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2007年5月31日 (木)

ただいま!!

今日の昼に帰って来ました。

留守中ブログにコメントをくれたり、メールを送ってくれた皆様、どうもありがとうございました。

今回の滞在は3週間と若干短めだったので、毎日忙しく歩き回ってました。ボーッとする暇が無かったですねえ。いやー疲れた。でもその分、濃密な毎日だったなと思います。

おいおい滞在記も書いていきますので。本日はこれにて失礼を。風呂に入って寝ます。

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2007年5月 8日 (火)

行ってきます!!

5月8日から30日まで、イタリアに行きます。

5月18、19、20日はフィレンツェのコルシーニ庭園で開催される職人展に参加します。この時期、フィレンツェに滞在されるかたは是非お立ち寄り下さい。

Via della Scala 115 Firenze , giardino corsini

向こうではネットを使わないので、ブログへのコメントやメールのやりとり等は、帰国するまで出来ませんのでご了承下さい。

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2007年5月 7日 (月)

昔の作品その56。芸術家の友達。

La_traccia59 作品56、「花衣」。サイズは65×30cm。2000年制作。

前回のブログで公開した「春の訪れ」と対になるように制作した作品。こちらもモンテ・リッジョーネの風景です。城壁の中にある教会もいかにも「田舎町のかわいい教会」という感じで好きだったので。モンテ・リッジョーネだけで3つ作ってますね。

対になるような同等の力を持った作品と言うのもなかなか難しいですね。こちらは前回と違って好き嫌いが別れるみたいです。一応この花もモンテ・リッジョーネに咲いてるんだけど、あまりに日本的な花にし過ぎたみたいで、和洋折衷に見えるらしい。

作品55、56はこの時期の私の一番のお気に入りだったので、よく展示会に持って行きました。2000年になると、そろそろ日本に完全撤退する事を視野に入れだしたので、展示会の話があると参加するようにしていました。「来る話には全て飛びつく。」といった感じですね。私の経歴でも2000年だけは個展・合同展の数が多い。これが翌年から2002年末の完全撤退まで、ほとんど展示会への参加が無くなるのは、展示会の質を選ぶようになった為です。・・・つまり、2000年にやってきた展示会はほとんど無駄だったという事ですね。

まあ、中には楽しかった事もありましたが、どの展示会もかける時間と手間と費用に対して見に来るお客さんの数が少な過ぎという事もありました。ただ、その展示会が有意義かどうかなんてのは経験してみないとわからないので、判断する基準が出来たという事は良かったかもしれない。(La_traccia59b_2 だから、現在は観客の数が多い職人展に参加してるわけですがね。)

最後の写真はこの頃に友達になった芸術家の人達と撮ったもの。南イタリアのアブルッツォ州にて、彼らと合同展に参加した。後ろに作品55と56が展示されてます。

このアブルッツォ州のカステリオン・メッセルマリーノという場所、フィレンツェから電車で11時間かかる場所でした。こういう合同展は自治体から助成金が出るそうで、アパート一つ借りてみんなで雑魚寝した上、食事も出ました。丁度この時は夏真っ盛りで、ビール祭りというのをやってました。炭火で焼いた羊肉の串焼き(私の人生の中でベスト3に入る美味しさ!)をつまみに毎晩飲んでましたな。バカンスとしては楽しかった。

La_traccia112 彼らのほとんどが彫刻家なので、(この写真に写ってない人もいます。)一緒に合同展をやったのはこの時だけでしたが、フィレンツェ近郊に住んでる人達なので、展示会がある時は呼んでもらいましたな。で、ご飯もご馳走してもらってました。美味しかったなあ。・・・彼らの作品を見るのは私にとっても良い勉強でしたが。

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2007年5月 4日 (金)

昔の作品その55。日本画風にイタリアの風景を。

La_traccia58作品54、「春の訪れ」。サイズは65×30cm。2000年制作。

手持ちの写真をスキャナで取り込んだのでちょっと見にくいですね。下の画像はこの作品の主要な部分のアップです。

時々フィレンツェで個展をひらく大阪在住の陶芸家の方に、会うたびに意見をもらっているのですが(そういう意味では、この方も私の師匠と言えるかもしれない。)この時は余白について徹底的に考えろと言われてました。「画面全体の20パーセントだけ描き込んだ切り絵を作ってみろ。」という宿題を出されて制作。相当悩みましたけどね。

余白を作ることにより、見る側に想像させる。何も描いてないけど、そこに何かが見えてくる。これは日本画の考え方ですな。成る程、確かに今までのしっかり描き込んだ作品よりも空間の広がり(画面で描いてある奥にある世界。)時間の流れ(数秒後、数時間後、数日後、数年後の世界。)を想像する事が出来る。

まあ、あえて未完成にしておくと言う事でしょうね。で、見る側が想像力を働かせることで作品として完成する。これは何も日本画だけでなく日本文化の特徴と言えないでしょうか。

例えばお茶の世界。作法を強制するものではなく、割と融通がきく所があります。強制的に表現者が自分の世界を感じさせるのではなく、受け手に参加させる事によって世界を作り上げる。日本的な優しさに通じる部分ではないだろうか。

・・・うーん。ちょっと難しいな。上手く説明出来ない自分の文才の無さ・・・。途中で投げ出さずに読んでくださった方、すみませんね。

La_traccia58b この作品はモンテ・リッジョーネという町を描いたものです。昔の作品49がこの町の中でしたが、今回は麓から町の全景をデザインした。

丘の上に王冠を載せたような感じの円形の城壁に囲まれた町です。直径がだいたい歩いて3分ぐらいという、とても小さい町ですが、周りには葡萄畑が広がっていて、とても美しい。

鈍行のバスで行くのですが、初めて行った時にこの町が目の前に現れた時、思わず歓声をあげてしまいました。興奮気味に歩きまわって写真を撮りまくった。大変気に入ったので、以後10回ぐらい遊びに行ったな。

それだけ思い入れのある場所だったので、この作品もいつもより気合を入れて作ったっけ・・・。(そして何点か失敗作も存在するのです。見せないけどね。この作品は3度目の挑戦だったりします。)

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2007年5月 2日 (水)

昔の作品その52、53。日本文化祭

La_traccia49 2000年以降、日本料理屋でのアルバイトは辞めてまして、制作に集中してました。この頃からフィレンツェで開かれる日本文化祭に参加する事が多かったです。こういう時には日本の物を題材に切り絵を作る。

作品52、「蝉時雨」。サイズは40×30cm。2000年制作。

三重県の赤目四十八滝の風景です。日本の夏に山歩きをするのは楽しい。

空の部分のグラデーションはエアブラシです。

この作品では実験的な試みとして、水彩画風に筆で塗った紙を貼っています。この後何作かこの技法で制作しています。透明感は出てますね。

La_traccia56作品53、「祭り」。サイズは100×70cm。2000年制作。ついに1mの長さの作品が登場。つい最近までこの大きさが私に作れる最大の大きさでしたな。

私が住んでいる豊田市の祭り「ころも祭り」の風景。豊田市は昔、挙母町(ころもちょうと読む。)という名前だったんですなあ。それがトヨタが巨大企業になり過ぎちゃったから、市の名前を変えたのです。・・・この話をイタリア人にするとかなり驚く。「そりゃ、つまりトリノ市がフィアット市になるようなもんじゃないか!?」なんてね。

このネタは作品33で既に作っているのですがhttp://fiorenkiri.cocolog-nifty.com/kirienikki/2007/03/post_f2b1.html大きいサイズで再チャレンジ。前作の要らない部分を整理して、人物の動きや表情などを強調した。

日本文化祭ではいろんな出し物がありました。茶道、華道、書道、折り紙、能面、剣道・柔道などの武道の演技、日本舞踊や和楽器の演奏、着物の着付け・・・。それぞれこだわりを持った人たちと交流が出来て、日本の文化や歴史について真面目に考える良い機会だったと思う。

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2007年5月 1日 (火)

昔の作品その50、51。トスカーナの日差しの下で。

La_traccia53_1 もうじきイタリア行きですが、中途半端に時間が出来てしまったので退屈しております。作らなきゃいけない作品は全部終わってますし、次の作品に取り掛かっちゃうと中断しなきゃならんので・・・。

暇だとロクな事を考えないから嫌だなーと思ってた所に、突然お世話になってる方から電話。

「ゴールデンウィーク明けに個展をやるので準備を手伝ってくれない?」

丁度良いタイミングなので、いそいそと手伝いに出かけた。

前衛的な生け花をやる方で、会場もインスタレーションのようにいろんな物を置く事になるらしい。昨日は3×4mぐらいの看板を作って、それに蓑を貼り付けて行った。普段細かい仕事ばかりだから、でかい物をいじると新鮮な気分だ。イタリア出発の前日がオープニングなので、それまでにどうなっていくのか楽しみです。

さて、昔の作品シリーズ。今回も近郊の風景です。作品50「ひなげしの道」。サイズは35×25cm。2000年制作。

これは珍しくフィレンツェ市内の風景。ミケランジェロ広場と同様、フィレンツェの町が一望できる場所、ベルベデーレ要塞へ向かう道。この道はフィレンツェに住み始めた頃から好きで、時々散歩したりしました。フィレンツェで最初に制作した切り絵もこの場所でしたね。http://fiorenkiri.cocolog-nifty.com/kirienikki/2007/02/post_0b16.html

4月から5月にかけてイタリアではひなげしの赤い花が咲き乱れる。私はこの花が好きです。風になびく寂しげな風情・・・。

La_traccia55 作品51、「夏の散歩者たち」。サイズは35×25cm。2000年制作。

前回のブログで紹介したモンテ・リッジョーネの手前にある町、コッレ・バル・デルザの風景です。ここも高台の上に旧市街があって魅力的な町。ガラスの工房がたくさんある事でも有名ですね。

それにしても、老婆が猫に紐を付けて散歩しているって珍しい光景ですね。

季節は夏。照りつける太陽の下、帰宅してからのビールを楽しみにガシガシ元気に歩き回っていたなあ。

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昔の作品その48、49。放浪の俊寛。

La_traccia50_1

作品48、「冬の散歩道」 。サイズは35×25cm。2000年制作。

フィレンツェからバスで30分ほどの距離にある、サン・カッシァーノという場所です。ここは私の師匠がフィレンツェに来た時に市の職員さんが遊びに連れて行ってくれた場所で、以後この辺の田舎町の面白さに目覚め、バスで日帰りで行ける範囲内で歩き回る事が多かったです。地元のお惣菜屋さんでおかずを買って、ベンチに腰掛けてピクニック気分で食べたりするのも楽しかったなあ。

この作品以後、風景の切り絵を作ることが多くなりました。だったら、わざわざ遠出しなくても、フィレンツェの風景を描けばいいようなものですが、当時はあまりにメジャーな題材を描く事に抵抗があったのです。素直な性格じゃなかったんですね。結局フィレンツェの風景を切り絵にしたのは、この時点から7年後である・・・。La_traccia51_1

作品49、「薪割り」。サイズは35×25cm。2000年制作。

こちらはシエナの手前にあるモンテ・リッジョーネという場所。私が一番好きな場所で、10回以上遊びに行ってるかも。丘の上に王冠を載せたような感じの円形の城壁に囲まれた町です。直径がだいたい歩いて3分ぐらいという、とても小さい町ですが、周りには葡萄畑が広がっていて、とても美しい。丁度今ぐらいの季節に行くと緑が目に沁みるようでしたな。

しかし、この町の麓に中学校があるんだけど、周りに民家なんてほとんど無いのにどこから通ってくるんだろう・・・。まあ環境が良いのは確かだろうな。

この小さい町だけで3点切り絵を作ってますが、城壁の外から見た風景は次の機会に公開します。今回の作品は城壁内部にある農家で薪を割っている所です。

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