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2009年5月31日 (日)

何でかな・・・。

私の作品の色付けにはアクリル絵の具をエアブラシ(噴霧器の事。)で吹き付けて印影を付ける事が多いです。だから私の使う道具ではエアブラシはデザインナイフと同じぐらい重要なんですね。私はプラモデル用のエアブラシを使ってまして、同じ機種を5台ぐらい買い換えてます。だいたい3年ぐらいは使うと完全に壊れるんで買い換えるんです。

で、前回エアブラシを買ったのが昨年の秋。ところがこの2月に壊れまして、保障期限内だったんでメーカーの修理に出したんです。これでしばらくは大丈夫だと思って、使ってましたが・・・今日、壊れてしまったようです。

使ってたらモーターが突然カタカタ鳴り出した。スイッチを切って、持ち上げてみたら内部でカラカラと音がした。どうもどこかの部品が外れたか割れたかしたらしい。今の所、絵の具を噴出してるんで使えるけど、近い内に完全に壊れるな。修理から帰って来て3ヶ月も経ってないのに!

保証期限は過ぎちゃったんで、修理に出すのと新しいのを買い換えるのとどっちが得だろう。しかし、いつもは3年ぐらいもつんだけどなあ。月曜日にメーカーに問い合わせてみよう。

まあ、今日の所は着色すべきパーツは何とか終ったので。色付けの工程がやれないのならば、別の作品に取り掛かればよい。年賀状のデザインの仕事もあったしな。明日はそれをやろう。・・・と思いつつ、エアブラシを手入れしてたら、ノズルの部分が折れてしまった。全然力を入れてないのに・・・。こんな事は初めてだなあ。

まあ、ちょうど一区切りついた所だったので、今エアブラシを使えなくてもそんなに困らないんだけど、何か変な気分だな。今日は他にも、蚊取り線香を付けようとマッチを擦ったら根本から折れるし、絵の具の水入れは一時的に床に置いてたら引っくり返すし、些細な物事がうまく行かない日だった。

気が付いたらもう明け方だな。飲みたくなったから、ビール飲んで寝よう。

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2009年5月23日 (土)

気分転換。

Fiore  現在、職人シリーズを制作中ですが、一日ぐらい乾燥しなきゃならないので、気分転換に小さい切り絵を作ってみました。サイズは全部9×9cmです。

まずは花シリーズ。左がヒナゲシ、右はノアザミです。

ヒナゲシは私が一番好きな花です。あまりに細い茎に反して大きな花。でも花びらはすごく薄いので、ちょっと風が吹くとユラユラ揺れて、なかなか風情がある。別名が「虞美人草」というのもうなずけますな。イタリアでは4月から5月にかけて咲きます。河川敷とか線路沿いなんかによく咲いてたな。この季節に電車で遠出するのは楽しかったな。

ノアザミも好きな花です。子供の頃に住んでた家の隣が空き地だったので、よく見かけました。以来、この花を見つけると野遊びをしているって気になります。

イタリア料理で使うカルチョーフィ(アーティチョークの事)は蕾を食べるのですが、花が咲いた状態は、花弁が青紫色になったノアザミって感じですね。最近本に載ってた写真を見て初めて知った。

下の3点は図鑑シリーズ。Animale_2 画像は左からコモドオオトカゲ、サーバル、カブトエビ。

コモドオオトカゲは子供の頃にどこかのデパートに来たので、両親に連れて行ってもらった覚えがある。・・・デパートでそんな企画をやるかなあ。私の記憶違いだろうか。インドネシアのコモド島に生息する体長2~3mのトカゲ。人を襲う事は滅多に無いそうですが、たまに家の中に入って来たりするんだそうだ。ちょっと前にテレビでやってたけど、現地の子供は「あいつは僕たちの友達さ・・・。」なんて答えてたので共生は出来ているのでしょうが、家の中に上がりこんで来るというのは嫌だな。迷惑な友達だ。

サーバルはアフリカの野生の猫。体長は1mぐらい。手足が長くて小顔なので「猫界のスーパーモデル」と言われる。うちの猫と大違いですな。腹が出て足が短い・・・。格闘家のボブ・サップが飼ってたっけ。

カブトエビは(微妙なチョイスだな・・・。)ミジンコに近い甲殻類。体長は2~3cmぐらい。6~7月に水田に発生する。甲殻類の中では古い形質を残している為に「生きた化石」と言われる。子供の頃、学研の「科学と学習」を取ってもらってたけど、科学の付録にカブトエビの卵が付いてた事があったな。インスタントラーメンの粉末スープみたいな感じで、袋から水を入れたケースに振り掛けると数日で孵化する。水槽の中で1匹だけヒコヒコ動いてたな。以後の私の人生では見たことが無い。

花シリーズはもうちょっと作って12月の名古屋の展示会に出すので作っても無駄ではないけど、動物シリーズの方は発表する機会が全く無いからな。まあ1000点ぐらい作って一冊の本にまとめたいってのはあるのですが。・・・ああ、書いちゃった。こうして宣言しちゃった以上は実現させなきゃ。でも現時点で120点しかないからな。あと880点・・・。まあ、いつになるかはわからないけど、頑張ってみます。

この際、ついでに書いちゃうと、本を3冊出したいんですよね。1冊は図鑑シリーズ。あとは職人シリーズの本と風景画の本。風景画はミニシリーズで作ってるやつですが、イタリアの主要都市が揃ったら出版したいですね。ローマ、フィレンツェ、ミラノ、ヴェネツィア、ナポリ、トリノ・・・。フィレンツェ・ナポリ・トリノは既に作ったし、今年はローマの風景のシリーズを作る予定。来年はヴェネツィアの番で再来年がミラノ・・・まあ出せるとしたら3年後ぐらいかな。問題は、どこの出版社が相手をしてくれるかという事だな。

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2009年5月21日 (木)

ええっ!私がコマーシャルに!?

いや、断ったんですけどね。結局。

朝起きてメールをチェックしたらテレビのリサーチ会社から依頼のメールが来てました。健康食品の通販のコマーシャルで、目の疲れに効果があるブルーベリーを試飲して、最後に感想を述べるんだそうだ。

つまり青汁とか皇潤のコマーシャルみたいなもんらしい。・・・なんかちょっと対象年齢が高いような気がするなあ。複雑。

切り絵職人は目の負担が大きいだろうからって理由で、私のHPを偶々見つけてメールをくれたんだそうです。しかし、いろんな話が来るなあ。コマーシャルとは完全に予想外でした。

まあ人生でコマーシャルに出れる経験って、そんなに無いとは思うんだけど、次の個展に向けての制作に追われて時間が無いしね。こういう事をやると怒る人もいそうだし。「俊寛のやつ、最近コマーシャルなんかに出て、チャラチャラしてるらしいぜ。」なんてふうに。・・・グラビアアイドルと共演なんて話でしたら、二つ返事で引き受けたんですけどね。

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2009年5月16日 (土)

ついに完成!!

029a_2 100×50cm、フィレンツェのシニョーリア広場が完成しました。(画像をクリックすれば大きい画面で見れますので。)いやー、今回は疲れた!でも、これぐらい気合の入った、本気度100%の作品が仕上がると最高に達成感と満足感がありますね。

左側のヴェッキオ宮殿の石積みに右側のランツィのロッジアのアーチと柱、広場を取り巻く彫刻群に賑やかな観光客・・・私の好きなモチーフが全て揃っている。フィレンツェでも一番好きな場所なので、作って良かったと思います。これでやっとスランプが吹っ飛んだかな。次は久々に職人シリーズをやろうか。3月の千葉の個展以来、1点も職人シリーズをやってないので、そろそろ作りたい気分になって来ました。風景も良いけど、やっぱ私の基本は職人シリーズだな。

私のパソコンのデスクトップ、自作の切り絵を壁紙にしてるんですけどね。早速この作品にしました。しばらくパソコンに触らずにいると、今まで作った「フィレンツェの風景シリーズ」のスライドショーが始まります。この作品も入れると29点になります。これぐらい数が揃うと見ていて楽しい。・・・スライドショーを見てると。「あー、フィレンツェ行きてえなあ。」とノスタルジーを感じる。自分の作品を見て感慨に浸るってのもなあ。

今気が付いたけど、この作品、ちょうど今と同じ季節ですね。ノースリーブを着てる人もいれば長袖を着てる人もいる。まだ完全に暑くなってない時期です。2年前に5月に滞在した時に撮った写真を元に制作したからな。リアルタイムのフィレンツェのシニョーリア広場か。・・・いかんな。本当に行きたくなって来た。今年は我慢しなきゃいけないのになあ。

・・・徹夜したんで寝ます。

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2009年5月13日 (水)

そういえば・・・。

615948087_138 今週末からコルシーニ庭園で職人展が開かれるんだったな。2年前までは私も参加してたんですけどね。先日、この展示会の事務局から案内状が送られて来たんだった。参加者の名簿を見てみたら、ここしばらく連絡を取ってない人たちの名前があったりしたので、懐かしさを感じてしまった。

フィレンツェに工房を構える職人さんを中心にヨーロッパ各地から75軒の工房が参加されるんだそうだ。例年100人ぐらい集まるんで、今年はちょっと少なめかな。

常連の職人さんの中では彫金のパオロ・ペンコさん、銀細工のフォリア父子、陶芸のロマーノ・パンパローニさん&ニコレッタ・マラボルティさん、ブロンズのバンキ父子、クリスタルガラスのロッキ工房、カメオのクレシェンゾ・オンブレッティさん等。石膏複製のアンドレア・キエージさんも久々の参加だそうですね。一時期病気してたので、参加するって事はもうだいぶ回復されたのかな。

ブロンズのカルチナイ兄弟の名前が無かったな。他にも、昨年までは参加してたフィレンツェモザイクの工房が今年はゼロ。一昨年まではスカルペッリさん、昨年はマルッチさんの工房が出てたんだけどね。フィレンツェを代表する職種なだけに、参加する工房が1軒も無いのは寂しいなあ。

今年は見に行けないので、どなたか行ってレポートして下さいませ。 園内にレストランも設置されるので、美しく手入れされた庭を鑑賞しつつ昼ごはんを食べるのも気持ち良いですよ。


ARTIGIANATO E PALAZZO 15 edizione
Venerdi 15, Sabato 16 e Domenica 17
dalle ore 10 alle ore 20,30
Giardino Corsini 115,via della Scala, Firenze

公式HP(イタリア語のみ) http://www.artigianatoepalazzo.it/

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2009年5月 9日 (土)

これで良いらしい。

018 100×50cm、フィレンツェのシニョーリア広場のヴェッキオ宮殿の部分が完成。いやー疲れた。気になったのでパーツ数を数えながら貼って行ったら(馬鹿ですね。やらんでもいい事を・・・。)壁面の石の数が2677ありました。

しかし、ようやく画面の半分が終った所なのです。何かもう、これで完成でも良いような気がしますな。タイトル「ヴェッキオ宮殿の正面」って事で、半分に画面を切断して・・・。なんて不埒な事を考えてみましたが、保護用の新聞紙を外して残った半分を見てみたら、やっぱり全部ある方が良い。断然、迫力が違うのです。

今回は予想以上に時間がかかったので、一時期「この方法で続けてて良いものだろうか?」と若干悩みましたが、時間をかければかけるほど良い物が出来るので焦らずにやって行こうと思います。

まあ、「わざわざ手間のかかる事をあえてやる」以外に能が無いしな。

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2009年5月 5日 (火)

人生、これで良いのか?

015 ここ数年、職人シリーズに集中してて、気分転換に小さい風景画を作ってました。ですが秋の東京の個展では風景画だけで、一部屋を使わせてもらう事になってるので(つまりもう一部屋を職人シリーズを展示するので合計二部屋使います。)1点だけでも大きい風景画をやろうかという事になったのです。余裕があればもう1点大きい風景画もやりますけどね。

それが現在制作中の切り絵、フィレンツェのシニョーリア広場です。100×50cm。フィレンツェで一番好きな場所です。一番フィレンツェらしさを感じる場所でもあるかな。

この作品、東京の個展の案内状に使おうと思ってるんで気合入れてやってますが、気が付いたら既に5月。もう2ヶ月近く続けてるんですねえ。何とか今月中に終らせないといけませんな。手前の観光客とシニョーリア広場を取り巻く彫刻群は貼り終えました。

で、私の前に立ちふさがったのが、ヴェッキオ宮殿の壁。昔はこういう部分はレンガの色を一色作って、一枚の大きいパーツを貼って仕上げてましたが、今はそれじゃ物足らない。石積み全部バラバラのパーツにして、全部に影を入れて違う色にする。この場合、少しずつ作っていく方が楽なんだけど、それでは全体の統一感が無くなるので、まずは全てのパーツを切り抜いて、一度に色を付けていく方法を取る。

016 ・・・えー、パーツの切り出しのみでゴールデンウィークがほとんど終っちゃいましたね。少なく見積もっても、壁面のパーツ数は2千以上はあるかな。着色前の切り出された全パーツを見てると、紙を切るだけの人生を送ってて良いのだろうかと、若干落ち込むな。

まあ、一度こういう徹底的にパーツ数が多いのをやりたかったのだ。これを完成させた後なら、多少複雑なデザインの切り絵でも仕上げる自信はつくしな。(更にパーツ数が多い作品に取り組むだろうけど。)

今年ももうじきフィレンツェのコルシーニ庭園の職人展が始まるけど、私のブースを見に来た職人さんによく言われたっけな。

“Sei un pazzo ? ”  あんた、いかれてるわね?

しかし、こう言う職人さんに限って人間技とも思えぬ作品を作ってる。だから私は必ずこう切り返す。

“Senti chi parla ? ” 誰の事言ってるんすか?

職人どうしの褒め言葉って感じで心地良かったな。

しかし、この作品いつ終るんだか。

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2009年5月 1日 (金)

ゴールデンウィークって言ってもなあ。

015 常日頃、平日・休日関係無い生活を送っています。月曜日だろうと日曜日だろうと机に向って作業してますからね。

フィレンツェに住んでた頃は、お店なんかは基本的には日曜日は休みなんで、土曜日には食料の買出しに行かなきゃならなかったもんです。だから少なくとも平日・休日の感覚はありましたね。

最近はイタリアでも日曜日に開いてるスーパーマーケットなんかも出てきましたが、私が住み始めた頃は土曜日すら店は閉まってたっけなあ。・・・最早、イタリアでもうっかり水なんかを買い損なって、月曜日まで待ってるなんて事もないのでしょうな。世の中便利になって良いかもしれないけど、週末のシーンと静まり返った町はけっこう好きだった。

それはさておき、今私の部屋にかかってるカレンダーはこんなのです。(画像1)これはクレモナのヴァイオリン職人、ステファノ・コニアさんのオリジナルカレンダー。ヴァイオリン職人って、こうやって自分のカレンダーを作る人が多いのかな。前にもカルロ・ヴェットーリさんのを貰った事があったっけ。

このカレンダー、昨年末に東京・九段下の科学技術館で行なわれた弦楽器フェアに遊びに行ったら、コニアさんの楽器を日本に仕入れてるお店のスタッフから貰いました。すごく格好良いんだけど、イタリアと日本の祝日は違うからな。これを見て生活してると、全く世間の動きがわからなくなる。祝日だと気が付かずに一日過ぎちゃったなんて事もあります。まあ、日本に住んでいる限り、不便は無いんだけどね。

しかし、未だにわからない。今年のゴールデンウィークっていつまで続くんだろう・・・。

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