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2010年2月28日 (日)

明日からイタリア行きです。

と言う訳で、明日から2年ぶりのイタリアです。やらなきゃならん事はたくさんあるけど、とにかく久々にイタリアに行って職人さんその他に会える事が嬉しくてしょうがないです。

078 画像はイタリアの職人シリーズの新作、金箔貼り職人のルチアーノ・カリエリさん。サイズは40×40cm。アクリル絵の具を筆塗りして着色しました。今朝完成した。その後一眠りして、やっと旅行の準備でした。やれやれ。何でこう毎回ギリギリになるかな。

この職人さんは額縁とか宗教画なんかの一部に金箔を貼って、わざと汚してアンティーク調に仕上げたりします。作品の場面も刷毛でタールを塗って、汚しているところ。ピカピカの金色がくすんだ渋い色調に仕上がる。画面右側のグーフィーはマネキン人形。手のひらに名刺が置かれてる。本当は工房の入り口に立ってるんだけど、描きたかったので奥に持って来ました。(この工房、細長い部屋なんです。)

3年前に取材させてもらった工房なんですが、2年前にも制作しようとしたんです。しかし、その時は上手く行かなくて失敗。画面を広げ過ぎて見せるべきポイントが不明瞭になったんですね。苦手意識を持っちゃったみたいで、資料を放置してあったのです。でも、やっぱり取材させてもらったからにはちゃんと作品にしないと申し訳ないなと思いまして、気合を入れ直して再挑戦しました。

この作品、イタリアに持って行きます。40×40cmって職人シリーズとしては最小サイズさけど、額に入れて抱えて持って行くとなるとけっこう大変です。まあ、たまにはイタリア在住の友達にも見せたいしね。勿論、モデルになった職人さんの所にも持って行きますが。・・・かなりご高齢の職人さんなので、まだ働いてる事を祈る。

さて、イタリア滞在中はパソコンを使わないので、ブログへのコメントやメールのやりとり等は、29日に帰国するまで出来ませんのでご了承下さい。

では行って来ます!

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2010年2月23日 (火)

終った!!

最近、頭を悩ませてる最大の問題である確定申告を終えました。「オレだって本気になればこれぐらい出来るのよ♪」って感じですな。ああサッパリした。

こういう事務的な作業って苦手なんですが、だからって他人に任せるわけにはいきませんな。(早よ嫁貰えと言われるけど、そういう問題じゃなくて。)私にとってはこういう作業をしていく事も作家として重要なんです。

切り絵のモデルにしてるのが職人さんですからね。皆、生活ぶりは質素で地味なもんです。決して浮世離れした人はいない。日々を誠実に生きてこそ作品の仕上がりに磨きがかかるという事を皆わかってるんですよ。

ならば私も彼らを見習って地に足が付いた考え方をして行くべき。(ここで、え~と言う声が上がりそうですが、少なくとも私自身はそのように心がけています。)自分が社会とどう関わっているかを確認しつつ人や物を見る。上っ面だけ表現しても作品の世界に深みは出ないんです。その意味では会社員をやっていた事って無駄な経験ではないですな。

そんな訳で真面目に確定申告をして、一年間の収入や景気の動向について考え込んでいます。「もっと売れてくれると嬉しいな。」とか。

さて、後は荷造りと、イタリアに持っていく為の資料作りだな。それが終ったら制作に戻れる。そういえば、今日は自転車漕いで確定申告に行ったんだけど、暖かい日だったので真冬用の上着が重くて暑かったな。まあいいんだけど、この時期はイタリアに行く時に何を着て行くかが問題だ。3月は天候不安定で暑かったり寒かったりで、着る物に困る。

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2010年2月22日 (月)

あと1週間・・・。

3月1日にイタリア行きなので、日本にいるのもあと1週間です。

やる事がだいぶ溜まってます。ちょっと焦り気味ですね。

・・・まずいな。こういう時こそ落ち着いて。一つ一つ確実にこなして行こう。

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2010年2月18日 (木)

木彫職人、カルロ・プッチーニ。

060_carlo_puccini_2 先日の京都の個展で実演した作品その2。木彫職人のカルロ・プッチーニさんです。サイズは20×15cm。1回目の実演で切る作業、2回目の実演では着色済みのパーツを用意して貼る作業をやりました。実演の時間だけでは完成させる事は無理でしたね。実演の日の翌日からは東京に行ってましたので、火曜日から作業再開でやっと完成です。

カルロさんは彫刻を施された家具や燭台など、見ていて飽きない精緻な仕事をされています。 サンタクローチェ教会の近くに小さい工房を構えて仕事しています。5年前にカルロさんの工房の近くに1ヶ月間部屋を借りてたので、工房の前を通った時に「切り絵にしたい!」と思って飛び込みで申し込みました。下の画像がその時に作った作品ですが、この額縁はカルロさんの作です。029_carlo_puccini_a

「切り絵に合わせて額縁を作ってみたい。」

と私としても願ってもない申し出でした。私としては最初の職人さんとのコラボレーションですね。この頃は毎年、職人展に参加してたので、この作品もカルロさんの額縁に嵌めて展示しました。

この額縁を仕上げるのはカルロさんにとっては簡単な作業だったのか、朝工房に行った時は白木を鑿と槌で削り出していましたが、夕方には色を塗って完成してました。(一晩は乾燥させなきゃならなかったので、受け取ったのは翌日。)

切り絵とも良く合ってて、大変素晴らしい額縁ですが、カルロさんは額縁の代金を受け取らなかったんですよね。「僕も自分の額縁が切り絵と合わさるとどうなるか見てみたかったし・・・。」と言ってました。

と言う訳で、京都の実演で制作した切り絵はカルロさんにプレゼントする事にします。恩返ししなきゃと思い続けて3年も経っちゃいました。

さて、今度はどんな額縁を作ってくれるのか楽しみだな。

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2010年2月17日 (水)

12日以降の日記。

先週末より移動が多かったのでブログの更新が止まってました。

まず昨日で京都の個展は終了です。12日(金)は京都に出て実演でした。久々に友人と会ったり、今までネットだけで直接会った事がない人とも会えて楽しかった。13日以降は私は不在でお店の人に任せっぱなしでしたが、何人か知り合いが見に来てくれてたみたいですね。

そうそう。昨年末に名古屋で一緒に展示したフィレンツェモザイクの清水優子さんも見に来てくれまして、キャッキャラの社長に紹介したら4月に個展をやる事になりました。応援しないとね。

京都に出た翌日の13日(土)は朝一で東京へ。某デパートの催事の方と面接。すぐにどうと言う事はないけど、良い話が貰えるといいな。この日は雨だったので、前にお世話になった画廊と知人の展示会に顔を出して鎌倉へ行き、両親と合流。この日は鎌倉泊まり。疲れが溜まってたみたいで、夜9時ぐらいに眠ってしまいました。(でも夜11時過ぎに友達から電話があって起きたんだけどね。)

  14日(日)は妹の結婚。と言っても結婚式は面倒くさいからやりたくないそうで、代わりに相手の方のご家族との顔合わせを兼ねたお食事会でした。お昼に北鎌倉で精進料理をいただきました。

食事中に、あちらのお母様と私の誕生日と干支が一緒だって事がわかりました。3月22日です。3月は私はイタリア行きなので、向こうからバースデーカードを出す事になりました。(何か変な感じだが、私はそういう話は好きなんです。)妹にご住所とお名前を聞いておかないとな。

両親は愛知県に帰って行ったけど、私はもう一泊鎌倉に。鎌倉にフィレンツェ時代の友達で靴屋の神座健次君が住んでまして、今度結婚すると言うので、婚約者の方と一緒に3人で夕御飯。彼は結婚願望が、昔から強い人だったのでしっかり結婚式をやるみたい。(式を挙げるのが6月ってだけで気合の入りようがわかると言うものだ。)

15日(月)この日も雨でしたが、三軒茶屋に出て友人の彫金家の工房に取材。日本の職人シリーズの4番目ですね。と言っても切り絵にするのは友人ではなく、友人のお父さんです。彫金の他にも彫刻もやってらっしゃる方で、玄関を開けたら万歳した元気な彫刻が出迎えてくれました。いかにも芸術家のアトリエって感じで面白かったな。前に教える事もやってたみたいで、話をいろいろ聞いてるうちに授業を受けているような気分になりました。やっぱり経験を積んだ職人さんの話って勉強になるなあ。かなり楽しかった。

この後、銀座に出て一軒だけ画廊の面接を受けて愛知県に帰りました。すごく疲れたけど、考えてみたら今までも東京で個展をやってた時なんかは、1週間以上も家を空けるのってザラだったんですけどね。わずか4日間でも移動が多かったから疲れたのかな。

昨日は午前中にジムに行った後、家で制作。京都の個展で実演をやった作品を仕上げた。この日は京都の個展が最終日でした。期間中、見に来てくれた方、差し入れをしてくださった方、作品を買ってくれた方、宣伝を手伝ってくれた方、遠くから声援を送ってくれた方、新聞等マスコミ関係の方々、キャッキャラの皆様、どうもありがとうございました。思ってた以上に楽しい展示会でした。関西圏での初めての展示でしたが、この秋にも京都と大阪の展示が決まりましたので(同時期に開催。しかも同じ時期に名古屋でもあるので、展示会3つ同時進行です。過労死しそう・・・。)今回の経験が有意義なものになります。

さて、いろいろ忙しかったのですが、3月1日からはイタリア行きです。旅行の準備も大変だし、それまでに仕上げたい作品もあるし、個展の後処理もあるし、確定申告もしなきゃいけないし、忙しいなあ。

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2010年2月11日 (木)

ヴァイオリン職人、ダリオ・ヴェットーリ。

Dario_vettori

6日と7日の京都の個展での実演の為に制作した切り絵。サイズは職人シリーズとしては最小の20×15cmです。モデルはヴァイオリン職人のダリオ・ヴェットーリさん。1937年に撮られたモノクロの写真を元にデザインしました。

実演では着色したパーツも用意して、裏側から糊付けして貼る作業を見せました。段々、完成に近づいて行くので、見ていて面白い作業だと思います。6日の午前中に見に来てくれた女の子2人組みは、丁度子供を貼る所だったので「あ、子供の顔が出来た!」って喜んでくれましたな。

やりかけのまま放置してるのは嫌なので、完成させちゃいました。・・・明日も実演があるんだけど、今これを完成させちゃってどうするのよ?って感じですが、どうぞご心配無く!明日は別の作品を用意してありますので。・・・って言うか、今用意してるとこです。明日までに何としても間に合わせる!

こういう余計な事をやっちゃうから、予定してた制作ノルマが狂うんだよなあ。まあ、いつも完全集中モードに突入させて、何とかしちゃうんですけどね。もうちょっと余裕があると良いんだけどね。

ダリオ・ヴェットーリさんは現在フィレンツェで活躍されているヴァイオリン職人、カルロ・ヴェットーリさんとパオロ・ヴェットーリさん兄弟のお父さんです。当然、既に亡くなられています。(生きていれば107歳)昔の写真からデザインしたのって初めてですね。作ってて思いましたが、鼻と口の辺りはヴェットーリ兄弟に似てる気がしました。

モノトーンの作品って、かなり久々に作りました。(と言うより、モノトーンで作ってた時期はカラーの作品が作れなかった・・・。)けっこう新鮮な気分でしたね。

さて、明日は京都行きです。ちゃんと実演もやりますので、まだ来てない方はどうぞよろしく。

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2010年2月10日 (水)

メジロ

335a_2 滋賀県の大津市に母方の伯母の家があるので、京都で用事がある時は泊めてもらってます。京都までJRで2駅だもんね。ちなみに東京には父方の叔母の家があるので、とりあえず用のある土地では泊まる場所に困らない。

この土曜日も個展の実演の日なので、泊めてもらったのですが、朝御飯の時に「ベランダにメジロが来てるよ。」と教えてもらいました。

叔母の一家は鳥好きなので、ベランダに置いてある植木の枝に野鳥の為にオレンジを刺してあるんですね。10分ばかり啄ばんでたかな。写真を撮って、しばらく見てたら飛んで行きました。こういうのを見ると一日良い事がありそうな気分になります。爽やかな朝でしたな。

メジロはまだ切り絵にしてないんですよね。この写真をそのまま使っちゃおうかな。

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2010年2月 8日 (月)

京都に行ってまいりました!

336_2  今月4日より京都のセレクトショップ「キャッキャラ」で始まった個展。普段は私は不在でお店の人に任せっぱなしですが、6日(土)と7日(日)は会場に出て実演を行ないました。

これまで何度も展示会はやりまして、毎回作り方の説明をするんですけど、口頭で説明するだけでは理解しづらかったみたいですね。今回は作りかけの作品を2点用意して、切っていく作業と、切った後でパーツを作って貼る作業を見せたので、私の作品を初めて目にする人でもわかり易かったようです。

展示もキャッキャラの店長の山下さんが頑張ってくれまして、良い感じに配置されてました。

作品に付けたタイトルカードの説明文も評判が良かったみたいです。昨年の秋の銀座松坂屋でも説明文を付けたんですけど、あの時はA5サイズのパネルに印刷したので、かなり長い文章になってました。あの時も面白がって読んでくれるお客さんは多かったのですが、ちょっと長いなと。今回は葉書サイズなので、泣く泣くカットしたエピソードもあるものの、最重要な情報は書いてあるので、引き締まっててかえって良かったと思います。

いろいろ試行錯誤してた展示方法が決まって来た感じですね。まあ、実演に関してはやれる状況が限られてくるので、これからは必ずやれるわけではないですが・・・。

土曜日は寒かったですね。まさか京都で雪が積もるとは。私は暖かい店内で外の雪景色を呆然と見てるだけですんだのですが、雪の中見に来てくれた方もいるんですよね。大変、感謝しております。

ご来場していただいた皆様、ありがとうございました。個展は16日まで続きます。12日にはまた新しい実演用の作品を用意して会場でお待ちしておりますので、どうぞよろしく。

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2010年2月 3日 (水)

明日から京都の個展です。

Dessi

明日から京都のセレクトショップ・キャッキャラさんにて個展が始まります。

関西圏の方は是非、見に来てください。

切り絵師・俊寛 エキシビション

2010年2月4日(木)~2月16日(火) 11:00-19:00 水曜定休

私は6日(土)と7日(日)と12(金)に出る予定です。実演もやる事になっています。

10日(水)は定休日なのでお間違えなく。

キャッキャラ 京都市中京区御池通柳馬場北東門 Jpg

地下鉄東西線「市役所前」駅 9番出口 /  地下鉄烏丸線「烏丸御池」駅 1番出口

よろしくお願いします。

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2010年2月 2日 (火)

実演用の作品。

Photo

画像はヴァイオリン職人のダリオ・ヴェットーリさん。サイズは20×15cm。下絵が終った状態です。

ダリオ・ヴェットーリさんは、現在フィレンツェで活躍中のヴァイオリン職人カルロ・ヴェットーリさんとパオロ・ヴェットーリさんの父親で、既に亡くなられています。元になった写真は75年前に撮られたもの。パオロさんの工房のパンフレットに載っていたのですが、セピア色の感じ良い写真なので切り絵にしてみようと思いまして。元の写真からほとんどアレンジせずに下絵を描きました。描いてて思ったけど、やっぱりヴェットーリ兄弟の面影はありますね。鼻とか口のあたりなんかが似てるなと思いました。

これは京都の個展の実演用です。これから全部切って、パーツを切り出して色付けまでやっておく。実演では貼る作業を見せるつもり。徐々に完成に近づいていく作業なので、面白いはずです。

この作品とは別に、同じサイズでもう1点準備中です。そちらは実演では切る作業を見せます。

つまり切る作業と貼る作業の2本立てって事ですね。6日(土)と7日(日)に見に来られる方はお楽しみに。

・・・しかし、考えてみれば作りかけの物を持って行けば、それで良いのですけどね。わざわざ実演用の新作を用意しなくても良かったのですが。こういう事をしてるから、毎回ギリギリまで制作する羽目になるんだよな。

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2010年2月 1日 (月)

タイトルカード。

028_giuzeppe_fanara_3  画像は革細工のジュゼッペ・ファナーラさん。サイズは50×40cm。お土産に最適なシームレスのコインケースを作っている場面。この作品は今日との個展会場であるセレクトショップ・キャッキャラさんに購入していただいたので、お店にずっと飾ってもらってます。

しばらく前から作品のタイトルカードに説明文を入れています。お客さんが一度にたくさん来ると、全員に応対出来ないですからね。ちゃんと皆、読んでくれてまして「面白い!オチもあるし・・・。」なんて褒めてくれる人もいます。オチは意識して入れてるわけではないんですけどねえ。まあ、面白い話があれば書いちゃいますけどね。なるべく展示会を楽しんでもらいたいし。

ジュゼッペ・ファナーラさんの説明文はこんな感じ。

小銭入れや名刺入れなど、革小物を制作する職人さんです。私も持っていますが、使い心地が良いですよ。

1日に3回、100mほど離れたバールにコーヒーを飲みに行くのですが、通りかかる知ってる人に誘いながら歩くので、初めは一人でもバールに付く時には6人ぐらいになっています。

支払いの時には「ここはオレが払う。」「いや、今日はオレが・・・。」「いや、オレが払うから。」と一緒に来た人たちと揉み合いになります。これを毎回繰り返しているようです。

葉書サイズのタイトルカードなんですどね。書きたい事はいっぱいあるのですが、なるべく短くまとめないといけないので難しい。昨日は、23作分のタイトルカードを書いてるだけで一日潰してしまった。やれやれ。実演用の作品の準備をやらなきゃ。

今回の京都の個展、私は3日しかいませんが、不在の日も説明文を読むだけで充分楽しめるはずですので、どうぞよろしく。

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