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2006年6月 4日 (日)

部屋の話。

Gakki018 久々のホームページ更新。職人展用に開発した「楽器シリーズ」です。写真はこのシリーズ36点のうちの1点、バイオリン。サイズは9×9cmです。こちらからどうぞ。http://homepage2.nifty.com/shunkan/serie%20gakki1.html

イタリア出発10日前から制作を開始。5日でデザインと切り出し。残り5日で色画用紙作って貼りました。自分としてはかなりハードスケジュールでした。集中力が上がると自然に睡眠時間も減るので、体力的にきつかったっす。なにしろ、フィレンツェで出宿する予定の部屋は屋根裏で作業スペースが無いほど狭いので、日本にいるうちに仕上げるしかなかったのです。

さて、その部屋の話。フィレンツェに留学する学生は、たいてい部屋探しで苦労してます。私も住んでいた時期は何度か下宿を変わりました。最後に住んだ家は3年半いましたが、同居している大家さん(女、私より1歳上)と何度か大喧嘩になったこともあり、その度に「あーっ、もう、何でこんなくっだらない事で頭がごちゃごちゃになってんだー!!」とのたうちまわったものです。(まあ、喧嘩した分、仲も良かったのでこの大家さんとは今でも友達ですけど。)

ここ最近は1年に1回、毎回5月だけフィレンツェに戻るのですが、だいたいフィレンツェに住んでる友達に適当な部屋を見つけてくれと頼んでます。今回は昨年も借りた部屋が空いていたので、結局同じ部屋に住む事になった。この部屋を紹介してくれたのも私の友達です。

この部屋ですが、屋根裏部屋なので天井が斜めになってまして、高さが一番高い所で1m60cmぐらい。私はまともに立って歩けない。広さは2×3mってとこでしょうか。ベッドも無くて、代わりにマットを床の上に敷いてその上で寝ると。キッチンとトイレ・シャワーは他の住人と共同。これで家賃は電気・水道・ガス代込みで1ヶ月350ユーロでした。日本円でだいたい5万円ぐらいですかね。

で、今この値段でフィレンツェで借りれる所ってすごく少ないんですよ。一部屋、キッチン・トイレ・シャワー共同で500ユーロが相場。屋根裏の狭い部屋だからこの値段で借りれる。とても制作できる環境じゃないけど、今回もせいぜい1ヶ月半だし、滞在中は取材に集中して部屋には寝に帰るだけでいいか、という訳で借りました。

額縁を組んだり、展示会のデモンストレーション用の切り絵の下絵を描いたりするのは、同居している大家さんが働きに行ってる昼間に居間を使わせてもらってました。私には十分活用出来た部屋なのですが、1ヶ月半の滞在って「長い旅行」って感じで、自分の部屋として落ち着く事は出来なかったですね。疲れがたまっていたみたいです。

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コメント

あいかわらず素敵な作品ですねー。36点もあるから、これからどんな切絵が登場するかむちゃ楽しみです。
 忙しくなければ、5月とかにフィレンツエいくんですがー。来年は、確実に忙しいし・・・。

投稿: takeshi | 2006年6月 4日 (日) 23時33分

takeshiさん、確かに5月って旅行するにはいい季節ですよね。しかしその分、飛行機代が高いので、万年金欠病の私にはこたえます。

投稿: 俊寛 | 2006年6月 5日 (月) 00時33分

イタリアの下宿事情…現地にご友人がいらっしゃらなかったら、とっても大変なことになりそうですね。
制作には向かないかも知れませんが、フィレンツェの屋根裏部屋。。ちょっと憧れです♪

楽器シリーズ♪拝見しました。
いつも色彩がきれいだな~と拝見しているのですが
色紙を使っていらっしゃったんですね♪
楽器のシリーズに馬頭琴とかいかがですか?

http://morinhuur.hp.infoseek.co.jp/

投稿: mau | 2006年6月 5日 (月) 08時56分

mauさん、いや、たんすも棚も無いので、ものすごい散らかりようで・・・。ハイジが住んでたような部屋だったらよかったんだけどね。

あ、楽器シリーズに関してですが、ごめんなさい。色画用紙と打とうとして失敗してました。欲しい色の色画用紙が手元に無い場合、自分で着色しているという事で。訂正しときます。すみません。

馬頭琴!!しまった!これ作ればよかったですね。すごく絵になる。でもこれで演奏する音楽ってどんなのかな。

投稿: 俊寛 | 2006年6月 5日 (月) 15時36分

楽器シリーズ、拝見しました☆
どれも色合いが素敵ですね!!
個人的には、ティンパニとかが好きです。
残りの作品も、楽しみにしてま~す。

投稿: にゃんこ | 2006年6月 6日 (火) 00時14分

36点の中には和楽器もあるんですね。まだたくさん作れますね。

イタリア人は働きたがらない人が多いから、部屋探しも大変でしょうね。。。

投稿: いんべようこ | 2006年6月 6日 (火) 00時25分

にゃんこさん、ありがとうございます。図鑑シリーズに関しては、子供が見ても大人が見ても楽しめるというコンセプトでデザインしました。遠くから見ても目立つ色ということで。

いんべようこさん、楽器シリーズをデザインする時、図書館でいろいろ資料を集めてにわか勉強しましたが、私としては古楽器(おお、この言葉のなんと美しい響き!!)に惹かれました。現在の楽器の形に落ち着くまでに、試行錯誤してより美しく大きい音を目指した先人の苦労の軌跡を見るようです。そして、進化の途上で歴史に埋もれて忘れ去られた楽器たち。ロマンだなあ。

投稿: 俊寛 | 2006年6月 6日 (火) 01時50分

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