2009年7月 3日 (金)

絵がいっぱい。

038 だんだん骨董市っぽくなって来ました。油絵を売ってる屋台です。もうちょっと有名な絵画のコピーなんてのも混ぜても良かったかも。

今回の作品、描きたい物をいろいろ詰め込んであるので、「こんな所にこんな物が描いてある。」と探す楽しみもあるかもしれない。

私も作ってて飽きないですね。だから今の所、うんざりする事も無く、毎日順調に制作を進めています。

一つだけ入れようとして入れれなかったのもあったな。抱き合ってるカップル。下絵の段階で描き込もうとしたんだけど「こんな所でベタベタされると通行の邪魔だ!!」と、どこに描いても思ったので、結局描けずじまいでした。(なんか、ひがんでるみたいで嫌だなあ。)

まあ、描けなかった物については、次にこういう大きい風景画を描く時の楽しみとしておこう。

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2009年7月 2日 (木)

東京にて、知人の展示会のお知らせ。

11フィレンツェ在住の焼き物絵付け師、古川未央子さんの個展が今月3日から東京の銀座で開催されます。

イタリアの伝統工芸のひとつ、マジョリカ焼と、リチャード・ジノリで使われているテクニックによる西洋磁器上絵付けをされています。日本では初めての個展になります。

実はこの方とは未だ直接お会いした事はないのです。先週、ミクシィで知り合ったばかりなのです。(私の事はフィレンツェの職人さんから話を聞いて、既に知ってたそうですけど・・・。)

DMの作品の画像を見た時、その技術の素晴らしさに仰天しました。とても繊細で、美しい・・・。これは大勢の人に見てもらわなければならないのではないかと。

私も見に行きたいのですが、少々遠いので、行こうか行くまいか迷ってます。自分の制作の方がかなり大変だしなあ・・・。

と言うわけで、東京近辺にお住まいの方は是非見に行ってみて下さい。その際は「俊寛のブログで見たので来ました。」と言ってくれると嬉しいです。

マジョリカ焼と磁器:ふたつのイタリア伝統の世界
2009年 7月3日(金)~9日(木)
10:00~20:00 (日曜 13:00~20:00 最終日10:00~17:00)
東京・銀座 教文館 4階 エインカレム内ギャラリーにて

教文館って素敵な場所ですよ。6年前に影絵作家の藤城清治さんの個展があったので、見に行った事があるのです。画廊の雰囲気とも良く合うでしょうし、素晴らしい個展になるでしょうね。・・・う~ん。やっぱり見に行こうかなあ。ちょっと無理して制作に打ち込めば何とか出来るかも。

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2009年7月 1日 (水)

ピノッキオ。

036_2 さて、いよいよ7月ですね。この作品、何とか今月中に終らせたいもんですが、どうなるかなあ。

1日でこれだけ進みました。新しく貼った部分にピノッキオがいます。大きさは5,5cmぐらいですかね。

ピノッキオてのはイタリアの作家、カルロ・コッローディによって書かれました。フィレンツェ出身なんで、町中でお土産用のピノッキオが売られています。だいたいこの絵のように、赤い帽子と服に緑のズボンって組み合わせですね。

骨董市で売られてたのは、子供の身長ぐらいある大きなピノッキオでした。流石にこれぐらいの大きさになると、あまり見かける事はないですね。大きい玩具屋に行けばあるかもしれませんが・・・。

キーホルダーぐらいの大きさのは昔、買った事があります。まだイタリアに住んでた頃ですが、一時帰国の時に持ち帰って、車のフロントガラスの所に吊っておいたんです。丁度、年末から年始にかけて日本にいたんですけど、正月2日にあまりに暇だったので、レンタルビデオでも借りに行くかと、このピノッキオが飾ってある車を運転して外に出た。ビデオ屋さん前の信号で待ってたら、いきなり後ろから追突されました。ぶつけた相手の脇見運転でした。ラジオを付けようとして前を見てなかったんだそうだ。私はタンコブぐらいで済みましたが、車はグチャグチャ。結局、廃車になってしまいました。

ピノッキオを取り出すのを忘れていました。以後ピノッキオは買ってない。

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2009年6月30日 (火)

貼り始めました。

035_2 休む間もなく制作続行です。

とりあえずこれだけ仕上げました。一マスごとに切り抜いた画用紙にアクリル絵の具をエアブラシで吹き付けて着色してます。少しずつ仕上げて行くんだけど、今日は貼りの初日だからここまで。一日の仕事量としては少ないけど、そのうち調子が出てくれば進む量も多くなるはず。

今回はここまで来るのが長かったから、だいたいの色のイメージはつかめている。なるべくキラキラした色を使ってやろうって事で、この後もこんな感じで行きます。

多分、完成まで後1ヶ月以上はかかるだろうなあ。切り終えるところまでを今月中に終わらせる事が出来てまだ良かったけどね。手を動かさなきゃ永久に終らないから、余計な事を考えずにやって行こう。

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2009年6月29日 (月)

切り終わりました。で、今更ですけど・・・。

Imagea_2 さあ、どっからでもかかって来~い!って感じで、切って切って切りまくってましたが、やっと全部切り終えました。つ、疲れた~。ナイフの握りすぎで指が千切れそうな程痛い!

画像の1番上は切り終わったところ。下絵よりも多少太く切るので、白い部分があります。

2番目は裏返したところ。元々白い紙に黒のアクリルで下絵を描くので、引っくり返すとレース編みのようになる。これはこれで奇麗ですけどね。

3番目の画像はエアブラシでアクリルの黒を吹き付けて真っ黒に塗りつぶしたところです。これで次の工程への準備完了。

ここまで複雑なのが切れたので、流石に満足です。(簡単な作品をやっても、心から満足出来ない!より難しい物でないと、働いたって気がしないのです。)前回も切るのに大変だったけど、今回は面積が1,5倍ぐらいあるからな。思い残す事は何も無い。

・・・って、完全燃焼するのはまだ早いですね。この段階ではようやく折り返し地点ですから。まだまだハードな日々が続きます。

で、ここまで来て今更って感じですけど、今回の作品、この風景で良かったのかなあって・・・。

今回の作品はアレッツオという町のグランデ広場を描いたものなんです。駅から歩いてって、広場の入り口に立つとこの風景が見えます。別に有名な建物ではないのですが、私はこの建物の配置が好きなんで、いつか作ろうと思ってたんですね。

だから今回は積年の悲願を達成させようとしてるわけですが、この広場を反対側から見た風景が下の画像です。

Imageb ・・・これも良いんだよね。時計の付いた建物と右側には私の好きなアーチのある柱廊、左には教会の後陣、手前には井戸もあるし。

こっちをやるべきだったかなと一瞬後悔しました。

・・・でもまあ、こっちはまたいずれ作れば良いかな。

7年前に骨董市の切り絵を作ろうと思った時は、自分の腕前が未熟だったせいか途中でギブアップしたんです。今回は何とか完成まで持って行けそうなんで、また何年か後にこの風景に挑戦してみるのも良いかもしれない。現時点でベストを尽くしてるつもりだけど、後になって見てみれば未熟な部分や、表現出来なかった部分って出てくるし。完璧な作品って絶対に存在しないしな。

その意味では、自分の未熟さを感じるのも悪い気分ではない。まだまだ挑戦するに値するテーマは一杯あるぞって考えると、嬉しくなって来るではないか!

今回みたいな長いスパンで作業してると、手を動かしながら自然にアイデアが浮かんで来ます。だいたいは過去に作る事が出来なかった作品を、今ならどう作るかって想像ですけどね。色んな事を考えるのはすごく楽しいのです。

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2009年6月27日 (土)

新プロジェクト始動!!

  088_3昨年のテレビに出してもらった時にお世話になったディレクターの遠藤さんとは、番組終了後も何かとお世話になっているのですが、彼の勧めで日本の職人シリーズも始める事にしました!

とは言っても展示会のスケジュールが詰まっているので、実際の制作は来年の3月以降ですけどね。とりあえず取材だけは早めに済ましておこうという事で、昨日は愛知県の常滑に常滑焼の職人さんを訪ねてきました。日本の職人さんの工房を訪ねるのは初めてですね。(常滑に行ったのも初めてです。)

常滑焼の職人の土平栄一さんです。(遠藤さんが前に番組を作った関係で紹介してもらったのです。)

もともと水産関係の大学院で研究をされていたのですが、現在は家業を継がれて精力的に制作されています。茶器や花瓶を中心に制作されています。画像は朱泥を轆轤で回して花瓶を作ってもらっています。この朱泥というのは服に付くと、洗濯してもなかなか取れない。だから向こうから人が歩いて来て、何となく赤っぽいなと思うと、だいたいは同業者なんだそうです。

下の画像は駅の近くの陶磁器会館から伸びている散歩道から見た風景。ここからは窯の煙突が6本見えますが(遠くに2本見える。)現在はこの窯は使われていない。崩れると危ないので半分に切断してあるんです。一番手前の煙突なんかは木が生えてますね。常滑焼の最盛期では、この煙突も100本以上あったそうですが、現在ではこのタイプの窯は必要が無くなったので取り壊していき数本を残すのみ。(なんかサンジミニャーノの塔の話みたいだな・・・。)

凄い絵になる風景なんで、思わず写真を撮っちゃいました。レンガとか石積みの建築物が大好きなんで、切り絵にしたい風景ですね。でも今はとても無理なんで我慢しなきゃ。(だいたい、今作ってる骨董市の風景だって、飽きるほど石積みの建物がある風景だしな。)

昨日はもう1件、名古屋駅近くの靴職人を尋ねたんですが、こちらは自宅の仕事場の方が絵になりそうなんで、後日改めて訪ねる事にしました。

久しぶりに職人さんと話せて、とても楽しかったなあ。仕事に対する真摯さ、誠実さなんかを感じました。エネルギーをもらいましたな。(その意味では、一昨日額縁屋さんに行って来たのも同じですね。やっぱり職人さんは良いなあ。)新しい関係を大切にしつつ、今は目の前にある仕事に集中しよう。

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2009年6月26日 (金)

何を作ろうかな♪

039_2 先日完成したフィレンツェのシニョーリア広場の切り絵を額装しに額縁屋さんに持って行った。仕上がるのは来月中。楽しみだな。

この額縁屋さんは隣の市にあるんで、私の家からは車で30分程かかるんです。ここ3年ぐらいの付き合いですが、私の作品を面白がってくれるので、いろいろと相談に乗ってもらってます。

で、今日は額を注文したついでに、出来上がった額を引き取って来ました。それが画像の額縁。大きさの比較の為に先日仕上げたトノサマガエル9cm四方とミケランジェロのダビデ像10cm四方を置いてあります。

・・・かなり小さい額縁ですね。この額にはめるには7cm四方で作品を作らなきゃいけない。

なんでこんなのを作ってもらったかというと、個展の時に作品の裏側を見せるために2枚の透明アクリル板で作品を挟んで固定、お客さんに説明する時に上着のポケットからサッと出して「裏側はこのようになっています。」というのをやろうと思いまして。

私の切り絵の構造がわからない人って多いですからね。簡単に説明すると、色を付けたパーツを裏から貼ってあるだけなんですが、イメージしにくいみたいで・・・。そういう時に裏側を見せると納得してくれるんです。(それでも理解出来ないお客さんもいるんだけど・・・。そうなると、もう説明しようがないのであきらめるんですけどね。)

今までは展示してある作品で、1点だけ裏側をアクリル板に換えたものを使って説明してたんですが、やっぱりきちんと展示してあるものだから、何度も引っくり返すのは位置がずれたりして、みっともないかと思うので。

というわけで「上着のポケットに入るぐらい小さい額縁を作って!」と額縁屋さんに頼んだら、このサイズで作ってくれました。

最初、ダビデ像10cm四方を7cm四方に縮めたデザインを切り絵にしようかと思ってたけど、同じ物を作ってもつまんないしね。この額を見た瞬間に、燃え上がって来ました。

「よしっ!!こうなったら、このサイズで出来る限り複雑なデザインの切り絵を作ってやろう!!」

てな感じで。

まあ、あくまでも非売品のおまけだから、これをやる前にアレッツオの骨董市の風景を仕上げなきゃいけないんですけどね。

それはそれとして「何を作ろうかな、ルンルン♪」って感じで車を運転して家に帰りました。本当、何を作るか自分でも楽しみだな。

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2009年6月22日 (月)

下絵終了!

042 アレッツォの骨董市、70×110cmの下絵が終りました。

人物の比率は上手く行ったと思ってましたが、いざ建物を描いてみると、遠くにいる人物が小さ過ぎたんで、結局修正しました。それに合わせて陳列している商品なんかも修正。人物は6割ぐらいいじったかな。この作業だけで丸一日かかってしまった。やっぱりまだまだ難しいですね。油断してては駄目だな。最初に建物以外を描いて、次に建物を描くという手順だったけど、建物も並行して描いてバランスを確認しながら進めるべきだったのかもしれない。

まあ、修正した結果、安定したデザインになったので良いか。失敗と言っても、この時点では取り返しがつくしね。切ってしまった後では修正がきかないけど。今回の失敗は次回以降に生かして行こう。

それにしても、70×110cmって切り絵としてはかなりでかいなあ。やっぱり、これだけの画面があると迫力があるな。描いてて気持ち良かった。

さあ、いよいよ切る作業ですな。かなり大変だけど悔いが残らぬように頑張ろうっと♪

昨日、夕食後に自室でうたた寝してたんですが、ふと顔を上げたら網戸にヤモリが張り付いてました。写真を撮りたかっただけど、私の気配を感じたのかサッと逃げちゃってさ。残念。

でも可愛かったなあ。ヤモリって普通のトカゲより頭の比率が大きいんだよね。切り絵にしたくなっちゃうけど、今は忙しいから余計な事を考えてはいかんな。

ああいうのを見ると疲れを忘れます。何か得した気分ですな。

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2009年6月18日 (木)

下絵その3。~切り絵の本質とは?~

037 前回とあまり変ってないみたいですが、建物と窓の配置をきっちりと決めた段階です。こういうのは定規と計算機を使って鉛筆で線を引く。何かの設計図を書いてる感じですね。こういう作業もけっこう好きなんで楽しんでやってます。

これまで描いてきた部分:テントや人や骨董品なんかは、絵としての見栄えが良いように、自分の好きな物を好きな位置に描き入れましたけど、建物は(現実に存在する物だから)正確に描かなきゃいけない。

・・・とは言え、そこは微妙にアレンジしてますけどね。本当に正確に表現するのであれば、写真をコピーしてしまえば良いのですが、それでは良い絵にはならないんです。(年のため書いときますが、この場合のコピーってコピー機で複写する事だけじゃないですよ。そのまま模写する事もひっくるめてコピーと書いていますので。)第一、私が作ってて面白くないしね。真実を表現する為には事実を出せば済むとは限らない。要するに現実とは多少違ってても本質を感じさせる事が出来れば勝ちなんですな。

鉛筆の段階では定規を使って正確に描いたけど、筆で清書の段階では定規は使いません。勿論、切る段階でも。切り絵ならではの味を出していくのはこれからですね。

「実物との微妙なズレ」これをどこまで許容範囲内でズラすか・・・これが切り絵の面白さだと思うのです。

・・・まだ下絵、終らんなあ。

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2009年6月16日 (火)

下絵その2。

036 アレッツォの骨董市の下絵続行中です。グランデ広場の市場を描き終えました。今の所、順調に進んでます。前回は人の比率が上手く把握できないまま描き進めて、遠くの人が手前の人よりも大きくなってしまって、後で描き直すなんて事が多かったのですが、今回はそんな事も無く。多分大きいサイズの風景画のコツがつかめて来たのかもしれませんね。

後は建物ですね。面積の半分を占めています。出来るだけ細かく描こう。

気分転換に図鑑シリーズを1点仕上げました。下絵の段階では行き詰る事も多いのです。こういうのもたまに作ると肩の力が抜けて、再び頑張れる。

季節物でトノサマガエルです。梅雨に入ったというのに、あまり雨が降らないですねえ。やはり夏は暑く、冬は寒い方が気分が良い。梅雨らしく連日大雨でもかまわないんですけどね。

昨年の今頃にも同じような事を書きましたが、この時期は田に水が張られて、苗が植わってるんですね。で、カエルの声が聞こえる。・・・「日本の原風景」って感じで、大好きです。

そういえば最近、空からカエルやオタマジャクシが降ってくるって怪現象があるそうで・・・。何なんでしょうね。Serie_di_encicropedia2_132

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