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2006年6月 8日 (木)

仮面職人、アゴスティーノ。

Agostino040 今回からしばらくの間、滞在中に取材した工房の職人さんを紹介していきます。10件取材したのですが、この10件に加えて職人展前に完成出来なかったナポリのマンドリン職人さんがあるので、現在の持ちネタは11件。ちょっと次の職人展までに全部仕上げるのは無理でしょうね。出来るだけ頑張ってみますが。

現在はマンドリン職人のカラーチェさんの切り絵を制作中。まだ下絵にしばらく時間がかかりそうです。6月はこれに集中しそうです。

今回紹介するのは7月からスタート予定。仮面職人のアゴスティーノ・デッシさん。フィレンツェのVia faenzaに工房兼ショップを開いています。画像は1998年に制作したこの方の切り絵です。まだ職人シリーズをやろうと思ってなかった時期の作品です。この3年後に職人シリーズを始めたので、現在の私の作品のルーツみたいなものですね。あらためて取材したのは、ひとつは制作後1年ほどで売れたので現在手元に無いという事。日本での個展にアゴスティーノさんの切り絵も展示して、彼の事を紹介したいので。

二つ目は制作したのが8年も前なので、同じモチーフで制作してみて自分がどう変わったか確認したいと言う事。Agostino041

三つ目はアゴスティーノさんの工房自体がかなり変化しているため。これは変化と言うより、店の壁や天井に吊られている仮面の数が3倍以上に増えているという意味です。つまりより複雑な切り絵を作ることが出来る。 私としては望むところです。

アゴスティーノさんはサルデニア出身。フィレンツェのアカデミア卒業。その後もフィレンツェにとどまり仮面の工房を開く。現在は娘のアリーチェさんも仮面の制作をしています。昨年はイギリスで本を出版。残念ながら英語版しか出てないので私は読めません。

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コメント

仮面ーーベネツィアのマスケラとはまた違うのですね。。。

投稿: いんべようこ | 2006年6月 8日 (木) 20時48分

いんべようこさん、多分作り方は同じでしょうね。油粘土で原型を作って、石工で型を作って、濡らした紙を何枚も貼り重ねて最後に色を塗ると。彼の仮面は手作りの味が出てて、すごく素敵ですよ。

投稿: 俊寛 | 2006年6月 8日 (木) 23時32分

イタリアの仮面~!!
とってもそそられます~♪
お土産にいくつか頂いたんですが、全部ミニチュア…
本物が見てみたいな~♪

職人さんの工房って、作品や工具がたくさんあって
切り絵にするのも大変そうですね~!!
見せていただく私は、雰囲気がとっても好きなんですけど。

投稿: mau | 2006年6月 9日 (金) 17時55分

この方は伝統的なデザインだけでなく、思いつく物を何でも仮面にしちゃいます。で、それが全てイタリア的な雰囲気を持っている。フィレンツェにも仮面の工房がいくつかあって、それぞれ独特の作品を作ってますが、私はここが一番好きかな。

作品や工具や余計な物(例えばいつも吸ってるタバコとか、おやつに食べるチョコレートとか、サッカーチームのポスターとか、ヌード写真のついたカレンダーとか、こういう物もその人の個性が表れていると思います。)がいっぱいあるから面白いんです。複雑な物ほど燃えます。

投稿: 俊寛 | 2006年6月 9日 (金) 19時38分

仮面、いいですねぇ。カッコいいなぁ!
この切り絵もめっちゃカッコいいですね☆

投稿: チョコ・ア・チョコ | 2006年6月12日 (月) 13時17分

ありがとうございます。これから(多分7月ぐらいから)制作するアゴスティーノさんの切り絵は、10月の個展の主役になるぐらいの大作にしようと思っております。どのように変わっているか・・・。ご期待下さい。

投稿: 俊寛 | 2006年6月12日 (月) 19時35分

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