昔の作品その58。職人シリーズ1号。
昔の作品その58、「シチリア生まれの親方は・・・。」2000年10月制作。サイズは40×30cm。
モデルになったのは有名な靴職人、カロジェロ・マンニーナさん。彼の弟子の日本人と偶々知り合って、工房に遊びに行ってるうちに「職人って絵になる。」事に気が付いた。ちなみに彼のお店は私の下宿の真正面です。
この作品の2年前に仮面職人の工房の切り絵も作っているのですが、その時は別に職人シリーズでやって行こうとは思いませんでした。しかし、この作品で職人仕事の魅力に気が付いた。この直後にバイオリン奏者の友達にバイオリン職人を紹介してもらった。さあ、いよいよ職人シリーズの開始・・・と行きたかったのですが、この時点では残念ながら腕が悪かったので、せっかく紹介してもらい写真を撮ったバイオリンの工房を、上手く作品にまとめる事が出来ずに挫折。結局職人シリーズが完全にスタートするのは、この一年後でした。バイオリンの工房もその後何とか切り絵に出来ましたけどね。
この作品はある写真をそのまま切り絵にしました。松山猛著「ヴィヴァ!イタリアの職人たち」という本に「このマンニーナさんが紹介されてまして、掲載されている写真があまりに良いので拝借させてもらいました。著者の松山さんには日本から遊びに来た時に写真を使わせてもらう事について許可は得ましたので。
まあ、今は流石に自分以外の人が撮った写真を使って切り絵にするという事はありませんけどね。当時はいろんな面で未熟でしたから。名画の模写と同様、構図や色などの良い勉強になりました。
マンニーナさんは今でも元気に靴を作っています。ピノキオのゼペット爺さんのような風貌と素朴で朗らかな人柄から、日本でもファンの多い靴職人さんです。
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