ピッツァ・マルゲリータ
ここん所、ブログでは名画シリーズの事ばかり書いてきましたが、その間もちゃんと制作はやってます。
今やっているのは、5月のフィレンツェの職人展用の作品。ミニシリーズと言って、10×15cm、15×15cm、15×20cmの3種類のサイズで、同じテーマの切り絵を15点制作しています。これは1年に1シリーズ、大作の合間に気分転換で作り貯めようと考えていたのですが、去年と今年は気分転換やってる暇が全然無かったので、締め切り間近になって15点いっぺんに作ることになった。1点1点はさほど難しくないけど、15点まとめて作るとなるとかなり大変です。まあ、まとめて作るほうが時間の短縮にはなるんだけどね。(速けりゃ良いというものではないけど、タイムレースってのも結構楽しい。)
今年のテーマは「ナポリの風景」。昨年の滞在でナポリ在住のマンドリン職人を取材したのですが、ついでに風景写真も撮影して来たので。
今日のブログで発表するのは最初にデザインして切り終わった3点。いずれもサイズは10×15cmです。
1番上は「グラ二ータの屋台」。グラニータとはかき氷の事です。フィレンツェでも売ってますが、屋台ってのは見た事が無いですね。レモンのシロップをかけて食べるのですが、夏の暑い日は口の中がさっぱりするので、ジェラートよりも好きです。
2番目は「スフォリアテッラとババの店」2つともナポリの名物お菓子です。スフォリアテッラはパイ生地の中にクリームチーズが入った菓子。ババはドーナツにシロップをかけたもので、画面右側の人形が乗ってる物がこのババ。スフォリアテッラはチーズの酸味が良くあってて好きですが、ババはちょっと甘過ぎて苦手。シロップかけて、更にチョコレートクリームをかけたりするので、ちょっともうこれ以上は・・・って感じですね。
3番目はピッツア職人。ああ、これも職人シリーズになっちゃってますね。スコップみたいな形の巨大なスプーンで、ピザをかまどに出し入れしている所。右側では別の人が2枚目のピザに取り掛かっている。
ナポリには2泊滞在したのですが、結局昼夜とも全部ピザを食べてました。「一人じゃちょっと食べきれないぞ、こりゃ。」ってぐらい大きいピッツアとビールで700円ぐらいだったので、高い物を食べに行く気が失せたのもあったけど、やっぱり本場のピザは上手いよ!!で、いろんな種類の具のピザを食べましたが、マルゲリータが一番美味しいですな。マルゲリータというのは、トマトとモッツッァレッラチーズ、バジリコだけのピッツア。一番シンプルなピザが一番美味い!
ピッツァはマルゲリータに始まり、マルゲリータに終わる。俊寛
しかし、日本の宅配ピザってのは、なんでああ変なメニューばかりなのでしょう。「焼肉カルビ」だの「照り焼きチキン」だの「もちコンボ」だの、この前なんか「大名古屋スペシャル・フォー」なんて訳のわかんないものがメニューに載ってました。いや、あれはあれで美味いんだけどさ、普通のイタリア風ピッツアがあってもいいじゃん。まあ、ちゃんとしたイタリア料理の店に行けばあるんだけど、忙しくて外食に行ってる暇が無いのだ。
フィレンツェで靴屋の売り子をやってたエレナ姐さんは、ある日新入りのバイトで入ったアルゼンチン人の女の子の仕事振りと態度が悪いのに腹を立て、一通りその子の悪口をまくしたてた後、「おまけに、あいつの国ではピッツアにマヨネーズ付けて食べるって言うのよ!ああ、気持ちが悪い!!」と私に訴えた。「いや、それは日本人も好きだけど・・・。」とは怖くて言えませんでした。
3点とも食べ物関係ばかりになってますが、ちゃんとした風景の切り絵も作ってますので。続きは次回に。
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