昔の作品その9。黒いペルセウス。
前作がミケランジェロの「ダビデ」を描いたので、シニョーリア広場にあるベンヴェヌート・チェリーニの代表作「ペルセウス」を描いてみた。
チェリーニはルネッサンス期の彫金家・彫刻家です。彫金家としてはもっとも成功を収めた人なので、現在でもフィレンツェでは優れた彫金家には「現代のチェリーニ」というあだ名が付けられる事もある。
職人としても頂点に位置する人ですね。そういえば私が2年前の職人展でグランプリを取った時に貰った賞も「ペルセウス賞」だった。これはチェリーニの代表作であるこの彫刻にちなんだものですな。
私が好きなイタリアの芸術家ベスト3というと、順番は気分によって変わりますが、ミケランジェロ、カラバッジョ、そしてこのチェリーニですな。・・・性格の悪い人ばかりだ。女友達に「ワルにあこがれるなんて、不良にあこがれる中学生みたいだ。」と笑われた。
さて、作品の方ですが、ギリシア神話において、どうもこのペルセウスの敵役であるメドゥサ(頭髪が蛇の女怪。その顔を見た者は石に変えられる。)はかわいそうだなと思いまして。元々は美しい女だったのが、女神に嫉妬されて醜い化け物に変えられたという・・・。そんな悪い事はしてなかったのに。
と言う訳で私の作品ではペルセウスとキスさせてみた。少しはメドゥサも救われるかなーって。
この頃はフィレンツェでの生活に慣れ過ぎたのか、羽目を外して毎晩飲み歩くなんて事をしてました。当然、学力は下がる。生活も荒れだして周囲の評判も悪くなってました。これじゃいかんなと思い、ある日から酒を絶って、真面目に勉強を始めた。
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コメント
寛さんが日本に帰国してしばらく経つのに、今でもポンテベッキオ辺りを歩くとふと寛さんのことを思い出します。
すごい人を友人に持ったものだなあ。
投稿 miyamaea | 2007年2月15日 (木) 21時16分
おや久しぶり。miyamaeaさん。
ははは。何か縁起でもない感じだなあ。僕は元気でやってます。miyamaeaさんも別の意味ですごいと思うよ♪
投稿 俊寛 | 2007年2月15日 (木) 21時51分
わあーーーーーーー☆
衝撃的 BODYのラインが めっちゃいいですね。
黒と白の対比も いいですw。
お~感激です。
投稿 りる | 2007年2月15日 (木) 23時11分
このブログのバックの色もそうですが、俊寛さんの作品の色に
惹かれますね~。
そしてこの作品も。
夕焼けの色・茜色
投稿 くろきち | 2007年2月15日 (木) 23時15分
りるさん、BODYラインは彫刻のスケッチですからね。私はフィレンツェにある彫刻では、これが一番かっこいいと思います。
くろきちさん、ブログの色は最初は赤・白・緑のピッツァ・マルゲリータの色、次に青系をやってみて、現在オレンジです。飽きたらまた変えるかも。
オレンジ色は好きなんすけどね。あまり使い過ぎるとマンネリになるしなー。
投稿 俊寛 | 2007年2月16日 (金) 01時25分
筋肉の線と身体のラインがきれいですね。今にも動きだしそうな躍動感が伝わってきます!!
投稿 まめこ | 2007年2月16日 (金) 23時00分
チェリーニの彫刻、その源流となったミケランジェロの彫刻と、あの頃の人体の骨格や筋肉の付き方に対する観察眼ってすごいですからね。基礎のデッサンって大事だなと思います。
投稿 俊寛 | 2007年2月17日 (土) 01時10分