このブログでも昔の作品と当時の思い出のカテゴリーに過去に制作した作品を公開してるんだけど、2003年から始めたミニシリーズに関しては、私自身そんなに過去の作品と思ってないせいか、出しそこなってました。
今回からしばらくミニシリーズの公開をして行きます。今回は2003年に制作した「サンセポルクロのミッレミリアシリーズ」です。19点制作したうちの2点。サイズは2点とも10×15cmです。
ミッレミリアとは、イタリア語で千マイルという意味で(ミッレが千、ミリアがマイル)毎年5月に北イタリアのブレーシャから南のローマまで、千マイルの道をクラシックカーで定められた町を通過して、往復するスタンプラリーです。
サンセポルクロというフィレンツェから電車とバスを乗り継いで2時間ぐらいの所にある田舎町に美術館を見に行ったら、たまたまその日がミッレミリアの日で、この町を通過したので。町の人は民族衣装を着て出歩いてたし、広場には古いバイクの展示もしてあったりで、見ていてとても楽しいイベントでしたな。
このミニシリーズは初めてコルシーニの職人展に参加する時に「小さいブースに大きい作品を数点出してもお客さんに受けない。かといって大作の職人シリーズは自分のライフワークだから、どうしても展示したい。ならば小さい作品を多数作って机に並べよう。あの手のお祭系のイベントでは作品の点数が多い方が客は喜ぶし。」とこのように考えた結果、10×15cm、15×15cm、15×20cmの3つのサイズで作る事になったのです。
と言っても単に受け狙いという訳ではないです。当時、資料に使おうと撮影した風景写真が溜まってたんだけど、普段作ってたサイズの作品には向かない風景というのもあったのです。
実際作ってみると、これが実に楽しい。一番最初に作ったのがオートバイの切り絵というのもあって、何だかプラモデルを作ってる感覚でした。
サイズが小さいとすぐに完成するので、職人シリーズの合い間に気分転換として作ろうと思ったのです。(でも、実際はかなり本気で作ってるので気分転換になってないんだけどね。)以後、一年に一つテーマを決めて15点ミニシリーズを制作しようという事にしました。
というわけで、本来は職人展用の作品なので、日本で初めて個展をする時には出すつもりはなかったんです。でも画廊のオーナーさんに「小さい作品も数点でいいからあった方が良いですよ。大作ばかり展示するよりも、たまに小さい作品がある方が見ていてホッとしますから。」と言われて、そんなものかと思い展示したんです。
だから発表の機会が全然なかったんです。流石にもったいないなと思ったので、2006年に制作したナポリの風景シリーズからは15点全部個展に出すようになりましたが、それ以前に制作したミニシリーズは発表する機会が無いんです。そんな作品が40点以上溜まってるんだよね。
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