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2006年6月11日 (日)

家具修復職人、ダリオ

Dario001 4人目の職人は家具修復職人、ダリオ・ブラッツィーニさん。駅の裏側とアルノ川の間、Via Palazzuoloに工房を構えています。このあたりは観光コースから外れていますが、職人の工房は多いです。ただし、移民系の人が出している店も多いので治安が少々悪いです。実際、ラリッたような若い男にしつこく付きまとわれた事もあります。

家具修復職人は昨年も切り絵にしています。今年1月末に仕上げたマリオ・チウッリさんとロベルト・オルソリさん達の工房ですね。フィレンツェにはかなり家具の修復をやっている工房は多いのですが、私としては他の職種もやってみたかったので、ダリオさんの工房を実際に見学させてもらうまでは切り絵にする気はあまり無かったのです。しかし、いざ見てみるといろんな物が乱雑に並べられていて、実に絵になる工房だったので考えを改めました。

Dario002 下の写真は工房の様子です。ただし入り口の所でして、この奥がダリオさんの仕事場です。入り口に所には完成して引き取られるのを待っている家具や、逆にこれから修復される家具が置かれていますが、右側に鳥かごが2つ置かれています。中にはつがいのカナリアが2組。時々卵を産むので、雛が産まれると欲しい人にあげているんだそうです。工房に犬や猫がいるのは時々見ますが、鳥を飼っている職人さんは初めて見ました。この鳥かごも描きたいのですが奥の工房を描く以上、構図的に入れるのが難しいんですよね。まあ、今年後半に作る事になるのでじっくり考えよう。

家具の修復というと、日本ではあまり需要の無い職種ですね。古くなったり壊れたりしたら、新しく買う方が安上がりだし。イタリアでは16世紀ぐらいから時々修復をしながら家具を使い続けていたりします。現在、イタリアでは安く買える中国製品に押されて、店をたたむ職人さんが増えています。ですが、彼のような職種は、人の手が入らないとどうしようもないので、腕が良ければ食いっぱぐれる事はなさそうです。・・・ただし修復職人の人口が増えすぎると競争は厳しくなるでしょうけどね。

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コメント

やっぱフィレンツエっていいですねー。なんかものを修復して使うってとこがいいです。日本はまだまだ安く買って使い捨てみたいなとこありますからねー。
 旅行いくたびに、家具とかもいいなーって思うけど、もってかえってこれないしー・・・。
 ワインや靴、シャツでせーいっぱいですねー。

投稿: takeshi | 2006年6月11日 (日) 23時42分

修復するだけの価値がある家具ですからね。そろそろ日本でも安物が飽きられて来ていて、職人仕事が見直されつつあると思うのですけどね。(まあ、安い物はそれはそれでいいんだけど・・・。)
流石に家具は個人じゃ運ぶのはちょっと無理ですね。それでも私の知人の靴職人なんかは、靴制作専用の机を郵便で送って現在日本で使ってますけど。

投稿: 俊寛 | 2006年6月12日 (月) 00時09分

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