先ほど堺正章さんの「チューボーですよ」を見てました。お題は「牡蠣の炊き込みごはん」で、思い出した事が一つ。(先週とほとんど変わらない文章だな。変化の無い生活だ。
私が小学校の低学年の時に亡くなった母方の祖父は釜飯屋をやってました。だから小さい頃から釜飯というと、うちで出てくる一番美味しい料理って事にしてました。親から子へ、子から孫へ受け継がれる料理・・・。私もけっこう美味しく釜飯が作れるので、フィレンツェに住んでた時もよく作ってました。まあ釜まで持っていってたわけではないので、正確には「鍋飯」ですけど。ちなみに私は炊き込みご飯とか、味ご飯とか、かやくご飯の類は全て釜飯と呼んでます。大切なのは釜飯という名前に込められた精神だ。
お米はフィレンツェでも日本の米っぽい丸い米が手に入るし、醤油はスーパーマーケットで、干し椎茸とタケノコも缶詰は中華食材の店にあります。人参、鶏肉は普通にどこでも買えると。おかずがいらないぐらい美味しく出来たなあ。(単におかずを作るのがめんどくさいのと倹約してただけですが・・・。)
たまに友達を呼んでお食事会なんかをやりましたが、イタリア人にも食べやすかろうという事で必ず作ってましたな。お食事会の時は他にも肉じゃがとか茄子の煮つけとか、大根とイカの煮物とか豚汁なんかも作ってましたけどね。
イタリア人にも食べさせたけど、むしろフィレンツェ在住の日本人の方が食べたがったので、よく作りましたな。やっぱりみんな懐かしかったんだろうね。「俊寛の釜飯」って一部の日本人の間では有名だったらしい。
釜飯の具というといろんな物があるので、せっかくイタリアに住んでる以上、イタリアの食材を入れてみて新しい味を発見しようと言う事で、いろいろ試しました。ポルチーニと言うイタリア松茸はなかなか美味しくで来た。同じキノコでもマッシュルームは全然美味しくなかったな。他にもネギは美味しかったけど、ポロネギ(西洋ネギ)は駄目だったり。そういえばムール貝は試した事が無いなあ。酒蒸しにしたのは美味しかったので釜飯でも合うかもしれないな。
では、一番美味しい釜飯の具は何か?あくまでも私見ですが「松茸」と「蟹」、この二つは飛び抜けて美味いですね。ワンランク落ちた所に「ホタテの貝柱」ですね。生と干した物だと味が違いますが、私は生の貝柱を使った方が柔らかい身に旨みをたっぷり含んでるので好きかな。
もちろん他の具も美味しいけどね。牛肉、海老、豆、ひじき、しょうが、ゴボウ、マイタケ、コンニャク、ウナギ、牡蠣・・・。そして釜飯は何といっても「おこげ」が大事だ。あれが無いと釜飯じゃないってぐらいですな。
しかし、イタリア人にも釜飯を食べさせてるなんて、祖父も草葉の陰で喜んでいる事だろうな。
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