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2006年6月30日 (金)

苗字について

昨日のブログで質問が来ました。

アッシジのフランチェスコの時代は、イタリアの人はみんな出身地を名前にしてるみたいですけど、たとえば、トンマーゾ・ダ・チェラーノ(チェラーノ出身のトンマーゾ)だとか、でもルネサンスの時代には、苗字ついてるひとが多いですね。
アレサンドロ・マリアーノ・デ・フィりペーピとか。
レオナルド・ダ・ヴィンチは出身地ですけど。なんか歴史的な変化とかあるんでしょうか。話題に全然関係ないですけど。ご存知でしたら教えてくださいまし。

苗字についての歴史的変化ですか・・・。うーん、難しいですねえ。日本でも平家物語なんかだと、地名+名前って人が多いですね。木曽義仲とか伊勢三郎とか。あの時代は庶民は苗字を持っていなかったから、又は苗字の数が少なかったので地名を付けて他所の一族との混同を避けた為というのもありますね。

そういえば、中国の話ですが、三国志の諸葛孔明の姓「諸葛」は元々「葛」だったのですが、先祖が他所の土地に赴任した時、土着の姓で「葛」を使っていた一族があった為に「諸侯の葛」という意味で諸葛になったという話がありましたな。

「アレサンドロ・マリアーノ・デ・フィリペーピ」これはボッティチェッリの本名ですね。で、この人の苗字「デ・フィリぺーピ」ですが、これは先祖の「名」が苗字になった例ですね。現在のイタリアでも「デ・パオラ」とか「デ・ジョルジョ」なんて「デ+名前」の苗字を持つ人が多いです。ちなみにこの「デ」は~のという意味ですね。先祖あっての子孫という事が良く理解出来る苗字ですね。

さて地名が通称になった件ですが、これは一代限りで苗字にまでなったというのはないと思います。あだ名というわけですね。問題は出身地が通称になった習慣がいつ廃れたのかという事ですが・・・ここはちょっとわからないですね。今度知人に聞いてみます。

苗字の話もなかなか奥が深いですね。学問的に追求していくと大変だ。

※苗字と姓はまた違うのですが、この話をしていくと切りが無いからここでは同じ物としてくくっちゃいました。(乱暴な話だな。)他にも氏なんてのもあるし、複雑だなあ。

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コメント

俊寛さん、おもしろいお話をありがとうございました。
好きな絵本作家に、トミー・デ・パオラというひとがいるんですが、やはりルーツはイタリアなんでしょうね。
ロレンツォ・デ・メディチは、職業が苗字になったんでしょうね。名前って好きです。いろいろな意味がこめられていて。

あちなみに、わたしの本名の「なおみ」は、ヘブライ語に同じつづりの名前があって、「楽しむ心」という意味なんだそうですよ。だから気に入ってます。何でも楽しんで生きていこう♪

中国は一字姓が大方だけど、なかに「司馬」だとか「諸葛」とかの二字姓があるんですよね。ロシアには、リムスキィ=コルサコフなどの、二重姓というのがあるそうですね。そういうのもいろいろ追いかけていけば、おもしろそうだなあ。

俊寛さんの名前は、平家物語に出てくる「俊寛」と何か関係あるのですか。またひまなときでいいので、教えてください。

投稿: てんこ | 2006年6月30日 (金) 20時14分

てんこさん、調べだすと大変なので、うろ覚えの知識のみで書いてしましましたが・・・。本が一冊書けちゃうでしょうね。

俊寛という名前ですが、これは私の本名、菅 俊一郎(かん しゅんいちろう)を引っくり返して縮めたものです。フィレンツェにいた時に「KAN」と呼ぶ人と「SHUN」と呼ぶ人と両方出てきてしまったので、じゃあもう両方くっつけて、好きな方で呼んでもらうかという事で「SHUNKAN」となりました。字はご察しのとおり平家物語からの当て字です。考えてみたらあまり縁起の良い名前じゃないんですけどね。「春閑」でも良い感じですが、そういうキャラクターでもないしなあ。

投稿: 俊寛 | 2006年6月30日 (金) 22時57分

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