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2009年10月29日 (木)

額縁終了~。

001 額縁の部分が終了。こげ茶色の部分が今回苦心した引っ込んでる部分。この額縁は聖者の顔の部分を除いて、全体的に金箔が貼ってあるんだけど、引っ込んでる部分はあえて暗めの色で塗ってみました。こうすると木地の上に金属のレリーフが嵌ってるみたいだけど、これぐらいの方が彫刻のデザインが見やすくて良いかな~って。

・・・やっぱり写真じゃ立体感が見えないねえ。成果は名古屋の展示会で直接作品を御覧下さいませ。

マリアの膝もちょっとだけ貼ってみました。今回は色を考えなくて良いので楽ですね。さあ、あと何日で完成するでしょうか?

この後は今までブログで書いた事の繰り返しです。パーツを切って色を付けて、立体感を強調したい部分は黒ケント紙を挟んで貼って・・・。次回のブログでは完成作品を見せますのでお楽しみに。

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2009年10月27日 (火)

地味な作業、終了。

326日曜日から続けた作業が終了。3日もかかっちゃった。

額縁の彫刻の引っ込んだ部分を表現する為に、黒いケント紙で穴の周りを縁取るように貼る作業。この上からパーツを貼れば、表からはパーツが奥に入ってて立体感が強調して見える。

蟻が群がっているみたいですね。

今回の作品で一番面倒くさかった部分が終った。まだ完成には遠いけど、何となく気楽ですね。

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2009年10月25日 (日)

一番、面倒くさい作業。

Buroguyou さて、額縁の彫刻の突出した部分は終りまして、後は引っ込んだ部分のパーツを作って貼っていく作業ですが、その前にやる事が一つ。

職人シリーズでは立体感を強調したい部分(例えば人物と壁の間など)に厚紙を貼ってパーツを浮かすと言う事をやってます。個展に来てくれて実物を見たお客さんには出来るだけ説明するようにしてるんですが(あまりに大勢のお客さんだと説明しそこなう事も多いんだけど・・・。)多分、私の説明だけじゃ理解できないだろうなと・・・。

というわけで画像を使って説明していきます。

まず画像1は額縁の右下の部分の表側と裏側です。裏側から見るとジグソーパズルみたいになっているのがお分かりいただけますでしょうか?

この作品では彫刻してある部分の立体感を強調したいので、裏側のすでに貼ってあるパーツの縁に、黒いケント紙を細長く切った物を適した長さに切って、輪郭線を縁取るように貼って行きます。最終的には穴(パーツを貼ってない部分)を黒ケント紙の壁が囲むようになります。

322_2 黒いケント紙は普通の画用紙と同じ厚さなんで、何枚も重ねて厚みを出します。この上からフタをするようにパーツを貼るわけですが貼り重ねたケント紙の厚みが増すほど、表から見ると引っ込んで見えるので立体感が強調されるわけです。

画像2がケント紙を貼ったところ。だいたい4回貼れば充分な効果が得られますが、今回は若干の立体感があればOKな部分なんで、2回貼り重ねただけで済ませてあります。

とは言え、かなり複雑な形に縁取る必要があるし、貼る場所も多いのでかなり大変な作業なんですけどね。

実はこの技法は単なる小細工なんです。そもそも切り絵の魅力とは「刃物で紙を切った事で絵あれる線の個性」なので。じゃあ何でこの技法をやるのかと言うと、まず私の切り絵って「切り絵に見えない。描いたようにも見える。」と時々言われるんです。ぴっちり貼り付けてあるので隙が無いのでしょうね。よく見ればこの技法を使わなくても、紙の厚みだけで立体感は出てるんですけど・・・。そんなわけなんで、ならばパーツを浮かしてしまえば、よもや描いてあるようには見えまい・・・と、このように考えたのです。で、この技法を使ってある部分も、そんなに主張せずに作品にしっくりと馴染んでいるので、まあやってもいいかなと。わざわざ手間のかかる事をやるのが好きって性分もありますが。323

そうそう。風景画ではこの技法は使ってません。風景画の場合、全体的に細かいので、この技法を使うと汚く見えちゃうんで。

画像3、額縁の下側の黒ケント紙を貼り終えたところ。全体の1/5が終了ですね。これだけで5時間かかった。5つに分かれた部分の模様は全て違うんだけど、今日貼った部分は一番シンプルなデザインだと思う。つまり残りの部分を貼るのはもっと大変だったりするわけだ。いつ終るかなあ。

・・・この技法は完成に近づく実感が得られにくいので、制作しててつまんないんだよね。地味で単純な作業もけっこう好きだけど流石にちょっと・・・。こういう部分を寝ている間に小人が出てきて終らせといてくれないかと思う事もあるけど、やってる間に頭の中で次に貼る部分のパーツの色なんかを熟成させているわけなんで、あながち無駄な時間を過ごしているわけではない(はずだ)。

・・・長い文章を読んでいただき、ありがとうございました。

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2009年10月24日 (土)

額縁を貼り続ける・・・。

319 かなり時間がかかってます。額縁全体に彫刻が施されているのですが、やっと突出した部分を貼り終えました。後は引っ込んだ部分です。画像は切る時に下に敷くゴムマットの上に載せて撮影してるので、緑色に見える部分がまだ貼ってない所ですね。後ちょっとで終りそうにも見えますが、実はここからが大変だったりします。

・・・手を抜こうと思えば、いくらでも抜けるんですけどね。

油絵にしろ、水彩画にしろ、手を加えようと思えば、いくらでも描き足して行く事が出来るのですが切り絵の場合はそれは無い。切って行く過程において、どこまで細かく切るかという課題があるのですが、細かく切れば切るほど絵としての完成度が上がるってわけでもない。丁度良い時点を見極める必要があるのです。

私の作り方では切ってから色を付けたパーツを貼って行くので、全部切り終えた段階は折り返し点のようなものですね。ただ、普通の絵のように描き足して行く事が出来ない以上、せめて自らが定めた世界の中でやれるだけの事はやっていかなきゃと思う。

は~・・・。次からは一番面倒くさい作業なんだなあ。

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2009年10月22日 (木)

覚えておくべき事。

Image115_2 忘れないうちに書いておこう。

6年前に名古屋と東京の上野の松坂屋でイタリアフェアがで開催されました。フィレンツェから靴職人のマンニーナさんが参加されたんで、私も会いに行ったんです。

その頃はまだ日本に帰って来て間もない頃で、この先どうやって活動して行こうか全くわからない時期でした。何しろ回りに芸術で飯を食ってる人が一人もいなかったので、相談に乗ってくれそうな人がいなかったんです。今だったらネットでそういう人を探してメールで質問する事も出来るんでしょうけど、当時はパソコンも使えなかったしね。・・・日々、不安だったなあ。

だから久々にマンニーナさんやイタリアフェアの関係者でフィレンツェに住んでた頃の仲間とも会えるってんで、喜んで会いに行きました。地元の名古屋店だけじゃなくて、名古屋の1週間後に開催された上野のイタリアフェアまでわざわざ顔を出しましたな。

丁度、マンニーナさんの切り絵が出来たばかりだったんで、本人に見てもらおうと思って持って行きました。(画像の作品)

作品持参で会場で油を売ってたら、偶々通りかかった松坂屋の営業部のOさんという人が作品に目を止めてくれましてね。美術画廊に話をしてあげようって事になったんです。その時は作品数も少なかったし、今の目で見ると作風も未熟な部分もあったので、残念ながら個展をするって話にはならなかった。ただ私としては先が見えなくて一番不安だった時期なんで、とりあえず相手をしてもらったって事だけでも物凄い励みになりました。

結局は自分で作品をいろんな画廊に持ち込んで、多くの画廊から駄目出しを喰らいながら、少しずつ要領を覚えてって、銀座の画廊で最初の個展をやりました。結果的には一つ一つ経験を積んで現在まで来ているので自分としてはベストな方法だったなと思います。

その後も個展を繰り返して行き、松坂屋銀座店の美術画廊で個展をやる所までたどり着いたわけですが、考えてみれば6年前からの夢が実現したようなもんでしたね。

そうなると、あの時、美術画廊に紹介してくれた営業部のOさんに見に来てもらって、お礼が言えたら良いんだけどなって・・・。だから個展初日に美術画廊の人にOさんに連絡を取ってくれるようにお願いしてみました。

で、個展の終盤に見に来てもらいました。嬉しかったですねえ。Oさんは定年されたそうで、今は別の会社で働いてるんですけどね。6年前のイタリアフェアはOさんにとっても良い思い出だったそうで、懐かしそうにイベント前にフィレンツェに職人さんを探しに行った話しなんかをしてくれました。その時Oさんが見た工房も何軒か切り絵にしてたんで、喜んでくれましたねえ。

毎回、個展をやる度にいろんな人にお世話になってますが、つい最近、気が付いたんですが、ある人がブログで個展の宣伝をしてくれてました。私の事についても書いてくれてたんですが、前に載った新聞記事までアップしてくれてました。どうやら記事を切り抜いて保存してくれてたみたいです。そこまでしてもらってるとは思わなかったなあ。自分の知らない所で親切にしてもらったり、好意を持ってくれてたりする事ってあるもんだなと思いました。

ずっと音信不通でも自分の事を覚えてくれてるって、ありがたい事ですね。この気持ちは大切にしよう。

前だけを見るのではなく、自分の歩いて来た道を忘れない・・・って事かな。

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2009年10月20日 (火)

額縁の貼り。

320切り終えて真っ黒に塗りつぶしたので、次の作業はパーツ切りです。と言ってもここからの作業は少しずつ進めて行く事になります。パーツ数は物凄く多い上に、同じような形のパーツもあるので、自分でもどこをやっているのか、わからなくなるからです。

と言う訳で、まずは最初に額縁の部分を仕上げる事にします。今日は額縁に5つある男の顔の部分を貼ります。

画像1 まずボール紙の裏側にマスキングテープを丸めて、仕上げたい部分のパーツを切って固定して行きます。黒枠で囲まれた部分は1パーツなので、画像の男の顔と服の部分だけでも19パーツありますね。

だいたい同じ位置に固定しておきます。でないと何のパーツかわからなくなるので。

ボール紙の左下の方に赤ペンで文字を書いたマスキングテープが貼ってあるけど、これは名札です。「右上の男の顔」と書いてあります。これはどの部分かわかりやすくする為と上下・左右の認識をする為でもあります。こうでもしないと真っ白なパーツだから、本当に何がどこの部分なのかわからなくなるので。

ちなみにボール紙というのはお菓子の箱なんかをバラして裏側に向けた物です。画像のはブログに出す為に奇麗なボール紙を使ったけど、この後絵の具を吹きつけるのでどんどん汚れて行きます。すごく汚くなるまでは使うんだけど、けっこう足りなくなるので、お中元とかお歳暮の季節にもらうお菓子なんかは中身が空いたら私が箱だけ貰ってます。最近では親戚までが空の箱を持って来てあげようかと申し出てくれますが、そこまでしなくて良いからと断ってます。

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次にエアブラシでアクリル絵の具を吹きつけて色塗り。ちょっとわかりにくいのですが、今回はパーツの上に型紙を置いて、絵の具を吹きつけ、光が乱反射したような効果を出す技法でやっています。いつもは一つのパーツに一方向から影を付けるだけなんですけどね。今回はそれだけじゃ単に元の作品を切り絵にしただけなので。何とか元の作品に無いものを表現したいのです。

画像2が色を付けた状態。画面の左下に型紙が見えます。番号が振ってありますが、これは型紙の大きさを書いてあります。

画像3がパーツを貼った状態。以上の作業を繰り返して完成に近づけて行く。ここからは根気を持続させる事が一番の課題。私の切り絵の作り方って、簡単に言ってしまうと「切って色を付けた紙を後ろから貼る」だけなんで、技法自体は凄く単純なんですけどね。ごく普通の作り方。ただし、それを徹底的に丁寧にやる事で他の切り絵作家との差異を出そうと思っております。徹底的に手間をかける事を心がけなければ、自分の事を「職人です。」って思えませんので。

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2009年10月19日 (月)

切り終わりました。

319 しばらく記事を書いてなかったので、前回から工程がちょっと飛んじゃいました。

前回までは鉛筆描きの状態でしたが、あの後、筆でアクリル絵の具の黒で清書、それからいよいよ切って行くのですが、下絵の線は目安程度なんで、切り終えると白い部分も残っています。で、エアブラシでアクリル絵の具の黒を吹きますと、黒い紙を切ったのと同じになります。画像はこの段階ですね。そうすると今回のブログのタイトルは「切り終わって塗りつぶしました。」が正しいですね。

最初から黒い紙を切らないのは何故か?

実は切り絵を始めた頃は黒い紙を切ってたんです。その場合は黒い紙にアクリル絵の具の白で下絵を描いてました。ただエアブラシを持ってなかった時代だったので、左右反転した状態の下絵を描いて、切り終えた後で引っくり返して裏側の黒いままの画面を見せるようにしていました。

このやり方の欠点は文字なんかは鏡字にして下絵を描かないと、引っくり返した時に正しい字にならないという事ですね。ややこしいので、うっかり綴りを間違えるなんて事もあったりしました。文字以外なんかでも、例えば車の走ってる向きとか、バスなんかの出入り口が付いてる向きなんかが、実際にはありえない風景として仕上がるなんて事もあります。

確認作業が切り終えてからでないと出来ないという事に原因がありますね。

この欠点を克服する為に、切った後で黒く塗りつぶす方法を思い付いたのです。まあ、大したアイデアではないのですが、誰も教えてくれる人がいないので、何もかも自分で編み出して行くしかないのですな。

こうして、白い紙に普通に下絵を描いた後、切り抜いて黒い絵の具で塗りつぶすという現在の方法が完成したわけですが、白い紙を使う利点がもう一つありました。

それは「白い紙の方が黒い紙に比べて、切り易く、千切れにくい。」という事です。

私はCansonっていうフランス製の画用紙を使ってますが、この紙以外でもその法則が当てはまるようです。紙に混ぜてある顔料が関係してるんですかね。色の薄い紙の方が色の濃い紙に比べると切り絵に向いてるようです。

黒のアクリル絵の具で塗りつぶすのは、樹脂でコーティングするという事になるので、紙の日焼け・色落ちを防ぐ効果があります。

さて、切り終えたので次はパーツを切って色を塗って貼っていく作業ですね。切り終えた状態の物を見ていると、黒と白のコントラストが美しいので、このままでも良いような気もしますが、一応、色が入る事を前提に下絵の段階でデザインしているし、色を付けてこそ線が引き立つように切ったつもりなので、いつも通りやって行きます。

・・・でも、たまにモノクロの切り絵もやりたくなる事もあります。その場合はデザインの方向性が違ってくるしなあ。

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2009年10月16日 (金)

業界紙に載りました。

Basara B・ANGLEという業界紙に載りました。取材は9月7日に行なわれました。東京の個展の準備に追われていた時期ですね。

この業界紙はBASARAという会社の広報誌で、出版業界(出版社、印刷会社、デザイン事務所など)に無料で配布するものなので、一般の書店での販売はないのです。

でも良い記事にまとめてもらったので、私の友達にも読んでもらいたいですから、編集部の了解を取って、記事をアップさせていただきました。画像をクリックすると大きい画面が出ますので読みたい方はどうぞ。

・・・白髪が目立つのが悲しいなあ。

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2009年10月15日 (木)

年賀状の本、発売中です。

319_2 今年の6月に来年の年賀状のデザインをやったんですけど、その本が完成しました。「年賀状素材集 和の趣 寅年版」です。

・・・我ながら何て季節外れなと思いながらデザインしました。まあ、本が売り出す時期を考えると、作る方はそれぐらいの時期になるんだけどね。

実はこの本はだいぶ前に私の所に届いてるのですが、うっかり紹介するのを忘れてました。東京での個展の最中に実家に送ってもらってたんです。家に帰ってからはいろいろとやる事が多かったので・・・。

私のページはこんな感じです。320_2元になったデザインが左側、文字を入れたものが右側になってます。画像だけ欲しくて、文章は自分で入れたいって読者もいらっしゃるんでしょうから、こういう構成になってるわけですね。

いかにも「年賀状!!」って感じで、古典的な題材でシンプルに仕上げたのですけど、他の人のページを見てみたら、皆さんけっこう凝ってらっしゃいまして・・・。もうちょっと考えるべきだったかなと反省してます。 普通過ぎたかなあ・・・。

これを作ってたのはアレッツォの骨董市の風景の下絵をやってた頃でしたね。今年、一番きつかった時期だったので、良い気分転換になりました。

一番下の画像は、同じ切り絵作家の斎部洋子さんの作品。(いんべようこさんと読みます。)編集者の方は、この方のHPのリンクから私の所にたどり着いて、仕事のオファーを貰いました。斎部さんは個展にも来てくれまして、その時に斎部さんの所に届いた本を見せてもらいました。やっぱり、自分の作品がちゃんとした本に印刷されるのは良い気分です。

322と言う訳なんで、毎年、年賀状のデザインで困ってる皆様、「年賀状素材集 和の趣 寅年版」買ってくださいね。(しかし、私の友達が買ってくれる事もあるから、私は自分で出す年賀状のデザインを新規にやらなきゃならないわけですが・・・。あ、私の友達が買っても、私のデザインを使うとは限らないわけか。うーむ・・・。)

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2009年10月14日 (水)

下絵続行中。

324 色々とゴタゴタしてて、トンド・ドーニの模写の制作記事が書けませんでした。画像は下絵の鉛筆描きが終わった所です。本当はもう少し進んでるんですけどね。(この画像は2日前のものです。)

この後、鉛筆の線を黒のアクリル絵の具を筆でなぞって行きます。で、最後に消しゴムをかけて下絵が終了。この辺の作業は漫画を描くのと同じですね。

今回は名画の模写なんで、悩む必要が無かったので楽でした。いつもの半分ぐらいの時間でここまでやれたかな。いつも作ってるやつなんかは、写真を基本に下絵を描いて行くんだけど、写真そのままで使えるわけもないのでだいぶアレンジをします。例えば職人シリーズなんかでも置いてある机の角度を変えたり、それに合わせて人物のポーズも変更したりします。置いてある道具や作りかけの物なんかも位置を移動させたりしますね。要は実在の物の雰囲気を壊さない程度のアレンジならばOKという事です。

となると、名画の模写なんかは変えようがないんだから、もっと楽に下絵をやる事も出来るわけです。例えば下絵をフォトショップで加工して、モノクロの線だけにしてしまい、コピーするとか。

・・・まあ、それでも出来ちゃうんだけど、それじゃ私が作ってて面白くないのです。せっかくアナログでローテクな世界の住人なんだから、目一杯楽しまないと損だし。

それに鉛筆で描いて、筆で清書しているので、その段階で自分なりにモチーフを消化しているんです。で、私の場合、切るのも下絵の線を目安にしているだけで必ずしも下絵通りには切らないので、3重に自分の世界のフィルターをかけているようなもんなんですね。

今までも職人さんの作品で、名画をモチーフにした物をいくつか見て来たけど、どれも単なる模写を超えたそれぞれの作家の個性が強く出た作品に仕上がってました。「コピー」ではなく「カバー」ってわけですね。

さて、この作品はどうなるか。

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2009年10月 9日 (金)

戦闘準備完了!バトル再開!!

家に帰ってからも疲れが取れなかったので、丸一日寝てました。・・・歳かな。

今日はいつものペースに戻って、午前中にジムに行った後、個展の後処理など雑事を終らせました。

だから、ようやく制作に入れます。名古屋の展示会まで一ヵ月半ぐらい だからね。いくつか作りたい作品があるけど、やっぱ手始めにこれでしょう。Michelangelo_doni00

ミケランジェロのトンド・ドーニです。55×55cmの紙に円形にデザインする。最近こちらの方とやりあってる「名画対決シリーズ」ですね。

対決シリーズの記事では当事者以外のコメントが極端に少なくなってるから、このブログを読んでくれている普通の人を完全に置き去りにしてないかと不安でしたが、どうも私が思った以上に受けているらしく、先日の個展でも私の切り絵のピエタを見て「これが例のカボチャ・・・。」なんて声が聞こえて来たりしました。(私のはカボチャじゃないんだけどなあ。)

面白がってくれてる人もいるのならば、安心して張り切っちゃいましょうかねって事でバトル再開です。

とりあえず今日の所はサイズを決めて、基本になる円形を描いて、額縁に彫られているキリストと4人の聖者の下絵を描きました。この額縁はミケランジェロのデザインという話なんで、やっぱりこの部分も切り絵にしないとね。318

さあ、銀座での個展前のように完全燃焼する快感が私を待っている。

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2009年10月 7日 (水)

東京の個展、終了しました。

昨日、銀座松坂屋での個展が終了しました。

期間中ずっと天気が悪かったので期待したほど客足が伸びず、あまり良い結果は出ませんでしたが(雨の中、来ていただいた方々、本当に感謝してます!!)やりたかった事は全てやり尽くしたので一片の悔い無し。この半年間、完全燃焼の日々でしたからね。特に最後の方・・・。

期間中、見に来てくれた方、差し入れをしてくださった方、作品を買ってくれた方、宣伝を手伝ってくれた方、遠くから声援を送ってくれた方、スタッフの皆様、どうもありがとうございました。おかげを持ちまして、今回の個展は私にとって大変有意義なものとなりました。この経験を糧として、より高いハードルを設けて頑張って行きます。

さて、次回の展示会は11月末に名古屋です。早めに気分を切り替えて制作再開します。

追伸 来てくれるはずだったけど、風邪を引いて熱を出したって連絡・メールがけっこう来てました。インフルエンザも心配だし、皆様も体には気を付けて下さいね。

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