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2008年10月 7日 (火)

ミケランジェロのダビデ像。

Photo 先日の東海テレビのスタイルプラスで紹介された作品です。番組ではこれを下絵から初めて切ってパーツを作って着色、貼り付けという一連の作業を繰り返して完成するまでが放送されました。

サイズは20×15cm。フィレンツェのヴェッキオ宮殿前に立つダビデ像です。黒枠で囲まれた部分は1パーツというルールにしてあるので、細かい部分でもよく見ると色や影の付いてる方向が微妙に違います。この作品で800パーツぐらいですね。建物のレンガの部分なんかは一枚の紙にグラデーションを付けて貼ってもいいんだけど、やはり微妙な色の違いを楽しみたいのです。「細かければ細かいほど燃える。」がモットーですから。

このダビデ像はルネサンスの三大巨匠の一人、ミケランジェロの作です。実はこの像はレプリカです。本物はフィレンツェ市内のアカデミア美術館に所蔵されています。

この像が完成した時にはレオナルド・ダ・ヴィンチやボッティチェッリなど、当時のフィレンツェを代表するそうそうたる芸術家達が委員会を結成して、どこに設置すべきかの会議が行われました。大理石の劣化を防ぐ為にヴェッキオ宮殿の横にあるランツィのロッジア(屋根が付いてます。)に設置するという意見が大勢を占めたのですが、結局は作者であるミケランジェロの意見「広場の光が必要」が尊重されてこの場所に置かれました。その後、風雨にさらされて痛んで来たので、本物は美術館に所蔵し、同じ場所にレプリカを設置したのです。でもレプリカとは言え、やはりミケランジェロの言うとおり、陽光に照らされたダビデ像は美しいですね。かねてからこのアングルは切り絵にしたかったのです。

昨年から制作している「フィレンツェの風景シリーズ」の一環として制作しました。いつもは1シリーズ15点ぐらいなんですけど、フィレンツェは長年住んでいた町なので、この作品で22点目です。まだまだ良い風景はたくさんある町ですね。「町全体が美術館」という形容は伊達じゃないですな。

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コメント

個人的感想ですが、建物のレンガなどの色が微妙に違うところなど、凄く魅力を感じます。

TVで制作過程を拝見して、随分手間の掛かることを(それを楽しんでいる様には見えました)と思ったのですが、それに見合うだけの表現があるように感じました。
シロウトが生意気なことを言ってスミマセン。

 ついこの前、この広場でダビデ像を見た時の感じがよみがえってきました。

投稿: たっぽう | 2008年10月 8日 (水) 18時37分

たっぽうさん、そういう所を見てほしいので、気が付いてくれて嬉しいです。
実際は小さすぎて影が付けれないパーツもあるので、わざわざ別パーツにする必要は無いのですが、一マスずつ作っていく事によって全ての部分に目が行き届くので。チェックしながら作っていくようなもんですね。

投稿: 俊寛 | 2008年10月 8日 (水) 20時50分

mixiのトップページで見たときから気になってましたhappy01
以前のペルセウスの像の時よりも更にヴェッキオ宮のレンガが細かく色分けされていて本物に近い色合いに感じます。
イタリア行きたくなりました~happy02

投稿: うさぴょん | 2008年10月 9日 (木) 13時37分

うさぴょんさん、ペルセウスの切り絵も覚えていてくれて、ありがとうございます。シニョーリア広場は
ダビデ、ペルセウスの他にも良い彫刻がたくさんありますね。他のも切り絵にしたいのですが、知名度低いからな~。

・・・そういえば新婚旅行は?

投稿: 俊寛 | 2008年10月 9日 (木) 21時08分

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