの勢いで何度も食べに通わせてもらいました。

その結果、上の画像の料理の他にも食べてるんです。(丁度、私が行った時にメニューの切り替えがあったので。)この中ではプリモだとエイヒレのキタッラ、セコンドだとオマール海老が好きだったな。

3月22日は私の誕生日だったので、誕生日ケーキまで作ってもらいました。Auguriっておめでとうって意味です。誕生日ケーキなんて久しぶりでしたね。何十年ぶりかしら・・・。

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そんな訳で、これからフィレンツェに行かれる方々、お勧めレストランなので、是非行ってみて下さい。

HPはこちら。

http://www.ristorantebelcore.it/

トップページに日本の国旗があるので、そこから日本語のページに飛べます。「Contatti」と書いてあるところからメールを出せますんで、問い合わせてみて下さい。多分、北原さんが受信するはずですが・・・。ご訪問の際には「俊寛のブログを見て知りました。」と言って下さいね。皆、喜ぶと思いますので。

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2010年5月 5日 (水)

鋳造職人、アンドレア・チェッケレッリ。

690 今回の滞在で取材した職人さんはこれで最後です。合計5人と少なめですが、次回のイタリア行きまでに制作出来そうな数を考えるとこんなもんですか。

ドロドロに溶かした金属を型に流し込み、複製を作る職人さんですね。大変危険な作業なので、フィレンツェの街中では禁止されています。アンドレアさんの工房があるのはフィレンツェ郊外のカレンザーノという所です。公共の交通機関では行けない場所ですが、以前切り絵にしたブロンズ職人のドゥッチョ・バンキさんが「鋳造の工房に行くけど、良かったらどうだい?」と誘ってくれたので、大喜びで同行させてもらいました。

写真を見てわかるように、アンドレアさんはまだ若手です。バンキさんの工房との付き合いもこの3年ぐらい。バンキさんがそれまで使ってた鋳造職人さんが高齢で引退した為、仕事を引き継いでやってもらってるんだそうです。腕は確かな職人さんなので、バンキさんも満足してます。

この作業、かねがね見たいと思ってたので、興奮して写真を撮らせてもらいました。見ていて飽きなかったのですが、バンキさんも仕事があるので一通り写真を撮ったら退散。危険な作業なので、アンドレアさんに話しかけるのは遠慮しましたが、作業をする風景とその場の雰囲気はバッチリと頭に焼き付けました。

鉄と炎は男のロマン

ですね。

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2010年5月 4日 (火)

家具修復職人、レナート・オリバストリ。

051 家具修復の修行をしている友人、望月貴文さんの師匠です。家具の修復職人の切り絵は今までも何人か作って来ましたが、レナートさんは修復と同時にインタルシオと呼ばれる木製象嵌細工もされています。この技術、南イタリアの方では盛んなのですが、フィレンツェではあまり見た事がなく(家具の一部に使われてるのを見た事はあるけど。) 一つの作品としてインタルシオをやってる職人さんは初めて聞きました。2番目の画像が作りかけの作品ですね。

上の画像はインタルシオの技術を使って小さい机の天板を作っている所。幾何学模様で構成されているので、箱根細工とも似てるけど、角材を組み合わせて切断した断面が絵になる(早い話が金太郎飴と同じですね。)箱根細工に対して、インタルシオの場合は厚紙ぐらいの薄さの木の板を切り抜いて貼り合せて表現する。フィレンツェモザイクとも似ているのですが、切り抜いた後の板も、そのまま使って別の作品を作ることも出来るので、同じデザインで色違いの作品を同時に作ることも出来ます。

自然の木の色合いを利用した作品は暖かみがありますね。

レナートさんの息子のダビデ君も最近、インタルシオに興味を持って修行を始めたんだそうです。彼はまだ10代。実は2番目の画像の作品はダビデ君の作。将来が楽しみですね。イタリアでも若手の職人さんが少なくなりつつある状況なので、頑張ってほしいものです。

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2010年5月 3日 (月)

修復家、ガブリエラ・フォルクッチ。

579 だいぶ前に友人でフィレンツェ在住の画家、白井良麿さんテレビに出たのですが、番組内で彼が昔通ってた修復家の工房を訪ねる場面がありました。凄く大きい絵画を修復している所が写ってました。

と言う訳で紹介してもらいました。私が訪ねた時はサン・ロレンツォ教会から依頼された、等身大のキリストの十字架像を修復してました。絵画専門かなと思ってましたが、何でも修復されてるそうです。

画像は修復箇所を洗浄しているところですね。怪我の治療をしているように見えました。

至近距離で貴重な物を見せてもらえて、かなり幸せな気分でしたねえ。

とても気さくな方だし、重要な作品の修復も任されているので腕も良いのでしょう。大勢のお弟子さんも抱えているので、話も理知的でわかりやすく勉強になりました。

帰国後、フィレンツェに住んでた頃からの友人に電話をかけました。彼女は今、岡山で修復の工房をやっているので、ひょっとしたらガブリエラさんの事を知ってるかもと思って。ガブリエラさんの名前を出したら「私の師匠だよ!」と驚かれました。フィレンツェに住んでた頃に通ってたんだそうです。時々は来日されてて、美術学校で特別授業もやってるんだそうです。本当にたくさんの弟子を育てられた方なんですねえ。

ガブリエラさんの切り絵を制作するのは来年になるけど、日本でも楽しみにしてくれる人がいると頑張って作らなきゃって気分になりますね。・・・勿論、職人さん本人も楽しみに待っててくれてるので、気合入れて作るのですが、楽しみにしてくれる人が多くなると励みになりますから。

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2010年5月 2日 (日)

磁器絵付師、ウバルド・パスクァレッティ。

396 今回の滞在中に取材した職人さん2人目。フィレンツェの郊外、セストフィオレンティーノに工房があります。同じ地区にジノリの工場があります。

ウバルドさんは友人の絵付け作家、古川未央子さんの師匠です。古川さんはローマ法王に作品を献上したぐらい実力がある人なので、その師匠と言うとどこまで凄いんだ・・・って感じですね。実際、各国の首脳クラスの御用達になってるようで、度々注文が来るんだそうです。(ベルルスコーニは嫌いだそうですけど・・・。)385画像2が工房に飾ってあった作品。パステルで描いたような柔らかさと色彩の優しさ・・・。筆で描いたとは思えないですね。

寡黙な方なので、あまり話はしなかったのですが、古川さんによるとウバルドさんは優しく控えめ、家族も大切にされてるんだそうです。こういう方を見習わなきゃいけませんな。

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2010年5月 1日 (土)

額縁職人 ヴァレンティナ・セルニッシ。

1272 しばらく制作に集中していたので、ブログの更新が滞ってましたね。気が付けばもう5月だ。3月のイタリア滞在記を書くのに1ヶ月以上かかってしまった。マメにやらなきゃ、いけませんな。

今日からは今回の滞在で取材した職人さんを紹介して行きます。

ヴァレンティナ・セルニッシさんはフィレンツェの駅の裏手、プラート門の近くに工房を構えて、腕利きの額縁職人のお父さんとお姉さんと働いています。実は既にお父さんとお姉さんは切り絵にしてるのです。2004年制作してるんですね。ヴァレンティナさんだけがまだ切り絵にしてなかったのです。

ヴァレンティナのお父さんのマッシミリアーノさんは、あだ名をレオーネと言います。イタリア語でライオンの事ですね。若い頃は金髪が風になびいて、まるでライオンのようだんだそうです。私と知り合った頃は既に髪の毛の方は寂しくなってましたが、雰囲気はまさにライオン。熱血親父って感じです。

最近、工房の名義を娘2人に譲ったそうです。工房の屋号は「レオーネ」になってます。

娘2人もレオーネの血を引いてるだけあって、にぎやかな性格です。

私と知り合った頃は別の場所に工房があったんですけどね。その工房は壁に50年前のアルノ川の洪水の跡がシミになって残ってるぐらい、風格のある工房だったんですが、家賃が払えなくなったので今の場所に引越し。(ちなみに、彼らが引っ越した後に入った土産物屋さんは壁をピンクのペンキで塗りつぶして、金ぴかの物を売るような下品な店になった。)引越した当初は工房も汚れてなくて、絵にならなかったので、ヴァレンティナさんだけ切り絵にする機会を失ってたんです。5年使うと貫禄も出てきたので、そろそろ切り絵にするかなって事で。ただ、実際に制作するのは来年になるけど・・・。

画像は額縁に石膏を塗ってる場面。金箔を貼る前の下地作りですね。

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