職人シリーズを本格的に始める前まで制作した作品をこのブログで公開しておりますが、数えてみたら68点ありました。つまりまだ半分にも達してないんですなあ。
作品22、「リズム」サイズは40×30cm。1997年12月制作。
フィレンツェの町の往来で演奏してる南アメリカ系の民俗音楽のバンド。今でもよく見かけますが、メンバーは入れ替わってるみたいです。私は作品の中央と左端で演奏してるパンパイプスという楽器の音色が好きでした。何か懐かしさを感じる素朴な音色。
この頃はフィレンツェの町でよく見かける人に興味がありましたね。結局、切り絵にはしなかったけど、こういう目立ってる人の写真はかなりあったりします。
作品23、「日本料理屋のポスター」1997年12月制作。サイズは65×50cm。
これはフィレンツェでアルバイトしていた日本料理屋さんの大晦日特別メニュー用のポスター。一応きちんとした仕事として制作した。バカバカしいことに文字も全て切り絵で仕上げてある。まあ流石に全部の線をつなげて表現するという事はやってないけどね。つまり値段と年の数字を貼り変えれば後何年でも使用出来るという事だ。そして実際4年ぐらい使用していたそうだ。
この頃はリラの時代ですね。コースメニュー75000と9000リラだって。日本円で5~7千円ぐらい。大晦日メニューとしては今の物価だと安いなあ。
私がフィレンツェでやったバイトと言えば、通訳などの単発のバイトを除けば、この日本料理屋でのバイトが唯一でしたね。他のバイトを経験しておいても良かったなと思うが、私は熱しにくく冷めにくい性格なので、バイトに深入りして切り絵をおざなりにして行ったかもしれない。当時もそう思ったので、1ヶ月に1作は必ず仕上げるというノルマを決めておいた。自分でちゃんと規律を作っておかないと、誰も注意する人がいない環境では堕落するもんね。なんとかそのノルマは守りきって、現在まで至る。
作品24、「IL CIERO」サイズは35×25cm。1997年1月制作。
IL CIEROとはイタリア語で空の意味。友人の下宿してた家の窓から見える風景。中央に見えるのはサントスピリト教会。左端に見えるのがドゥオーモです。時々遊びに行ってたんですが、窓から見える風景がすごく素敵だったので切り絵にさせたてもらった。
こういう風景画の切り絵をたくさん作ってカレンダーにしようと思ってたが、結局この1点しか出来ませんでした。いろいろ計画したものの、実現できなかった事って多いなあ。まあ同サイズで、似たような雰囲気の作品を12点作ろうというのは難しかったかもしれないな。サイズを変えてやればなんとかなったかも・・・。
この下宿に住んでた友人は、イタリアから引き上げる際、この作品を買ってくれましたが、彼女にはいろいろと世話になってました。日本料理屋のバイトを紹介してくれたのも彼女だったし。
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