ローマの風景その4、観光客がいっぱい。
聖天使城から、ローマの街中へ移動します。ヴァチカンや聖天使城なんかも観光客は多いのですが、場所そのものも広いので、人口密度自体はそんなに高くないです。しかし、街中に位置する観光地では狭い場所に観光客が殺到するので、前に進めない程混む事になります。
絵に描く分には人が多い風景の方が好きなんですけどね。「人影がまばらな観光地って、どうよ?」って思うので。やっぱり観光地は賑やかな方が良いのです。
画像1はパスクィーノの像。
元々はトロイア戦争に登場するメネラオスの像と言われていますが、最早何が何だかわからないぐらい破損しています。16世紀にパスクィーノさんという口の悪い靴職人のおやじさんが、ローマの政治の悪口を書いた紙をこの像に貼り付けたところ、それに倣ってこの像に政治や世評の風刺を書いた紙を貼り付けるのが流行したそうです。いつしか、この像は、最初に貼り紙を付けたおやじさんの名前である「パスクィーノ」と呼ばれるようになりました。現在も現役で使われています。貼り紙の上に落書きまでされてたりします。
現在はイタリアはカトリックの国ですが、キリスト教が布教される前は多神教の時代でした。何でもかんでも神様にしちゃう懐の深さを持っていたんですね。キリスト教も、最初は多神教の一つとして迎えられたのです。
パンテオンは多神教の時代にローマの全ての神を祀る為に建てられた神殿です。キリスト教が国教となってからは、教会として使われたので「邪神の神殿」と破壊される事も無く、現在まで残りました。ルネサンス期の巨匠、ラファエロの墓もこの内部にあります。
パンテオンも私が好きな建物ですね。威風堂々たる存在感を持っていると思います。
映画「ローマの休日」ではこの広場のオープンカフェでシャンパンを飲む場面がありました。パンテオンの後方に位置するカフェなので、パンテオンの柱と、その前にあるオベリスクしか映ってないんですけどね。
画像3はトレヴィの泉です。
観光地のローマでも最も人が多い場所ですね。ローマは昔から水道が完備されていた街です。この泉も初代皇帝のアウグストゥスによって整備された水道の終端施設が元になっています。移築と再設計・改装が加えられて、現在の姿になったのは18世紀です。
泉に背を向けて、肩越しにコインを1枚投げると再びローマに来る事が出来ます。2枚投げると幸せな結婚が出来ます。3枚投げると離婚できるんだそうです。・・・この3枚目の願いは誰が考えたんでしょうね。って言うか、いかにもイタリア人的なオチだなあと思いますが、キリスト教が厳しく離婚を禁じていた時代の名残とも考えられるんだそうで、何だかイタリア人のしたたかさが感じ取れますね・・・。

















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