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2010年3月29日 (月)

帰国してるはずなんですけど・・・。

3月28日にフィレンツェ出発、29日に日本に到着予定だったので「ただ今、日本の家に到着しました。今回のイタリア滞在も実り多いものになりました。今日は一日ゆっくり休んで疲れを取ります。明日からは徐々に滞在記をアップしていきますのでお楽しみに!」なんて文章が公開されてるはずなのですが・・・えらい事をやっちゃいまして、まだフィレンツェにいます。

出発の日、早起きしてシャワーを浴びて優雅に朝食、ゴミを捨ててベッドのシーツを畳んでタクシーを呼ぶ。順調に空港まで運んでくれて午前10時のフライトの丁度1時間前の9時に空港に到着「よしよし。無駄の無い完璧な行動だな。この調子で日本までスムーズに帰れたら良いな。」と思って、ふと空港の時計を見た瞬間

9:59

「?・・・え?え?えぇえっ!?」

何が起こったかって言うと、3月28日はイタリアはサマータイムに変更される日だったんです。つまり私が1時間前に到着したと思ったこの時、私が乗るはずだった飛行機は正に離陸しようとしていたわけで・・・。

いや、サマータイムの存在自体を忘れてたわけじゃないんです。ただこの時期にイタリアに滞在するのは7年ぶりだったし、住んでいた時もある日起きて街に出たら時計の針が一時間進んでいてやっと気がついたなんて感じで・・・。正確には3月の最終日曜日にサマータイムが変更になるんですね。今日知りました。よりによってこの日に!!せめてサマータイムが終わる日だったら一時間余分に待つだけで良かったのに!

これはもう運が悪いとしか言いようがないですね。ただ今回の滞在では後半に体調を崩して疲れが溜まってたので注意力が低下してたのもあるかもしれない。(調子悪いのを我慢してスケジュールをこなしてたからな。)

前日にいろんな人に挨拶回りしてた時も何人かはサマータイムの日に出発という事に気が付いてたみたいですが「冷静沈着で完璧主義の俊寛の事だからわかってるでしょう。」と思われてたみたいです。自分のイメージが仇となった。・・・実際にはそんなんじゃないんだけどなあ。元々、ダメダメな所から出発してるし。30代になってからも「のび太君」呼ばわりされてたぐらいだし。

ともあれ大失敗してしまいました。航空会社に問い合わせてみたら、観光シーズンなのでしばらく席が無い。一番早い便が4月1日出発、2日に到着の便でした。仕方ないのでこのチケットを買いましたが、あと4日先までどうするか・・・。今回、滞在した下宿の鍵は部屋の中に置いて出て来ているので、もう入れない。

さて、私は「困難に直面した時にどう行動するかで、その人の価値は決まる。」と考えています。こういった場合に泣き喚いたり、逆切れしたりでは絶対に現状は変わりません。やってしまった事はともかく、自分を見失う事だけは避けるべきなんですね。今回かなりのピンチですが、幸いな事に4日先とは言え帰りの便の確保も出来たし、手持ちのお金も充分ある。携帯電話も持ってるし、何よりもここはフィレンツェなんです。困った時に頼れる友達はいるんですよ!

と言う訳なので、友達のyossyさんに電話しました。

「すまん。俺とした事が不覚だった。サマータイムの事を忘れていたので飛行機に乗り損ねた。代わりの便は確保したが4日後だ。これからどうするか考えを纏めるだけの時間が欲しいので、スーツケースを預かってもらえないか?」

・・・困難な立場にあるとは言え、尊敬する友達に見苦しい所を見せるわけには行かない。クールかつ毅然とした口調で助けを求めました。幸いyossyさんのバイト先のレストランは駅の近くで、今まで借りてた下宿にアクセスするにも便利な場所なので快く引き受けてくれました。

タクシーでレストランに乗り付けて、肩で風を切り、颯爽と従業員の皆様に挨拶。「よう。朝から騒がせてしまってすまなかったな。」

そこで私を出迎えてくれたのはyossyさんの彼氏にして私のライバルのサスライシェフ君の嬉しそうな声。

「ニャハハハハ!!俊寛、お帰りぃ~♪」

もう、こうなると格好良く決めるわけにもいかないんですな。(って言うか、どう考えても今日の俺ってフィレンツェで一番格好悪いよなあ!)私も爆笑するしかないのです。

「ワハハハハハ!!こんなに早く再会出来るとは思わなかったよ!」

まあ、哀れに思われるよりはネタとして大笑いされる方が余程マシですからね。馬鹿笑いすればスカッとする。

その後、お店のご好意で昼と夜の賄いを従業員の皆と食べさせてもらいました。美味しかったですよ。

yossyさん達は、行くところが無ければ泊めてくれると提案してくれましたが、やはり元の下宿に入れればそれがベストかなと。4日延長するからって気にする同居人じゃないし、泊まるのは3月一杯なので次の下宿人に迷惑がかかる事も無い。とりあえず同居人が帰って来る時間に下宿に行ってみて家の鍵が手に入ればそれで良し。上手く行かなかった場合にyossyさん達の家に泊めてもらうという事にしました。

昨晩「これでしばらく見納めだ。」と思ってたフィレンツェの街中をブラブラ歩いて、夜まで時間をつぶして下宿に行ってみました。同居人は寝るだけに帰って来る人なんで、夜と朝しかいないんですね。予測どおり同居人が帰ってたので中に入れてもらって、再び家の鍵を手にいれました。路面電車で駅まで戻ってレストランに行きスーツケースを引き取り、オーナー以下従業員の皆にお礼を言って下宿に入りました。

と言う訳で同居人のパソコンを使ってこのブログを書いています。

まあ高い授業料でしたが、考えようによっては、予定よりも余分にフィレンツェを楽しめると。スケジュールの都合で会えなかった人にも会うことが出来そうだし、いくつか撮り忘れた物や買い忘れた資料もこれで揃える事が出来る。むしろ今回の滞在はこれで完璧になたんじゃないかと・・・。

思わぬ付録の付いた今回のフィレンツェ滞在。4月2日の帰国後に滞在記をアップします。どうぞお楽しみに!・・・しかし、今回のブログに対するコメント、どんな事になるんだろう。見るのが怖いなあ。

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