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2009年4月25日 (土)

この時期イタリアにいる方へ、職人展のお知らせ。

4月25日から5月3日まで、フィレンツェのバッソ要塞で職人展があります。

規模が大きく、自然食品なんかも売っているので、大変楽しいイベントです。丁度ゴールデンウィークで、フィレンツェを旅行される方も多いでしょう。旅行のお土産なんかを見つけるのに最適なので、是非行ってみて下さい。

http://www.mostraartigianato.it/home.html

入場料は5ユーロかかりますが、一日いても飽きないぐらいです。

この職人展、私が5年間参加し続けたコルシーニの職人展よりも規模が大きいんです。なにしろイタリアはおろか、世界中から参加するので。職人展という面もあるけど、全体の印象としては見本市って感じかな。日本からも京都の清水寺周辺にある代々続く職人さんたちのグループが出ます。(友達2人が通訳で参加するそうです。)

他には銀細工のフォリア・アルジェンテリアも、この職人展では常連なので参加するかと思います。HPはこちら。http://www.fogliargenteria.com/

あとフィンレンツェの家具修復職人レナート・オリヴァストリさんの工房で修行をしている望月さんも親方と一緒にブースで寄木細工の実演もやります。彼のブログはこちら。http://lpbytaka.exblog.jp/

だいぶ前ですが、彫金のパオロ・ペンコさんに「こっちの職人展にも参加したらどう?主催者を紹介してやるよ。」と言われた事がありました。ペンコさんは私をコルシーニの職人展に誘ってくれた方なんですが、バッソ要塞の方は期間が長すぎるんです。コルシーニの三日間に対して9日間も続く。おまけに時間も10時から23時まで。私は毎回コルシーニには一人で参加してて、たった3日でヘトヘトに疲れはててました。それを考えると、この長丁場は絶対に耐えられないので断りました。・・・でもやっぱり一回ぐらいは記念に出ておくべきだったかなあ。

という訳なんで、フィレンツェ在住の方、どうぞよろしく。

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2009年4月24日 (金)

草なぎさんと日本茶と職人。

SMAPの草なぎさん、酔っ払って全裸で大騒ぎ・・・。そりゃ夜中に騒ぐのは近所迷惑でしょうが、ちょっと可哀想ですねえ。

まあ、私も社会人になりたての頃は酔っ払って醜態を見せてしまう事もありました。取引先との接待で飲み過ぎて、路上で寝かかった所を上司に家まで連れて行かれたなんて事もあったっけな・・・。翌日すっきりと目が覚めたと同時に(二日酔いにはなった事がないです。)えらい事をしちゃったなあと、出社して上司に謝ったら、

「若い者はそれぐらいの方が元気があって良いのだ。」

と寛大なお言葉でした。とは言え、甘えるわけにはいかないので、以後は酒量を心得て品良く飲む事にしました。

私ゃ酒量は全然大した事がなくて、イタリアに住み始めてから今に至るまで、さほど強くなってないですな。ビールならジョッキで2杯、ワインなら1/2瓶がせいぜい。それ以上飲むと頭が痛くなる。本当はもうちょっと強いと良いんですけどね。前述の会社員時代の上司が、最近ご馳走してくれたんですが、「今日は好きなだけ飲んでくれて良いぞ。」というぐらいの気分だったようなのですが、大した事の無い酒量なんで、若干がっかりしたようで。・・・何だか申し訳なかったですねえ。

で、酒はあまり飲まないのですが、かわりにお茶を飲む。(と、こう書くと、なんか個展落語の長屋の花見みたいだな。貧乏人が酒のつもりでお茶を飲みながら無理矢理酔っ払って花見をする噺。)朝起きたらお茶。昼ごはんもお茶。3時のおやつにもお茶。晩御飯にもお茶。寝る前にもお茶。って感じで。寝るまで制作してるんで、夕食の時なんかに酒を飲んじゃったら、仕事にならんので。飲む時は「今日はもう制作はしないぞ。」と決めた時です。

イタリアに住んでいた時も日本茶は飲んでました。一時帰国の折に買いこんで冷凍庫に入れといたり、日本から遊びに来る友達にい頼んだり。一度、フィレンツェの中華食材屋さんで日本茶を買ったんですが、これがまたひどい質で。初めて入れたにも関わらず、出がらしの味がした。色も薄い黄色だったりするので、「どこが te verde(緑茶)だよ!」と怒り狂った。

フィレンツェから1時間、ルッカという町の近くにコンピティって言う村があるんですが、そこでヨーロッパで唯一、日本茶の実験栽培をしている農家があります。一度、通訳のバイトでそこに行った事があって、帰りにその農場で取れたお茶をちょっと貰いました。その土地の湧き水も美味しいので(上等な水質で山葵の栽培が出来るぐらい。)ペットボトルに詰めて、家に帰ってからその水で貰って来たお茶を飲んでみました。すごく美味しかったな。全てが調和してるような、そんな味でした。やはり土地の水と、その土地で育った茶葉だから、あれだけシンクロしたのかもしれない。

さて、うちは私がイタリアから帰ってから急激にお茶の消費量が増えたんです。だから今日もお茶を飲みながら生きてますが、最近、父が安かったから買って来たお茶が非常に不味い!

「抹茶の粉末入り」とあるけど、肝心のお茶の葉の味が駄目だ。今日の昼ごはんの後にお茶を飲もうと入れたら、父が「オレにも入れてくれ。」と言うので「やー、でもこれ、そんなに良いお茶じゃないから、味が抜けてるかもよ。」と言ったら「だってまだ2回目だろ?いくらなんでも大丈夫だろ。」と言うので淹れてみました。ここで画像を見てみましょう。

022 左が1回目で右が2回目。このあからさまな色の違い。2回目で既に出がらし。と言うか、一回目に入れた分も色が緑なだけで、ロクにお茶の味がしない。出がらしのお茶を回収して、乾燥させた後、抹茶の粉末を振りまいたんじゃないかって感じです。

あまりにもひどいので捨てる事にしました。安物は買っちゃ駄目ですよ。

しかし、現在、安くて質の悪い物が氾濫していますな。前にも書いたけど、マクドナルドの偽装が発覚した時に(賞味期限切れの肉を調理してたんだっけ。大して問題にはならなかったけど。)ニュースで古館アナが「食の安全は最早、企業側に任せるわけには行かない。我々消費者が自分たちで見分けないといけないんじゃないでしょうか?」などと言ってましたが、

「マクドナルドなんか食ってる人間が味の判断なんて出来るわけが無いだろう!!!」

と思うのです。質の悪い物だけを手に入れる事によって、良い物と悪い物を選り分ける感覚が鈍って行く。

これは何も食の問題だけじゃなくて、職人仕事についても同じなんです。100円ショップに行けば似たようなものは手に入る。でも、良い物を使ったり鑑賞したりする事によって磨かれる感覚は絶対に100円ショップじゃ手に入らない。

最近はイタリアでも状況は同じ。中国人が作ったようなコピー商品のおかげで、職人仕事は大打撃を受けています。良く見てみれば質の違いは一目瞭然なんですけどね。あくまでも「そこそこの質」でもそれで満足しちゃうイタリア人も多くなっている。イタリア人は良い者を選ぶ感覚というのは優れていたはずなんですが、最近どうも怪しい。

ただ、こういう状況に危機を感じる人というのも出て来ている。ここ数年、食品から建築まで、いろんな偽装事件が暴かれているし、職人的な仕事にも注目される事が多くなっている。合理化が進められた結果、いろんな事が失われてきたので、そろそろ反動が出るという事かな。自分としても、作品を通じて世の中を良くする動きに貢献したいものだ。

以上、草なぎさんと日本茶と職人仕事を強引にまとめてみました。

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2009年4月20日 (月)

額装その2。

014 前回のブログのシクラメンの絵と同時に、この絵も額装しました。フィレンツェの全景が刷られた銅版画です。同じ物が彫金家のパオロ・ペンコさんの工房にかかるんですが、かねてから「良いなあ、あれ欲しいなあ。」と思っていたんです。

で、銅版画を売ってる店をペンコさんに教えてもらって買って来ました。

その後2年間、放置状態でした。そろそろ額装しなきゃと思いつつ・・・。自分の作品の額縁ばかり注文してるんで、ちょっとでも節約したかったんですねえ。額縁代も大量に注文する事もあるんで、バカにならないんです。一度に20個の額を注文する事もあるしね。

今回、自分の作品とは関係の無い、妹の小さい頃の作品の額装なんで、じゃあ良い機会だから、ついでにこれも額装しちゃおうかって事で。

早速、自分の部屋に飾りました。銅版画も素敵だなあ。今まで部屋にかかってる絵って自分の作品だけだったりするので、すごく新鮮に感じる。

今年はフィレンツェに行けないから、せめてこれで気分だけでも味わおうかな。

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2009年4月18日 (土)

シクラメンの絵。

016 私は実家に住まわせてもらってますが、昨年から祖母も一緒に住むようになりました。89歳だから、そろそろ一人暮らしも難しいかなって事で。

で、いろんな物をこちらに持って来てるんですが、その折に妹が子供の頃に描いたシクラメンの絵がふすまに画鋲で貼ってあったので、持って来ちゃいました。

それが画像のシクラメンの絵。下の方に母の字で「S55、3」と書いてある。昭和55年の3月か・・・。逆算すると妹が6歳の時の作品ですね。改めて見てみると、シクラメンの特徴を完全につかんで描いてある。花・茎・葉の形状はもちろん、葉脈まで描き込んであるし、葉の縁が赤くなってる所も完璧。驚いたのは一番右下の葉の形状。葉の上のほうが折れ曲がって裏側を見せている部分まで再現している。

とても6歳の女児が描いたとは思えぬ出来栄え。身びいきと笑われそうですが、わが妹ながら素晴らしい。これはきちんと額装せねばなるまいと思って、額縁屋さんに持って行きました。額縁屋さんも褒めてたな。

母によると子供の頃は妹の方が絵が上手かったんだそうです。私はマンガばっか描いてたからな。ドラえもんを初めとする藤子不二雄キャラ、キン肉マン、ガンダム・・・。真面目に絵を描き出したのは、高校の美術の先生が「マンガ描いてるようじゃ、まともな絵は描けないよ。」という話を聞いてからですね。

こういう話を聞くと、私の友達はみんな「流石に俊寛の妹さんだねえ。やっぱり血筋なのかなあ。」なんて言われます。現在、妹は東京在住でパソコンを使ってウェブデザイナーをやってるんで、「アート・クリエイティブ関係」と一くくりにすると共通点がありそうに思えるでしょうけど、私は妹とは逆にアナログな仕事をひたすらやってるんで。(資料の写真はデジカメで撮ってるけど、あとは全部手作業だしな。)だから、妹と芸術についての話なんてした事がないですねえ。

と言う訳で俊寛は今日も孤独に一人で制作してます。可哀想に思った方はブログにコメント下さいませ。(愛を込めてお願い!)

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2009年4月13日 (月)

年賀状やります。

Nengajou ものすごい季節外れのタイトルに「あいつは何をトチ狂っとるんだ?」と笑われそうですが、出版社から来年の年賀状素材集のための切り絵を依頼されたんです。

秋になると本屋さんに並ぶんだけど、画像データの入ったCD-ROMが付いてて、パソコンでそれを自分の年賀状として印刷できるというものです。

私は切り絵で参加するんだけど、この他にも水墨画・墨絵、書、版画、ちぎり絵、水彩画、色鉛筆画および筆文字の作家さんの作品も収録されるんだそうです。

9月末には個展があるから、物凄く忙しくなりそうだけど、なんとなく面白そうだったので引き受けちゃいました。まあ、忙しくても何とかしちゃうしな。どっちにしろ自分も年賀状を作るわけだし。ただし締め切りは6月。・・・やっぱり季節外れだなあ。

画像は今まで作ってきた切り絵の年賀状。辰年から切り絵で始めました。昨年は喪中だったんで丑年は作らなかったけどね。こういうのを4点デザインする予定です。もうちょっと凝ったデザインにしようかな。ちゃんとした出版物に採用されるって嬉しいので頑張ってやるかな~。

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2009年4月12日 (日)

親善大使。

024_3_2 昨年の11月に「銀花」という雑誌に私の記事と作品8点が掲載されました。作品は8点とも職人シリーズです。職種は靴、ヴァイオリン、彫金、額縁、仮面、木彫、帽子の木型です。靴職人だけ2作出ました。

で、掲載された職人さんたちにも1冊ずつあげようと思い、買い込んだんですが、しばらく多忙につきイタリアに行かないんです。次にイタリアに行く予定は来年の3月以降・・・。

と言うわけで、年末に彫金家の弟子と帽子の木型職人の家の下宿に住んでる子が一時帰国したんで、それぞれお願いして代わりに届けてもらいました。残り6冊ですね。まあ郵便で届けてもいいんだけど、けっこうお金かかっちゃうしな。

と言うわけで、ゴールデンウィークにイタリアを旅行する友達に頼んで、届けてもらう事にしました。とりあえず残った6軒の内、仮面職人と木彫家の工房の2軒だけ。あまり持たせると思いでしょうから。

友達はフィレンツェに何度も旅行した事がある方なんですが、まだ行った事のない工房なんで面白がって引き受けてくれました。「初めてのお使いみたいですね。」と言ってくれましたな。現地ではフィレンツェ在住の共通の友達が付いててくれるんで心配ないしね。わりとディープな、普通の旅行者が行かないような工房なんで(現地に住んでいる人でも用が無ければなかなか入れるもんではない。)こういう口実があれば入りやすい。まあ、ちょっとした親善大使ってとこですね。

フィレンツェの職人仕事も年々厳しくなってます。職人を応援する立場として、現状を手をこまねいて傍観するのはあまりに寂しい。機会があればイタリアの職人仕事の素晴らしさを宣伝したいと思うのです。まあ、私一人が動いても微々たるもんですけど、興味を持ってくれた人がイタリアに旅行して、彼らの作った物を買ってくれたりしたら少しは役に立つかな~って。023

・・・しかし、彫金とか仮面とか靴とかコインケースなんかは旅行者がお土産に買って来れる物なんですが、中には買って帰る事なんて出来そうにないものもあるしな。街灯とか家具の修復とか鉄の扉とか。

まあ、それでも何もやらないよりはマシでしょうけど。

何とかイタリアの職人仕事を盛り上げる活動が出来ないかなと、最近考えてます。で、手始めにミクシィで「イタリアの職人」のコミュニティを立ち上げました。自分のやれる事から始めよう。

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2009年4月11日 (土)

友達の展示会の情報です。

Cartorinamitsukoshi どうも友達の展示会の情報ばかりやってるような気がします。しかも毎回モザイクの職人・・・。

頻繁にブログを更新すれば良いのですが、毎日制作してるだけなんで、記事になるような出来事って珍しいんですよね。

さて、フィレンツェ在住でフィレンツェモザイクの職人、北原好恵さんが東京・日本橋の三越本店で開催されるイタリアフェアに展示します。4月14日から24日まで、会期中はずっとブースにいて実演もされます。この時期に東京におられる方は、是非見に行って下さいませ。

フィレンツェ・モザイクとは板状にスライスした石を切り抜き、寄木細工のように組み合わせて一枚の絵を作る技法。画像を見てもらえるとわかると思いますが、それぞれの色ごとに違う石を使っています。白は大理石、青はラピスラズリ、黄色はカルセドニー、緑はマラカイト・・・というように。石そのものの色を利用するので、千年経っても色が劣化する事はない。

この技法、隙間なく正確に石を切らないと、絶対に組みあがらないので、フィレンツェに数ある職人仕事の中でも最も難しい仕事ではないかと思います。

北原さんの作品は、この技法を使った伝統的な絵画の他にも、ペンダントやブローチなどのアクセサリーもあります。基本的な事を踏まえた上で新しい世界を作ろうとしているので、私はいつも刺激を貰ってます。・・・私も頑張らなきゃあかんなあ。

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2009年4月10日 (金)

小作品。

Image1 2つ前のブログで「小品ばかりじゃ、つまらない。大きくて細かい作品、難しい作品をやってこそ成長もあるし、燃え上がるんだ!」と宣言したくせに、いきなり一番小さいサイズの作品が出来ちゃいました。切り終えた状態で放置してあったのを仕上げたんですけどね。

各9cm四方です。上の画像は上の段の左からサワガニ、メキシコサラマンダー、トナカイ。下の段の左からタンチョウヅル、ジョロウグモ、イトマキエイです。

メキシコサラマンダーは大昔に「ウーパールーパー」って名前が有名になったけど、あれは日清焼きそばUFOのキャラクター用に付けられた商標登録なんだそうだ。下のピンク色はアルビノ(遺伝により体の色素が抜けた状態)なんだそうだ。このデザインをした時に黒い固体もあるって事を初めて知りました。ちなみに食べたら美味しいんだそうだ。ふーん。

Imagef 下の画像も9cm四方です。花シリーズの第2弾、ヤマユリです。(第1段はバラの花をやりました。)

左の画像が最初に作ったもの。花弁にそばかすのような斑点があるんだけど、どうも汚く見えるんで、斑点は消した物を作りました。リアルさを追求するのは前提なんですが、アレンジも許されるかなって・・・。

花のある部分が白く光って見えますが、これは白のアクリル絵の具をエアブラシで吹いているので実際に白いのです。暗闇から花がポウッと浮き出しているようにしたかったので。

花の切り絵、難しいですねえ。ある程度数をこなせばコツはつかめると思うんですが、なかなか・・・。12月の名古屋の展示会には、いろんな花を25種以上は作って発表できるようにしたいもんです。

さて、現在頑張らなきゃいけない大き目の風景の切り絵ですが、まだ鉛筆で下絵を描いてる段階です。久々の気合の入った風景画なんで(8年ぶりぐらい)苦戦中です。でも段々面白くなってきたかなって・・・。小品ばっか作って遊んでないで、そろそろ本気でやります。

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2009年4月 9日 (木)

人並みにお花見。

昨日のお昼は伯父一家と会食。ダムの近くの料理屋さんで食べて、その後は川べりを歩いた。桜はそろそろ散りかかってましたが、まだまだ奇麗。写真を撮りたかったけど、デジカメを忘れました。でもまあ天気も良かったし、楽しかったです。たまには外に出るもんですな。なにしろ、うちの近所は工場しかないので散歩しても面白くないのです。

日本に引き上げて初めての春、昔住んでいた家の近所の公園で桜祭りがあったのでカメラを抱えて写真を撮りに行きました。桜も良かったけど、2人のセーラー服の女子高生が地べたに向いあって座りながら林檎飴を食べている場面に遭遇しました。切り絵にしたくなるような良い場面だったんだけど、写真を撮るのは変態と勘違いされそうなので辞めました。この場合、女子高生に声をかけて撮っても、かけずに撮っても怪しまれそうだし。自分の作りたい物が全て制作出来るわけではない。思い付いただけで、作らずに終った作品も多いのだな。

もうすごい昔になっちゃうけど、就職した会社の近くに五条川って川が流れてまして、桜並木が素晴らしかった。当時まだ車を持ってなかったし近かったので、一年間は自転車で会社に通ってました。桜舞い散る中を自転車で走っていくのは気持ち良かったですね。私は感受性が鈍いんですけど、何か自然の力をもらっているような気がしました。新しい事が始まりそうでワクワクしましたな。

次の年には営業所に転勤になって、そのまま退職したんで五条川の桜を楽しんだのは最初の年だったし、会社員としての才能が開花する事はなかったんで、せっかく桜からもらったパワーも使いどころを失ってたような気がしますが、その分は16年経った今でも元気でやってるんで、まあ良いかなと、散って行く桜を見ながら思いました。

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2009年4月 7日 (火)

久々の近況報告。

えー、だいぶブログの更新が滞ってました。気が付けば新年度・・・。

最近は世間も北朝鮮からミサイルが飛んで来たり、南イタリアで強い地震が起きたりと、嫌なニュースばかりです。フィレンツェの方は何も無かったらしいんだけど、南出身の友達も多いので心配なんです。

私の方は最近はスランプ気味でした。3月に出来た作品数が小品が5点。・・・少な過ぎるなあ。季節のせいか眠いというのもあるんだけど、それでも毎日10時間以上は制作してるんだけど、この遅さは何なんだろう?

で、今日気が付いたんですけど、小品を続けている事が問題だったんだなと。次の個展に向けて、小品の風景画を30点出すのが目標なんで、計画を立てて制作してたんですけど、不完全燃焼なんですね。自分の持ってる材料内で作ってしまってるんで。

今まで、自分の限界を見極め、それを頭一つでも超えるように制作して来たました。で、気が付いたら少し前よりも自分のレベルが上がっている。これを繰り返していたんです。小品はあくまでも大作の合い間の気分転換(ただしかなり本気で作ってたけど。)なんで、小品だけをやっていては面白くないんですな。

と言うわけで、現在作ってるのは25×50cmのフィレンツェの風景です。これを今度の案内状に使おうかと思ってたんですが、破棄してもっと大きいサイズで作り直す事に決めました。このサイズ、最近の風景画としては大きいんだけど、職人シリーズと比べるとむしろ小さい方のサイズなんで。

「今までやった事が無い事をやる。」って心意気でやらないといけませんね。同じ事をやってっても前に進めないでしょうし。スケジュールは遅れるけど、そういうのを気にせず(どうせ何とかしちゃうんだし。)より良い作品を作って行こう。

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