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2008年5月20日 (火)

彫刻複製工房を訪ねる。

Firenze022 今回の取材の目玉。アルノ川沿いに「バザンティ」というブロンズと大理石の彫刻を売っている店があります。オリジナルの彫刻から型を取って複製するので、店内にはフィレンツェはもとより、イタリア各地で見られる有名な彫刻が所狭しと並べられています。川沿いにあるので外からも見えるし、松山猛さんの本「ヴィヴァ!イタリアの職人たち」という本にも紹介されています。ここ数年この工房は是非取材したいなと思っていたのですが、扱う物があまりにも高価なため気後れしていたのです。

このブログでは、いかにも簡単に取材してるように思えるでしょうが、工房のOKをもらうのはけっこう大変なんです。最近は中国人がコピー商品を作ったりするので、スパイと勘違いされて断られたりします。実は今回の滞在でも5軒取材出来なかった工房があるのです。(5軒全部がスパイ扱いされたわけではないですけどね。工房が修復中で不可能だった工房もあります。)扱っている物が高価だと店の秘密もあるでしょうから、ガードは固いでしょうね。

画像はミケランジェロのダビデ像のコピー。オリジナルは大理石ですがブロンズで置き換えられるとこうなる。白いダビデ像も美しいが、漆黒のダビデ像も素晴らしいね。流石にお店には実物は置いてなかったけど、この写真がお店に飾ってあったのです。こんなのばっかり置いてある店なのです。イタリアの職人仕事の中でも最も高価な物を扱ってるでしょうね。このダビデ像、何億円するんだろう・・・。

多分断られるだろうなあと思いつつ、駄目で元々だと開き直って、日本から取材のお願いの手紙を出しておいた。(この手紙を書くのに相当苦労しました。かしこまった文章を書くのは日本語でも疲れます。)で、フィレンツェ到着後、勇気を出して訪ねてみました。

お店には松山さんの本にも登場してたオーナーの方がいました。ああこの方だなと思い挨拶しました。手紙は無事に届いてたようで、すぐにOKを出してもらいました。

・・・「案ずるより産むが易し」とはこの事だな。ただ彫刻の複製はこの工房で行っているのではなく、フィレンツェ郊外のバルベリーノ・バル・デルザという所にあるそうです。確かに溶かした金属を型に流し込むなんて事はフィレンツェの街中では出来るわけないですね。アルノ川沿いの店は工房ではなくショウルームという事でした。その場で鋳造をやっている工房へ電話を入れてくれて、予約までしてもらいました。工房の名前は「マリネッリ」。3日後に取材に行く事になりました。どんな光景が見れるのかワクワクしつつ店を出ました。

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コメント

大きな「ダビデ像」ですね。
ブロンズ製~黒光りしてるのもいいですね。。
これ?¥億値?凄いな~。。
買い手いるから製作してるんでしょうけど。
とてもととて~。。一般では手が出ないでしょうね。

投稿: 飛鳥の皇子 | 2008年5月20日 (火) 13時54分

飛鳥の皇子さん、ブラック・ダビデもかっこいいでしょう。
値段については私の憶測ですけどね。多分、億単位でしょうね。
バザンティさんには小さめの彫刻も置いてありましたよ。100万円以下の物もあったかな。

投稿: 俊寛 | 2008年5月20日 (火) 17時05分

この像 相当大きいですねぇ~。
5mぐらい?
それでいて 野ざらしなの?

投稿: りる | 2008年5月20日 (火) 22時23分

りるさん、5,2mですね。多分野ざらし。場所はアメリカですね。調べてみたら、けっこう世界中にレプリカはあるみたいです。

投稿: 俊寛 | 2008年5月21日 (水) 00時08分

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