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2009年12月25日 (金)

ローマの風景その6、真実の口。

Roma015 画像1は有名な「真実の口」がある教会。サンタ・マリア・イン・コスメディン教会です。(長い名前だなあ。面倒くさいので以降は真実の口教会としますね。)

この教会の近くはローマ時代の遺跡が数多く残っていて、教会の裏手にはチルコ・マッシモと言う古代の競技場の跡があります。(このチルコ・マッシモ、現在は単なる野原だけど、隣にフォロ・ロマーノというローマ帝国の時代に政治・宗教の中心だった大遺跡群があるので、野原の向こうに遺跡が見えるという、大変絵になる場所です。今回は切り絵にしなかったけど、いつかやってみたいネタですね。)

ローマが多神教だった時代に立てられた神殿なんかは、キリスト教がローマの国教となって以降は「邪神の神殿」として破壊されるか、そのまま利用されてキリスト教の施設として生き残るか、又は増設・改築と言う形で古い部分と新しい部分が混在した建物になるかで、いずれにしてもキリスト教が国教になる以前と以降では街の様子が違って来ます。

この真実の口教会も、ご多分に漏れず、ミトラ教の神殿の上に建てられたものです。ミトラ教というのは、太陽神ミトラを主神とするイランやインド辺りで発生した宗教で、一時期はキリスト教とも国教の座を争ったと言われています。

教会の地下にはミトラ教の神殿が残されています。多くの観光客が真実の口だけ見て帰るので、全然知られてません。面白そうな話ですが、私もこの事を知ったのは最近なので、まだ見てません。次回、ローマに行く時にチャレンジしようと思ってます。

Roma016 2番目の画像は、おなじみの「真実の口」です。

教会入り口の壁面に取り付けられています。嘘つきがこの口に手を入れると抜けなくなったり、手を食い千切られたりする伝説があります。元々はマンホールの蓋で、海神トリトンをデザインしたものと伝えられています。何故、いつから、この場所に設置されているか不明なのですが、教会の壁と言う事を考えると、「嘘をついてはいけない」という信者への戒めとして使われたのではないでしょうか。

「ローマの休日」では、新聞記者のジョーが手を食われたふりをしてアン王女をからかう名場面がありましたね。

連日、観光客が手を突っ込んで記念写真を撮って行くので、口の部分はツルツルになっています。Roma017

真実の口教会からしばらく歩くと、マルケルス劇場やシナゴーグ、ヴィットリオ・エマヌエレ2世の記念堂など(これらも、いずれ切り絵にします。)の観光名所を通り過ぎると、カンピドリオの丘に着きます。(画像3です。)

左右に双子神の像が置かれた階段を登ると、マルクス・アウレリウス帝の騎馬像が置かれている広場があります。この広場はミケランジェロの設計によるものです。敷石の幾何学模様が美しい広場です。

マルクス・アウレリウス帝の奥、正面の建物は市庁舎。左右の建物は美術館です。古代ローマ時代のブロンズ像が数多く収蔵されていて、見ごたえのある美術館です。

この丘はローマの七丘の中でも最も高く、至近距離にフォロ・ロマーノがあるので見晴らしも良い場所です。

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