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2007年3月14日 (水)

昔の作品32。初めてのエアブラシ。

La_traccia32 作品32。タイトルは通りの名前をそのまま付けて「Via dei Servi」。サイズは35×25cm。1998年11月制作。

この頃、日本料理屋でのアルバイトが生活の中心になってしまって、切り絵の制作に集中出来ない事がしばしばありました。毎月に1点仕上げるというノルマはちゃんとこなしていましたが、将来を考えるとこのままバイトを続けるのはいかがなものかと・・・。

方針としては、イタリアの物を日本人としての自分が表現できる技術「切り絵」で制作して行こうと決めてましたので、一度日本に戻って金を稼いでから、改めてイタリアで制作に集中するということにしました。

かくして2年半続いた日本料理屋さんともお別れ。・・・本当はバイト数を減らして、また始めようかと思ったのですがね。滞在費を稼いで来たといっても、なんら保証の無いギリギリの海外での生活。お金はあったほうが良いですから。そう思ってたら師匠に「いい加減バイトするのはやめて、自分の作品を売ることを考えろ!」と怒られました。おっしゃるとおりですね。もしフィレンツェでのバイトを再開していたら、結局ズルズルと生活に流されて、次第に制作をしなくなっていったかもしれない。良いタイミングで怒られたものだと思います。(割と意志が弱いので、何かきっかけが必要なんですなあ。)

というわけで、半年間日本でアルバイト。実家の近くにキューピーマヨネーズの工場があったので、お弁当やコンビニのおでんなんかに使う業務用のゆで卵を作ってました。後に工場の守衛に欠員が出来たので、そちらに移ってくれと頼まれました。私としてはお給料が少しだけ上がるので喜んで引き受けたら工場側でも嬉しかったようで、契約が終わって辞める時にプレゼントまで貰いました。数ヶ月働いただけなのにサービスいいなあ・・・。後で聞いたのですがキューピーは社員を大事にする会社だったみたいです。以後うちではキューピーマヨネーズを買ってます。

この作品は日本に戻っている時期に制作したもの。初めてエアブラシを使ってグラデーション(陰影)を付けた作品です。エアブラシと言うのは絵の具を空気の圧力で霧状にして吹きつける道具です。スプレーの色を自分で作れる道具と言えばわかりやすいですかね。

それまでは一応持ってはいたけど使いどころが無かったエアブラシですが、使ってみると陰影を付ける事により立体感が出て来る事がわかりました。この作品では陰影の感覚がつかめなかったので、画面右側が影を塗りすぎて見づらいですが、技法としては気に入ったので、以後エアブラシを使った作品が増えていきます。

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コメント

画像では エアーブラシのよさがわからないですね。
残念です。
師匠に怒られたことで 心気一転できたみたいですね。
自分では わからないことを 人からずばって言われると
はっと 吹っ切れるものがあるよね。

投稿 りる | 2007年3月14日 (水) 14時07分

この辺の作品、売ったりして手元に無いのが多いので、当時撮った写真からスキャナしてるので、見にくいのが多いかもしれませんね。

いろんな意見はあるので。一つ一つ耳を傾けなきゃなと思いますが、時々面倒くさくなって現実から逃げる事もあります。用心しよう・・・。

投稿 俊寛 | 2007年3月14日 (水) 18時01分

逃避行ですか?
どこへ 逃げていくの?
お酒があるところかな・・・

投稿 りる | 2007年3月16日 (金) 13時01分

隠れ家が欲しい所ですね。逃げたい時に良く場所と言うと・・・布団の中かな。(内向的だと笑われます。)

投稿 俊寛 | 2007年3月18日 (日) 19時35分

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