昔の作品61。藤。
作品61、「藤」。2001年5月制作。サイズは70×45cm。
丁度、藤の花が咲き誇っている季節に制作しかした。私が食料の買出しに行ってるスーパーマーケットの駐車場に藤棚があって、毎年きれいな花を咲かせてました。買い物に行くのが楽しかったですね。
前作「オリーブと人と」に続く植物シリーズ第2作。日本の「書道」のイメージを私なりに捉えてデザインしました。
・・・まあ、書道に関してはど素人なので、書道家の人が見たら笑われそうですが。一応、イタリアの物を日本人としてのイメージで捉えた作品という事で。
この頃は「日本文化の一つとしての切り絵」を常に意識していました。バイト先の日本料理屋の社長が、日本文化に関するイベントを企画するのが好きで、時々手伝いをしていましたし、バイトを辞めてからも、その手のイベントに積極的に参加しました。会場の設営とか通訳とか、切り絵職人としての参加は少なかったのですが、参加している茶道や華道、書道の出展者たちの話を聞くのは勉強になりましたな。中にはフィレンツェ在住の人もいたので、後日個人的に訪ねて意見を交換しあったりしました。あの頃は熱かったなあ。
こうした経験が作品に反映されてましたね。「自分の根っこはどこにあるか」を確認する作業ですね。おかげで今でも自分の進んでいる道に誇りを持ってやって行けています。
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コメント
初めまして。日記をちょくちょく拝見させてもらってますAQUAです!
切り絵とは奥が深いですね。
「藤」とても印象的で素敵です。
前にあったシュールレアリズムな切り絵が自分的にお気に入りです。
投稿 AQUA | 2007年7月28日 (土) 22時58分
AQUAさん、こちらこそ初めまして。私の作品を気に入っていただけて嬉しいです。最近ブログでは昔の作品を公開していますが、現在はイタリアの職人シリーズばかり作っています。この秋と冬には個展を名古屋、東京で行いますが、機会がありましたらお立ち寄り下さい。
ついコマーシャルをやってしまいましたね。いかん、いかん・・・。
一口に切り絵と言ってもいろんな表現方法がありますからね。時々新しい技法を思いついてやってみたりします。まだまだ奥が深い世界です。
投稿 俊寛 | 2007年7月29日 (日) 01時21分
書道っぽさ、感じられます。
母が書道の師範でして、昔からテーブルの上の書置きにはこの藤の枝の様な文字がおどっていました。
兄と二人で解読に苦労させられてました~。
藤の花が葡萄っぽくも見えますね。
投稿 うさぴょん | 2007年7月29日 (日) 12時12分
うさぴょんさん、書道においても黒と白のバランスは重要ですね。最近はフルカラーの切り絵ばかりですが、この時はモノクロ(に近い)作品にして黒と白のバランスを確認しようという作業をしたかったのです。
私の祖母も書道をやってますが、フィレンツェに住んでいた時、一度貰った手紙は達筆過ぎて何が書かれているのかわからりませんでした・・・。
投稿 俊寛 | 2007年7月29日 (日) 12時41分
和&洋 そして 陰&陽 の相互の匂いがする
俊寛さんの作品って 最高だと 思っています。
投稿 りる | 2007年8月 4日 (土) 15時56分
りるさん、二律背反する物って昔から好きですね。昔の作品を見返してみると、いろんなものを一つの作品に詰め込んできたんだなと思います。で、それが調和が取れてたかどうかはまた別の問題ですけどね。単に表面上きれいに描くのではなく、奥深い物が表現できればと思っています。
投稿 俊寛 | 2007年8月 4日 (土) 17時40分